実朝忌 の忌日

実朝忌 の忌日

実朝忌

例句を挙げる。

いくさ敗れなほしみじみと実朝忌 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
いたづらに長寿願はず実朝忌 下村梅子
がうがうと谷戸に風ある実朝忌 高須禎子
きざはしに風流れ落つ実朝忌 中村喜美子
しらべよき歌を妬むや実朝忌 阿波野青畝(1899-1992)
その時も鳩は翔ちけむ実朝忌 山口青邨
てのひらにくれなゐの塵実朝忌 永島靖子
ほの白き昼の月あり実朝忌 上野 百人
みどり藻の高波の跡実朝忌 中拓夫
ティッシユペーパーごそりと抜ける実朝忌 大石雄鬼
伊豆の海の浪の巻穂や実朝忌 野村喜舟
伐られたる樹の叫ぶあり実朝忌 永井龍男
低山に入日はづめる実朝忌 岸田稚魚
信号を信じて渡る実朝忌 佐伯昭市
傘を持つ手のつめたくて実朝忌 大井雅人
初島は沖の小島よ実朝忌 遠藤韮城
口衝いていづる和歌あり実朝忌 後藤夜半
名をかへて流るる川や実朝忌 進藤一考
大挙して実朝の忌の沖つ波 高澤良一 さざなみやっこ
大銀杏芽吹かんとして実朝忌 大気 十潮
子を失ひし母われ今日を実朝忌 及川貞 榧の實
実朝の忌の浪音を聴きに来し 大野崇文
実朝の忌の磴をわがひとりくだる 藤岡筑邨
実朝の忌を江ノ電の横揺れに 早乙女 健
実朝忌あし跡のみの百千鳥 小檜山繁子
実朝忌くるぶしに来る池の冷え 鍵和田[ゆう]子 武蔵野
実朝忌つばさあるもの声こぼす 鍵和田[ゆう]子 武蔵野
実朝忌なりしかなほも積む雪に 長谷川かな女 雨 月
実朝忌われに文盲の母ひとり 菊地一雄
実朝忌伊豆の山脈あらけなく 原裕 青垣
実朝忌外箱失せし愛書かな 能村研三 鷹の木
実朝忌孤雲日を載せみんなみに 福田蓼汀 山火
実朝忌床に散乱する白波 杉野一博
実朝忌柵をなほしにでたるまま 中田剛 竟日
実朝忌椿の花は落ち易く 高橋淡路女 淡路女百句
実朝忌波の上なる女下駄 川崎展宏
実朝忌海みて鴨を食ひをはる 鈴木太郎
実朝忌海より空の曇りくる 久米正雄 返り花
実朝忌牛の不機嫌通りける 斎藤玄
実朝忌由井の浪音今も高し 高浜虚子
実朝忌由比のおぼろのはじまれり 石原舟月
実朝忌知らぬ鎌倉美しく 遠藤加寿子
富士の辺に烽火の入日実朝忌 井沢正江 晩蝉
屋根を飛ぶ潮けむり見よ実朝忌 森田峠 避暑散歩
山椿撰び折り来て実朝忌 松本たかし
庭に色あるは山茱萸実朝忌 及川貞 榧の實
庭掃除して梅椿実朝忌 星野立子
引く浪に貝殻鳴りて実朝忌 秋元不死男
我が椿いたむる雪や実朝忌 松本たかし
日の崖の砂さらさらと実朝忌 戸川稲村
日もすがら松吹く風や実朝忌 下村梅子
日洩れきし谷を急ぎて実朝忌 石田波郷
日矢やさし松は年経し実朝忌 清水基吉 寒蕭々
晩学を恥づるにあらず実朝忌 下村梅子
暁天の纖き月あり実朝忌 大橋桜坡子
松に降る雪ほたほたと実朝忌 冨田みのる
松の上に狂ひ風あり実朝忌 清水基吉
松籟の武蔵ぶりかな実朝忌 石田波郷(1913-69)
桜貝踏みつつ実朝忌とおもふ 須川洋子
死なざりしかば相逢ふも実朝忌 石田波郷
波どどと春ととのはず実朝忌 山岸治子
流鏑馬の射手に外人実朝忌 八幡より子
浪がしらあるひは撓ひ実朝忌 齋藤玄 飛雪
浪がしらあるひは撓む実朝忌 齋藤玄 『舎木』『飛雪』
海光に髪を刈らしむ実朝忌 田川飛旅子 花文字
海坂の暮るるに間あり実朝忌 鷹羽狩行(1930-)
濤こだま実朝忌まだ先の日ぞ 友岡子郷 風日
病む窓に伊豆の海あり実朝忌 木村蕪城 一位
白くあがる波を遠目に実朝忌 平井照敏
白昼の炎にいろのなし実朝忌 鷲谷七菜子 天鼓
白木瓜の庭美しき実朝忌 小原菁々子
積む雪の仄かに匂ふ実朝忌 下山宏子
竹伐つてほめくてのひら実朝忌 星野麦丘人
紅梅の空は蘇芳や実朝忌 久米正雄 返り花
紅顔の人等つどへり実朝忌 山口青邨
絵巻見て伊豆の海見て実朝忌 大島民郎
美しく舌のふれ合う実朝忌 渡辺誠一郎
舶来の時計が欲しき実朝忌 攝津幸彦
菜の花の茎めでたかれ実朝忌 横光利一
誰が歌も世に遺れかし実朝忌 林昌華
軍人の帽子もかゝり実朝忌 河野静雲 閻魔
鎌倉に住みしことあり実朝忌 高濱年尾
鎌倉に実朝忌あり美しき 高浜虚子
鎌倉は四方の砲音に実朝忌 久米正雄 返り花
鎌倉ゆき電車でひげ剃る実朝忌 竹中宏 句集未収録
鎌倉右大臣実朝の忌なりけり 尾崎迷堂(1891-1970)
闇深く海鳴りつづく実朝忌 本玉秀夫
雨水の顔を流るる実朝忌 長谷川櫂 天球
雨雲にこもれる月や実朝忌 高橋馬相 秋山越
雪となる雨を見てをり実朝忌 角川春樹
雪吊のもとどり荒び実朝忌 鍵和田釉子
雪嶺に雪あらたなり実朝忌 相馬遷子 山河
雲のごとく咲ける野梅や実朝忌 河野静雲
面売の婆に見知りや実朝忌 青木重行
頼家もはかなかりしが実朝忌 水原秋櫻子
頼朝のこと思ひつつ実朝忌 岸本尚毅
魂匣の流れ着くなり実朝忌 冨田拓也
鳶の舞ふ鎌倉山や実朝忌 石井桐陰
鵙の瞳の黒眼がちなり実朝忌 大木あまり 火のいろに
鵯鳴くは大椿木よ実朝忌 永井龍男
黒き泡眼の中を飛び実朝忌 田川飛旅子 『邯鄲』
沖はるかに火口の雪や金槐忌 伊丹さち子

実朝忌 補遺 

いくさある世をよろこばず実朝忌 飴山實 花浴び
おのが葉をこぼす松籟実朝忌 鷹羽狩行
かまくらの海見て虚子庵へ実朝忌 山口青邨
しらべよき歌を妬むや実朝忌 阿波野青畝
その時も鳩は翔ちけむ実朝忌 山口青邨
その筆の日課観音実朝忌 水原秋櫻子 蘆雁
まぼろしの大きな船や実朝忌 日野草城
一首献げんと思ひつつ来て実朝忌 加藤秋邨
引く波に貝殻鳴りて実朝忌 秋元不死男
我が椿いたむる雪や実朝忌 松本たかし
鎌倉に住みしことあり実朝忌 高浜年尾
鎌倉に住み古るまゝに実朝忌 高浜年尾
鎌倉を背に東京や実朝忌 石塚友二 玉縄以後
乾燥花なほ紅をもつ実朝忌 山口青邨
月ははや軒より高し実朝忌 山口青邨
剣難の相もて詣る実朝忌 山口青邨
御籤ひく女難の相や実朝忌 山口青邨
紅顔の人等つどへり実朝忌 山口青邨
紅梅に雪つもりけり実朝忌 山口青邨
山は裂けなんかなしみも実朝忌 山口青邨
山は裂け海割れ続く実朝忌 有馬朗人 立志
山椿撰び折り来て実朝忌 松本たかし
山鳩のわが松に来ぬ実朝忌 山口青邨
子を失ひし母われ今日を実朝忌 及川貞 夕焼
子規左千夫茂吉とならべ実朝忌 阿波野青畝
枝重りして咲ける椿や実朝忌 石田波郷
死なざりしかば相逢ふも実朝忌 石田波郷
詩歌の位は身の自や実朝忌 中村草田男
実朝忌にふさふ紅梅白梅も 森澄雄
実朝忌伊豆の山脈あらけなく 原裕 青垣
実朝忌押し対ひ聴く海の声 中村草田男
実朝忌牛の不機嫌通りける 斎藤玄 狩眼
実朝忌孤雲日を載せみんなみに 福田蓼汀 山火
実朝忌詩歌知らねば寒気呆け 百合山羽公 樂土
実朝忌春動かむとしてためらふ 松本たかし
松籟の武蔵ぶりかな実朝忌 石田波郷
上弦の月ただよへり実朝忌 山口青邨
上弦の月安からず実朝忌 山口青邨
人よわし今もむかしも実朝忌 山口青邨
青邨ゑがく歌人の軸実朝忌 山口青邨
雪嶺に雪あらたなり実朝忌 相馬遷子 山河
村ぬちに霞ふるなり実朝忌 永田耕衣
大学の築山に月実朝忌 山口青邨
大波の沖にくづれぬ実朝忌 鈴木真砂女 卯浪
段かづらたもとほる日ぞ実朝忌 阿波野青畝
段葛けふは実朝忌なりけり 阿波野青畝
竹伐つてほめくてのひら実朝忌 星野麥丘人
低山に入日はずめる実朝忌 岸田稚魚
庭に色あるは山茱萸実朝忌 及川貞 夕焼
日の果を沖に送りぬ実朝忌 上田五千石『琥珀』補遺
日洩れ来し谷を急ぎて実朝忌 石田波郷
白き甕紅梅を一枝実朝忌 山口青邨
白畳の炎にいろのなし実朝忌 鷲谷七菜子 天鼓
筆も凍るこよひなりけり実朝忌 山口青邨
病む窓に伊豆の海あり実朝忌 木村蕪城 一位
頼家もはかなかりしか実朝忌 水原秋櫻子 蘆雁
浪がしらあるひは撓ひ実朝忌 齋藤玄 飛雪
藪角の痛き風なり実朝忌 百合山羽公 樂土以後

以上

# by 575fudemakase | 2017-04-22 09:12 | 春の季語 | Trackback | Comments(0)

茂吉忌 の俳句

茂吉忌 の俳句

茂吉忌

例句を挙げる。

えむぼたん一つ怠けて茂吉の忌 平畑静塔
かたくなに残る鴨あり茂吉の忌 長谷川史郊
しろがねにねむる蔵王や茂吉の忌 井沢馬砂人
ひたすらに積る雪なり茂吉の忌 相馬遷子 山河
みちのくの友茂吉忌を了へて来る 森田峠 避暑散歩
みどり増す星や茂吉忌の前後 高橋道人
一椀の雪あかりして茂吉の忌 大木あまり 火球
古利根の逆白波や茂吉の忌 森田公司
国訛まねて母恋ふ茂吉の忌 新倉和子
山の雨靴下に浸む茂吉の忌 林 徹
山鳩の一声の鞭茂吉の忌 国光勢津子
支那街に皮卵買へり茂吉の忌 下村ひろし 西陲集
春雪を夕日に擲げて茂吉の忌 火村卓造
櫟の葉手に砕きゐつ茂吉の忌 橋本鶏二
深空より茂吉忌二月二十五日 飯田龍太
潤ひてまた乾く頭や茂吉の忌 藤田湘子 てんてん
濡れ靴に新聞を詰め茂吉の忌 皆川盤水
火にあそぶ火の粉茂吉の忌も日暮 藤田湘子
燈を消して白き山あり茂吉の忌 平畑静塔
癇癪を起して茂吉忌なりけり 藤田湘子 てんてん
目つむれば最上の波や茂吉の忌 森田峠 三角屋根
脳傷むまで酷使せし茂吉の忌 相馬遷子 山河
茂吉の忌茂吉狂ひも減りしかな 藤田湘子(1926-)
茂吉忌に雪沓履いて集ひけり 宇都木水晶花
茂吉忌のオランダ坂に蝶生る 下村ひろし 西陲集
茂吉忌の一荷ぎつしり金目鯛 神尾久美子
茂吉忌の万年筆の太さかな 大牧 広
茂吉忌の光背を持つ春田打ち 鳥居おさむ
茂吉忌の夜半の疾風雨呼べり 火村卓造
茂吉忌の山を離れし川のおと 鈴木榧夫
茂吉忌の川波立ちてゐたりけり 小黒黎子
茂吉忌の暮れてとどちく遠雪崩 鷲谷七菜子 花寂び
茂吉忌の枕の寒くありにけり 増成栗人
茂吉忌の枯れて平らな畦伸びる 中拓夫
茂吉忌の目刺より抜き藁熱し 鷹羽狩行
茂吉忌の豆餅狐色に焼け 富田直治
茂吉忌の逆白波の河口かな 佐藤信三
茂吉忌の鉄橋に立ち生きてあり 平井照敏
茂吉忌の雑木林に雲ひとつ 衣川次郎
茂吉忌の雪代あふれゐたりけり 石鍋みさ代
茂吉忌の雲裏山の冷えを呼ぶ 田中光枝
茂吉忌の馬酔木初花うすみどり 石田あき子 見舞籠
茂吉忌や光りて遠き池と梅 林翔 和紙
茂吉忌や春子のひだのひんやりと 大木あまり 火球
茂吉忌や歌を志向の日もありし 山田弘子 螢川
茂吉忌や灯を消し近む山とあり 加畑吉男
茂吉忌や蝦夷に老いゆく吾思ふ 阿部慧月
茂吉忌や長崎を去る雪の歌 原田星村
茂吉忌や雪の轍を水流れ 中拓夫 愛鷹
茂吉忌や雪間を拡げ最上川 児玉代三
茂吉忌を言ふ医に胸を診せゐたり 中戸川朝人 星辰
茂吉選にわが一首あり茂吉の忌 池上浩山人
草川を染めて日の没る茂吉の忌 丸山哲郎
詩に寄す心の甘え茂吉の忌 中村喜美子
通されて書架に目のゆく茂吉の忌 西宮陽子
雪を呑み日を呑む海や茂吉の忌 鍵和田[ゆう]子 飛鳥
雪握り雪を泣かしむ茂吉の忌 八牧美喜子
音立てて日輪燃ゆる茂吉の忌 相馬遷子 雪嶺
屹立の裸の山や赤光忌 林 徹

茂吉忌 補遺 

えむぼたん一つ怠けて茂吉の忌 平畑静塔
ひたすらに積る雪なり茂吉の忌 相馬遷子 山河
焔のいろの二月茂吉忌多喜二の忌 飯田龍太
牡丹の芽雪をちりばめ茂吉の忌 細見綾子
音立てて日輪燃ゆる茂吉の忌 相馬遷子 雪嶺
角巻に似たる膝掛茂吉の忌 百合山羽公 樂土以後
潤ひてまた乾く頭や茂吉の忌 藤田湘子 てんてん
惜しみなく昼をも寝ねし茂吉の忌 相生垣瓜人 負暄
脳傷むまで酷使せし茂吉の忌 相馬遷子 山河
茂吉忌のはやりて降りし雪なりき 細見綾子
茂吉忌の渚をゆけば波の舌 石田勝彦 百千
茂吉忌の鉄橋に立ち生きてあり 平井照敏 猫町
茂吉忌の暮れてとどろく遠雪崩 鷲谷七菜子 花寂び
茂吉忌の目刺より抜き藁熱し 鷹羽狩行
茂吉忌や光りて遠き池と梅 林翔 和紙
茂吉忌や時に逸りて牡丹雪 細見綾子
木の股に高き残雪茂吉の忌 鷹羽狩行
涙ぐむ事多かりし茂吉の忌 相生垣瓜人 負暄
恋猫のこゑの尾のあり茂吉の忌 百合山羽公 樂土
癇癪を起して茂吉忌なりけり 藤田湘子 てんてん

以上

# by 575fudemakase | 2017-04-22 09:09 | 春の季語 | Trackback | Comments(0)

義仲忌 の俳句

義仲忌 の俳句

義仲忌

例句を挙げる。

さるほどに月のぼりけり義仲忌 長谷川櫂 古志
しばらくは野火のうつり香義仲忌 飯田龍太
つぶやきに答かへりぬ義仲忌 百瀬美津
みづうみの舟宿灯り義仲忌 角川春樹
人に逢へぬ帰途の追風義仲忌 原子公平
倶利伽羅の舊道に住み義仲忌 今村をやま
倶利伽羅を捨てし悔あり義仲忌 藤浦昭代
倶利迦羅の旧道に住み義仲忌 今村をやま
兜煮に残る目玉や義仲忌 うだつ麗子
土砂降りの石くれの顔義仲忌 山上樹実雄
夕闇は楠より立てり義仲忌 奥坂まや
大風のなかの松籟義仲忌 皆川盤水
小鼓の紅緒の褪せて義仲忌 河村静香
待ちのぞむものを旭(ひ)とせし義仲忌 竹中宏
御嶽の宵かがやけば義仲忌 大峯あきら 宇宙塵
懐に項羽本紀や義仲忌 松瀬青々
武者絵好みし少年の日よ義仲忌 星野石雀
氷魚炙る手のひらひらと義仲忌 関戸靖子
湖に風波立てる義仲忌 大山 百花
紅梅を近江に見たり義仲忌 森澄雄 浮鴎
義仲忌の膳所はみぞるゝばかりかな 飴山 實
義仲忌や山山瀬瀬の氷を解かず 高橋睦郎 稽古飲食
義仲忌を弾みとしたる春吹雪 吉田紫乃
義仲忌湖の日向へ梅出でて 関戸靖子
義仲忌膳所はみぞるゝばかりかな 飴山實
義仲忌近づく寺に近く住む 安藤 雅子
貯へし茸を汁に義仲忌 豊原月右
雀来て鶯去れり義仲忌 進藤一考

義仲忌 補遺 

いぬふぐり旭将軍義仲忌 森澄雄
けぶりゐるものに紅梅義仲忌 鷲谷七菜子 一盞
しばらくは野火のうつり香義仲忌 飯田龍太
義仲忌なほも木曾には古柏 森澄雄
義仲忌や小暗き道の見えしとき 飯田龍太
義仲忌熊笹に雨錐のごと 飯田龍太
義仲忌虫出しの雷夜空より 飯田龍太
駆くるとは馬駆くること義仲忌 星野麥丘人
紅梅を近江に見たり義仲忌 森澄雄

以上

# by 575fudemakase | 2017-04-22 09:07 | 春の季語 | Trackback | Comments(0)

えり挿す の俳句

えり挿す の俳句

えり挿す

例句を挙げる。

*えりの遺句今日も*えり挿す湖ならむ 及川貞 夕焼
*えりを挿す力のかひな見ゆるかな 高濱年尾 年尾句集
*えりを挿す声の届かぬ遠さかな 西村和子 かりそめならず
*えりを挿す夫婦に夕日濃かりけり 角川春樹
*えりを挿す漣の行方に雁の影 石原八束
*えりを挿す竹生通ひの船波に 宇野犂子
*えりを挿す舟のゆきゝを窓に置き 中川砂骨
*えりを挿す舟を遥かに夕茜 武嶋一雄
*えり挿して一湾の春定まりぬ 伊藤いと子
*えり挿して元に戻りし景色かな 山崎みのる
*えり挿して四方より梅雨の迫るらし 林翔 和紙
*えり挿して湖の憂色はじまれり 能村登四郎
*えり挿して近江の春のいまよりぞ 高田美恵女
*えり挿しの一人が舟の位置を守る 中澤文邦
*えり挿しの力に舳刎ね上り 高野素十
*えり挿しの山見ては向き改むる 北川英子
*えり挿しの戻り舟なり比良颪 中井文人
*えり挿しの漕ぎ出してすぐ霞みけり 鷲谷七菜子 花寂び 以後
*えり挿しの背後雪嶺威を解かず 丸山哲郎
*えり挿しの舟にも小さき注連飾り 佐川広治
*えり挿しも終りしといふかすみけり 高濱年尾 年尾句集
*えり挿しや菰の古江に舟入れて 高野素十
*えり挿すと堅田はひかり燦めく地 宮坂静生
*えり挿すや遠つらなりに鳰のむれ 五十嵐播水
*えり挿すや陸の雪景日に穢れ 西島麦南
*えり挿につきて近江の蝶あはれ 萩原麦草 麦嵐
*えり挿にはや灯りし比叡かな 岸風三楼 往来
*えり挿の夕影波に折れ曲り 岸風三楼 往来
*えり竿を挿す大揺れの舟に立ち 津田清子
*えりを挿す力のかひな見ゆるかな 高浜年尾
*えりを挿す漣の行方に雁の影 石原八束
*えり挿しの漕ぎ出してすぐ霞みけり 鷲谷七菜子
えり挿しの漕ぎ出してすぐ霞みけり 鷲谷七菜子 游影
この湖は話の宝庫*えりを挿す 柴田美代子
万葉の比良の大わだ*えりを挿す 小田尚輝
両袖へ*えり挿す舟の漕ぎわかれ 久米幸叢
八講の名残りの湖に*えり挿せる 荒川あつし
打よする連銭波や*えりを挿す 西山泊雲
日の波にとりまかれゐて*えりを挿す 石井とし夫
更級の八百屋彦八*えり挿して 宮坂静生 樹下
比叡山今日しまきをる*えりを挿す 中井余花朗
湖の待ちをる*えりを挿しはじむ 後藤比奈夫
湖底の泥知りつくし*えりを挿す 今村窓外
湖神の荒ぶる隙へ*えりを挿す 北川英子
熱きもの食べて*えり挿しすぐ湖へ 山口波津女
眺めやる*えり挿す舟とわかるまで 池内たけし
竹積んで*えり挿す舟と覚えたり 高濱年尾 年尾句集
篁の闇を負ひ来て*えりを挿す 曽根原幾子
編みためて大きな*えりを挿すらしや 石井とし夫
老いてなほ沼生き甲斐に*えりを挿す 石井とし夫
衰へし眼もて*えり挿しみて来たり 皆川盤水
連翹や昨日は雨に*えり挿して 藤田湘子
遠き*えり挿し終りたる色と見し 中森皎月
門先を漕ぎ出でしより*えりを挿す 石井とし夫
無明より無明へ漕げる*えり場かな 宮武寒々
*えり簀竹尻に撓めて編みにけり 稲継あきを
*えり簀編むその棕梠繩に手を痛め 高濱年尾 年尾句集
*えり簀編む大風除の聳えたり 高濱年尾 年尾句集
*えり簀編眩ゆき沖を手にかばふ 米沢吾亦紅
古*えり簀焚く火明りに氷魚を選る 木村蕪城 寒泉
合掌の手のかたちして遠*えり簀 関戸靖子
唐崎の茶屋の女房も*えり簀編み 大坪野呂子
夕波の*えり簀をくぐるひとうねり 岡本 眸
横櫛をさす女房の*えり簀編み 高野素十
湖あれを窓に*えり簀を編みゐたり 高濱年尾 年尾句集
頬被とれば媼や*えり簀編む 中山碧城

えり挿す 補遺

*えりの遺句今日も*えり挿す湖ならむ 及川貞 夕焼
*えり挿さぬ琵琶湖と聞けば寂しさよ 稲畑汀子
*えり挿して湖のさざなみ南せり 能村登四郎
*えり挿して湖の憂色はじまれり 能村登四郎
*えり挿して四方より梅雨の迫るらし 林翔 和紙
*えり挿しに別の舟来て舳出す 高野素十
*えり挿しの舟のエンジンかけし音 高野素十
*えり挿しの舟ゆさぶつて力入れ 高野素十
*えり挿しの漕ぎ出してすぐ霞みけり 鷲谷七菜子 游影
*えり挿しの昼の槌音ひとつきり 岡本眸
*えり挿しの力に舳刎ね上り 高野素十
*えり挿しや菰の古江に舟入れて 高野素十
*えり挿の*えりさすほかは考へず 岡本眸
えりを挿す支度の女手もいりぬ 後藤比奈夫
えり挿して一日水のほかは見ず 後藤比奈夫
えり挿して苗木畑を見にゆけり 飯田龍太
えり挿して落着くまでの二三日 後藤比奈夫
遠景に*えりを挿し足す松の秋 岡井省二 明野
遠目にも男の仕事えりを挿す 後藤比奈夫
沼小さくなるかなしびの*えりを挿す 岡本眸
雪塊の伊吹ぞ照れる*えりを挿す 野見山朱鳥 幻日
線描のごとき*えり場の涼しさよ 鷹羽狩行
木の浜の*えり挿し見よと遠眼鏡 高野素十
落付かずゐしが午後には*えり挿せる 能村登四郎

以上

# by 575fudemakase | 2017-04-22 09:04 | 春の季語 | Trackback | Comments(0)

かまくら の俳句

かまくら の俳句

かまくら

例句を挙げる。

うどん屋の隣かまくら出来にけり 辻桃子
かまくらあそび燭の火ふつくらと招く 村上一葉子
かまくらで預かつてゐる迷子かな 館容子
かまくらといふもの雨にあはれなり 高濱年尾
かまくらといへる人待ち顔のもの 後藤比奈夫
かまくらとかまくらの間雪満てり 三好潤子
かまくらにありても母の膝が好き 桑田青虎
かまくらになほ新しき雪加ふ 岸風三樓
かまくらに入り手土産を持て余す 橋本榮治 逆旅
かまくらに幼馴染みが膝そろへ 長谷川祥子
かまくらに灯の数ふえて更けゆけり 神 緑郎
かまくらに燈の入る知りて寝まりけり 石川桂郎 高蘆
かまくらに積りし雪のやわらかく 高橋秋郊
かまくらに給(た)ぶあつあつの甘酒(あまゆっこ) 石川桂郎
かまくらに莨火ひとつ息づけり 横山房子
かまくらに餅焼く誰の母ならむ 上田五千石 風景
かまくらのうしろの闇へ炭火捨つ 牧石剛明
かまくらのこぼれ灯道に踏みかがむ 上村占魚
かまくらのとばりに垂れし萩簾かな 西本一都 景色
かまくらのまろきひかりの絵らふそく 田代 靖
かまくらのもらす灯のうち人の過ぐ 神蔵 器
かまくらの一夜の火種貰ひおく(横手) 河野南畦 『硝子の船』
かまくらの中のをさなき恋敵 後藤立夫
かまくらの中三輪車入れてある 辻桃子
かまくらの人立てば燭揺らぎけり 館岡沙緻
かまくらの入口沓の凭れあふ 片山由美子 天弓
かまくらの夜をしめくくる木菟のこゑ 佐藤 国夫
かまくらの子の赤き頬二つづつ 木谷島夫
かまくらの子らにつれなき雨となる 伊藤とほる
かまくらの子らに神父の招かるる 沼澤石次
かまくらの心臓として燭をともす 岡部いさむ
かまくらの揺らめく燭や横手川 内山 茂
かまくらの灯さへ奪らむと吹雪くなり 岸風三樓
かまくらの灯の輪町角曲るたび 三好潤子
かまくらの灯より人家の灯の貧し 岸風三楼
かまくらの灯るを待たず旅人去る 森田峠 三角屋根
かまくらの燠かこむ子等膝おくり 福田蓼汀
かまくらの童女こけしの眉をもつ 中島花楠
かまくらの肩まろやかに雪積る 館岡沙緻
かまくらの裏側雪が雪呼んで 河野南畦
かまくらの過ぎれば雪の疎ましく 小玉艶子
かまくらの高さは神の背の丈よ 佐藤恵子
かまくらは一夜の祭更けてゆく 高木晴子
かまくらへ城と童女と雪明り 河野多希女 月沙漠
かまくらへ降る雪生死ひとつなる 河野多希女 月沙漠
かまくらも犬の子市も吹雪中 西本一都 景色
かまくらやひいふうみいよ灯のともる 鈴木十歩
かまくらや亡き友も亡き姉もゐて 林 民子
かまくらや今日は嬶座のわらべたち 堤 京子
かまくらや天に星撒く童神 林 翔
かまくらや星の言葉の雪が降る 佐藤 木鶏
かまくらや水神雪も司り 木原苑生
かまくらや犬にも一つ御なん餅 一茶
かまくらや童女童話のごと座り 衣川 砂生
かまくらをこぼれたる灯に雪の舞 橋本榮治 逆旅
かまくらを崩したる雪捨てに行く 茨木和生 往馬
かまくらを覗きゆきしと雪女 後藤比奈夫
かまくらを覗く手形を雪に押し 原子公平
かまくら水神男の子の膝のくづれざる 河野多希女 月沙漠
がらんどう昼見て雨のかまくらは 石川桂郎 高蘆
ここに又かまくらの子の繭ごもり 松村幸一
また来よとかまくらをとめ指きりす 西本一都
ゆびきりの子のかまくらのいづこぞや 西本一都 景色
城に灯が入りかまくらもともるなり 大野林火
城山へ千の目くばせ小かまくら 白井 爽風
子供等にまだかまくらの空昏れず 川上玉秀
小かまくら現し世の灯をまたたかす 木下ふみ子
川沿ひの小路かまくらの五つ六つ 杉本寛
廃校に灯せし千の小かまくら 橋本榮治 逆旅
母が待つ灯のごと点る小かまくら 古賀まり子
火種撥ねかまくらへあく勝手口 下田稔
煮炊き暖かにかまくらはワンルーム 清水衣子
燭のためかまくら星のため夜空 鷹羽狩行
燭足してかまくらに子らまだ遊ぶ 橋本美代子
睫毛は蕊かまくらの中あかあかと 成田千空 地霊
筵戸の裾かまくらの灯を洩らす 館岡沙緻
箱橇で来てかまくらの小さき客 菊地映楼
興ざめの雨のかまくら誰知るや 石川桂郎 高蘆
莚戸の裾かまくらの灯を洩らす 館岡沙緻
葛湯吹くかまくらの灯に招かれて 伊藤いと子
藁ぐつに母の意溢れかまくらや 河野多希女 月沙漠
藁沓にかまくらの銭落しけり 出牛青朗
身半分かまくらに入れ今晩は 平畑静塔(1905-97)
隠国のかまくらの灯を洩らし継ぐ 津根元潮
駅降りてはやかまくらの見ゆる町 桑田青虎


かまくら 補遺 

かごめかごめかまくらに降る雪の声 平畑静塔
かまくらといふもの雨にあはれなり 高浜年尾
かまくらといへる人待ち顔のもの 後藤比奈夫
かまくらにまろうどの席空けくれし 上田五千石『琥珀』補遺
かまくらに架けて天照皇大神 阿波野青畝
かまくらに子とろ子とろの風の声(横手十一句) 鷹羽狩行
かまくらに少し貧富のありにけり 岡本眸
かまくらに燈の入る知りて寝まりけり 石川桂郎 高蘆
かまくらに餅焼く誰の母ならむ 上田五千石 風景
かまくらに留守の日はなし雪をんな 平畑静塔
かまくらの海見て虚子庵へ実朝忌 山口青邨
かまくらの外側暗し薬罐置き 岡本眸
かまくらの十の瞳のなかに入る 鷹羽狩行
かまくらの人身御供か赤のベベ 平畑静塔
かまくらの水神天に星を撒く 平畑静塔
かまくらの雪の部屋にて朱毛氈 山口誓子
かまくらの雪の祠に幣白し 山口誓子
かまくらの灯ともし頃を雪女 鷹羽狩行
かまくらの燈にいとなみのあるごとし 上田五千石 風景
かまくらの明一本の燭で足る 山口誓子
かまくらへ運ぶコーヒー熱きかな 阿波野青畝
かまくらやひよつとこ顔に餅ふくれ 鷹羽狩行
かまくらや天に星撒く竜神 林翔
かまくらを出ずかまくらのさんざめき 後藤比奈夫
かまくらを覗きゆきしと雪女 後藤比奈夫
がらんどう昼見て雨のかまくらは 石川桂郎 高蘆
興ざめの雨のかまくら誰知るや 石川桂郎 高蘆
城に灯が入りかまくらもともるなり 大野林火 飛花集 昭和四十七年
燭あげて天井くぼむ小かまくら 岡本眸
燭のためかまくら星のため夜空 鷹羽狩行
心充たしゆくかまくらのひとつひとつ 岡本眸
身半分かまくらに入れ今晩は 平畑静塔
雪呼ぶよ灯をこもらせてかまくらは 大野林火 飛花集 昭和四十七年
雪降りのかまくら父を加へざる 佐藤鬼房
昼のぞくかまくらの床真つ平 岡本眸
辻曲ればかまくらの灯の招くごと 大野林火 飛花集 昭和四十七年
明にして煖かまくらの煮炊きの火 鷹羽狩行
綿入を着てかまくらの母の役 後藤比奈夫
目は口ほどに云ふかまくらのわらし 平畑静塔

以上

# by 575fudemakase | 2017-04-22 09:01 | 春の季語 | Trackback | Comments(0)


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by 575fudemakase

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らくらく例句検索

インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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