2014年 12月 15日 ( 13 )

冬凪

冬凪

例句を挙げる。

わが車窓板張りに寒凪の海 林原耒井 蜩
世を捨てしごと冬凪の波止に釣る 上崎暮潮
伊吹峨々と眉に迫りて冬凪げり 高木蒼梧
光る海光らぬ熔岩と冬凪げり 下村ひろし 西陲集
冬凪いでゐても欠航なりし霧 稲畑汀子
冬凪ぎて勅語ひゞきし御空なる 渡邊水巴 富士
冬凪ぎて砂に小貝の美しく 吉屋信子
冬凪ぎて黄泉比良坂どの撓ぞ 宮津昭彦
冬凪ぎにまゐる一人や山神社 飯田蛇笏 霊芝
冬凪ぎの山国目覚め黒き猫 五十嵐春草
冬凪げる湖心に遇ひし雁の列 相馬遷子 山国
冬凪げる瀬戸よ比売宮ふしをがみ 杉田久女
冬凪といふと雖も浪の音 高浜虚子
冬凪に六万五千トンの航く 稲畑廣太郎
冬凪に冥き沖あり河豚干さる 高本松栄
冬凪に老の美貌をしげしげと 大塚去村
冬凪のおろかに晴るる芯にゐて 平井照敏 天上大風
冬凪のさざ波天に連なりぬ 工藤久平
冬凪のしづけさ空の鳶にまで 永田耕一郎 雪明
冬凪のつひにしづめる日なりけり 久保田万太郎 流寓抄
冬凪の伊豆見通しにつばき御所 荒井正隆
冬凪の倒れくるもの本その他 永末恵子 発色
冬凪の松傾くに貯木守る 木村蕪城 寒泉
冬凪の檸檬色づくほのかなり 水原秋櫻子
冬凪の波こそ愛せあはうどり 大木あまり 火球
冬凪の波止に荷下ろす旅一座 伊東白楊
冬凪の海の上まで鳥羽市内 右城暮石 上下
冬凪の海岸の家の若き人の死 梅林句屑 喜谷六花
冬凪の海岸道路出来つゝあり 高濱年尾 年尾句集
冬凪の海引き潮か満ち潮か 鈴木半風子
冬凪の漁舟きらめくもの積めり 米澤吾亦紅
冬凪の虚子先生の浜に来し 後藤比奈夫
冬凪の表面張力妻の恋 高橋彩子
冬凪の馬体たびたび現はると 中田剛 珠樹以後
冬凪の魚油浮く潮に堂の影 下村ひろし 西陲集
冬凪は余りに淋し菊を切る 宮崎 寒水
冬凪やうしろ手に待つ島渡舟 塙 三千男
冬凪やひたと延べあふ岬二つ 井沢正江
冬凪やめし白ければまた涙 宇佐美魚目 秋収冬蔵
冬凪や一木の齢ここに澄む 赤尾兜子
冬凪や埠頭倉庫は荷の満てる 五十嵐播水 埠頭
冬凪や岩のくぼみに小蟹這ふ 河本好恵
冬凪や橋の上から鯊釣って 鈴木真砂女
冬凪や比枝の杉間の琵琶巨細 東洋城千句
冬凪や水に映れる船の文字 加藤霞村
冬凪や沖の巨船の向き変る 久米谷和子
冬凪や漁師ばかりの理髪館 水野李村
冬凪や煙のごとき雑木山 高須茂
冬凪や置きたるごとく桜島 轡田 進
冬凪や老いても太き祖父の腕 安部亜紀
冬凪や身透きし烏賊を干しならべ 北野民夫
冬凪や鉄塊として貨車憩ふ 木下夕爾
大御空敵機それしか冬凪ぎぬ 渡邊水巴 富士
寒凪ぎのせきれいつぐむ谷の石 中勘助
寒凪ぎの高鳥見ゆる峠かな 乙字俳句集 大須賀乙字
寒凪ぐや比叡頂きはとんがり帽 及川貞
寒凪といへども枕ひびきけり 黒田杏子
寒凪のたまたまかすみわたりけり 久保田万太郎 流寓抄
寒凪のひと日の起居のぞかばや 金尾梅の門 古志の歌
寒凪の初場所日和つヾきけり 久保田万太郎 流寓抄
寒凪の夕月早く葱掘れる 金尾梅の門 古志の歌
寒凪の夜の濤一つ轟きぬ 川端茅舎
寒凪の孤舟となりて鯛を釣る 佐野まもる 海郷
寒凪の微塵もたゝぬ家居かな 金尾梅の門 古志の歌
寒凪の担架の空の屋根ばかり 太田鴻村 穂国
寒凪の水にやすらふ羽虫かな 渡辺水巴 白日
寒凪の沖の小島ゆ雲に伏す 田中水桜
寒凪の海へ寒河の光りゆく 百合山羽公 寒雁
寒凪の海を動かす澪つくし 百合山羽公 寒雁
寒凪の渦をゆたかに押しながす 佐野まもる 海郷
寒凪の筬の音追ふ筬の音 殿村莵絲子 雨 月
寒凪の網そそぐ音江におこる 木村蕪城 寒泉
寒凪の落木もろく踏まれけり 西島麦南 人音
寒凪の鴎かたむき水尾に下る 米沢吾亦紅 童顔
寒凪やなかなか消えぬ汽車の尻 飴山實 少長集
寒凪やはるかな鳥のやうにひとり 清水径子
寒凪やタブの影おく海鼠の江 前田普羅 能登蒼し
寒凪や亀甲厚き松の瘤 百合山羽公 寒雁
寒凪や伊根の舟屋は魚籠を干し 秋田安穂
寒凪や歩いて行けさう初島は 和田 祥子
寒凪や水平線に船生れし 東 容子
寒凪や浅からぬ遠ちの友来る日 及川貞 榧の實
寒凪や積木のごとき山の墓 岡本高明
寒凪や薩摩切子も海のいろ 大立しづ
寒凪や重なる伊豆の島ふたつ 三溝沙美
寒凪や銀河こぼるゝなまこの江 前田普羅 能登蒼し
忘却の冬凪身もだえ詑ぶ者無し 香西照雄 対話
戦場に続く海なり冬凪げる 水原春郎
柿の木のしだれ照る実の冬凪ぎぬ 渡邊水巴 富士
残照といへど寒凪の起重機にのみ 米沢吾亦紅 童顔
猫柳寒凪ぎに似し日嫋々 飛鳥田[れい]無公 湖におどろく
男は次郎長の清水の海の冬凪 中塚一碧樓
聖堂を芯に一湾冬凪げり 下村ひろし 西陲集
荒野深く実生の松の冬凪ぎぬ 渡邊水巴 富士
農の閑愛書ひたすら冬凪す 飯田蛇笏 春蘭
返照におちょろ船かも冬凪ぎて 及川貞 夕焼

以上
by 575fudemakase | 2014-12-15 00:58 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

名の木枯る

名の木枯る

例句を挙げる。

かの欅枯れなほしたき日もあらむ 鎌倉佐弓 水の十字架
ぴんぴんに空張りにけり枯柏 高澤良一 宿好 
一塊の黒に還りて忍枯る 富安風生
乳銀杏枯れ残飯のうずたかし 二村典子
人居らず枯桐にある夕明り 室生犀星
大欅枯れてより日をとりもどす 井上あきを
山の枯柏夕日がきて炎やす 和知喜八 同齢
山毛欅枯れて富士より他に何もなき 岸風三樓
悴める掌のかたちして枯柏 高澤良一 ももすずめ 
朴枯らす風より葬送曲おこる 福田蓼汀 秋風挽歌
朴枯木匂ひて僧の通りけり 村越化石 山國抄
枝柵桜枯れたる枝もしだれをり 草間時彦 櫻山
枯柏つひに強情通しけり 高澤良一 ぱらりとせ 
枯柏啄木十五の歌まぶし 太田土男
枯柏夕暮の子のふしぎかな 小池友子
枯柏青天井の何処か鳴る 高澤良一 ねずみのこまくら 
枯柏風打ち勝って飛ばしけり 高澤良一 ぱらりとせ 
枯桐の根もと霞める平らかな 佐野良太 樫
桐枯れて七輪の火に立つ男 沢木欣一
機関車の煤降る葡萄枯れし軒 木村蕪城 寒泉
欅枯れ日にさらさるる幹の瘤 山元土十
葡萄枯れ対岸の人朝陽の中 中拓夫 愛鷹
豊臣の大きな桜枯れにけり 日野草城
銀杏枯れ星座は鎖曳きにけり 大峯あきら
雀来てよろこぶ葡萄枯れたるを 西村公鳳
音立てて今し朴枯れ極まりぬ 上井正司
顔寄せて馬が暮れをり枯柏 臼田亞浪 定本亜浪句集
楢山の楢枯れ木(ボク)に還るころ 高澤良一 燕音 
腰据ゑてひかる星あり櫟枯れ 宮津昭彦
山繭の二つのみどり櫟枯れ 原石鼎 花影以後

以上
by 575fudemakase | 2014-12-15 00:51 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

冬枯

冬枯

例句を挙げる。

はらわたの冬枯れてたゞ発句かな 子規句集 虚子・碧梧桐選
パレットに藍冬枯の街描ける 山本歩禅
冬枯て手持ぶさたの山家哉 一茶 ■文化二年乙丑(四十三歳)
冬枯にめら~消るわら火哉 一茶 ■文化二年乙丑(四十三歳)
冬枯に天狗の下駄を蔵す寺 山田弘子
冬枯に年尾偲ぶも経ケ島 稲畑廣太郎
冬枯に死にたい死にたいが病かな 瀧井孝作
冬枯に犬の追ひ出す烏哉 正岡子規
冬枯に畢竟おとる尾花かな 秋色 俳諧撰集玉藻集
冬枯に看板餅の日割哉 一茶 ■文化二年乙丑(四十三歳)
冬枯のあちらこちらやとぶ鴉 原 石鼎
冬枯のいますさまじき菖蒲田に 古舘曹人 砂の音
冬枯の天城の山に旅しつつ 三原千枝
冬枯の市に購めし宋書かな 比叡 野村泊月
冬枯の町に藁屋の二三軒 上村占魚 鮎
冬枯の藪に住みつくかたゐかな 太田鴻村 穂国
冬枯の西日となりし己が影 阿部みどり女 『微風』
冬枯の身近きものに谿の音 日下正伝
冬枯の鞄をおろす鐘の下 古舘曹人 砂の音
冬枯やとびとびに菜のこぼれ種 一茶
冬枯やひとの愁いに手を藉せず 鈴木栄子
冬枯やひとり牡丹のあたたまり 千代尼
冬枯や乞食火を焚く土手の上 寺田寅彦
冬枯や在所の雨が横にふる 一茶
冬枯や垣にゆひ込つくば山 一茶 ■文化十年癸酉(五十一歳)
冬枯や墾き捨てたるこのあたり 河東碧梧桐
冬枯や夕陽(せきよう)多き黄檗寺 夏目漱石 明治二十八年
冬枯や少女の降りし無人駅 白井冨子
冬枯や平等院の庭の面 鬼貫
冬枯や柿をくはへて飛ぶ鴉 正岡子規
冬枯や水の溜まりし寺の庭 前田普羅
冬枯や烏のとまる刎釣瓶 正岡子規
冬枯や犬ののぼれる台所 金尾梅の門 古志の歌
冬枯や神馬の漆はげて立 一茶 ■文政二年己卯(五十七歳)
冬枯や葬具たためば一白木 近藤一鴻
冬枯や雀のありく戸樋の中 炭 太祇 太祇句選
冬枯るる目は南軍の兵の母 対馬康子 吾亦紅
冬枯るる苛め条理や逃げ処なし 石原八束 雁の目隠し
冬枯れし草に個性の残りけり 稲畑汀子
冬枯れし野に球形のガスタンク 今井杏太郎
冬枯れて那須野は雲の溜るところ 渡邊水巴 富士
冬枯れに長寿の象のハマ子さん 高澤良一 燕音 
冬枯れの天を感ずる峡磧 飯田蛇笏 雪峡
冬枯れの枯れひびき合ふ雑木山 山田和子
冬枯れの葉づれこゑだつ百花園 石原八束 空の渚
冬枯をのがれぬ庵の小庭哉 正岡子規
冬枯野母から得しもの懐に 高橋沐石
墓碑もなき幾万にかく冬枯れし 加藤楸邨
恋にうとき身は冬枯るる許りなり 正岡子規
捨猫が啼く冬枯の草の中 浅野京子
死と対す瞳に冬枯の野を見たり 柴田白葉女 遠い橋
汽車の窓の冬枯にとつついてゐる子 シヤツと雑草 栗林一石路
渓ぞひにたかまる大嶺冬枯るる 飯田蛇笏 春蘭
目を遠く誘ふ冬枯始めかな 宮津昭彦
聴き澄めば冬枯音色す夜半のペン 石川桂郎 含羞
あいの風松は枯れても歌枕 角川源義
あしといひよしといふもの枯れ尽くす 行方克巳
あしはらの夜の枯れざまのうちかへし 松澤 昭
あたたかく枯れたるものの日の黄いろ 長谷川素逝 暦日
いさぎよく枯れいさぎよく聳えをり 山口甲村
いたみやまぬまなこ 萬緑も枯れてきた 吉岡禅寺洞
えのころの上手に枯れを見せにけり 岸田稚魚
おどる枯れ木に踊りたくない昼のそら 津沢マサ子 風のトルソー
おどろにも枯れたるしだれ桜かな 下村梅子
おのが道おのが歩みて枯れにけり 村越化石
お変りもなくてといはれ枯れの中 伊藤白潮
かまつかの流人の如き枯れやうや 上野泰 佐介
かまど火はいつも安らか山枯れても 大野林火
か程まで枯れ急がねばならぬにや 相生垣瓜人 微茫集
きさゝげのいかにも枯れて立てるかな 久保田万太郎 流寓抄以後
きしきしと帯を纏きをり枯るる中 橋本多佳子
くすり使わぬ日々くろがねの嶺枯れる 寺田京子 日の鷹
けもの径仏への径枯れてをり 藤田あけ烏 赤松
げんげ野に枯れてげんげの首飾り 諸岡直子
こつこつといふ音のして枯るる山 今井杏太郎
ことごとく枯れし涯なり船の中 石田波郷(1913-69)
ことごとく枯れ鉄塔の脚も枯る 福永耕二
この枯れに胸の火放ちなば燃えむ 稲垣きくの(1906-87)
さみしさや霰逃れし方の枯れ 小林康治 『潺湲集』
しぐれては枯れゐる石をなほ枯らす 朱鳥
すこやかに故郷の楡の枯れにけり 阿部みどり女 『雪嶺』
すさまじやかくまで枯れて人の住む 塩谷康子
すべて枯れ師の句碑まぎれなかりけり 池田秀水
すれちがいざまに男も枯れにけり 豊口陽子
そはそはとはちすの枯るる気配かな 岸田稚魚
たまさかの早寝虫の音枯れにけり 金尾梅の門 古志の歌
たましひの回りの棘も枯れ果てし 中村苑子
たゞ一戸湯宿湯の香に枯れいそぐ 及川貞 夕焼
つきささる光となりて枯るるなり 倉橋羊村
とうがらし枯れて気高きこころざし 大竹広樹
とぼとぼと目玉落として木が枯れる 山本仁太郎
とりもちて蕃椒枯れそ唐錦 飯田蛇笏 山廬集
どこに身を置くや万目枯れすすき 苑子
なかぞらの鳩や大学枯れ果てぬ 石田波郷
なないろの洗濯挟み四囲枯るる 石川文子
なにほどかつかみをへしを枯れてをり 佐々木六戈 百韻反故 吾亦紅
はた~やいづれは野辺の枯るゝまで 小杉余子 余子句選
はつきりと枯れしもの枯れそめしもの 石井とし夫
はや枯れの遊びはじめしねこじやらし 小島千架子
ひかり佇つ父の長身枯るる中 伊藤京子
ひょこひょこと枯るる中来て露天湯に 高澤良一 鳩信 
ひらかねば孔雀は黒衣枯るる中 金子篤子
ふぢ袴消ゆるまで枯る茶筅塚 殿村莵絲子 牡 丹
ふるさとの家枯れ崩る構堀 竹ノ谷ただし
ほうほうと楢山枯るる寒日和 富安風生
まいにち通る先生に村の山は枯れ 栗林一石路
またちがふ枯れし岬の見えそめし 篠原梵 雨
まつすぐなポプラはまつすぐに枯るる 平井照敏
まんじゆしやげ枯れておくれ毛めきしかな 野澤節子 遠い橋
ま明るくて山繭も素枯れたる 猪俣千代子 秘 色
みささぎの枯れて木に鳥水に鳥 岡本高明
みたやうな景色のなかを菱枯るる 黒田咲子
みづひきもはぎも枯れたれ文化の日 久保田万太郎 流寓抄
むしばみて青鬼灯もなく枯るゝ 河野静雲 閻魔
むらさきに顔枯れて巣の女かな 八木三日女 赤い地図
もの枯れて酒場に地獄耳揃ふ 小檜山繁子
やどり木もともども枯れてしまひけり 成瀬桜桃子 風色
やぶからし己れも枯れてしまひけり 辻田克巳
やゝ枯れし秣にとぶや青蛙 高浜虚子
わが山河いまひたすらに枯れゆくか 遷子
われより出て枯れひろがりし原ならむ 照敏
ガソリンカー跳ねはね枯れし並木去る 石川桂郎 含羞
コスモスの枯るゝ雨音夜の炉に 長谷川かな女 雨 月
コスモスの枯れて神父の髭白し 内藤吐天 鳴海抄
ゴム毬を野が枯れつくすまでつくか 今瀬剛一
シャガールの鳥ひそみける沼枯れに 対馬康子 愛国
ダリア枯れぬ幾日わが髪を放置せし 有働亨 汐路
プラタナス枯るる明るさ水の辺に 館岡沙緻
プラタナス枯れて歩道は傾きて 京極杞陽 くくたち上巻
ボイラーの火影踊らせ枯れはげし 伊藤京子
ヨーロッパ枯れる日の雨ガラス戸に 大峯あきら
一切の枯れてたしかに石畳 池田秀水
一塊の黒に還りて忍枯る 富安風生
一山の枯れに加はる父の声 朝広純子
一山の枯れ清水の舞台圧(お)す 高澤良一 燕音 
一月や枯れ木の肌の日のぬくみ 小島政二郎
一本の巨樹の異形の枯れつくす 三谷昭 獣身
一村の枯れ遁れんと夢に痩す 河野南畦 湖の森
一病や物枯れることひた急ぐ 中山純子 沙羅
七面鳥の示威の肉髯枯るる中 津田清子
万物の枯るる中吾も枯れゆくか 藤松遊子
下品下生ものの枯れゆく明るさに 細田恵子
丘なだり枯れのよさいふ小麗か 林原耒井 蜩
丘枯れて天の深さの底知れず 相馬遷子 雪嶺
串の鮠枯るゝひかりの十三夜 碧雲居
主婦に澄む火と水森に枯れはじまり 神尾久美子 掌
乱れつゝ水漬けるさまに真菰枯れ 高濱年尾 年尾句集
二の酉やいよいよ枯るる雑司ケ谷 石田 波郷
二面石枯れて善悪なかりけり 渡辺恭子
五月雨やかくて枯れゆく串の鮒 碧雲居句集 大谷碧雲居
人のほか土の上よりもの枯れぬ 長谷川素逝 暦日
人も樹も枯れ年の瀬となりにけり みどり女
人間がすこし声だす枯れの中 津根元 潮
何の木かわからぬほどに枯れにけり 竹下史郎
何も彼も枯れ果てたれば蕗の薹 杉山岳陽 晩婚
供華枯れて立ち被爆者の手がまじる 林田紀音夫
傷兵と母たり枯れし木の根もと 岸風三楼 往来
元日の庭もあるじも枯れにけり 小林康治 『虚實』
入江濃きくまの一木枯れにけり 金尾梅の門 古志の歌
全円の夕日に憑かれ海枯るる 河野南畦 湖の森
公害魚擲られ磯の枯れこだま 河野南畦 湖の森
六月の根まで枯れたる椎立てり 松村蒼石 雪
円形の街のかたちに街は枯れ 対馬康子 愛国
再会や舞台の上の枯れ山河 対馬康子 純情
凶作の稲扱きの音入日枯れ 西東三鬼
刈らぬまま枯れたうちの田を走る鼠か 栗林一石路
刈干を天に捧げて枯るる阿蘇 文挟夫佐恵 雨 月
初冬の苔枯れ寂びぬ光悦寺 龍胆 長谷川かな女
前栽の菜の凍枯れや懶けゐる 滝井孝作 浮寝鳥
劣情のごとくに供華の枯れて立つ 林田紀音夫
十一月枯れゆくは華咲くごとく 平井照敏 天上大風
千年の命よぢれて藤枯るる 高橋悦男
千手仏のごとプラタナス枯れにけり 田口彌生
卵びつしり蚕蛾枯れゆく夜の翅音 野澤節子 黄 炎
取らずある山鬼灯も枯れにけり 阿部みどり女
古利根の枯れたるものに触れし音 稲垣きくの 牡 丹
吊しのぶ枯れて世のさま見えやすき 宇佐美魚目 天地存問
吊捨てに枯るゝ忍や稲光 龍雨
名勝を猫の歩いて枯れにけり 鳥居美智子
吹いてばかり旧正月の土枯れし 臼田亜浪 旅人
吹き晴れし空の滝口枯れ極む 河野南畦 湖の森
吾が愛す芽ぐみし中の枯れしもの 杉山岳陽 晩婚
唇のまわりの枯れてしまつた日 津沢マサ子 空の季節
唐崎の松は枯るゝに月夜かな 大谷句佛 我は我
噴水のびしよびしよ落ちて枯れはげし 内藤吐天 鳴海抄
囚徒らの頭かがやく枯れの中 石原舟月
四囲の山枯れしと湖のすさぶかな 成瀬桜桃子 風色
四方枯れて朱唇匂へり伎藝天 東條素香
国境に長き停車や枯るる中 森田公司
國枯れて青葉うつろに繁りをる 横光利一
垣間見て枯れの一色寒天干し場 和地清
墓枯れて藁屋の雀痩せにけり 広江八重桜
壇の浦枯れゆくものの光り合ふ 石川文子
夕日枯れ人智の極へ神の畏怖 小松崎爽青
夕空のうつろひ枯れし街並木 太田鴻村 穂国
夢に見る母彩なさず枯るる中 伊藤京子
大いなる月色の月枯るる中 相馬遷子 雪嶺
大き入日紫苑とすすき抱き枯るる 松村蒼石 雪
大伽藍枯れにつくものみなおなじ 河野南畦 湖の森
大寒の枯るる音する膝頭 近藤一鴻
大峡谷枯れの匂ひに満ちゐたり 仙田洋子 雲は王冠
大枯れの祠の水を換へにゆく 山本洋子
天南星火の棒かざし枯れにけり 堀口星眠 青葉木菟
天地にす枯れ葵と我痩せぬ(病中) 篠原鳳作
夫は出稼鍋墨を枯るゝ潟に流し 能村登四郎 合掌部落
女の雉子のあはれ枯るるにまぎれたり 吉野義子
女體の やわらかさで 枯れた野のたかまり 吉岡禅寺洞
姉の墓地上は雨に枯れいそぐ 川島彷徨子 榛の木
安曇野は枯れ深めをり眠りませ 藤岡筑邨
実ざくろの木乃伊めく枯れ祖父の忌よ 高澤良一 ねずみのこまくら 
家枯れて北へ傾ぐを如何にせむ 三橋敏雄 眞神
密集の意思なし曼珠沙華枯れて 有働亨 汐路
寒き日や枯れて立ちたるかくれみの 久保田万太郎 流寓抄以後
寒の雨枯れたるものの華やげり 右城暮石
小鳥の聲しづまり山は枯れゆくばかり 内藤吐天
小鼠がちよろと出て消ゆ枯れ大地 北野民夫
少女来て人待つ枯れし幹のもと 岸風三楼 往来
尺蠖の棒立ちとなり枯れはじむ 本澤晴子
尾長ゐて淡青ともす枯るる中 相馬遷子 雪嶺
屏風から糸瓜の枯れに目をうつし 佐々木六戈 百韻反故 吾亦紅
山の日の林檎枯れ立つもののうち 古舘曹人 能登の蛙
山川のしがらみ枯れしものばかり 西村公鳳
山川を汽笛が通り枯るる飛騨 西村公鳳
山枯るるとも綿虫に雄と雌 栗生純夫 科野路
山枯るる音なき音の充満す 岡本眸(1928-)
山枯れたり遥に人の咳ける 相馬遷子 山国
山枯れてみな青空にしたがへり 岩岡中正
山枯れてものにつかまり歩くなり 松村蒼石 雪
山枯れて一途に赤し猿の面 矢島渚男 梟
山枯れて三日月珠を抱きけり 岡田日郎
山枯れて巨きな月を載せてをり 八木尋子
山枯れて湯呑の縁の遠かりき 佐々木六戈 百韻反故 吾亦紅
山枯れて簡潔な家陽をとどめ 大井雅人 龍岡村
山枯れて言葉のごとく水動く 龍太
山枯れぬかなのやうなる渓の水 朝倉和江
山枯れの始まつてゐる湯呑かな 原田喬
山椒太夫追つてきそうな枯れ岬 兼近久子
山深く在りて枯れゆく山帰来一期の朱も風の泡沫 安永蕗子
山眠りけり刺枯るゝ猿いばら 松根東洋城
岬枯れ青を恥ぢらふ猫じやらし 大木あまり 山の夢
岳枯るる人より高き樹のなくて 黒坂紫陽子
岳麓の枯れのつづきの畳に母 友岡子郷
峡枯れて高麗びとの墓道を外れ 河野南畦 湖の森
島に枯れ海女の磯笛沖へ逃ぐ 河野南畦 湖の森
崖枯れて干潟の色に子ら遊ぶ 神尾久美子 掌
嶺枯れゆく扉の音さえ訴える 寺田京子 日の鷹
川寒くドームと枯れし木を映す 菖蒲あや 路 地
川幅が枯れ一色の顔である 椎橋清翠
川枯れて石投げる気にもなれず 安斉久美子
工場体繰立枯れの樹に拳むけ 細谷源二 鐵
帚木の枯れたる影の掃かれけり 宮津昭彦
常盤木の老いて枯れぬは淋しやな 後藤綾子
年の夜やもの枯れやまぬ風の音 渡邊水巴
幹太き朴や枯れ立つ文化の日 望月たかし
底見えて能登の浦曲の竹枯るゝ 前田普羅 能登蒼し
庭枯れて遺愛の一間炭火燃ゆ 渡邊水巴 富士
弾丸飛んで来そうな湖岸枯れ深し 森田智子
当薬を引く枯れ音の地にこぼれ 安藤姑洗子
彼岸會やこゑの枯れたる老鸚鵡 松村蒼石 雪
徒労のみ立枯れ松も霞み立つ 小林康治 四季貧窮
御降りや枯れあたたかき羊歯の色 沢木欣一
心枯るゝや老を養ひ日南ぼこ 松根東洋城
急行の速度に入れば枯れふかし 西垣脩
恙なし雁来紅は枯れにけリ 清水基吉 寒蕭々
息枯れて熟蚕蛹にならんとす 栗生純夫 科野路
愁ふるとなくたのしまず枯れすすき 蛇笏
戸口迄づいと枯れ込む野原哉 一茶
手術まつ窓が切りとる枯れし梢 横山白虹
折鶴のつらなり焼かる枯れの中 大木あまり 山の夢
指先で薔薇枯れていく仮眠室 対馬康子 吾亦紅
接骨木の枯れきりしさまあらはにす 池田秀水
撫然たる枯れし胡桃をてのひらに 栗林千津
教会は何の帽子か枯れに入る 平井照敏 天上大風
文化の日枯れれば薪も割りやすし 北野民夫
断念の力つくして桔梗枯る 平井照敏 天上大風
方墳の枯れのまんまる劉生忌 吉田紫乃
旅を行く君に黄泉路も枯れてゐる 山口誓子
旅涯の屑負ひ憩ふ地は枯れて 古賀まり子 洗 禮
日にかがむ浮野の枯れを聴くやうに 落合水尾
日当りが好くて芯まで枯る雑木 高澤良一 鳩信 
明る過ぎ磧の枯れを夜が流れる 桜井博道 海上
映るもの枯れ一色や鴛鴦の水 高澤良一 素抱 
昼の月柏は枯れし葉を鎧ふ 横山房子
昼月の白じろと枯れ木立中 阿部美恵子
晩年や一風景の枯れ透きて 三谷昭 獣身
暁寒く枯るゝ命をめぐり坐す(悼菅沼氏) 『定本石橋秀野句文集』
曲芸のポスターありて枯れ進む 対馬康子 純情
月のよな日輪かかり枯るる楢 西村公鳳
月影やはしばみの実の枯れて後 飯田蛇笏 山廬集
朝顔の実の枯れ枯れてまだ採らず 高浜虚子
木々枯れて風も吹かねば瀬のひゞき 相馬遷子 山国
木の葉髪あぢさい枯れて姿あり 松村蒼石 雪
木は枯れて尊く見ゆる甍かな 雉子郎句集 石島雉子郎
朱の棒の枯れかまつかの地に刺さり 上野泰 佐介
朴といふ気ぜはしさうに枯れにけり 阿波野青畝
東風吹くや枯るゝにあらぬ海女の髪 野村喜舟 小石川
松まじり枯れて御嶽へつづく丘 川島彷徨子 榛の木
松明あかし弔ひの火か枯るるなか 八牧美喜子
枯どきが来て男枯る爪先まで 能村登四郎 幻山水
枯るるとは閑けきものの滝のみかは 稲垣きくの 牡 丹
枯るるなか金剛の水流れけり 篠崎圭介
枯るるなら一糸纏はぬ曼珠沙華 殿村菟絲子 『菟絲』
枯るるものつないでゐたる蜘蛛の糸 森賀 まり
枯るるものなき石庭の声を聴く 小川玉泉
枯るるものまだあたたかし山の雨 古賀まり子
枯るるもの枯れて鵜の島鴨の島 大木あまり 火球
枯るる中けぶるがごとく童女来る 時彦
枯るる中一茎折れて生鮮烈 林翔 和紙
枯るる中指輪の碧き石ぬぐふ 鷲谷七菜子
枯るる中耳掻きて音たつぷりと 中戸川朝人
枯るる中野鳩の声の養生訓 西東三鬼
枯るる中電車が光かざしくる 栃窪 浩
枯るる中青き耳輪を欲りにけり 菖蒲あや
枯るる夜の正午に同じ大時計 鳥居美智子
枯るる夜や灯ある道まで人送り 池田秀水
枯るる夜をジーラジーラと唄い出す 高澤良一 燕音 
枯るる山噛めば噛むほど飯の味 斉藤美規
枯るる巴里幹の日さらに淡きかな 小池文子 巴里蕭条
枯るる気の地に満つ渋民村に入る 河野多希女
枯るる貧しさ厠に妻の尿きこゆ 森澄雄(1919-)
枯るる身に探りを入るる聴診器 高澤良一 宿好 
枯るる道ひとに従ひゆくはよき 橋本多佳子
枯るゝとも櫟のあるを恃むなり 杉山岳陽 晩婚
枯るゝなか女あつまり灯をともす 長谷川双魚 風形
枯るゝもの枯れて去来の碑たりけり 岸風三楼 往来
枯るゝもの枯れはじめたる日和かな 加藤覚範
枯るゝもの枯れ神山の歯朶青し 長谷川 より子
枯るゝ中出でて満月みづみづし 相馬遷子 山河
枯るゝ中妻が守る亡きひとの窯 及川貞 榧の實
枯るゝ中藍たぎつなり千曲川 相馬遷子 山国
枯るゝ夜を飛行機野郎の本を読む 高澤良一 宿好 
枯るゝ崖日矢の踊ればやはらかく 杉山岳陽 晩婚
枯るゝ身に熱湯をこそ湯西川 高澤良一 燕音 
枯るゝ野や未明に犯す星の領 原月舟
枯れあけび宙にもつれて炎の形 細見綾子
枯れいそぐものに月かくほそりけり 木下夕爾
枯れいそぐ色の殆ど似て来たる 稲畑汀子
枯れがれの山の橋脚朱を張れり 影島智子
枯れきざすものに心を奪はれて 朝倉和江
枯れきつてまことままこの尻ぬぐひ 行方克巳
枯れきつてガソリンのぼる筒赤し 飴山實 『おりいぶ』

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by 575fudemakase | 2014-12-15 00:37 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

雪合羽

雪合羽

例句を挙げる。

二日はや能登行商の雪合羽 新田祐久
塩鱒を入れてつつぱる雪合羽 矢島渚男 釆薇
夜焚火にみな借りものの雪合羽 横山房子
山寺へ帰る子ひとり雪合羽 塩原佐和子
火に寄れば皆旅人や雪合羽 細見綾子 花寂び
脱ぎ捨てて重たかりしよ雪合羽 堀米秋良
雪合羽ひきずる女魚臭し 近藤一鴻
雪合羽汽車に乗る時ひきずれり 細見綾子(1907-97)
この辺の雪蓑はみな海の草 千葉一葉
昔も不作ここら百姓はや雪簑 栗林一石路
着せらるゝまゝに雪蓑借りにける 斎藤白南子
雪簑の藁のどこからでも出る手 後藤比奈夫 金泥
雪簑をぬぎたる肩に狩の幸 橋本鶏二
雪蓑の大勢の人舟で着く 宇佐美魚目
雪蓑の藁のどこからでも出る手 後藤比奈夫
雪蓑を脱げば盛装現はるる 田中白夜
雪蓑を被て雪蓑を並べ売る 中村節代
合羽つづく雪の夕べの石部駅 正岡子規
水汲むや雪の合羽の女とは 子規句集 虚子・碧梧桐選
雪ちらちら峠にかかる合羽かな 夏目漱石 明治三十二年
馬合羽雪打ち払ふ袖もなし 令徳

以上
by 575fudemakase | 2014-12-15 00:28 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

被布

被布

例句を挙げる。

夕霰冥府の母に被布やらむ 関戸靖子
悲喜何れにも著る被布の一帳羅 山口笙堂
紫の被布をこのみて老にけり 池田 歌子
美しき老刀自なりし被布艶に 高浜虚子
老僧といつしか云はれ被布似合ふ 獅子谷如是
被布を召す毎朝といふ剃髪に 赤松[けい]子 白毫
被布を着し姉を思ふや姉の忌に 吉本虚林
被布を着し嫂と寺を立ち出づる 村山古郷
被布を着てかなしきことを言ひて去る 日野虚人
被布を著て全く老いし母なりし 木村子瓢
被布暮し山寺暮し変りなし 山口笙堂
言(こと)いはず触れず女の被布の前 石塚友二

以上
by 575fudemakase | 2014-12-15 00:16 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

マント

マント

例句を挙げる。

この男額するどくマントも着ず 佐野良太 樫
これ一つ父の遺品は黒マント 古賀まり子
さかさまに浮かぶ児の闇赤マント 対馬康子 愛国
ひと憎むこころをつつむ黒マント 文挟夫佐恵 遠い橋
ぼろ市に魔女のマントを値切りゐる 柴田奈美
みごもりて身にはまとひぬ臙脂マント 文挟夫佐恵 雨 月
シャーロックホームズ横丁マントの女消ゆ 成瀬櫻桃子 素心
マントの襤褸あり吶喊の生ありたり 竹中宏 句集未収録
マントひるがへす大正の恋に雪 村上冬燕
マントより手が出て銀貨にぎらさる 加藤知世子 花 季
マントをひろげて土に返る前の枯葉をみんな抱きしめたい 槙弥生子
マント着せ大学生として葬る 西本一都
マント着てみみづくよりも老成す 齋藤愼爾
マント着てをれば子猫のよろこびぬ 大石悦子 百花
マント着て原の三日月われのもの 佐野良太 樫
マント着て雲の行方を肯へり 奥坂まや
マント着て魔女の力を得てしがな 西村和子 かりそめならず
マント着の荷をつつぱらし玩具選る 高島筍雄
マント緑に葦原邦子来りけり 鈴木栄子
マント緑美髯の首の行きにけり 八木林之介 青霞集
マント被り憶ひ定むる星の位置 澤木欣一
マント負い時の流れぬ村を出る 対馬康子 愛国
マント追ひつづけてどこまでも男 依田明倫
修道尼の吊鐘マント戸がはさむ 田川飛旅子
冬休となりしマントの緋裏かな 久米正雄 返り花
冬休みとなりしマントの緋裏かな 久米三汀 返り花
受験行少女マントに身をつゝみ 岸風三楼 往来
善き友や年々同じマント被て 伊丹三樹彦 人中
地の雪にひろげしマント子をおろす 瀧澤伊代次
壁にマント青年の死のように 斎藤慎爾
太陽ちつぽけマント翻し丘下る 金箱戈止夫
女の児真白いマント着て近より来る 中塚一碧楼
婢を具して登校の児の緋のマント 竹下しづの女句文集 昭和十一年
子とあるく盲いの父の黒マント 三谷昭 獣身
子のマントの短かさに堪ふるよ夫婦 梅林句屑 喜谷六花
子も葱も容れて膨るる雪マント 高島茂
子供に赤マント着せて医者へ連れる 人間を彫る 大橋裸木
山焼く火夕ぐれ急ぐマントの子 角川源義
彌撒にゆく母のマントにつつまれて 津田清子
戸に立つや娘さびして赤マント 栗生純夫 科野路
探梅のわが古マント翼あり 皆吉爽雨
梅さげてゆくにマントのすこし古り 太田鴻村 穂国
楽しきは黒きマントの虫の穴 大木あまり 雲の塔
死は晩夏も黒マント着て角を曲る 有働亨 汐路
水鳥やマントの中のふところ手 原石鼎
決闘にゆく綿虫か白マント 堀口星眠 営巣期
玄関に風の又三郎のマント 辻桃子
皇帝のマントくれなゐ冬さうび 坂井建
着てみたし賢治先生(せんせ)の黒マント 辻桃子
粉雪ふるマントの子等のまはりかな 加藤楸邨
肩幅に釣鐘マントおちつきぬ 栗生純夫 科野路
芝居茶屋を出てマントを正す口に唄出る 河東碧梧桐
茂吉顔雪マントにて吹きざらし 平畑静塔
萩の風立志の像のマント撥ね 中戸川朝人 星辰
観梅のわれのみマント翻へしゆく 岡本圭岳
遠き丘のマントの人や若からん 中村草田男
金閣の歩廊めぐれりマント着て 原子公平
雛の日や秩父電車にマントの子 鈴木正治
雨マントばさと兵ゆき夏落葉 平井さち子 紅き栞
雪くれて昭和彷う黒マント 浅井愼平
雪マント被けばすぐにうつむく姿勢 橋本多佳子
雪深しマントまとへば鳥となる 文挟夫佐恵 遠い橋
雪解野の絵本が落とす赤いマント 長谷川かな女 花寂び
風船ひとつマント母子に浮び蹤く 岸田稚魚 筍流し
魔にもなれずマント来て立つ広場かな 寺山修司 花粉航海
鴉めく太宰のマント冴え返る 田中英子
黒マントからクルクル牙が花びらが 八木三日女 赤い地図
黒マントで来て白鳥を脅す 鈴木栄子
黒マント浮ぶ町の端出雲崎 下田稔
黒マント脱ぐや世界を脱ぐやうに 櫂未知子 蒙古斑以後
黒マント角ばりしもの中に負ふ 山口誓子
二重廻し夕映電車来て消えぬ 石田波郷
二重廻し子に慕はれてゐたらずや 清水基吉
二重廻し着て蕎麦啜る己が家 石塚友二 方寸虚実
二重廻し重し亡父の年辿る 百合山羽公 寒雁
人黒く二重廻しの蹲り会ふ 石田波郷
先生の黒のトンビの寒さかな 野村喜舟 小石川
古トンビ孫等が笑ふ良寛忌 遠藤梧逸
妓を拉す二重廻しや梅屋敷 夏目漱石
末黒野に二重廻しの裾ひきずる 細見綾子 黄 炎
父老いぬ二重廻しの裾のはね 汀女せん 吉屋信子
背に老いのはやくも二重廻しかな 久保田万太郎 流寓抄
苦をつゝむ二重廻しをまとひけり 久保田万太郎 流寓抄
越人に二重廻しや春の雪 齋藤玄 飛雪

以上
by 575fudemakase | 2014-12-15 00:14 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

青邨忌

青邨忌

例句を挙げる。

ゆるぎなき雪吊の縄青邨忌 井上まこと
りんご煮てお写真を立て青邨忌 黒田杏子 花下草上
一声を満座の中に青邨忌 古舘曹人
俳諧もこの世のさまも青邨忌 深見けん二 日月
極月の言訳はなし青邨忌 黒田杏子 花下草上
武蔵野の松風聞かな青邨忌 深見けん二
白鳥のこゑに囲まれ青邨忌 深見けん二 日月
豆柿の不成の年の青邨忌 斉藤夏風
雪すこし天よりこぼし青邨忌 矢吹匠見
青邨忌ちかづく牡丹焚火かな 岩井久美恵
青邨忌なり暮れがたの雪も映え 大畑善昭
青邨忌までのしばらく十二月 深見けん二 日月
青邨忌よの字橋より粉雪かな 小原啄葉
青邨忌冬の挨拶はじまりぬ 斎藤夏風
青邨忌暮の挨拶はじまりぬ 齊藤夏風
青邨忌近づく石蕗の花あかり 古舘みつ子
青邨忌陶淵明の菊活けて 東連翹
黍酒のすこし甘口青邨忌 柴田冬影子

以上
by 575fudemakase | 2014-12-15 00:12 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)



例句を挙げる。

*えいが一番鮫が二番と涼しかな 松山足羽
あふむけの鮫の子息をしてゐたり 大木あまり 雲の塔
いまわれは遊ぶ鱶にて逆さ富士 高柳重信
かしやくなき市場言葉に鮫長し 桂樟蹊子
かつぎ来る大鮫の歯の恐ろしき 皆川盤水
じんべい鮫ゆらり畳を拭く日なり 中北綾子
すさまじや船おろす鮫ばかりにて 鉄蕉
ふなびとら鮫など雪にかき下ろす 加藤楸邨
まっくろな水平線に鮫の花嫁 夏石番矢 楽浪
まぼろしの鱶が書斎を出てゆかぬ 池田澄子
わくらばや沖には白き鱶あそび 橋石 和栲
サボテンの花ながめつつ鱶料理 大島民郎
チョウ鮫が鰐の顔して冬休 高澤良一 寒暑 
両眼は撞木の先や撞木鮫 白井冬青
予期せざる鱶の刺身や夏祓 長井通保
体内を鱶が泳いで春暮れる 坪内稔典
共に泳ぐ幻の鱶僕のやうに 三橋敏雄(1920-2002)
内海に鱶泳ぐ日の蒲団干し 江里昭彦 ロマンチック・ラブ・イデオ口ギー
冬の海より得しものの中の鮫 成瀬正とし 星月夜
冬の海鮫の百尾もゐるごとし 藤崎久を
冬鮫や漁師不在の積み重ね 平畑静塔
列島をかじる鮫たち桜咲く 坪内稔典(1944-)
初夏長江鱶などはぼうふらより小さい 金子兜太 遊牧集
初日さす横顔とわが一匹の鮫 鈴木六林男 国境
初雪や市にほのめく鮫の骨 会津八一
十三夜鱶のうごきて山殖ゆる 熊谷愛子
反歌とし鱶の眼として濡れる 久保純夫 水渉記
君もぼくも暮春の鱶のように寝る 坪内稔典
土佐鶴に鱶の湯晒し春の雨 高澤良一 寒暑 
執刀はノコギリ鮫の某教授 高澤良一 鳩信 
壱岐も対馬も鰐鮫の背も淡雪せり 高柳重信
夕月や鱶の酢味噌をつまみ喰ひ 皆川白陀
大水槽に鮫泳ぎゐる晩夏なり 辻美奈子
天上の鱶が目覚める牡丹雪 坪内稔典
太郎鮫血祭にして磯びらき 野見山朱鳥
岩壁に鮫裂き卯波走りこむ 伊藤白楊子
干し鮫の目を吹き抜くる雪解風 岸田稚魚 筍流し
庭の面は春の霰の鮫小紋 京極杞陽
或る日老いたり遠見の鱶に陽は遊び 折笠美秋
或る日老たり遠見の鱶に陽は遊び 折笠美秋 虎嘯記
日輪のかゞよふ潮の鮫をあぐ 水原秋櫻子
明日を恃み鮫獲り船の出でゆかす 村上しゆら
春の雪かかれる鮫を洋傘でつく 宮武寒々 朱卓
春吹雪鮫は生き身のままからぶ 加藤知世子 花寂び
春暁の雨の続きに鱶泳ぐ 坪内稔典
春暁や大いなる鮫獲れしとふ(大洗魚来庵) 原石鼎
昼過ぎのプラグが鮫の声を出す 坪内稔典
暗黒に五月まひるの鮫干場 和知喜八 同齢
本の山くづれて遠き海に鮫 小澤實 砧
柿吊るしては手に塗つて鮫油 辻桃子 童子
桜草砂場の鮫に子が消えて すずきりつこ
梅咲いて庭中に青鮫が来ている 金子兜太(1919-)
極寒期うまの合ひたる鮫とウクレレ 栗林千津
水槽の鮫が見ており冬帽子 久保砂潮
沖に鮫棲むと言ふ浜うるめ干す 川口利夫
浜五月尾がきかん気の小判鮫 野沢節子
海女沈む鮫除帯の朱を曳いて 久野一花
海峡を鮫の動悸と渡るなり 五島高資
港に/鱶は老い/遠き/海の大祭 高柳重信
港に鱶は老い遠き海の大祭 高柳重信
湯ざらしの鱶食べる音死者の家 坪内稔典
猫鮫の歯が欲し予後の初秋刀魚 橋本夢道 『無類の妻』以後
盲画家のやうに大陸をくぐれ鱶 竹中宏
真緑の鮫がとおるふぐの鰭 和知喜八 同齢
祭の中負籠の鮫の尾や撥ねて 岸田稚魚
秋航へ鮫の真紅の肺を見て 齋藤愼爾
紫陽花のあなたの鮫の口ひらく 坪内稔典
美女病みて水族館の鱶に笑む 西東三鬼
老いたる鮫急ぎぬ大水槽の内 池田澄子
胸中に春の鱶ゐて春の汗 辻桃子
英霊とゆられまぶしき鱶の海 鈴木六林男 荒天
蒲公英や鮫あげられて横たはる 水原秋桜子
記憶から光をたぐる鱶の海 中島斌雄
誰も襲わぬ鮫の遊泳日の終り 野田信章
足かけて鮫裂く女雪催 加賀美子麓
転がれる鮫のそこいら辷りがち 古内仰子
追羽子に舁きゆく鮫の潮垂りぬ 水原秋桜子
釣堀や鮫の上散る木の葉烏賊 石塚友二 光塵
鉤のんで結びし鮫の巨き口 鈴鹿野風呂 浜木綿
離陸機の鱶のやうなる胴露けし 高澤良一 さざなみやっこ 
雪の夜棒鮫むつちりと煮えぬ 矢島渚男 船のやうに
雪汁や一尺鮫は雑魚と糶る 石川桂郎 高蘆
霧を来て鮫肌いろの両腕 高澤良一 随笑 
魂魄を股よりおろす鱶の海 岡井省二
鮎鮫や風のをろぬき枝の花 調川子 選集「板東太郎」
鮫となり誰か沖ゆく春の海 徳弘純 麦のほとり 以後
鮫なつき扇のようにわらうなり 島津亮
鮫の外形吹雪の縞へぶら下る 齋藤玄 『玄』
鮫の歯のひそひそ噛みし紅葉かな 谷川雁
鮫の腹雪色一文字に剖(さ)くや 城佑三
鮫ばかり獲れつつ波頭しぶくなり 岡野風痕子
鮫を裂くうしろをすべり氷の荷 宇佐美魚目
鮫一つ雪の市場にあるばかり 津江碧雨
鮫一体植つかず糶の終りたり 熊谷愛子
鮫上げて梅雨の市場の人だかり 遠藤梧逸
鮫捌く小出刃鈍けき雪囲 呂木
鮫揚ぐる人々鯖を踏みしだき 水原秋櫻子
鮫洗ふささらの音のさむさかな 木導 極 月 月別句集「韻塞」
鮫洗ふさゝらの音の寒さ哉 木導
鮫狩りにゆきたる友や冬紅葉 皆吉司
鮫肌の動いて笑っている最中 杉浦圭祐
鮫船の腹に魚群れ潮澄めり 水原秋櫻子
鮮烈に十月を裂く鮫であり 岸本マチ子
鱶がいて台風圏の青いポポー 和知喜八 同齢
鱶の死に白一団の海女よぎる 友岡子郷
鱶の海流れて青きいかのぼり 宇多喜代子
鱶の白い腹浮く畳の北のへり 坪内稔典
鱶の胃に春の港と鴎鳥 阿部誠文
鱶の鰭乾す老体を襲う濤 鈴木六林男 第三突堤
鱶を飼うコーヒーいつも胃に溜まり 八木三日女 落葉期
鱶一つ大きく躍る夕立前 廣江八重櫻
鱶油塗る刳舟の楔寒ひでり 宮岡計次
鱶湯がく男が決まる死者の家 坪内稔典
鱶鰭のよく乾く日や室戸岬 岡崎筍林
ボンネットヘッドシャークの涼気過ぐ  高澤良一  燕音

以上
by 575fudemakase | 2014-12-15 00:11 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

貞徳忌

貞徳忌

例句を挙げる。

作業着の青色褪せず貞徳忌 松田ひろむ
正章の真蹟世に出づ貞徳忌 高浜虚子
筆跡を人うたがふや貞徳忌 岡安青波
築庭の世に存ふる貞徳忌 西村和子 かりそめならず
茶柱がたちて閑かや貞徳忌 柴田白葉女
補写したる「御傘」あり貞徳忌 池上浩山人

以上
by 575fudemakase | 2014-12-15 00:10 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

ボロ市

 ボロ市

例句を挙げる。

ぼろ市さらば精神ぼろの古男 西東三鬼
ぼろ市におのれの句集見つけたり 塩津一栄
ぼろ市に吾が生れし日の吊りランプ 町田しげき
ぼろ市に新しきもの夜の霜 西東三鬼
ぼろ市に買ふ気のマスク外しけり 白岩 三郎
ぼろ市に魔女のマントを値切りゐる 柴田奈美
ぼろ市のあとかたもなき日向かな 大木あまり 火球
ぼろ市のはづれの日向よぎりけり 小野恵美子
ぼろ市のピカチユウは日をひとり占め 小原希世
ぼろ市の叩いて鳴らす鳩時計 大谷長平
ぼろ市の夕闇吊られゐるごとし 上田日差子
ぼろ市の大きな月を誰も見ず 岸本尚毅(1961-)
ぼろ市の客も膝つく赤絵皿 林 八重子
ぼろ市の急に鳴り出す掛時計 津田昭子
ぼろ市の戻りのおかめうどんかな 水原 春郎
ぼろ市の放り上げたる昼の月 青木勝枝
ぼろ市の日の濃きあたり人群るる 永方裕子
ぼろ市の時雨れて売れし臼と杵 甲賀 山村
ぼろ市の木魚と坐る嫗かな 水原春郎
ぼろ市の横町臼をもて塞ぐ 岸風三樓
ぼろ市の由緒くはしき河童の図 有馬朗人 耳順
ぼろ市の端に詩人の魂も 須川洋子
ぼろ市の笊投げて売る受けて買ふ 上島多勢乃
ぼろ市の絣を攫ふごとく買ふ 小倉つね子
ぼろ市の裸婦の絵の美しすぎる 後藤立夫
ぼろ市の襤褸の何でも生みだして 笹尾照子
ぼろ市の要となりて臼坐る 北見さとる
ぼろ市の鏡にしばし映りゐる 藺草慶子
ぼろ市の風があやつる指人形 有馬籌子
ぼろ市の鳴らして売れる蓄音機 塩川雄三
ぼろ市やかひなに着せて女物 上田五千石 琥珀
ぼろ市やちちはは在りし日の歩み 上原多香子
ぼろ市やねんねこを着て何売れる 今井つる女
ぼろ市や児を釘づけに栗鼠の籠 佐藤 瑠璃
ぼろ市や塀に拡げし紺絣 渡辺育子
ぼろ市や枝々に品吊りし店 笹本清風
ぼろ市や空一枚を使ひけり 大木あまり(1941-)
ぼろ市や突き出してゐる仏の手 藺草慶子
ぼろ市や絵皿の中の隠れ耶蘇 町田しげき
ぼろ市や臼と別れて杵売らる 宮下翠舟
ぼろ市を流され歩む深帽子 鍵和田[ゆう]子 飛鳥
ぼろ市を通る流離ごころかな 郡山とし子
ベトナムの竹の鳥籠ボロ市に 高澤良一 宿好 
ボロ市に何買ふとなく屈みけり 毛塚静枝
ボロ市に来て遊びをり昼芸者 村山古郷
ボロ市に行かざりし鼻凍て戻る 石田あき子 見舞籠
ボロ市に選ぶ和服の裾つまみ 高澤良一 宿好 
ボロ市のやかん頭の骨董屋 高澤良一 宿好 
ボロ市のビルマヒスイと言ふけれど 高澤良一 宿好 
ボロ市の人かき分けてベビーカー 安斉君子
ボロ市の包みと包みぶつかれる 高澤良一 宿好 
ボロ市の地球儀昼も夜も暑く 和知喜八
ボロ市の寒さ昔は父と来し 太田土男
ボロ市の戻り足腰くったくた 高澤良一 宿好 
ボロ市の時計振子を外されて 荒井英子
ボロ市の湯呑み茶碗を爪弾き 高澤良一 宿好 
ボロ市の荷を解いてゐる大男 高橋悦男
ボロ市の贋物掴まされてはならじ 高澤良一 宿好 
ボロ市へ男ふたりのしぐれけり 椎橋清翠
ボロ市やズボンで拭ふ釈迦如来 加藤裕志
ボロ市や枝に引っかけ笊を売る 高澤良一 宿好 
ボロ市や湯気の中より笹粽 小林実美
ボロ市や福眉でとまるソンブレロ 平井さち子 鷹日和
ボロ市や衣の厚きトンカツ屋 高澤良一 宿好 
ボロ市や風に吹かれて長着売る 中村泰子
ボロ市や食べ物ばかりよく売れて 和田郁子
世に合はぬ歯車一つぼろ市に 有馬朗人
狂言師ぼろ市のなか通りけり 橋本榮治 逆旅
素顔なるボロ市通り囀れり 平井さち子 鷹日和
遊行寺やボロ市の襤褸ぼろぼろな 辻桃子
正月も襤褸市たちて二十日かな 村上鬼城
襤褸市の日をためてユダ洗ふ桶 有馬朗人 天為
襤褸市の果の寒さと酔ひにけり 小林康治 玄霜
襤褸市は曇りて雨の甲斐秩父 尾崎紅葉
襤褸市や大学芋の金色に 辻 桃子
襤褸市や羽影すぎゆく春の鳶 石田波郷
襤褸市曇りて雨の甲斐秩父 尾崎紅葉
貧血の鶏血石や襤褸市に 日原傳

以上
by 575fudemakase | 2014-12-15 00:09 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)


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[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

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