2017年 03月 15日 ( 2 )

初大師 の俳句

初大師 の俳句

初大師

例句を挙げる。

あけ方に一ト雨ありし初大師 亀井シゲコ
かつ日射しかつ風しけり初大師 徳永山冬子
たゞ頼めその密教の初大師 高畠明皎々
まぎれなき羅宇屋に遇へり初大師 平野露子
モスリンの紐売る境内初大師 川崎慶子
一木に一貌晴れて初大師 宇佐美魚目 天地存問
二十年缺かさぬ老や初大師 青木月斗
京の冷え足よりのぼり初大師 平岩とし子
人の影ふみてあたたか初大師 平川光子
人波に妻を奪はれ初大師 星野一夫
信心の眼帯外す初大師 西川章夫
凍て埃り裏街道は初大師 石原舟月
初大師だらだら坂に椿咲き 柴田白葉女
初大師だらだら坂に紅椿 柴田白葉女 花寂び 以後
初大師なほ後厄をねがひけり 籾山梓月
初大師なり紺足袋の男など 神尾久美子 桐の木以後
初大師一本杉にある日ざし 前野雅生
初大師学生服の似合ふ僧 松山哲夫
初大師山に十度の差ありけり 樋口伊佐美
初大師昼近き日のうらゝかに 今村雨峡
初大師松に風ある日和かな 久保しづく
初大師様へと婆の畦づたひ 岸 風三楼
初大師歌口赤き笛を買ひ 青木文恵
初大師火渡りを待つ人の群 佐藤花子
初大師焼鯊提げて戻りけり 川村黄雨
初大師百僧侍る燭あかり 宇都木水晶花
初大師街を水平に鴎とぶ 中拓夫
初大師警備本部は釈迦堂に 合田丁字路
初大師連れだちながらはぐれけり 大野彰子
初大師遠嶺より享く日のぬくし 吉岡道夫
初大師釦落してもどりけり 原 しま女
初大師雪踏み固めおきにけり 舘野翔鶴
初大師雪降りたらぬ寒さかな 白水郎句集 大場白水郎
初大師香煙寺領に収まらず 大塚とめ子
剃りあとの頬をなでては初大師 吉田鴻司
南無大師遍照と声初大師 橋本鶏二
厄年の祈り一途や初大師 鈴木美代子
参道の凍ゆるみなし初大師 近藤不彩
境内に露店の迷路初大師 岡 良子
大寒に入る日毎年初大師 星野立子
子が提げて達磨納めに初大師 佐々木麦童
山門の根深畑や初大師 村上鬼城
川崎に残れる葦や初大師 野口里井
平凡に妻と連れ立ち初大師 橋本花風
弘法の真白の脚絆初大師 山岡てる子
後園の梅少し咲き初大師 長谷川かな女 雨 月
御影堂は風につつまれ初大師 井上楽丈
恙なき身を人波に初大師 木都老正盛
投餅の道まで飛んで初大師 稗田 時子
抱きし子に香煙すくひ初大師 伊保ひろし
早咲きの梅さかりなり初大師 川上梨屋
有為の身の息災祈る初大師 大野雑草子
水をもて火をもて浄め初大師 福田蓼汀
灯の入りし大提灯や初大師 池田義雄
焼印のひと文字買ひて初大師 毛利 令
穴守へのろのろ舟や初大師 長谷川かな女
茶屋裏に海苔簀一枚初大師 米本畦午
藁塚の道あたたかし初大師 間立素秋
身を切らむばかりの風や初大師 岡崎元子
輪塔に風さゆる日や初大師 逸見紀山
道に売る咳止め飴や初大師 中 火臣
達磨屋の奥まで達磨初大師 千布昌子
金龍が吐くみたらしも初大師 大竹孤悠
錫杖の笠より高く初大師 菰田三叉
降る雪の中の香煙初大師 今川 青風
靴音の消ゆる黒土初大師 鍵和田[ゆう]子 浮標
風あれど空は好晴初大師 高木石子
香煙に降りこむ雪や初大師 五十嵐播水
香煙をすくつて胎に初大師 田川飛旅子
高野槙買うて帰るも初大師 森白象
麦の芽に筑波颪や初大師 三宅孤軒
初弘法埃かむりしものも売る 水澤一舟
初弘法塀の限りに植木市 奥村木久枝
初弘法塔をけぶらす雨となり 梶山千鶴子
売れさうもなきもの並べ初弘法 片山由美子 天弓
施主の名の滲みし幟初弘法 鵜飼紫生
翻へる善女の群や初弘法 大石悦子



初大師 補遺

とある店の素うどんうまし初大師 村山故郷
めでたさも迷子を告ぐる初大師 森澄雄
初大師東寺に雪のなかりけり 百合山羽公 樂土以後
初大師降りしとみればやみし雪 鈴木真砂女 紫木蓮
天丼屋混みゐる昼や初大師 村山故郷
明治生まれの内股歩き初大師 鈴木真砂女 紫木蓮
袖を乞ふかたゐのわかき初大師 飴山實 花浴び

以上

by 575fudemakase | 2017-03-15 09:45 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)

初天神 の俳句

初天神 の俳句

初天神

例句を挙げる。

お初天神菊づくしなる春灯 西本一都 景色
その神楽天神花をかざす由 後藤夜半 底紅
ふるさとの初天神に詣でけり 橋本花風
わらべうた路地よりきこえ宵天神 宮下翠舟
一日の日射さぬままに宵天神 舘岡沙緻
亀戸の湯屋のけむりや初天神 加藤松薫
今生に父母なく子なく初天神 菖蒲あや
初天神友みな遠くなりしかな 星野麦丘人
初天神太鼓橋より通りやんせ 百瀬ひろし
初天神妻が真綿を買ひにけり 草間時彦
初天神学問の絵馬恋の絵馬 結城一雄
初天神易者の見台遠巻きに 脇坂啓子
初天神百のともし火またたけり 芝山喜久子
初天神石の牛にもコイン置く 渡辺満千子
初天神絹の匂ひの女かな 柴崎七重
初天神裏に十枚ほど枯田 堀古蝶
初天神隅田渡りてなほ遠し 高橋淡路女 淡路女百句
初天神黒き運河を越えて来ぬ 村山古郷
受験の子あれば心に初天神 轡田 進
命濃き天神花の翳さるる 後藤夜半 底紅
宵天神晩学の願ねむごろに 草村素子
寒一と日初天神といふ日あり 後藤夜半 底紅
巫女の袖触れし天神花を享く 後藤比奈夫
強風に打ち合ふ絵馬や初天神 沖山政子
御鏡に振る鈴うつり初天神 中田余瓶
我も又初天神の人となり 工藤 隆子
日おもてに雀群れたり初天神 柴田白葉女
春日傘お初天神通り抜け 前内木耳
末社にも初天神の人等かな 青山 友枝
杖ついて初天神へ一長者 三木彦兵衛
束ねたるまま古書を買ふ初天神 久松久子
消えがての日陰の雪や初天神 土方花酔
湯の道も初天神の人通り 岡本松浜 白菊
甘酒がバケツに二拝初天神 辻桃子
畑姥も初天神の蜜柑売 大谷句仏
紅すこし初天神といひて濃く 上村占魚
鈴の緒がひねもす振られ初天神 品川鈴子
雪風や宵天神の橋長く 青水月斗
願ひ事二つありけり初天神 薦田伸子
大島紬でんと着込みて初天神 高澤良一 暮津
菅公にゆかりの諸々初天神 高澤良一 暮津
太鼓橋こぞりわたれる初天神 高澤良一 暮津
控えゐる巫女一並び天神花 高澤良一 暮津
初天神戻りの藤いろ紙袋 高澤良一 暮津




初天神 補遺

初天神にぎにぎ男坂女坂 山口青邨
初天神拝み三四郎池に来ぬ 山口青邨
初天神暁かけて詣で来し 安住敦
初天神黒き運河を越えて来ぬ 村山故郷
寒一と日初天神といふ日あり 後藤夜半 底紅
文運を初天神にして思ふ 百合山羽公 樂土以後
東京は初雪が降り初天神 山口青邨
磴たかきがゆゑに登りて初天神 安住敦

以上

by 575fudemakase | 2017-03-15 09:42 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

カテゴリ

全体
春の季語
夏の季語
秋の季語
冬の季語
新年の季語
句集評など
句評など
自作
その他
ねずみのこまくら句会
未分類

以前の記事

2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
more...

フォロー中のブログ

ふらんす堂編集日記 By...

メモ帳

▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

検索

タグ

最新の記事

朝冷 の俳句
at 2017-10-16 09:58
雨冷 の俳句
at 2017-10-16 09:57
秋冷 の俳句
at 2017-10-16 09:56
ひえびえ・ひやひや の俳句
at 2017-10-16 09:54
秋湿り の俳句
at 2017-10-16 03:21

外部リンク

記事ランキング