鳩吹 の俳句

鳩吹 

鬼女谷の木橋渡る子鳩吹けり 大川幸子 『小春日和』
五十年鳩吹く老の子も持たず 鳩吹く 正岡子規
山の子の一里鳩吹く下校かな 佐佐木としまさ
山もとや鳩吹く聲消えて行 鳩吹く 正岡子規
子を連れて鳩吹過る小村哉 鳩吹く 正岡子規
子連れ杣わが鳩吹きにふり返る 下村ひろし 西陲集
失へる山河鳩吹きのみひびく 小松崎爽青
寂しくも鳩吹きながら見えずなんぬ 尾崎紅葉
手相見の手持ち無沙汰や鳩吹けり 脇坂啓子
春寒し鳩吹く形に指温め 鈴木栄子
心臓のかたち鳩吹く形かな 暮岸江 銀化
人消えて陶鳩笛(オカリナ)湧けりすすき原 平井さち子 鷹日和
男山鳩吹く松ものどかにて 野上豊一郎 能百句
仲見世に鳩笛を買ふ傘雨の忌 恒松英子
仲見世の鳩笛を買ふ傘雨の忌 恒松英子「鳩笛」
町を出てやがて鳩吹く聲す也 鳩吹く 正岡子規
道づれの影と別れて鳩吹けり 谷古宇久子
鳩ささぬひまや鳩吹く岩がくれ 蝶夢
鳩の飛ぶ方に鳩吹く聲遠し 鳩吹く 正岡子規
鳩吹いていよいよ峡の奥に入る 松崎鉄之介
鳩吹いて猿の泣き声誘ひけり 二神節子 『砥部』
鳩吹いて禁煙の口なぐさめる 清水基吉
鳩吹いて見えざるものを信じたり 長谷川秋子
鳩吹いて見ゑざるものを信じたり 長谷川秋子
鳩吹いて昔をかへすよしもなし 清水基吉
鳩吹いて杜甫草堂にゐる現 斎藤 梅子
鳩吹いて島を離るゝ島育ち 大本正貴
鳩吹きつゝ信太の森に這入けり 鳩吹く 正岡子規
鳩吹きて唐招提寺築地道 小坂 順子
鳩吹きや少年の目の僧がゐる 小島千架子
鳩吹き吹き小家の横に廻るかな 松瀬青々
鳩吹くやおそい昼食すませては 杉野一博
鳩吹くやおのが頬骨吹き細め 素丸
鳩吹くやはたての白き帆をみつめ 猪俣千代子 秘 色
鳩吹くや羽前陸前山つづき 小島千架子
鳩吹くや亀が集まる四天王寺 遠藤寛太郎
鳩吹くや犬は夕日にうづくまる 村山古郷
鳩吹くや狐の宮のうしろ側 鳩吹く 正岡子規
鳩吹くや石段森に人るところ 山本洋子
鳩吹くや夕雲遊ぶ月の山 角川源義
鳩吹くや藪山口のつぶら家 暁台
鳩吹くよ煌と彼の世に目を据ゑて 横山冷子
鳩吹く風リフトにひとりぼつちかな 鈴木寿美子
鳩吹く風日付の判る時計買ふ 高澤良一 素抱
鳩吹けば祖の声うつつ飛騨の里 桃井輝子
鳩吹のかくれごろ也そばの華 水田正秀
鳩吹のたくみも老いてしまひけり 鳩吹く 正岡子規
鳩吹のだまつて通る嵐哉 鳩吹く 正岡子規
鳩吹の一人に落つる夕日哉 鳩吹く 正岡子規
鳩吹の過ぎ行里や八ッ下り 鳩吹く 正岡子規
鳩吹の森の中道分れ行く 内藤鳴雪
鳩吹の貧しき里を通りけり 鳩吹く 正岡子規
鳩吹やけぶらふに足る峡の雨 岩永佐保
鳩吹や雨となりつつ遠ざかる 篠原温亭
鳩吹や雨となりつゝ遠ざかる 篠原温亭
鳩吹や己が拳のあはれなる 松根東洋城
鳩吹や坂道下りて杉林 松下紫人
鳩吹や寺領の畑の柿林 正岡子規
鳩吹や新聞少年の空から晴れ 山崎しんぺい
鳩吹や夕日に出たる山の墓 飯田蛇笏 山廬集
鳩吹をいさむる妻もなかりけり 鳩吹く 正岡子規
鳩吹を叱る法師もなかりけり 鳩吹く 正岡子規
鳩笛でス#ートホームを吹く暮春 福田蓼汀 秋風挽歌
鳩笛に俄かにゆらぐ北の樹々 石崎素秋
鳩笛に鳩の横顔文化の日 石川文子
鳩笛の胸ふくらます小春かな 黒瀧昭一
鳩笛の古墳に吹き寄す秋気配 山下一冬
鳩笛や駄菓子屋にも春来てゐたり 坂本米子
鳩笛や昼のひかりの忘れ潮 倉橋羊村
鳩笛や辻の地蔵に鍵かけて 夏秋明子
鳩飛んで鳩吹聲はやみにけり 鳩吹く 正岡子規
法師にもあはず鳩吹く男かな 言水
法師にもあはず鳩吹男かな 言水
夕けぶり鳩吹く人にかかりけり 一茶
杳かなる霧や鳩笛唇にあつ 横山白虹
膠かけ鳩笛つくる夏炉かな 西本一都 景色
藪蔭や鳩吹く人のあらはるる 正岡子規
藪陰や鳩吹く人のあらはるる 正岡子規


鳩吹 補遺

寒夜には陶のひびきの鳩笛(オカリナ) 佐藤鬼房
五十年鳩吹く老の子も持たず 正岡子規 鳩吹く
山もとや鳩吹く聲消えて行 正岡子規 鳩吹く
子を連れて鳩吹過る小村哉 正岡子規 鳩吹く
秋の雲 泥の鳩笛ふけども鳴らず 富澤赤黄男
吹きかけてみて鳩吹と思ひけり 能村登四郎
町を出てやがて鳩吹く聲す也 正岡子規 鳩吹く
梅雨晴間鳴く鳩笛をひとつ彫り 能村登四郎
白夜呼ぶ北欧みやげの鳩笛は 百合山羽公 樂土
鳩の飛ぶ方に鳩吹く聲遠し 正岡子規 鳩吹く
鳩吹いていよいよ峡の奥に入る 松崎鉄之介
鳩吹いて月夜は声を忘るるか 石田勝彦 百千
鳩吹いて真人のために興じたる 森澄雄
鳩吹きつゝ信太の森に這入けり 正岡子規 鳩吹く
鳩吹くや犬は夕日にうづくまる 村山故郷
鳩吹くや狐の宮のうしろ側 正岡子規 鳩吹く
鳩吹くや夕雲遊ぶ月の山 角川源義
鳩吹のたくみも老いてしまひけり 正岡子規 鳩吹く
鳩吹のだまつて通る嵐哉 正岡子規 鳩吹く
鳩吹の一人に落つる夕日哉 正岡子規 鳩吹く
鳩吹の過ぎ行里や八ッ下り 正岡子規 鳩吹く
鳩吹の貧しき里を通りけり 正岡子規 鳩吹く
鳩吹や寺領の畑の柿林 正岡子規 鳩吹く
鳩吹や夕日に出たる山の墓 飯田蛇笏
鳩吹をいさむる妻もなかりけり 正岡子規 鳩吹く
鳩吹を叱る法師もなかりけり 正岡子規 鳩吹く
鳩笛でスヰートホームを吹く暮春 福田蓼汀 秋風挽歌
鳩笛をふく立冬のものに倦み 橋閒石
鳩笛を吹いてみて買う暮の春 橋閒石 微光以後
鳩笛を吹くやしんじつ父として 伊丹三樹彦
鳩飛んで鳩吹聲はやみにけり 正岡子規 鳩吹く
老人の鳩吹く老を吹くごとし 森澄雄
藪陰や鳩吹く人のあらはるゝ 正岡子規 鳩吹く

by 575fudemakase | 2017-06-09 17:25 | 秋の季語 | Trackback | Comments(0)
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《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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