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正木ゆう子句集「羽羽」を読んで

正木ゆう子句集「羽羽」を読んで

2016・9・23 春秋社 第五句集

以下、共鳴句を挙げる。

はなびらと吹き寄せられて雀の子
藤の花よりもはるかに桐の花
夏炉かな火があればみな火を見つめ
雨あがり芋の蔓さへ美しく
密やかに雲より出でず稲光
飛ぶ鳥の糞にも水輪春の湖
幹でなく茎でなく青芭蕉林
礼文
山裾を海に浸して明易し
一花のみ揺るるは蜂のとまりたる
降る雪のときをりは時遡り
雪片の速ければ影離れたり
焼芋を割れば奇岩の絶景あり
日向ぼこ瞑ればより明るくて
潺々とまたクレソンの頃となり
立春の輪ゴムを栞がはりとす
雁のこゑ足もとはもう真つ暗に
春の雷外輪山を踏みわたり
鮴の佃煮鮴のこちらは卵とぢ
まつすぐに来る螢火に道ゆづる
深ければ黒々と湧く泉かな
夜半の雨止みて啾啾虫の声
千年余撞き減りたるを除夜の鐘
本を読む手首に脈の見えて秋
ぢりぢりと石の隙より新蕎麦粉
あふちの実ならむおそらくあふちの実
冬泉湧き且つ流れ且つ奏で
春蝉の飛び移るさへ色あはし
違ひ棚とほき霞を引き寄せて
螢のみ待つふるさととなりにけり
唸り来る筋肉質の鬼やんま
安達が原ゆけば身につく草の種
こんな日はとにかく眠る鵯のこゑ
つかみたる雛(ひよこ)に芯のありて春
なんといふ高さを鷹の渡ること
渡りゆく鷹高ければ静かな空
この星のはらわたは鉄冬あたたか
いつもそこに坂道があり雪が降り

集中一句と言われれば、次句を揚げたい。

唸り来る筋肉質の鬼やんま

以上
by 575fudemakase | 2017-02-24 09:13 | 句集評など | Trackback | Comments(0)

後評(2017・2)

後評(2017・2)


38林泉の浮島めぐる鴛鴦の沓
「林泉」「浮島」「鴛鴦」等と並べられると絵巻だとか
大和絵だとかを想像して仕舞う。雅な色合い、構図を思い浮かべるのである。

78春立ちぬ固き結び目解くやうに
凍てが解ける の内の 「解ける」を「紐の結び目が解ける」に換骨奪胎した。


86鷽替えて亀戸大根提げ帰る
作者が主婦ということを大っぴらに持ち出して詠ったところに
共感。市民感覚が横溢している。

128磐座に喰ひ入る寒の椎の幹
樹木とコンクリート、樹木と金属、樹木と岩石の相克するさまを折々目に
することがある。例えば、樹木の幹に針金を巻きつけて置くと数年後には
樹皮がそれを呑み込んで仕舞う。樹皮は軟体生物のようなもの。
樹木は逞しい。岩手の石割り桜を思い出した。

138松明の煙の匂ふ節分会
「煙の匂ふ」に鄙びた感じが宿る。野趣あふれる一句。
チマチマした節分会に終わっていない。

153雪垂る音のとり巻く浮御堂
「とり巻く」の措辞がうまい。それに「浮御堂」の「浮」の一漢字が効いている。
春先に向かうウキウキ感に繋がるのである。

165春障子ひとりとなりて久しけれ
句柄に余裕がある。確か小説に余裕派というのがあった。漱石だったか?
何事にも余裕のあるのが佳い。

177深海魚やたら出回り冴返る
皆さんは金目鯛が深海魚であることをご存知ですか?
あろうことか、水産資源が枯渇して深海魚の金目まで網に
掛けるようになった。もうジリ貧である。(金目漁は、金目が朝方、深海から浮上して
来る性質を狙って捕獲する漁だという)
中国では内陸部の人間までが魚を食うようになった。仲買で中国に競り負ける事態と
なっている。魚好きの私としては慨嘆の日々である。

197稜線を越え来る木霊春立てり
「稜線」「木霊」「春立つ」等変哲のない用語を三つ並べただけだが、それでも匂ってくる季感
がある。

200雛店のシアトル宛の発送荷
日本人も海外に頻繁に出向く時代となった。一時的にしろ、永住にしろ、海外は
もう身近だ。そでも古い人間には、海外は ヤレ一入の感がある。
by 575fudemakase | 2017-02-20 18:08 | 句評など | Trackback | Comments(0)

後評 2017年一月ねずみのこまくら句会

後評 2017年一月ねずみのこまくら句会


●天水に篝燃えゐる除夜詣
この頃 足許不如意となったので近場の除夜詣ばかりやっている。
そんな親近感があって頂いた。

●初春の尾道水道碧豊か
かって良寛さんの里を詠もうと思って一人旅をやった。
そこから良寛さんが発心を起こして旅立ったのが尾道。
「初春の尾道水道」と先ず据えた。「碧豊か」とはよう享けたとおもう。

●仄明かり障子九枚に九体仏
これはおそらく浄瑠璃寺の作であろう。
一つの堂に九体の阿弥陀さまが祀られている。上品 中品 下品 の三体づつが一つの堂宇
に祀られている。何といっても、あの堂宇の開放的な空間が魅力である。
堂障子の向こうはお池。堂障子が明り取りである。以下は拙句。季は同じく冬。

うすらひをつつつつと鶸浄瑠璃 ねずみのこまくら 昭和五十八年

●東京の無垢の青空お元日
東京と言えば、女房方の会津の俳人 新城杏児 の次句を思い出す。
東京の悪に触れたる冬銀河 杏児
新城杏児は栄泉と並ぶ会津の造り酒屋 末廣の当主で、わが女房の父親はその新城家の
七男である。その縁もあって、過日 その新城家の墓地を訪れたことがあったが、その中に
出稼ぎ先のここ会津で亡くなった杜氏の墓を見い出して、その〝あわれ〟を想ったこと
があった。杏児句はたしか、平凡社の歳時記、冬銀河の部に例句として載っている筈である。
そんな訳があって掲句に関心が及ぶのである。

●屠蘇祝ふ喜寿も傘寿も夫は亡く
高齢者さん 淡々と境涯をお詠みになる。
俳句の行き着く先はかくなる所か?ブレずに行こう。

●元朝や定位置にある潜水艦
このところ、横須賀参りが続いている。
イオンにある映画館行とヴェルニー公園からみる軍艦の勇姿がハラショーである。
小生はそれを楽しむ極めて危ない老人である。
三が日から護衛艦 出雲を撮りたくてパチパチやって来たが、尖閣方面へでも行ったのか
お留守であった。帰路は、銭湯が好きなので、その近くの吉倉というところの新湯にザブン
と入って来た。今年の読み初めは「米中戦争 その時日本は(渡辺悦和)」「米中もし戦わば
戦争の地政学(ピーター・ナヴァロ)」と潜水艦の本 4、5冊である。(「潜水艦の戦う技術 現代の「海の忍者」-その実際に迫る」「潜水艦のメカニズム完全ガイド なぜ、日本の潜水艦は世界最高水準と言われるのか?」「知られざる潜水艦の秘密 海中に潜んで敵を待ち受ける海の一匹狼」等)
渡辺悦和氏は元東部方面総監、ピーター・ナヴァロ氏は教授で、対中強硬派で、ドナルド・トランプ政権の国家通商会議代表。
話変わって、掲句に係わる点については、かって貞雄さんの句集紹介をした折に指摘した
一部を以下抜粋する。下記一連につらなる句である。
あと正月に観た映画と言えば、「この世界の片隅に」である。横須賀と並ぶ軍港 呉の戦前 戦中 戦後を描いたアニメである。空襲のシーンだったか、忘れたが呉と言う地名の謂れが印象的であった。後でグーグルマップで地形を調べたら、たしかにここは天然の要塞。戦艦大和が建造されるのにふさわしい地である。
「灰ヶ峰」をはじめとする呉一帯をつつむ連峰を「九嶺(きゅうれい)」と呼びそれが訛って「 くれ」になったという説があります…

(抜粋)
季語別 田中貞雄句集を読んで(特徴を中心に)

俳誌のサロン 2015・5・10

貞雄さんとのおつき合いは、そもそも俳句初学の頃
俳句結社 濱の同人であった 下田稔氏の教えを共に
受けたというご縁であった。句会を共にするように
なって15年を経た。目下、作句力は爆発しているようだ。

▼ご自宅周辺
お住まいは横須賀 田浦 。軍港に近く港町に因んだ町名が
多い。因みに、田浦 長浦 船越 汀橋等々…
とりわけ〝潜水艦が街の顔〟の句は、自宅周辺を詠って秀逸
である。

ぼんやりと尾をひく汽笛年替はる
艦艇の舳先ずらりと年迎ふ
初明り潜水艦が街の顔
浅蜊汁分の浅蜊を採つて足る
きぶし咲く素掘隧道出入口
春眠を引きずるやうに油槽船
泣き言の代りに鳴らす海酸漿
軍艦碑竜舌蘭を供花とせむ
釣瓶落し艦旗降納見届けて
行く年の憂さの捨て場の転舵渦
釣瓶落し艦旗降納見届けて
潮溜りあれば覗きて秋うらら

●冬しんしん妻の塗絵の根気よき
高齢者が塗り絵をするシーンと言えば、デイケアでよく見かけるところ。
ちょっと切ない一句。わが妻と思えば…。

●年の市身を乗り出せる嗄れ声
かって浅草 浅草寺の年の市に出向いたことがあった。この年の市、元来、仲買人が相手で
小売は無かったのではなかろうか?冬の寒さの中、股火鉢でもしながらの商売であった。
こんな中で詠んだ拙句は

年の市海山の幸積み上げて さざなみやっこ
神棚の値切り落とさる年の市 HAIKU199812sono3

健脚であった当時を懐かしむばかり。

●冬牡丹眺め居る間の陽の翳り
わたしの感覚では、「眺め居る間の」では無く「眺め居る間を」である。
いろいろな日の翳りの句があろうが、冬牡丹への日の翳りは、微妙であり、格別である。
かっての上野 牡丹園での寒牡丹当日詠の興奮を思い出す。拙作(細見綾子特選)は以下。
寒牡丹こゑあたたかく讃へらる ねずみのこまくら 昭和五十八年

●七日粥泣くも笑ふも一人なり
泣くも笑ふも一人 とは切ない。
孤独に耐えるのが老人の仕事 と言ったのが佐藤愛子。
今 彼女の 「九十歳。何がめでたい」を読んでる最中。
キンドルのペーパーホワイトを買ったので、これからは全て電子書籍。
寝床の真っ暗闇でポーッとした明りの中で読んでるいる。
by 575fudemakase | 2017-02-20 18:06 | 句評など | Trackback | Comments(0)

のつぺい汁 の俳句

のつぺい汁 の俳句
のつぺい汁

うろたへて嘘言ふ老母のつぺい汁 草間時彦
のっぺい汁妻の都会になじめざる 柴崎左田男
のっぺ汁伽藍にひびく夜の音 渡辺七三郎
のっぺ汁絶やさずあれば機嫌よき 相馬真砂子
のつぺい汁伽藍にひびく夜の音 渡辺七三郎
のつぺい汁妻の都会になじめざる 紫崎左田男
のつぺい汁昔ぜいたく憎みけり 宮田静江
のつぺい汁朝くらきよりニュース聞く 香取佳津見
のつぺ汁伽藍にひびく夜の音 渡辺七三郎
のつぺ汁昔ぜいたく憎みけり 宮田静江
のつぺ汁狐の化けしものがたり 町田しげき
もてなしの雨降る寺ののっぺい汁 吉村敏子
わかたれて湯気のつながるのつぺい汁 鷹羽狩行
ダイヤモンド婚振舞ののつぺ汁 津幡龍峰
初午やのつぺい汁に小豆飯 小杉余子 余子句選
夜は佐渡をかくしてしまふのつぺ汁 永方裕子
大祓ひ済ませし称宜にのっぺ汁 宇野犂子
婆依怙地爺臍曲がりのつぺ汁 川村紫陽
愚に生きて天下泰平のつぺ汁 松下みどり
散りし子ら集ひて夜ののつぺ汁 川端鶸子
病人の一と匙で足るのつぺ汁 前内木耳
百年の柱を前にのつぺ汁 水田光雄
節分やちろ~燃ゆるのつぺ汁 鬼城
萩料理のつぺい汁もその一つ 伊藤柏翠
貧山の故の気楽さのつぺ汁 中島不識洞
車座に宇宙の話のつぺ汁 赤尾恵以
飯冷えて氷のごとしのつぺ汁 山田土偶

のつぺい汁 補遺

のつぺいをうち啜るまに牛歩む 阿波野青畝
わかたれて湯気のつながるのつぺい汁 鷹羽狩行
闇汁がのつぺとなつて残りけり 阿波野青畝

以上

by 575fudemakase | 2017-02-17 20:23 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

巻繊汁 の俳句

巻繊汁 の俳句

巻繊汁

あつあつのけんちん汁に風邪抜かん 高澤良一 鳩信
うから寄りけんちん汁の炉を囲む 高野彩里
けんちんの煮汁焦げ付く自在鉤 酒井 武
けんちんの熱きが今日のもてなしと 原千代子
けんちん汁とろ火の雪となりゐたり 影島智子
けんちん汁の湯気のむかふの月日寂ぶ 黒坂綾子 『黙契の虹』
けんちん汁二日の留守の詫びごころ 影島智子
けんちん汁伝はる寺の総枯木 高澤良一 暮津
けんちん汁椀大ぶりに母の里 田村恵子
けんちん汁母ありし日は貧しかりし 松崎鉄之介
けんちん汁母となる娘とぬくめ合ふ 浅見紀美子
けんちん汁温めなほして一人の餉 藤本スエ子
けんちん汁鍋すぐ煮立つ小家族 今泉式女
とっぷり暮れたつぷりけんちん汁盛らる 村越化石
北に行く旅の昼餉のけんちん汁 武田光子
妻留守の夜はぬくめてけんちん汁 加藤武夫
少し手をかけてけんちん汁となる 稲畑汀子
山の宿けんちん汁の香に明くる 設楽雅衛
故郷がけんちん汁に混み合へり 松浦敬親
本杓子の使ひ減りしてけんちん汁 斉藤葉子
藍茸のにほひかなしきけんちん汁 7土師清二
門前茶屋母好みけるけんちん汁 田中英子
飲食に休みのなくてけんちん汁 八牧美喜子


巻繊汁 補遺

けんちん汁母在りし日は貧しかりし 松崎鉄之介
鳥雲に巻繊汁に湯葉入れて 岡井省二 鹿野


以上

by 575fudemakase | 2017-02-17 20:21 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

塩汁鍋 の俳句

塩汁鍋 の俳句

塩汁鍋

これやこの男鹿のしよつつる賞味せむ 高澤良一 ももすずめ
しよつつる鍋煮えて飛び交ふ秋塩汁鍋田弁 高澤良一 ももすずめ
だらだらと塩汁鍋を食い終る 皆川盤水
マズルカを弾きこなし得ず塩汁鍋 赤尾恵以
上つぱり脱いでしよつつる招ばれけり 高澤良一 ももすずめ
塩汁の土鍋の鍔の錆びきたり 久須美良平
白魚に濃き塩汁といふなかれ(こと欠くをこのごろのならひにて) 『定本石橋秀野句文集』


塩汁 補遺

白魚に濃き塩汁といふなかれ 石橋秀野
箸楽ししよつつる鍋の貝ふらふら 阿波野青畝


以上

by 575fudemakase | 2017-02-17 20:17 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

熊穴に入る の俳句

熊穴に入る の俳句

熊穴に入る

なめとこ山の熊突爺について行く 夏井いつき
はち巻や穴熊うちの九寸五分 史邦 芭蕉庵小文庫
奥信濃熊穴出づと鈴を売る 池尾テル子
木つたふて穴熊出づる熟柿かな 内藤丈草
木伝うて穴熊出づる熟柿かな 丈草
熊穴に入らず風害の奥飛騨は 加藤洋
熊穴に入らむとするを撃たれけり 村松南斗
熊穴に入りし日差を人歩く 奥田智久
熊穴に入りたる山気顔洗ふ 加藤彦次郎
熊穴に入りて始まる村おこし 高橋悦男
熊穴に入りて寂しむ山の神 稲田きみ
熊穴に入りて野生の血を濃くす 藤田芳雄
熊穴に入り地球の不思議考へる 佐々木文子
熊穴に入り蕭条たる山河 氏家まもる
熊穴に入るや孤独の風の音 中谷真風
熊穴に入るをためらひ山日和 西村浩風
熊穴へ木肌に残る爪の跡 葉良一彦
熊穴を出づとマタギの里うごく 戸口千恵子
熊穴を出づと村中触れのビラ 内海良太
熊穴を出づるがはじめ牧之の書 松本千鶴子
熊穴を出づ山火注意の旗なびき 坂尻惺
熊穴を出てオホーツクの漁盛る 土濃塚古銭
熊穴を出で残雪を踏みゐたり 滝沢伊代次
熊穴を出るころ忙し狩の宿 石井国夫
熊穴を出る山里に万の影 小林みさ
熊突が小屋にある時の眼鏡かな 小杉余子 余子句選
熊突きの槍一本と農継げり 畠山濁水
熊突の夫婦帰らず夜の雪 名倉梧月
熊突の石狩川を渡りけり 深見桜山
熊突の話果てたる寝待月 矢島渚男
熊突や海の氷れる北の国 山口漁壮
熊突や爪かけられし古布子 松根東洋城
穴熊の耳にしぐるゝ夕哉 時雨 正岡子規
鉢巻や穴熊うちの九寸五分 中村史邦
鎖帷子着て美少女は熊突きに 星野石雀
鎖襦袢着て美少女は熊突きに 星野石雀

熊穴に入る 補遺

冬温く穴熊不眠症かこつ 津田清子
熊穴に入る飛騨びとの食旺ん 藤田湘子
穴熊のやうに銀掘りゐたりしと 阿波野青畝
穴熊の耳にしぐるゝ夕哉 正岡子規 時雨

以上

by 575fudemakase | 2017-02-17 20:09 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

冬の沼 の俳句

冬の沼 の俳句

冬の沼

にんげんの見える真昼や冬の沼 柿本多映
みやげ屋の裏へ来てゐし冬の湖 宇都宮沢
ゆきつきて雲を零せる冬の沼 松村蒼石 雪
レグホン次々冬沼の紺見ゆる枝へ 香西照雄 対話
冬の日のふつと離るる余呉の湖 下條杜志子
冬の沼ひかりたきときひかりけり 今井杏太郎
冬の沼何の杭とも知れず立つ 安住 敦
冬の沼日へ一掬や薮洩れて 村沢夏風
冬の沼遠し遠しと猫行くや 永田耕衣 驢鳴集
冬の湖大盃として拝す 檜山哲彦
冬の湖聖徒は親を捨てにけり 角谷昌子
冬沼に昼月といふ浮かれ者 町田しげき
冬沼に硫黄を掬ひ唄ふなし 佐藤鬼房
冬沼の睡蓮として寧らへり 樋笠文
冬沼へ声を立てざるいと憎し 八木三日女 紅 茸
冬湖や吹き飛ぶものに鴨もあり 稲岡長
大魚籠を呑みこみにけり冬の沼 石田勝彦 秋興
幹という幹の隙間は冬の沼 橋閒石 和栲
恋うて来し冬の池見ゆかけらほど 林翔
日かげりてにはかに小さき冬の沼 川島彷徨子 榛の木
暮れ際のひかり波打つ冬の沼 船坂ちか子
棲めるもの藻に眠らしめ冬の沼 青木暁雲
法黙の賺したまへる冬の湖 岡井省二
漁具はみな裏返されて冬の湖 日比野 悟
玻璃磨き乙女が冬の湖澄ます 設楽紫雲
瓦師も住み冬湖を守る百戸 能村登四郎 寒九
男女七才にして冬の沼凪げり 橋閒石 和栲
白は鷺柩のごと冬沼の詩は嫁ぐ 橋本夢道 良妻愚母
皮表紙その冬沼を繙かん 渋谷道
翁眉うごいて冬の湖の虹 岡井省二
翔ぶものの影をはなさず冬の沼 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
見えそめててのひらほどの冬の沼 高橋悦男
護摩札をいただけり冬の沼を見む 瀧春一 菜園
足弱な男に冬の湖まぶし 橋閒石 和栲

冬の沼 補遺

おほせまたかぶりて冬の湖なりき 岡井省二 猩々
ゆきつきて雲を零せる冬の沼 松村蒼石 雪
わづかなる満干に生きて冬の沼 岡本眸
冬の沼何の杭とも知れず立つ 安住敦
冬の沼遠し遠しと猫行くや 永田耕衣
冬の湖ボートの形にボート積み 鷹羽狩行
大魚籠を呑みこみにけり冬の沼 石田勝彦 秋興
太古の火埋めし碧さの冬の湖 野見山朱鳥 幻日
島の湖のほとりに泊つる冬の霧 村山故郷
島の湖の夜景見過ぐ時冬の雁 村山故郷
幹という幹の隙間は冬の沼 橋閒石 和栲
恋うて来し冬の池見ゆかけらほど 林翔
拷問の池泉残れり冬の蝶 松崎鉄之介
旅の朝餉青波見する冬の湖 村山故郷
朝の日に白し白鳥丸冬の湖 山口青邨
朱欒七八顆そこより冬の湖 岡井省二 鹿野
法然の?(すか)したまへる冬の湖 岡井省二 鹿野
狡猾に波立つてゐる冬の池 飯島晴子
男女七才にして冬の沼凪げり 橋閒石 和栲
翁眉うごいて冬の湖の虹 岡井省二 有時
落口を青一点に冬の沼 大野林火 青水輪 昭和二十六年
賢愚なし白鵞鳥黒鵞鳥冬の池 山口青邨
足弱な男に冬の湖まぶし 橋閒石 和栲

以上

by 575fudemakase | 2017-02-17 20:07 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

冬銀河 の俳句

冬銀河 の俳句

冬銀河

かすかなるタングステンや冬銀河 五島高資
がらがらと島に落つるや冬銀河 内山眠龍
くに唄に母が寝に入る冬銀河 山田諒子
こげよ舟を億光年の冬銀河 岸本マチ子
こゑなさぬ願ひを切に冬銀河 上田日差子
たたいて馬を睡りへ誘ふ冬銀河 友岡子郷 風日
たましいを蹴りつつ還る冬銀河 須藤 徹
つぎつぎとピアス落した冬銀河 前田保子
エレベーター冬銀河より降りてくる 福田花仙
ガラス切る音を短く冬銀河 対馬康子
サックスの低音が好き冬銀河 下条冬二
ユーカリをずたずたにして冬銀河 原田喬
七人の敵も減りたり冬銀河 牧石剛明
万葉の佐保佐紀かけて冬銀河 磯野充伯
三十年の箪笥軋める冬銀河 鍵和田[ゆう]子 武蔵野
予感から直感更に冬銀河 石川俊子
人の世のそののちのこと冬銀河 伊藤敬子
人体に骨ゆきわたる冬銀河 鳥居真里子
佐渡を押す濤の一途に冬銀河 横田 淳
俺お前みんな粒だぜ冬銀河 内山眠龍
再びは生まれ来ぬ世か冬銀河 細見綾子
再びは生れ来ぬ世か冬銀河 細見綾子(1907-97)
冬銀河かくもしづかに子の宿る 仙田洋子 雲は王冠
冬銀河かぶり平和へ道一本 城取信平
冬銀河けぶる左右に女弟子 中島斌雄
冬銀河すこしよごして生まれ来し 辻美奈子
冬銀河たてがみを持て余していたり 大下真利子
冬銀河にんげんは殖えつづけおり 池田澄子
冬銀河ほろと男根垂らしたり 糸大八
冬銀河まっすぐ届く声を持つ 二村典子
冬銀河みんなこぼれてしまいけり 黒田さち子
冬銀河らんらんたるを惧れけり 富安風生
冬銀河わが血脈を濃くしたり 小島健 木の実
冬銀河シヤンパングラス積みあげて 河島かつ子
冬銀河一糸ほつるることもなし 小川軽舟
冬銀河人の余命の照らさるる 澤井洋子
冬銀河今どの辺り夫の旅 奥野氾子
冬銀河何處ぞとあふぐ千鳥足 高澤良一 随笑
冬銀河出自は平氏後不詳 妹尾 健
冬銀河地下を流るる水の音 志村宗明
冬銀河垂れて狼ほろびの地 橋本榮治 逆旅
冬銀河声聴くために眼を閉じる 涼木 鞠
冬銀河夜干の工衣のしたたらす 吉田鴻司
冬銀河夜行列車に乗るところ ともたけりつ子
冬銀河天命はわが掌にありぬ 松村多美
冬銀河姥子はひとり来べき宿 及川貞 夕焼
冬銀河姥子は独り来べき宿 及川貞
冬銀河寝顔のほかは子と逢えず 宇咲冬男
冬銀河山影かむる和紙の里 柴田白葉女 花寂び 以後
冬銀河山影かむる陶の町 柴田白葉女 花寂び 以後
冬銀河巌より暗く海ありぬ 田中ひろし
冬銀河息吹きかけて眼鏡拭く 平野 博
冬銀河患者の一語残りをり 岩永のぶえ
冬銀河掌の中の掌のやはらかし 大嶽青児
冬銀河映して凪げりエーゲ海 毛塚静枝
冬銀河時間すぎゆくときの音 石田郷子
冬銀河時間過ぎゆくときの音 石田郷子
冬銀河歳月をもて測る距離 辻美奈子
冬銀河母あることを恃みとす 館岡沙緻
冬銀河母へことりと投函す 宮坂静生 青胡桃
冬銀河活断層はわが足下 上野 良
冬銀河激せば黙すわが性よ 妹尾 健
冬銀河畑菜の青を感じつつ 佐野良太 樫
冬銀河真つ向に墓標歩かせる 蔦愁花女
冬銀河砂曼荼羅を地に描く 山崎祐子
冬銀河私の席を予約せり 吉田典子
冬銀河紙で切りたる指うづく 平井照敏 天上大風
冬銀河罪負ふごとく徹夜稿 橋本美代子
冬銀河老ゆるに堰のなかりけり 三田きえ子
冬銀河肩にまはる手真白なる 仙田洋子 橋のあなたに
冬銀河藁足して馬睡らしむ 木附沢麦青
冬銀河言葉で殺し合ふことを 櫂未知子 貴族
冬銀河軋む扉を開け放つ 前田秀子
冬銀河遠山脈に降るごとし 田村コト
冬銀河雁は鳴き鳴きめぐるなり 佐野良太 樫
冬銀河青春容赦なく流れ 上田五千石(1933-97)
冬銀河魂炎反応始まりぬ 久冨風子
冬銀河鳥のつばさは酒に濡れ 橋口 等
冬銀漢灌ぎ出さるる途中かな 柚木紀子
力奏のドビュッシーなり冬銀河 大林清子
北へゆく列車短かし冬銀河 中村洋子
友越して半年過ぎぬ冬銀河 矢口由起枝
君寄らば音叉めく身よ冬銀河 藺草慶子
哲学の序につまづけり冬銀河 鈴木理子
喜劇観て軽き疲れや冬銀河 白川保子
天幕を畳むサーカス冬銀河 小田実希次
女にはくちびるの栄冬銀河 藤田湘子
女盛りのマチ子と仰ぐ冬銀河 青木重行
妻いづこ 億光年の冬銀河 前枝竜三
始発駅さへあればよし冬銀河 佐伯 秋
子の指の先から宇宙冬銀河 石井白樹
子の靴も木馬も眠る冬銀河 保坂敏子
子宮とらば空洞にごうごう冬銀河 下山田禮子
守らねばならぬ子がをり冬銀河 本庄登志彦
寝袋に体温満ちぬ冬銀河 小川軽舟
小津映画に過去呼びおこす冬銀河 村松弘美
屋上にバケツ置き去る冬銀河 五島高資
師のおん名呼べど返らず冬銀河 朝日子
師亡き後のおのれ励まし冬銀河 館岡沙緻
師魂いま羽化したまへり冬銀河 小澤克己
思ひつまづくとき面上の冬銀河 角 光雄
急かずともすでに顱頂に冬銀河 衣川次郎
扇骨干し地が白むなり冬銀河 広岡仁 『休診医』
手話の会終へても手話や冬銀河 馬庭克己
挫折ばかりの父へごうごう冬銀河 斎藤白砂
故里の何処を向いても冬銀河 東濃幸子
明々と身のうち通る冬銀河 北詰雁人
東京の悪に触れたる冬銀河 新城杏所
梁のどこか爆ぜゐし冬銀河 島青櫻
樟脳の匂ふ胸より冬銀河 大久保悦子
機関音恋めき遡る冬銀河 平井さち子 完流
死なせては飼ふ熱帯魚冬銀河 遠山 陽子
死のための入院ならず冬銀河 五嶋白羊
死者よりも生者が遠し冬銀河 片山由美子 風待月
母恋し逝きし子恋し冬銀河 清水きよ子
永遠と宇宙を信じ冬銀河 高屋窓秋
泣きに来て母を泣かせる冬銀河 斉藤すず子
泪にある体温いとほし冬銀河 佐々木英子
海に来て風も旅人冬銀河 武藤あい子
涙腺のびびとひびけり冬銀河 宮坂静生 雹
火のように泣きたし吾も冬銀河 岸本マチ子
火の山の上に消えをり冬銀河 上村占魚 『橡の木』
無量光院蓮華定院冬銀河 黒田杏子 花下草上
燈台の遠き燈加へ冬銀河 坂本文子
犀は角見ながら育つ冬銀河 大石雄鬼
狼が空に来てゐる冬銀河 石原八束 『仮幻』
玄界を水尾の割りゆく冬銀河 矢野緑詩
生と死のささやき合つて冬銀河 平田充子
産む牛の力充ちくる冬銀河 古村邦子
病める身を脱け出し君は冬銀河 渡辺素女
百代の過客行き交ふ冬銀河 吉田比呂志
相ひ容れるごとく古墳と冬銀河 竹中碧水史
神の馬目覚めんとして冬銀河 佐野典子
空澄みて光り増したる冬銀河 中村仏船
窯出しに貫入音ぴぴ冬銀河 稲垣光子 『絵付筆』
美しき名の船が出る冬銀河 池田琴線女
胎児いま魚の呼吸や冬銀河 辻美奈子
舟よこげよ億光年の冬銀河 岸本マチ子
言訳も繰言もなき冬銀河 黒田杏子 花下草上
誕生は死への旅立ち冬銀河 三沢一水
読み痴れて失ひし刻冬銀河 鍵和田[ゆう]子 未来図
退職の日の間近なり冬銀河 羽部佐代子
送別の船の灯遠く冬銀河 三澤山甫
金属のスクスク育つ冬銀河 三浦北曲
鍵穴に鍵の確かさ冬銀河 松倉ゆずる
面上の星はいのち火冬銀河 井沢正江 晩蝉
頬杖の何を見てゐる冬銀河 加藤楸邨
風を噛む波のたてがみ冬銀河 秋尾敏
駅頭に車待ちをり冬銀河 亀石俊雄
高千穂の峡になだれて冬銀河 和田 珠

冬銀河 補遺

かの山を西に落すや冬銀河 山口青邨
ひとりごといふ母思ふ冬銀河 大野林火 冬青集 雨夜抄
再びは生れ来ぬ世か冬銀河 細見綾子 牡丹
冬銀河姥子はひとり来べき宿 及川貞 夕焼
冬銀河暗闇を水流れをり 桂信子 草影
冬銀河澄むばかりなり告白以後 楠本憲吉 隠花植物
冬銀河紙で切りたる指うづく 平井照敏 天上大風
冬銀河青春容赦なく流れ 上田五千石 田園
島杳し噴煙まぎる冬銀河 角川源義
文楽や志ん生やいま冬銀河 岡本眸
身に起る水の増減冬銀河 野見山朱鳥 愁絶
頬杖の何を見てゐる冬銀河 加藤秋邨

以上

by 575fudemakase | 2017-02-17 19:58 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)

日記果つ の俳句

日記果つ の俳句

日記果つ

あるときはハムレツト型日記果つ 石原清美
この年は病むこと少し日記果つ 乙津 喜美
ちぎられし頁あちこち日記果つ 加藤三七子
イムマニエル神ともにあり日記果つ 田川飛旅子
一行の自分史となる古日記 中島敏之
一頁ずつ声あげる古日記 二村典子
三歳経し手摺れ重りの日記果つ 小島禾汀
今年も終りに近き鳥屋日記 五十嵐播水 埠頭
余白なるは悲しびの日々日記果つ 冨田みのる
余白多き古日記とはなり了す 石塚友二
克明に一病記して日記果つ 楢原清子
古日記心貧しき日は飛びて 朝倉和江
古日記母逝きしこと一行に 細川加賀 『玉虫』
古日記読めば亡夫居て冬温し 鈴木志げ
吾のみにわかる印や日記果つ 平木寿枝子
和紙の雪はさみてありし古日記 中西しげ子
大方は句日記となり日記果つ 山田桂梧
大方は子等のことなり日記果つ 堀田喜代子
夫恋の日より空白日記果つ 高見澤郁恵
子育ての尽きることなき日記果つ 福屋千穂美
弱き吾また強き吾日記果つ 岩崎照子
強がりの日記果てんとしてゐたり 黒田杏子 水の扉
心病む日々の空白日記果つ 土山紫牛
忘れたき事多かりし日記果つ 下硲紀子
怠らず書いて十年日記果つ 三宅 桂
懈怠なき仏仕への日記果つ 矢野瑞雲
戦死に終る日記を写す花の冷え 八牧美喜子
日記果つおろかな日々に埋みつつ 恩賀とみ子
日記果つすなはち三十代も果つ 宇咲冬男
日記果つ太白星のかたはらに 柚木 紀子
日記果てのしかかりくる四方の黙 児玉俊子
書かざりしことも閉ぢこめ日記果つ 西村和子 かりそめならず
来る年の夢書き入れて日記果つ 高橋悦男
父の日の隠さうべしや古日記 秋元不死男
病母のことばかりつづりし日記果つ 伊東宏晃
病牀に書き続けたる日記果つ 松本穣葉子
秘めごとのひとつやふたつ古日記 山田弘子
空白のなかの一行古日記 永田耕一郎
空白の一つの記録日記果つ 岡野隆女
空白の頁の記憶日記果つ 野崎静子
窯番の手垢汚れの日記果つ 岸川鼓虫子
絶筆は二月半ばに日記果つ 西村笑美子
菊焚くと日記短に終りけり 石川文子
行間は病む夫のこと日記果つ 和田祥子
見えぬ明日余白を重ね日記果つ 茂木義夫
見逃してしまひし画展日記果つ 森田峠 三角屋根
許すは易し憎むも寧し日記果つ 西村和子 かりそめならず
釘文字の五月の日記書き終る 阿部みどり女 月下美人
闘病のかくてまた果つ日記かな 荒田蔦雨
霊肉のあひたたかひし日記果つ 加藤三七子
静臥せるまま書く日記果てにけり 北野民夫
食餌書き薬餌を書きて日記果つ 後藤夜半 底紅

日記果つ 補遺

この月は働くのみの日記果つ 鈴木真砂女 紫木蓮
ゴムの葉も芽もまつさをに日記果つ 鷹羽狩行
一章の聖句を附して日記果つ 阿波野青畝
夫死後の歳月淡き日記果つ 岡本眸
山越えをしたる思ひの日記果つ 岡本眸
旅日記こゝに終りてソーダ水 星野立子
食餌書き薬餌を書きて日記果つ 後藤夜半 底紅

以上

by 575fudemakase | 2017-02-17 19:54 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


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らくらく例句検索

インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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