雪踏 の俳句

雪踏 の俳句

雪踏

例句を挙げる。

がしと雪踏みしめ見入る水芭蕉 高澤良一 燕音 五月
きしきしと雪踏み山の音起す 高橋沢子
しがらみの雪踏みちらす鵆かな りん 俳諧撰集玉藻集
づかづかと雪踏み出でて芥捨つ 吉野義子
はだら雪踏みて来し温泉に朧なり 林原耒井 蜩
はだれ野のはだら雪踏みえぶり来る 阿部信子
はだれ雪踏み立つや雁はるかなり 水原秋桜子
ひとすぢの雪踏みてあり平泉寺 和田祥子
みみしひて叡山の雪踏みすすむ 伊藤敬子
七福神詣の一歩雪踏んで 能村登四郎
七福神雪踏みかため詣でけり 佐々木勇三郎
六月の雪踏まれずにある峠 山田弘子 こぶし坂
凍雪踏みもしまひとなりし帰雁かな 金尾梅の門 古志の歌
几帳面に雪踏み女盛りかな 池田三郎
初大師雪踏み固めおきにけり 舘野翔鶴
名月や雪踏み分けて石の音 千代尼
室生寺の雪踏んで来し初の旅 皆川盤水
山駅の晴雪踏みて転轍手 西島麦南 人音
左義長の竹組む根雪踏み固め 吉澤卯一
幾度も雪踏みをして客迎ふ 瀬戸 きよ子
文弥祭雪踏む旅となりにけり 橋本榮治 越在
新の雪踏み来て宋代禅講座 高澤良一 さざなみやっこ
松ケ根の雪踏み去ぬる禮者かな 富田木歩
林道の処女雪踏絵のごとくあり 関森勝夫
残る雪踏んて来にけり草の友 枯檜庵句集 大曲駒村
涅槃雪踏み最澄の山に在り 山田松寿
献香や雪踏んで身のひきしまり 川村紫陽
祈りたき程の朝焼け雪踏めば 亀谷麗水
神楽巫女うす雪踏みて出仕しぬ 西島麦南 人音
立春の雪踏みわけて櫻守 黒田杏子 花下草上
立春や雪踏み通ふ月明り 金尾梅の門 古志の歌
菊の香にさすが山路の雪踏(雪駄)かな 服部嵐雪
葬送や雪踏み役の五六人(ふるさとは) 細川加賀 『玉虫』
虚子の墓立子の墓へ雪踏んで 星野椿
裏飛騨は春蚕支度も雪踏みて 河北斜陽
足もとの雪踏みかためジャムプ見る 高濱年尾 年尾句集
遺されて母が雪踏む雪明り 飯田龍太
釈一茶そこまでの雪踏まれあり 下田稔
門川や洗ひ場へ雪踏み固め 神蔵器
雪沓に雪踏めば鳴るうれしさよ 上村占魚 鮎
雪解けて雪踏の音の嬉しさよ 正岡子規
雪踏に出づや海鳴身をつつむ 村上しゆら
雪踏に従いて柩の橇曳けり 大橋櫻坡子 雨月
雪踏のふり返る枯木中となりぬ 河東碧梧桐
雪踏の我をときどき訝しむ 鈴木伸一
雪踏の駅長鼻を赤くして 佐瀬しづ江
雪踏まれありて一茶の土蔵見ゆ 森田峠 避暑散歩
雪踏まれ坊より坊へ路通ず 岡田日郎
雪踏みしあとの革靴底きよら 田川飛旅子 花文字
雪踏みてふるさとはまた遠くなる 木村蕪城 寒泉
雪踏みて乾ける落葉現はれぬ 高浜虚子
雪踏みて来し山小屋にランプ燃ゆ 岡田日郎
雪踏みて母に賀を言ふ奥丹波 杉本寛
雪踏みに幼なごころは縷のごとし 松村蒼石 雪
雪踏みのつけたる道に出でにけり 前田普羅
雪踏みの無言につづく深雪空 松村蒼石 雪
雪踏みの足裏にある星座かな 水野真由美
雪踏みを終へやはらかき土不踏 相沢透石
雪踏むや落葉松の芽をてのひらに 佐野青陽人 天の川
雪踏めば胎の子も聞く雪の声 佐藤美恵子
雪踏めば蝶生まるべし母在るべし 青木薔子
雪踏も神に仕ふる男かな 高野素十
雪踏や道曲ること子の別れ 新谷ひろし
雪踏を先にたてたる野辺送り 田村杉雨
雪踏んで光源氏の猫帰る 大木あまり 山の夢
雪踏んで娘を托すべき家訪へり 奈良文夫
雪踏んで来てみ佛のかくまぢか 細川加賀 生身魂
雪踏んで氷の音の別れかな 加藤知世子 花 季
雪踏んで雪より低く寝まりけり 吉田鴻司
雪踏んで靴くろ~と獄吏かな 飯田蛇笏 霊芝
飢ゑに似し郷愁ぎぎぎと雪踏んで 山本つぼみ
鷹飛ぶや峰の雪踏む旅の者 露月句集 石井露月
黄昏や雪踏まれある枯木中 萩原麦草 麦嵐
黒木御所雪踏み訪ひし跡もなし 桑田青虎

雪踏 補遺

ここ来よと雪踏み呉るる男靴 岡本眸
遺されて母が雪踏む雪あかり 飯田龍太
一歩出て雪踏みたしやふるさとの 右城暮石 散歩圏 補遺 頑張れよ
学久し靴をしずかに暮雪踏む 赤尾兜子 蛇
五月雪踏む危ふさの涅槃坂 能村登四郎
根雪ふみ新雪にぬれ旅の町 及川貞 夕焼
山駅の晴雪踏みて転轍手 西島麦南 人音
山寺の雪踏み年の旅納む 上田五千石『天路』補遺
山上の将軍塚へ斑雪踏む 松崎鉄之介
山上の雪踏み思ひ果たせしよ 右城暮石 句集外 昭和三十六年
宵々に雪ふむ旅も半ばなり 臼田亜郎 定本亜浪句集
神楽巫女うす雪踏みて出仕しぬ 西島麦南 人音
世田ヶ谷や雪ふみ参る亡師の門 村山故郷
雪解けて雪踏の音の嬉しさよ 正岡子規 雪解
雪沓に雪踏めば鳴るうれしさよ 上村占魚 鮎
雪踏みてすとんと脛を没しけり 阿波野青畝
雪踏みてふるさとはまた遠くなる 木村蕪城 寒泉
雪踏みに幼なごころは縷のごとし 松村蒼石 雪
雪踏みの無言につづく深雪空 松村蒼石 雪
雪踏みも神に仕ふる男かな 高野素十
雪踏むやいまさら深き己が業 鈴木真砂女 夏帯
雪踏むや眼のなき魚の哭くごとし 野見山朱鳥 愁絶
雪踏めば星に音あり更けしかな 岡本眸
雪踏んで火焚く厨に戻り来ぬ 山口誓子
雪踏んで旧火口よりみちもあらず 百合山羽公 春園
雪踏んで靴くろ~と獄吏かな 飯田蛇笏 霊芝
凧あげや丘の堅雪踏み馴れて 村山故郷
土不踏粉ナ雪踏めり永平寺 阿波野青畝
洞元湖雪踏む鳥に応えおり 金子兜太
二日はや一茶の墓へ雪踏まれ 松崎鉄之介
物踏で枯草になする雪踏哉 正岡子規 枯草
暮雪ふむ僧長杖をさきだてぬ 飯田蛇笏 山響集
盲犬まなくときなく雪踏める 阿波野青畝
林道の雪踏み入りてすぐ返す 右城暮石 句集外 昭和四十七年

雪踏 続補遺

しがらみの雪踏ちらす千鳥哉 りん女
ほとゝぎす雪踏はづし~ 露川
逢坂を雪踏でこすや蛭子講 成田蒼虬
卯の花の雪踏そめよ笠に杖 中川乙由
鴬や雪ふみわけて若ざかり 蘆文
音のする雪踏で春をおしみけり 吾仲
掛乞や雪ふみわけて妹が許 黒柳召波
菊の香にさすが山路の雪踏哉 嵐雪
近道や雪ふみ残すとしの果 寂芝
今一度雪踏脱せて見せ男 琴風
笹原や雪踏わけて鳴きゞす 支考
三ヶ月や庭の雪踏のはきまかへ 杉風
七夕や娘がせゝる雪踏売 紫白女
若ひ衆の雪踏や憎し山桜 三宅嘯山
酒やよき雪ふみたてし門の前 岱水
春風に雪踏ぬらすや東山 高桑闌更
早乙女の雪踏はあれどはだし哉 知足
茸狩や毛雪踏すべる鹿のみち 野坡
知るや歳暮扨地をはしるも雪踏まで 知足
地雪踏の音に出らるゝ御慶哉 桃先
名月や雪踏分て石の音 千代尼
夜あるきや寒ンの雪踏のひろひ足 其角

以上

by 575fudemakase | 2017-04-18 02:18 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

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単語 575筆まか勢
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表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

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