2014年 12月 31日 ( 18 )

除夜詣

除夜詣

例句を挙げる。

たらたらと落つる水あり除夜詣 岸本尚毅 鶏頭
ぬばたまの出雲の闇を除夜詣 蓼汀
はりまやの句碑の辺くらし除夜詣 西山 誠
まつくらの荒磯を横ぎり除夜詣 浜野冬村
まぼろしと繋ぐ手濡れて除夜詣 岡本 眸
オリオンを仰ぎて谷戸の除夜詣 梅田男
人顔のあちこちに明し除夜詣 池内友次郎 結婚まで
地篝の火のちぎれ飛ぶ除夜詣 大網信行
大数珠を繰る輪に入りし除夜詣 有岡 和子
女房も同じ氏子や除夜詣 中村吉右衛門
妻はその父を支へて除夜詣 辻田克巳
星明かりだけを頼りに除夜詣 卯滝文雄
暗きより暗きにもどる除夜詣 能村登四郎
桝の豆ほどに混み混み除夜詣 平畑静塔
梟の目に射られたる除夜詣 大森三保子
樹々の声闇に流るる除夜詣 伊沢健存
死ぬるまで女と申す除夜詣 藺草慶子
潮の香のかすかに届く除夜詣 木内彰志
潮の香を負ひくる蜑の除夜詣 閑田 梅月
灯りて除夜詣には間のありて 深見けん二
煩悩の数のまた増え除夜詣 後藤比奈夫 めんない千鳥
煩悩の深き闇あり除夜詣 竹下陶子
石鎚の闇負ひ下る除夜詣 三谷和子
磯伝ふ灯の殖えゆくや除夜詣 蓑和松徑
磯宮へひとの灯に蹤く除夜詣 中村房子
背を押すは人か女神か除夜詣 小泉八重子
舟の灯も磯を来る灯も除夜詣 小西藤満
荒浪に沿うて一里や除夜詣 大峯あきら 鳥道
藪そばを出て数丁の除夜詣 鈴木栄子
観音は近づきやすし除夜詣 高浜虚子
訪ふごとくわが家へ戻る除夜詣 内田美紗 誕生日
賑はひを外れて水子に除夜詣 山田節子
邪鬼の眼のわれを追ひくる除夜詣 松本 幹雄
除夜詣嵯峨野の闇の火より火へ 落合水尾
除夜詣投げ賽銭の鳴りどほし 高濱年尾 年尾句集
除夜詣見知らぬ辻に出でにけり 有働亨
除夜詣飴玉なんぞ振る舞はれ 高澤良一 寒暑 
雪嶺の照りをうながす除夜詣 原裕 正午
願ぎごとのなき幸せの除夜詣 上村占魚
風宮遠拝みして除夜詣 大橋櫻坡子 雨月
風神青く雷神赤し除夜詣 北野民雄
高みへと妻の手を曳く除夜詣 原 裕
黒仏までの足音除夜詣 斎藤夏風

以上
by 575fudemakase | 2014-12-31 00:44 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

年の内

年の内

例句を挙げる。

ことごとくひとりに余る年の内 石田勝彦 秋興
二斗飲んで猿の腰掛年の内 石川桂郎 四温
千両がとても綺麗に年の内 高澤良一 燕音 
去年に似てどこやら霞む年の内 鬼貫
山恋をかるき恙に年の内 上田五千石
年の内に春立つといふ古歌のまま 富安風生
年の内に踏み込む春の日脚かな 季吟
年の内無用の用のなくなりぬ 星野麦丘人
年内かわきがち駅前に川を蓋ぐ 竹中宏 句集未収録
年内に何とか話附け置かん 清口杢生
年内に片づけるもの抜書きす 高澤良一 燕音 
年内に読み切れさうもなき頁 中本晶子
年内に鶯啼いてめでたかり 福田把栗
年内の御仕立物や青木の実 永井龍男
年内や手にある限り一位の実 萩原麦草
床の間に積み置く本も年の内 高澤良一 ももすずめ 
手すさびの茶碗配ばるや年の内 聾兎遺稿 天野聾兎
日向ぼこ年内といふ柵の内 高澤良一 随笑 
本に本寄りかかりをり年の内 高澤良一 さざなみやっこ 
母子にて出る事多し年の内 岩木躑躅
浪々の身にも年内余日なし 村山古郷
海地獄鬼蓮を刈る年の内 大野 茅輪
海苔買ふや年内二十日あますのみ 田中午次郎
産土神に雀の遊ぶ年の内 丸岡宣子
竹藪のなかの起伏も年の内 飯島晴子
郵便夫の雨除けてゐる年の内 広田充
配られし暦並べて年の内 梁取 久子
鮟鱇を吊りいそぐなり年の内 萩原麦草 麦嵐
鶯や五(いつ)文字ほどく年の内 上島鬼貫

以上
by 575fudemakase | 2014-12-31 00:38 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

札納

札納

例句を挙げる。

かちかちと切火かけけり札納め 岡野知十
この宮の我も氏子よ札納 阿部みどり女 笹鳴
はるかなる城の夕映え札納 矢崎てる女
まじりある片目だるまや札納め 榎並美代子
みやしろの燃ゆる松明札納め 渡辺 寿栄子
めつぽふな青空になる札納め 吉野たちを
トラックの来て運び去る札納 原島悦子
人を恋ふ鹿に見られて札納 大島民郎
伸び上り高く抛りぬ札納 高濱虚子
呼び換す阿呆鴉や札納 野村喜舟
夕べには巫女もゐずなり納め札 江場春子
大松明舁きて門出づ札納 大網信行
大達磨火を噴き上ぐる札納め 坂本俳星
大闇の風あらあらし札納め 羽紫鏡女
大香炉火を噴きにけり札納 山口青邨
妻に蹤き俄か詣てや札納め 村上鬼城
我宮と思ひ納むるお札かな 長谷川かな女 雨 月
摂待の札所や札の打ち納め 子規句集 虚子・碧梧桐選
札納めて賑ふ町に小買物 阿部みどり女 笹鳴
札納めて遠く拝しぬ帰りぎは 阿部みどり女 笹鳴
札納め水引の縒れ正しけり 毛塚静枝
札納め色羽根買うてもどりけり 星野立子
札納燃えて浮き出す神の文字 田原央子
札納目なしだるまも納めあり 水内菊代
火に溺る願ぎごとあまた札納 土生重次
神々を袋詰めにし札納 太田三映子
神近くまします札を納めけり 松尾いはほ
納めたる札もちらばる木の葉かな 浜田波静
納め札いまぞと抛る焔かな 千葉玲子
納め札焚けば炎のそれぞれに 須藤妙子
薬師寺に札を納めて日は高し 斎藤夏風
藪深き雪の厄塚札納 鈴木鵑子朗
蝋涙のかゝりし札を納めけり 永橋並木
身弱きが故の信心札納 今井奇石
鈴鹿よりくる風花か札納め 草村素子
雑然として札納められてあり 北澤瑞史
雨の中大神宮に札納 橋本こま女
風に散る納め札あり勿体なや 柏崎夢香
風呂敷を大事にほどく札納 古田 清

以上
by 575fudemakase | 2014-12-31 00:37 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

寅彦忌

寅彦忌

例句を挙げる。

コーヒーはブラックにする寅彦忌 森 武司
ワープロの液晶文字や寅彦忌 鈴木文彦
古本の書き込み若し寅彦忌 岡本雅洸
同門のすくなくなりぬ寅彦忌 野田山輝彦
寅彦忌城山の禽庭に来て 竹林美和子
寅彦忌灯りてくらし神田川 山口英二
巻々の歌仙に悲し寅彦忌 東洋城千句
抜書きの反古をかかえて寅彦忌 高澤良一 寒暑 
旧邸の土塀くづれて寅彦忌 西野加寿
珈琲の苦味かぐはし寅彦忌 牧野寥々
雨のうへ雷もあり寅彦忌 高澤良一 寒暑 
巻々の歌仙に悲し寅日子忌 松根東洋城
海鼠凍つ光ふるへり冬彦忌 古谷群象

以上
by 575fudemakase | 2014-12-31 00:35 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

一碧楼忌

一碧楼忌

例句を挙げる。

*かりんの実なる一碧楼の忌明かな 岡本而立
一碧楼忌びわの木びわの葉冷ゆる雨空 山崎多加士
尽月や一碧楼忌憂かりけり 州脇義忠
島の夜の一碧楼忌雪霏々と 中島南北
新傾向の一碧楼の忌なりけり 石本青波
炭割って一碧楼忌家居せむ 藤田 尚
除夜そして一碧楼忌鐘を打つ 松田ひろむ

以上
by 575fudemakase | 2014-12-31 00:33 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

和布刈神事

和布刈神事

例句を挙げる。

おだやかに和布刈神事の夜の明ける 磯野充伯
ももだちの脛もあらはに和布刈禰宜 永田紫暁子
初潮に和布刈の神の岩沈む 五十嵐播水 埠頭
和布刈る神の五百段ぬれてくらし 横山白虹
和布刈る禰宜のたすきの結び瘤 秋武久仁
岩掴み岩をつたひて和布刈禰宜 林 徹
左右左と松明うごく御和布刈 森田峠 逆瀬川
早鞆の真夜の潮の和布刈禰宜 江上紀夫
波際に神酒たらたらと初若布刈 安達波外
注連はつて真青き箍の和布刈桶 米谷秋風子
海かけて伊勢の神領和布刈舟 長谷川櫂 虚空
海彦にささぐる若布刈りにけり 阿部いく子
渦潮を照して和布刈神事かな 松田 禹川
潮垂るゝまゝ御簾ふかく和布刈桶 毛利提河
潮迅し和布刈神事のすゝみをり 高浜年尾
潮騒の闇ををろがみ和布刈禰宜 笠松崎帆子
磐石にのりて傾く和布刈桶 久保 晴
若布刈神事誘はれゐしを寝ねにけり 藤中和
落潮の早瀬にたちて和布刈禰宜 小池森閑
袴まで和布刈神事の潮満ち来 宮崎松果
走り寄る浪の白さや和布刈桶 矢上蛍雪
青潮に炬火抛げ和布刈神事果つ 横山房子

以上
by 575fudemakase | 2014-12-31 00:31 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

なまはげ

なまはげ

例句を挙げる。

お祓ひの済みてなまはげ放たれし 高澤良一 ももすずめ 
なまぬるき夜風なまはげ去りしあと 大畑善昭
なまはげが立去り蓑の零れ屑 高澤良一 寒暑 
なまはげと旅の記念の写真とる 安斉君子
なまはげにおびえ上手な子もありし 池田 崇
なまはげにしやつくり止みし童かな 古川芋蔓
なまはげにむんずと肩を掴まれし 安達実生子
なまはげに声かけられてゐたりけり 黒坂光博
なまはげに持ち込まれたる土間の雪 川瀬一貫
なまはげに父の円座を踏まれけり 小原啄葉
なまはげに襲はる森の一軒家 松崎鉄之介
なまはげに酒のこぼるる大座敷 大洲みき
なまはげのくる夜家中明るうし 高澤良一 ももすずめ 
なまはげのずいと茶の間に踏み込みて 高澤良一 ももすずめ 
なまはげのずぶ濡れ蓑を身ぶるひて 安藤五百枝
なまはげのどかと去りたる囲炉裡かな 磯貝碧蹄館
なまはげのひとり畦みち帰りけり 小原啄葉
なまはげのひらたき蹠が踏み鳴らす 今田拓
なまはげのもぞと酒盃に手を出しぬ 高澤良一 ももすずめ 
なまはげの一歩一歩に怒濤音 荻原都美子
なまはげの出る夜を雪の降りしぶる 高澤良一 ももすずめ 
なまはげの去るを呑み込むうるし闇 高澤良一 ももすずめ 
なまはげの喚びに榾火くづるるよ 遠藤みや子
なまはげの子の泣声にたぢろぎし 竹中弘明
なまはげの役に侍す犬身じろがず 久保田月鈴子
なまはげの松明雪に挿し憩ふ 桑田青虎
なまはげの汗だく学生アルバイト 高澤良一 寒暑 
なまはげの眼鼻より洩れ息白し 藤原星人
なまはげの素足につけし藁脚絆 安川掴雲
なまはげの聞きしに勝るおらびごゑ 高澤良一 ももすずめ 
なまはげの胸ぬらしけり雪と酒 竹田晶洞
なまはげの脱ぎし草履を揃へをり 伊藤絹子
なまはげの蓑より祈願の藁をぬく 川井玉枝
なまはげの解せぬ口上秋田弁 杉山青風
なまはげの訪ふさきざきの杉と月 宮津昭彦
なまはげの赤子の尻を撫でにけり 石島 岳
なまはげの足踏み鳴らす屋台骨 高澤良一 ももすずめ 
なまはげの躍り狂ひし座敷掃く 西沢信生
なまはげの逸りてあげし灰かぐら 宮下翠舟
なまはげの酔ひて本名呼ばれけり 児玉小秋
なまはげの面の中より優男 鍋谷福枝
なまはげの鬼の口より酒の息 本谷久邇彦
なまはげを襖のかげで見る子かな 中村苑子
東京からなまはげになる子が帰る 三浦てる
海吠えを真似てなまはげ来りけり 木内彰志
海鳴りの闇へなまはげ吠えにけり 佐藤清香
男鹿なまはげ踏絵に勝る足跡なし 相原左義長
真夜の雪なまはげ道も消えゐたり 皆川白陀
藁沓を脱ぎなまはげは酒ねだる 佐川広治
雪空をなまはげの闇おりてくる 平井照敏 天上大風
眉緊めて尿に立つ子よ生身剥 宮野斗已造

以上
by 575fudemakase | 2014-12-31 00:28 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)

年湯

年湯

例句を挙げる。

ひのき蓋取ればきらめく年の湯に 井沢正江
仮住みの年の湯ひりひり熱きかな 奈良文夫
年の湯にしづしづと臍沈めけり 高澤良一 宿好 
年の湯に低唱南部牛追唄 肥田埜勝美
年の湯に妻と沈みて溢れしむ 大屋達治 絵詞
年の湯に沈む股旅をんななり 黒田杏子 花下草上
年の湯に老父に背を流さるる 八木林之介 青霞集
年の湯の湯気に消えゆく月日かな 吉屋信子
年の湯を湖尻に汲み松江びと 下田稔
昼の湯にしづむひとりの年の暮 石原舟月
河内山宗俊もどきと年の湯に 高澤良一 随笑 
藻のごとき齢と思ふ年湯かな 辺見じゅん
ともかくも終りて除夜の湯に沈む 砂田美津子
除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり 森澄雄
除夜の湯にアララツトヘの舟の揺れ 田仲了司
除夜の湯に肌触れあへり生くるべし 村越化石
除夜の湯に裸劣りて一教師 榎本冬一郎 眼光
除夜の湯に間違つてゐる御せいだう 筑紫磐井 婆伽梵
除夜の湯へ主婦の胴冷えきつて来る 榎本冬一郎 眼光
除夜の鐘ぬる湯の壁に響きけり 会津八一

以上
by 575fudemakase | 2014-12-31 00:27 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

年の火

年の火
 
例句を挙げる。
 
しがらみを炎の中に年の火や 大坪万里
ゆく年の火のいきいきと子を照らす 飯田龍太
一書投げ入れて年の火昂らす 松岡隆子
何を焚きても大年の火となれり 辻田克巳
双棲の年火難あり秋扇 久米正雄 返り花
古ノートめくれ焼けゆく年の火に 伊藤翆壷
命守るごと年の火を育てをり 田中美智代
大年の火を焚いてゐる向う岸 石寒太 翔
大年の火伏せの笹を奪ひ合ふ 篠田法子
年の火にかざすパパの手こどもの手 高澤良一 寒暑
年の火に今生の身のうらおもて 黛執
年の火に焚く反古の中経歴書 松崎鉄之介
年の火に焚く売文の反古の嵩 井沢正江
年の火に逆縁の顔けぶらしぬ 高橋愛子
年の火に面を焙り背を焙り 高澤良一 暮津
年の火の大仏さまは青白き 斎藤夏風
年の火の心しづめの炎とならむ 能村研三
年の火の榾の芯から爆ぜにけり 高澤良一 暮津
年の火の火の粉がとんで夜潮かな 石田勝彦
年の火の火の粉はのぼるみな消ゆる 川崎展宏
年の火を業火のごとく天草は 中戸川朝人 星辰
年の火を遠巻きにして村人は 原田厚子
浄闇に年の火爆ぜぬたて続け 高澤良一 随笑
背焙れば叩くが如し年の火は 高澤良一 暮津
蜑の火を年の火としぬ壱岐対馬 古館曹人
 
以上
by 575fudemakase | 2014-12-31 00:20 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

年守る

年守る
 
例句を挙げる。
 
こぼれ灯の年守る灯かも木偶館 石原 義輝
つねの灯をつねの机に年守る 新明紫明
はるかなる灯台の灯も年守る 遠藤若狭男
まぼろしの鹿も来哭くか年守る(加藤楸邨氏より句集『まぼろしの鹿』贈らる) 角川源義 『神々の宴』
ブティックの隣の老舗年守る 和田郁子
一日の尊とかりけり年守る 石原すみ子
一杖に命惜しみて年守る(賜はり波郷遺墨・遺愛の杖に) 角川源義 『西行の日』
今年亦夫と二人の年守る 小泉はつゑ
倖か死に果てたるも年守るも 石田波郷
倖せか死果てたるも年守るも 石田波郷
夜に入りてとんと音なき年守る 勝又一透
夫唱とも婦随ともなく年守る 岬雪夫
学問の夢すてきれず年守る 山下しげ人
年守りて火を育てをり子と二人 志摩芳次郎
年守りて黙然とゐぬ榾盛ン 村上鬼城
年守るこころ剣の如く痩せ 三橋鷹女
年守るといふにあらねどいねがたく 奈良鹿郎
年守るとさても瑠璃香えんま香 藤田湘子 てんてん
年守るやこころ剣の如く痩せ 三橋鷹女
年守るやなにか舟来て乗れと云ふ 中島月笠
年守るや乾鮭の太刀鱈の棒 蕪村
年守るや合掌しかと観世音 上村占魚
年守るや心張棒の平頭 宮坂静生 春の鹿
年守るや所詮生涯一書生 渡部抱朴子
年守るや母が寝にたつ燠呉れて 石川桂郎 含羞
年守るや火を焚いて火を敬ひて 小川匠太郎
年守る乾鮭の太刀鱈の棒 蕪村
年守る大ゆけむりと星座かな 穴井湧峰
年守る星のひとつに航海灯 平井さち子 鷹日和
年守る深きよろこびありし年 矢野紫音
年守る錨の十字深く入れ 金箱戈止夫
忌に籠るこゝろゆく年守るこゝろ 田代欣一
手のうちに湯呑つつみて年守る 西山誠
海鼠突きに行く年守りて隠れ耶蘇 小原菁々子
灯の海の沖に新宿年守る 片山由美子 風待月
炬燵の火埋けても熱し年守る 久保田万太郎 流寓抄
禰宜立ちて年守る燭替へにけり 唐津加代子
老二人語らひもなく年守る 岡田早苗
胸のうちぽぽぽぽと年守る火か 川崎展宏 冬
臘梅の香が身に添ひて年守る 三宅一鳴
越の海の海鳴り高き年守る 高橋貞人
針*含み飾窓内年守る 宮武寒々 朱卓
閻王に年守る燭を足しにけり 小西須麻
 
以上
by 575fudemakase | 2014-12-31 00:19 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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