観覧車 の俳句

観覧車 の俳句

観覧車

いとたかき淵へかゴンドラ瀧こえる 竹中宏 句集未収録
いわし雲ビル屋上の観覧車 竹澤 聡
お台場のあぢさゐ色の観覧車 高澤良一 素抱
がうがうと雲湧く九月観覧車 寺澤慶信
ゴンドラから姥子の小さき秋が見ゆ 鈴木栄子
ゴンドラに乗りて花の世を離る 岸原清行
ゴンドラに乗り込む兜虫をさげ 和田崎増美(雨月)
ゴンドラに乗るとき冬の月傾ぐ 佐藤 博重
ゴンドラの陰通りゆく日の盛り 稲畑汀子
ゴンドラの影の横切れり捩花 行方克己 知音
ゴンドラの影の遅々たり大氷河 西条ゆき「夕陽」
ゴンドラの窓拭き男冬ぬくし 桑原芳彦
ゴンドラの宙に踏み出す青山河 徳田千鶴子
ゴンドラの発つ春山の一拠点 大橋敦子 手 鞠
ゴンドラの離れぬ月に遊びけり 高木晴子 花 季
ゴンドラや空中遊歩の大枯野 遊佐光子
ゴンドラ行く雪降る宙は雪に満ち 有働 亨
つちふるや乗る人のなき観覧車 瀧登喜子
ゆるやかに愛されてをり観覧車 松本恭子 二つのレモン 以後
一月の空に静止の観覧車 本宮哲郎
一人だけ死ぬ冬空の観覧車 磯貝碧蹄館
一人にも動くゴンドラ冬紅葉 岡田順子
炎日のひとを容れざる観覧車 中島斌雄
夏寒しひと日動かぬ観覧車 伊藤幸子
花の山からゴンドラの急降下 岩切恭子
花屋敷冬の日の乗る観覧車 高澤良一 燕音
花岩菲ゴンドラおそるおそる着く 沼けい一
蒲公英や空より戻る観覧車 佐藤幸子
寒鴉のせて夕日の観覧車 柴田襄子
観覧車てっぺんに来て春の海 横田昌子
観覧車のてっぺんにをりみどりの日 牧野春江
観覧車ゆつくり回す若葉風 渡井一峰
観覧車よりの眺めの子供の日 清崎敏郎
観覧車より春荒の椎の梢 辻桃子
観覧車より東京の竹の春 黛まどか
観覧車より夕焼のありつたけ 土肥あき子
観覧車一席づつの初明り 塩川雄三
観覧車回れよ回れ思ひ出は君には一日我には一生 栗木京子
観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生 栗木京子
観覧車空に見られるために乗り 佐孝石画
観覧車降り黄落の地を踏める 隅田恵子
観覧車秋の夜空にかたまれる 阿部みどり女
観覧車天上天下左右小春 田中由子
観覧車動き動かず初霞 六本和子
観覧車背比べして春休み 武田和郎
銀漢のはづれにまはる観覧車 谷口摩耶
五月の空を四分さぐる観覧車 横山白虹
鯖雲の鱗数へて観覧車 大塚とめ子
視界ゼロ霧にゴンドラ揺れはじむ 岩崎照子
若草に我がゴンドラの影進む 西村和子 夏帽子
秋山路ありゴンドラを羨まず 百合山羽公 寒雁
秋晴の観覧車乗るまでもなし 高澤良一 暮津
終発のゴンドラに霧殺到す 池上和子
十二月緘じて空中観覧車 松山足羽
春光のてつぺんにあり観覧車 佐野すすむ
新涼や空の深さを観覧車 田山諷子
身に入むや観覧車の灯真夜に消ゆ 村田美穂子
人絶えぬ西日にとどく観覧車 仙田洋子 橋のあなたに
人日の空のぼりつめ観覧車 星野恒彦
星合の空でゴンドラすれ違ふ 山崎みのる
清和なる天に遊べる観覧車 落合ひろ恵(松籟)
赤き肩掛け四時には点る観覧車 大橋沙知
雪嶺へ通ふゴンドラ外より鍵 大橋敦子
大阪の残暑真つ赤な観覧車 平松美知子
地に帰る星座になれぬ観覧車 かわにし雄策
天高し登山ゴンドラ片猿臂 百合山羽公 寒雁
冬空を押しあげてゆく観覧車 塩川雄三
凍星やおほかた空(から)の観覧車 片山由美子 風待月
梅雨空を押上げのぼる観覧車 中里泰子
白南風や海一望の観覧車 倉田静子
八月六日朝の空に観覧車 森田智子
氷壁に着くゴンドラの終の駅 山口誓子
風邪声も押しこめゴンドラ揺らぎ発つ 平井さち子 鷹日和
噴水の強弱観覧車をまわす 中塚忠則
母と児で月へゆきます観覧車 土谷多賀司
北颪ゴンドラ動く気配なく 武田光子
霧襖ゴンドラ宙へ突き出さる 溝口 昭二
立冬や白骨都市の観覧車 和田悟朗
旅の身を預け遅日の観覧車 山田弘子 こぶし坂
薔薇の風を汲みあげくみあげ観覧車 渡辺恵美
驟雨来空ゴンドラを送りけり 高澤良一 宿好

観覧車 補遺

いと易く妻との昇天 観覧車 伊丹三樹彦
お手玉に似たるゴンドラ雲涼し 阿波野青畝
ゴンドラに浮き雪渓に立つ不思議 百合山羽公 樂土
ゴンドラの 何の頓挫か いっさい霧 伊丹三樹彦
ゴンドラの 来し方行方の 索断つ霧 伊丹三樹彦
ゴンドラのはるか下方の雪煙 右城暮石 句集外 昭和四十四年
ゴンドラの酔ひ高山病一合目 百合山羽公 樂土
ゴンドラの静止とおもふ雲涼し 阿波野青畝
ゴンドラは振子を演じ紅葉狩 阿波野青畝
ゴンドラを乗り捨て暑き山の駅 雨滴集 星野麥丘人
ひぐらしが啼くゴンドラの最終便 鷹羽狩行
ふぶく中ゴンドラは定められた道 平畑静塔
ペンキ屋の春のゴンドラ最上階 岡本眸
夏山の神ゴンドラを小突くらし 百合山羽公 樂土
寒やゴンドラ揺れて発つ揺れて着く 鷹羽狩行
観覧車よりの眺めの子供の日 清崎敏郎
岩燕 ガム噛む僕らのゴンドラ 截り 伊丹三樹彦
秋山路ありゴンドラを羨まず 百合山羽公 寒雁
職業的会釈を雪のゴンドラより 山口誓子
新雪や山のゴンドラに犬も乗る 村山故郷
雪の降る宙ゴンドラに女子ひとり 山口誓子
雪嶺に凍て観覧車解を待つ 山口誓子
停電のゴンドラに坐す霧の宙 右城暮石 句集外 昭和四十八年
天高し登山ゴンドラ片猿臂 百合山羽公 寒雁
登山客替へてゴンドラ猿臂張る 百合山羽公 樂土
氷壁に着くゴンドラの終の駅 山口誓子
老鴬やゴンドラに透く人の数 鷹羽狩行

以上

by 575fudemakase | 2017-12-18 09:19 | 無季 | Trackback | Comments(0)
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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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