寒釣 の俳句

寒釣 の俳句

寒釣

例句を挙げる。

うづくまり蘆の声きく寒釣師 衣川 砂生
きつね顔して寒釣の立ちあがる 曽根原幾子
もの問へば寒釣きげんわるかりし 阿波野青畝
寒釣にゆくいでたちの黒づくめ 池田秀水
寒釣に手を貸す煙草捨てにけり 吉田とし子
寒釣に行く飽食の身を起し 波多野爽波
寒釣のいでたちしかと見えにけり 石原舟月
寒釣のきのふの背中見せにけり 大嶽青児
寒釣のはねあげたるは泛子ばかり 水原秋桜子
寒釣のもの思ふなき顔に遇ふ 滝春一
寒釣の一と日並びて相寄らず 大串章
寒釣の一人動かぬさつぱ舟 村上辰良
寒釣の一人動きて水重し 町田しげき
寒釣の一念竿影揺らぎつ濃し 香西照雄 素心
寒釣の不漁の顔と戻り来ぬ 石塚友二 光塵
寒釣の位置占めてより動かざる 畠山譲二
寒釣の夜明待つ火や沼照らす 渡辺立男
寒釣の径なき岩に移るなり 水原秋櫻子
寒釣の来ているらしき煙立つ 田原せいじ
寒釣の来て磯鷲の巌奪ふ 明石芋峡
寒釣の沖までつづく芦刈屑 米沢吾亦紅
寒釣の煙管を叩く石置けり 米沢吾亦紅 童顔
寒釣の物思ふなき顔に遇ふ 瀧 春一
寒釣の立ちあがる時現身に 篠田悦子
寒釣の西し東し潮満つ 西矢籟史
寒釣の身をさざなみに刺されをり 石原八束
寒釣の釣るゝ気配のさらになし 上沢寛芳
寒釣の長竿波にまさり照る 皆吉爽雨
寒釣の風波の綾を纏わずや 鈴木修一
寒釣の鮠がのこせし手のあぶら 米沢吾亦紅 童顔
寒釣は残り釣見る人は去る 林翔 和紙
寒釣へ声かける人なかりけり 高橋沐石
寒釣も夕づく鷺も靄の中 依田由基人
寒釣や世に背きたる脊を向けて 吉屋信子
寒釣や去ぬとて放つ鮒すこし 木津柳芽 白鷺抄
寒釣や帽子揃ひの父と子と 田中珠生
寒釣や次なる恋を胸中に 岸本尚毅 選集「氷」
寒釣や物見鴉の岩移り 平子公一
寒釣や竿打ち返すばかりなり 長谷川多度
寒釣や腰に固めし餌胴乱 飯田蛇笏 山廬集
寒釣をさらひし浪や平家村 大峯あきら 鳥道
寒釣をものまね鳥の囃すなり 太田 蓁樹
嵐山の朝や寒釣居るばかり 粟津松彩子
文王のごと寒釣の人に寄る 名和未知
煙突が立つ寒釣のさびしき天 林田紀音夫
鳰鳥に仕科似てくる寒釣師 能村登四郎 幻山水
穴釣す暁けの凍湖を渡り来て 松尾緑富
穴釣に夕日射し入る酒の瓶 野澤節子 遠い橋
穴釣に日輪低くありにけり 三嶋隆英
穴釣に炭配るとふ橇遠し 手島靖一
穴釣のあきらめ去りし穴凍る 金子 潮
穴釣のかたまつてゐる日の出かな 小原寿々美
穴釣のひとりに湖のふぶきをり 塩谷はつ枝
穴釣の人よちよちと歩きけり 矢島渚男 延年
穴釣の孤影は風にまぎれけり 木村敏男
穴釣の小さな焚火匂ひけり 坂巻純子
穴釣の小屋滑り出す疾風来て 根岸善雄
穴釣の幌へ白鳥声はしる 小森泰子
穴釣の糸どこまでも落ちゆけり 下田稔
穴釣の連なり釣れて嵩もなし 小林碧郎
穴釣の釣場を移る小屋曳きて 根岸善雄
穴釣やおのづからみな日に向かひ 原 柯城
穴釣や氷湖轟く寧からず 新井石毛
穴釣や花のやうなる魚釣れて 大石悦子 聞香
穴釣や言葉少なく人群れて 新井英子
穴釣や遊山ほどなる荷を持ち来 大石悦子 聞香
穴釣や風の悲鳴に耳ふさぎ 堀口星眠 営巣期
釣れたとも寒の鰈のこんなのが 高澤良一 石鏡
寒釣のこっちも見ずに釣れねェと 高澤良一 石鏡

寒釣 補遺

もの問へば寒釣きげんわるかりし 阿波野青畝
寒釣に江流蘆を鳴らしけり 水原秋櫻子 雪蘆抄
寒釣に道残しけり旧運河 水原秋櫻子 緑雲
寒釣のあぐる焚火の焔見ゆ 清崎敏郎
寒釣のはねあげたるは泛子ばかり 水原秋櫻子 殉教
寒釣の一人動きて二人なる 右城暮石 一芸
寒釣の一念竿影揺らぎつ濃し 香西照雄 素心
寒釣の居るけしきなし河北潟 阿波野青畝
寒釣の光陰惜みなしとこそ 阿波野青畝
寒釣の仕掛の密を覗きをり 能村登四郎
寒釣の不漁の顔と戻り来ぬ 石塚友二 光塵
寒釣の忘れきれざる思ひ釣る 右城暮石 天水
寒釣の肚をきめたる雨の中 能村登四郎
寒釣は残り釣見る人は去る 林翔 和紙
寒釣は泛子のことばを聞き尽す 能村登四郎
寒釣や腰に固めし餌胴乱 飯田蛇笏 山廬集
寒釣や飛雪の苫をうちかづき 水原秋櫻子 雪蘆抄
寒釣りのうしろから見る耳ふたつ 飯田龍太
寒釣りの芦の向うは夕景色 飯田龍太
寒釣りの手より足より暮れはじむ 鷹羽狩行
寒釣りの動かず岩の動かざる 鷹羽狩行
寒釣りを励ます滝のひびきかな 飯田龍太
岩鼻の寒釣 彼も孤客志願 伊丹三樹彦
銀鱗めくさざなみ率行くぞ寒釣人 香西照雄 素心
鳰鳥に仕科似てくる寒釣師 能村登四郎

以上

by 575fudemakase | 2017-04-17 21:04 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
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次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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