ラグビー の俳句

ラグビー の俳句

ラグビー

例句を挙げる。

ガラス拭くたびラグビーのポール見ゆ 徳弘純 麦のほとり
ラグビーに青春の影踏みあへり 山岡 季郷
ラグビーのしづかにボール置かれけり 岸本尚毅 舜
ラグビーのその夜の頬の燃ゆるかな 行方克巳
ラグビーのぶつかつてゐる虚空かな 成瀬正とし 星月夜
ラグビーのまぢかの拍手あびてかへる 波多野爽波
ラグビーのジャケツちぎれて闘へる 山口誓子
ラグビーのスクラム解くや全く闇 星野麦丘人
ラグビーのボール大地に立てて蹴る 粟津松彩子
ラグビーの今終りたる笛高し 井桁蒼水
ラグビーの倒れし顔の芝にあり 三宅二郎
ラグビーの傷を頬にし薬喰 亀井糸游
ラグビーの先ずスクラムの音湧きぬ 稲岡長
ラグビーの勝者敗者の長き影 藤本朝海
ラグビーの声とび鴉飛ばしけり 河前 隆三
ラグビーの外人船にかへるところ 五十嵐播水 埠頭
ラグビーの天を仰いで終りけり 次井義泰
ラグビーの天を落下の楕円球 粟津松彩子
ラグビーの巨躯いまもなほ息はずむ 山口誓子
ラグビーの敗者の引きし夕日影 三井千秋
ラグビーの死闘と別に雀群れ 森澪雨
ラグビーの殺到しくる顔ゆがみ 下村福
ラグビーの渦潮とけて奔りいづ 水原秋櫻子
ラグビーの激闘のロスタイムあり 粟津松彩子
ラグビーの独走さらに独走す 岸風三樓
ラグビーの終りて比叡のみそびゆ 森田峠 逆瀬川
ラグビーの花はタックル巨躯倒す 粟津松彩子
ラグビーの選手あつまる櫻の木 田中裕明 山信
ラグビーの雄叫び城に轟けり 野本嘉子
ラグビーの離り駆くるがみな斜め 岸風三樓
ラグビーの音なき画面雨しぶく 行方克己 知音
ラグビーの頬傷ほてる海見ては 寺山修司(1935-83)
ラグビーの風上ミと風下モのあり 粟津松彩子
ラグビーの首を構へて相対す 松村 恒
ラグビーは紫紺の怒濤「前へ」「縦に」 川崎展宏
ラグビーや唇きつく噛む少女 折原あきの
ラグビーや敵の汗に触れて組む 日野草城
ラグビーや水の争点白く清し 香西照雄 素心
ラグビーや青雲一抹あれば足る 中村草田男
ラグビーを見て口紅の濃き女 成瀬正とし 星月夜
ラグビーボールぶるぶる青空をまはる 正木ゆう子 悠
ラグビーボール大跳ね母校に勝機くる 奈良文夫
ラグビー叱咤の声はね返す古城郭 鍵和田[ゆう]子 未来図
ラグビー場の/観念として/餅の華 林桂 銀の蝉
ラグビー場四辺を枯らし霙ける 岸風三楼 往来
ラグビー戦まづ太陽を蹴り上ぐる 那須 淳男
吾れにも射すラグビー果てし西の日が 黒谷忠
書庫守に声なきラグビー玻璃戸走す 中村草田男
柩かこみラグビーの歌空は五月 原田青児
正月のプランの中のラグビーに 稲畑汀子
筋金は働くちからラグビー猛る 宮坂静生 青胡桃
紅き膝掛してラグビーを声援す 池田秀水
胃が重きうつつラグビー馳せつづけ 細川加賀
蜂の縞はなれラグビー戦たけなは 河野多希女 月沙漠
見舞ひて帰る辺のラグビーの蹴り強し 八木林之助
走る走る走るラグビーの男 秋山巳之流
スクラムのラガーに青き城の空 山田弘子 螢川
ラガーの背毫のゆるみもなく組めり 稲岡長
ラガーらにいさぎよきまで雨弾け 行方克巳
ラガーらのそのかち歌のみぢかけれ 横山白虹
ラガーらの雄しべのごとく圓となる 加藤三七子
ラガー今キックと呼べり呼べるは彼 竹下しづの女句文集 昭和二十四年
ラガー彼凱ち来と笑まふ瞬時の笑 竹下しづの女句文集 昭和二十四年
ラガー来て眼に被る薬缶水 下河原勝
ラガー等に川の光のおよびけり 永方裕子
ラガー等のいのちかがやく風の中 角川春樹
ラガー等のそのかち歌のみぢかけれ 横山白虹
ラガー等のパンツ串刺にて干さる 窪田英治
ラガー等の動けば日なた動きけり 増成栗人
ラガー等の土の色はや暮色帯ぶ 宮坂静生 青胡桃
ラガー等の泥の顔よしノーサイド 藪田 郁子
ラガー達のそのかちうたのみぢかけれ 横山白虹(1899-1983)
不覚とりしラガーら泣けり秋の庭 金箱戈止夫
刈田百枚ラガーマンどう攻める 森田緑郎
勝鬨のラガー歯科医の卵たり 松本圭二
吾児美しラガーと肩を組みてゆく 颯(しづの女小句) 竹下しづの女
夕映のラガー近づき少年なり 行方克巳
大試験来るとラガーを校庭に見ず 岸風三楼 往来
密集を抜け来し顔ぞラガーなれ 稲岡長
帰るラガーえい水槽のなかに死ぬ 赤尾兜子
恐竜の卵抱きてラガー来る 後藤 章
敗戦のラガーに大いなる夕日 市ヶ谷洋子
枯れし野を強く引き寄せラガー蹴る 能村研三 騎士
楕円球の前には行けずラガー群る 塚本務人
檸檬噛むラガーの憩ひ吹かれつつ 岡田 貞峰
殺到のラガーを外れしボールかな 稲岡長
油田鉄塔勁しラガーのスクラムも 成田千空 地霊
激闘のジヤージ交換ラガー達 粟津松彩子
牡丹雪負傷のラガー立ちあがる 坪内稔典
生傷を水で洗いてラガー去る 小西 昭夫
眉の根に泥乾きゐるラガーかな 三村鈍也
眉をあげてタックルかけしラガーぞ彼 竹下しづの女句文集 昭和二十四年
秋風の一塊となりラガー来る 石寒太 翔
羨しとも湯気立て若きラガー泣く 稲岡長
背番号10のラガーに注目す 平間真木子
腔のおとカオと仆れしラガー起つ 内田暮情
膝くづすラガーは風へ哭くごとし 石寒太 翔
雄叫びのラガーの唇に血のにじむ 三村純也
風に干す縞いきいきとラガーシャツ 渡部 良子

ラグビー 補遺

ス夕ンドの翳ラグビーの半ばは翳 山口誓子
フランスを診るフランスのラグビー医 山口誓子
まためくれラガーの背中めくれ易し 山口誓子
ラガーなほ球抱き駆くる卒業期 山口青邨
ラガーの背めくれ露る恥以上 山口誓子
ラガー等の胴体重なり合へば冬 渡邊白泉
ラグビーと乳牛斑の身風にそろへ 中村草田男
ラグビーのジャケツちぎれて闘へる 山口誓子
ラグビーのスクラム最早ばらばらに 阿波野青畝
ラグビーのせめぐ遠影ただ戦後 中村草田男
ラグビーのみな口あけて駆けり来る 山口誓子
ラグビーの巨躯いまもなほ息はずむ 山口誓子
ラグビーの栗色の脛を見て愉快 山口誓子
ラグビーの憩ひ大方は立ち憩ふ 山口誓子
ラグビーの血のしたゝりを妹も見つ 日野草城
ラグビーの垢面の子等地に憩ふ 山口誓子
ラグビーの若き外人を敵と視る 山口誓子
ラグビーの終始国旗の片靡き 山口誓子
ラグビーの諸脚球をかくすところ 山口誓子
ラグビーの多勢遅れて駆けり来る 山口誓子
ラグビーの長身露出部分多し 山口誓子
ラグビーの泥の勝利の腕挙げ 稲畑汀子
ラグビーの泥を膝蓋に肩胛に 山口誓子
ラグビーの転びて地に跳ねかへる 山口誓子
ラグビーの肉摶つひゞき吾が聞きぬ 山口誓子
ラグビーの暮色はなほも凝りつ散りつ 中村草田男
ラグビーの味方も肉を相摶てり 山口誓子
ラグビーの密集胸を腕を踏む 山口誓子
ラグビーの密集膝を肱を蹴る 伊丹三樹彦
ラグビーの野辺も稲城も狐色 山口誓子
ラグビーの饐ゑしジャケツを着つゝ馴れ 山口誓子
ラグビーや球を抱けば人雪崩 日野草城
ラグビーや胸板突きし敵にくめ 山口誓子
ラグビーや水の争点白く清し 香西照雄 素心
ラグビーや青雲一抹あれば足る 中村草田男
ラグビーや敵の汗に触れて組む 日野草城
ラグビー場国旗を卸すずり落ちる 山口誓子
レモン一片ラガーの疲れはや癒ゆる 山口誓子
煙草より温きものなくラグビー見る 山口誓子
外人の声ラグビーを励ましつ 山口誓子
帰るラガー*えい水槽のなかに死ぬ 赤尾兜子 歳華集
球を蹴るラガーきらりとひかるは意思 山口誓子
隅の隅にてラグビーの最後の勝 山口誓子
靴の紐締むラグビーの時の間に 山口誓子
枯草にラグビーの血の乾かざる 日野草城
行きずりのラグビー・風呂屋声に充てど 中村草田男
歯で笑ふ雨中のラガー背広著ない日 伊丹三樹彦
時経つにつれてラガーの汚れ目立つ 山口誓子
時措かずラグビーの動開始さる 山口誓子
書庫守に声なきラグビー玻璃戸走す 中村草田男
善闘せしラガーの帰り来る小走り 山口誓子
奪ふ者ラガー手づかみ球奪ふ 山口誓子
中央は神聖ラグビー始まるよ 山口誓子
堤かげの斑雪やラガーはじまれる 山口誓子
土壇場にラガー戦ふ時惜しみ 山口誓子
二分一分ラグビーの終末の 山口誓子
磐石の雲ラグビーの始まる頃 山口誓子
負傷ラガー地面にしばし忘れられ 山口誓子
嗽ラガー闘ふ場を濡らす 山口誓子
翳の中にてラグビーの終始せる 山口誓子

以上

by 575fudemakase | 2017-04-17 14:51 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
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表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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