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朱欒の花 の俳句

朱欒の花

花ざぼん匂ふ夜風を窓に入れ 田代八重子
花朱欒こぼれ咲く戸にすむ楽し 杉田久女
花朱欒香ふかぎりの朧なる 千代田葛彦 旅人木
花朱欒島の空港つばらかに 西田キヨ
故弓かなし朱欒の花に日させば 荻真澄
幸せに浸るいで湯や花朱欒 中野 喜久枝
朱欒の花生涯のよき旅に知る 殿村莵絲子 花 季
笑ふのは朱欒の花の向う側 岩淵喜代子 硝子の仲間
船長が船を降りゆく花朱欒 鈴木太郎
天草の海は平に花朱欒 有馬朗人
南国の五月はたのし花朱欒 杉田久女

朱欒の花 補遺

南国の五月はたのし花朱欒 杉田久女
天草の海は平らに花朱欒 有馬朗人 耳順
花朱欒むかし在所は夢の中 飯田龍太
花朱欒むかしの在所空の果 飯田龍太
花朱欒こぼれ咲く戸にすむ楽し 杉田久女

by 575fudemakase | 2017-06-16 02:11 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

オリーブの花 の俳句

オリーブの花

西班牙の花オリーブのひかりかな 佐川広治
海上を往く太陽にオリーブ咲く 三好潤子
ゆつたりと水脈オリーブの咲く島へ 宮津昭彦
オリーブ咲く善根宿の狭庭にも 岡安昭一
オリーブの花満開の島さみし 小夫香久之
オリーブの花屑移す風生れ 米倉明司
オリーブの花へ波音高き午後 平井伊都子「新山暦俳句歳時記」
オリーブの花の真昼や牧師館 外村百合子(繪硝子)
オリーブの花に潮の香とゞきもす 堀本婦美
オリーブの花にたそがれ来て匂ふ 伊藤いと子
オリーブの花こぼるると画架移す 岩崎照子

オリーブの花 補遺

ふと仮睡花オリーブに母の夢 中村汀女

by 575fudemakase | 2017-06-15 22:06 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

橙の花 の俳句

橙の花

オレンジの花の沈める芝生かな 保田白帆子
母病めり橙の花を雀こぼれ 石田波郷
橙の花と熊楠の家教はる 矢島渚男
橙の花に開けある書斎かな 森澄雄
橙の花に飼鶏蹶合ひけり 阿波野青畝
橙の花の下ゆき疲れたり 寺田木公
橙の花の香左手よりながれ 池内もと子
橙の花の白さの奇遇かな 池谷花城
橙の花入れてある硯箱 岡本清子

橙の花 補遺

橙の花もいつしか小さき実となりしかな 種田山頭火 自画像 層雲集
橙の花に開けある書斎かな 森澄雄


by 575fudemakase | 2017-06-15 22:03 | 夏の季語 | Trackback

紅の花 の俳句

紅の花

鯔はねて母は薄暮に紅の花 榎本愛子
顏見せや朝霜匂ふ紅の花 顔見世 正岡子規
蕾かと見れば千日紅の花 星野椿
鰐怒る上には紅の花鬘 横光利一
露置くを摘むてふ出羽の紅の花 成木幸彦
恋の句の芭蕉に多し紅の花 加藤 羝羊子
旅人のやうに睡りぬ紅粉の花 黒田杏子 花下草上
旅の鞄とほのぼの明けぬ紅の花 大類林一
李白く桃紅の裏家かな 李の花 正岡子規
藍の花栞れば紅の失せにけり 坊城中子
有明の影なかりけり紅の花 安保柳汀
鳴いてくる小鳥はすずめ紅の花 三橋敏雄
鳴いている小鳥はすずめ紅の花 三橋敏雄
母の日や母は病むとも紅の花 林翔
眉掃を俤にして紅粉の花 松尾芭蕉
眉掃きを俤にして紅粉(べに)の花 松尾芭蕉
眉などは刷かぬ妻なり紅の花 市村究一郎
日は塔の高みにありぬ紅藍(べに)の花 宮坂静生 春の鹿
奈良へ通ふ商人住めり紅の花 紅花 正岡子規
峠より日が濃くなれり紅の花 皆川盤水
鳥海はもとより見えず紅の花 森田 峠
智楸院達谷宙遊居士霊位紅の花 齊藤美規
大日坊即身仏に紅の花 小高章木子
打水やずんずん生くる紅の花 竹下しづの女
打水やずん~生くる紅の花 竹下しづの女 [はやて]
先生の膝にこぼれ日紅の花 岸田稚魚
唇や格子に開く紅粉の花 紅花 正岡子規
信楽のまこと窯変紅の花 大野雑草子
照り翳る六十里越え紅の花 木下英一
手のいたき顔して渡す紅の花 加藤楸邨
山雲の一日去らず紅の花 岸田稚魚
山蔭やここもとの日は紅の花 千代尼
山蔭やこゝもとの日は紅の花 千代女「千代尼句集」
降り出でて紅を流しぬ紅の花 下村 梅子
行末は誰をかちぎる紅の花 紅花 正岡子規
行く末は誰とか契る紅の花 紅花 正岡子規
行く末は誰が肌触れむ紅の花 芭蕉
行く末は誰が肌ふれむ紅の花 芭蕉「西華集」
紅藍の花人に熱き手つめたき手 古舘曹人 樹下石上
紅藍の花したたか裾を濡らしけり 古舘曹人 樹下石上
紅粉の花おはんの使来れば剪る 山口青邨
紅の花葉先するどく干されけり 百村美代女
紅の花文書くひまに開きつつ 山本洋子
紅の花峠は水の上にあり 皆川盤水
紅の花刺あることを君知るや 加藤晴子
紅の花向きの定まる風見鶏 脇坂啓子
紅の花枯れし赤さはもうあせず 加藤知世子
紅の花暁方は土にほふなり 古賀まり子 緑の野
紅の花アマリリス咲き残る地もせつなしたたかひやまぬ 木俣修
紅つくることいまはせず紅の花 下村梅子
広幅の大淀染めよ紅の花 殿村莵絲子 雨 月
月山へつぎはぎの雲紅の花 藤田あけ烏 赤松
傾城の罪をつくるや紅の花 紅花 正岡子規
傾城にとへども知らず紅の花 紅花 正岡子規
桐の花紅の夕日は人去る方 桂信子 黄 瀬
曲り家の牛鳴いてゐし紅の花 阿部月山子
鏡なき里はむかしよ紅の花 二柳
乾きゆく草のにほひを紅粉の花 黒田杏子 花下草上
垣越すと揃ふ縷紅の花の向き 堀 葦男
乙女らに古歌おぼつかな紅の花 鍵和田[のり]子
雲掴み捨てゆく者よ紅の花 安井浩司「汝と我」
雨の日のくらさあかるさ紅の花 吉田未灰
雨の樹の下には紅の花衣 横光利一
をさな子やはやなめそむる紅の花 紅花 正岡子規
みちのくに来てゐる証紅の花 森田峠
みちのくに摘まねば紅粉の花いきれ 加藤知世子
まゆはきを俤にして紅粉の花 松尾芭蕉
さびしをりほそみかるみや紅の花 加藤三七子
クレムトの抱擁末摘花にかな 小枝秀穂女

紅の花 補遺

顏見せや朝霜匂ふ紅の花 正岡子規 顔見世
靄深く最上の瀬ひびく紅粉の花 山口青邨
剪り惜む誰が俤の紅粉の花 山口青邨
朗々と尾花沢のくだり紅粉の花 山口青邨
紋白蝶は上蜆蝶は下紅粉の花 山口青邨
網倉も石造りなり紅の花 清崎敏郎
鳴いてくる小鳥はすずめ紅の花 三橋敏雄
母の日や母は病むとも紅の花 林翔 和紙
母の日の五月つごもり紅粉の花 山口青邨
母の忌の七十年紅粉の花いまだ 山口青邨
母の忌にことしはおくれ紅粉の花 山口青邨
芭蕉像飾る紅粉の花献じ 山口青邨
芭蕉像飾り紅粉の花挿して 山口青邨
奈良へ通ふ商人住めり紅の花 正岡子規 紅花
鶴頸の一茎末摘花あはれ 山口青邨
唇や格子に開く紅粉の花 正岡子規 紅花
手のいたき顔して渡す紅の花 加藤秋邨
軸は晴湖紅粉の花さすゆかしさよ 山口青邨
山雲の一日去らず紅の花 岸田稚魚
行末は誰をかちぎる紅の花 正岡子規 紅花
行く末は誰とか契る紅の花 正岡子規 紅花
紅藍の花人に熱き手つめたき手 古舘曹人 樹下石上
紅藍の花したたか裾を濡らしけり 古舘曹人 樹下石上
紅粉鉄漿(べにかね)の母は遠しや紅粉の花 山口青邨
紅粉の花雑草園のみやげとす 山口青邨
紅粉の花雑草園に三味の音 山口青邨
紅粉の花ただれてかなし雨つづく 山口青邨
紅粉の花かなしまいにち雨ふりて 山口青邨
紅粉の花おはんの使来れば剪る 山口青邨
紅ふかく蔵す金冠紅粉の花 山口青邨
紅の花露あるうちに摘まるゝと 高浜年尾
紅の花二度目の讃嘆妻が吐き 加藤秋邨
紅にじみ王冠くづる紅粉の花 山口青邨
傾城の罪をつくるや紅の花 正岡子規 紅花
傾城にとへども知らず紅の花 正岡子規 紅花
王冠も潰え花終わる紅粉の花 山口青邨
一蝶の雨の晴間を紅粉の花 山口青邨
をさな子やはやなめそむる紅の花 正岡子規 紅花
をさなごの哀しむ声や紅の花 渡邊白泉
べにの会の人紅粉の花かかへ来ぬ 山口青邨
ひと寝ねてより紅の花ありにけり 加藤秋邨
なまめかし翁の像に紅粉の花 山口青邨
とりあへず小便したり紅の花 阿波野青畝
ちかちかとこまごまと星紅粉の花 山口青邨
ことしまた七人の娘紅粉の花 山口青邨
うつくしきひとらつどへり紅粉の花 山口青邨

by 575fudemakase | 2017-06-15 19:07 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

蒼朮を焚く の俳句

蒼朮を焚く

やゝありて蒼朮匂ひそめにけり 千石 比呂志
をけら焼く廓名残りの一構へ 羽田岳水
家風守るとは蒼朮を焚くことも 広瀬ひろし
妻の家に蒼朮を焼く仕ふかに 石田波郷
巡業の蒼朮を焚く楽屋かな 中村七三郎
前號までのあらすぢ蒼朮焚く 中原道夫
蒼朮たく閑にへだたるkかな 飯田蛇笏 春蘭
蒼朮の煙のまとふ古柱 三宅二郎
蒼朮の煙賑はし梅雨の宿 杉田久女
蒼朮の花や猪垣崩れをり 飴山 實
蒼朮の只事ならず匂ひけり 後藤夜半
蒼朮の焚かれ写経の墨匂ふ 吉年虹二(未央)
蒼朮はけむりと灰になりけり 阿波野青畝
蒼朮や東寺百合文書群 丘本風彦
蒼朮を買へば僧かと訊ねられ 打出 たけを
蒼朮を焚きて暫く楽しまず 後藤夜半
蒼朮を焚きて籠れる老尼かな 水谷鍬吉
蒼朮を焚きひそやかにすまひけり 清原枴童
蒼朮を焚きゐる末寺東山 茨木和生 往馬
蒼朮を焚くすこし憂ひありければ 成瀬櫻桃子
蒼朮を焚く山の湯の一夜かな 伊藤冨美子
蒼朮を隣たきゐる匂ひかな 青木月斗
蒼朮焚くすこしく憂ひありければ 成瀬櫻桃子 素心
弛みなき木曾の水音蒼朮焚く 折井眞琴(岳)
内陣に蒼朮を焚く香のながれ 岡村紀洋(ホトトギス)
焚きやめて蒼朮薫る家の中 杉田久女
未知の客なれば蒼朮焼いておく 山田庄蜂
鬱々と蒼朮を焚くいとまかな 飯田蛇笏

蒼朮を焼く 補遺

妻の家に蒼朮を焼く仕ふかに 石田波郷
蒼朮たく閑にへだたる夜陰かな 飯田蛇笏 春蘭
蒼朮の煙賑はし梅雨の宿 杉田久女
蒼朮の只事ならず匂ひけり 後藤夜半 底紅
蒼朮も乳香もあと引くにほひ 後藤比奈夫
蒼朮を焚いていよ~梅雨深し 高野素十
蒼朮を焚かれてしまひたる香炉 後藤比奈夫
蒼朮を焚きて暫く楽しまず 後藤夜半 底紅
蒼朮を焚く川村の二三軒 岡井省二 山色
焚きやめて蒼朮薫る家の中 杉田久女
老の手が痒く蒼朮くすぶらす 阿波野青畝
鬱々と蒼朮を焚くいとまかな 飯田蛇笏 霊芝

by 575fudemakase | 2017-06-15 19:03 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

錦木の花 の俳句

錦木の花

錦木の花がほつほつ地に小犬 新田加津子
錦木の花こぼれつぐ山の駅 青柳志解樹
錦木の花に料理のいとおそし 高橋淡路女 梶の葉
錦木の花のかそけき墓どころ 山田みづえ「草譜」
錦木の花のこぼるる土乾く 石井桐陰
錦木の花のさかりは人知らず 五十嵐播水
錦木の花のみどりのうすうすと 椎野 房子
苔の香や錦木の花散り溜る 織田烏不関

by 575fudemakase | 2017-06-15 19:01 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

アイスコーヒー の俳句

アイスコーヒー 

アイスコーヒー新社会人足を組み 安西 篤
アイスコーヒー来てミーティング中断す 大野雑草子
まだ冷しコーヒー所望したきかな 稲畑汀子
遠き日のアイスコーヒー二つかな 二階堂 英子
働く妻帰りてアイスコーヒー飲む 高橋悦男

by 575fudemakase | 2017-06-15 18:52 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

源五郎 の俳句

源五郎

コロラド河に脚震はせて源五郎 原田喬
なかなかの悪さをしたり源五郎 小島健 木の実
宇佐八幡池の濁りの源五郎 森田公司
巻き尺を延ばしてゆけば源五郎 波多野爽波
巻尺を伸ばしてゆけば源五郎 波多野爽波 『骰子』
帰省子に鉄の翅擦る源五郎 高井北杜
仰向けに火蟲の塵へ源五郎 篠田悌二郎
仰向けに灯虫の塵へ源五郎 篠田悌二郎
空みあげまた出没の源五郎 穴井太
畦近く蓮の巻葉や源五郎 高野素十
源五郎ときどき浮いて顔を出す 瀧澤伊代次
源五郎と知られたるあと浮上せず 松山足羽
源五郎ぬすめる水に顔見せし 阿波野青畝
源五郎へへと闇より現はるる 高澤良一 ぱらりとせ
源五郎故郷の貌をしてあゆむ ほんだゆき
源五郎少年の指なまぐさし 沢木欣一
源五郎地底を匐へり天台寺 遠藤いし夫
源五郎虫次男の髪に隠れけり 長谷川かな女 花 季
源五郎提灯漁の灯をおそふ 原 好郎
源五郎天を覗きて沈みしや 村山三二(ホトトギス)
源五郎日に舌出してすぐ沈む 野見山朱鳥
源五郎鮒とう昔二重瞼 武田仲一
源五郎泡のひとつが光って浮く 山田雲洞
源五郎力をぬけば浮きあがり 徳永 球石
源五郎話をききに灯を取りに 千賀静子
源五郎游ぐ水口祭りけり 林大馬
午後からの沼の波立ち源五郎 木内彰志
考えている場合ではない源五郎 木村いさを
山高帽の馭者がゐて源五郎がゐて 古館曹人
秋水に孕みてすむや源五郎蟲 村上鬼城
春水や蛇籠の目より源五郎 高野 素十
勝ち負けを取り立ててゐる源五郎 小野田 魁
掌に掬ふ水に山あり源五郎 岡田久慧
菖蒲田の水に潜みし源五郎 大塚育子
心字池に所を得たり源五郎 大谷美智子(萌)
水口に遊べるものは源五郎 深川正一郎
水口の幣汚したる源五郎 美柑みつはる
水草の茎伝ひ浮く源五郎 木島寿水
水底のいよいよ青み源五郎 加古宗也
世に絶えしものに厳父や源五郎 伊藤 孝一
青空に屁玉はじけし源五郎 中村宇町
戦知らぬ父とその子と源五郎 鈴木利紗
藻の花を鼻にぶらぶら源五郎 本間 一萍
足壺の淵を出でざる源五郎 三田きえ子
代掻けばおどけよろこび源五郎 富安風生
田に浮いて沈んでその名源五郎 細川加賀 『玉虫』以後
田廻りの母の灯に飛ぶ源五郎 原田桃里
田掻波をさまり巡る源五郎 藤原たかを
飛んで来し虫を掴めば源五郎 茨木和生 倭
飛んで来て畳を這へる源五郎 加藤三陽
氷河期の残存天池源五郎 佐藤宣子(夏至)
苗代の籾に抱きつき源五郎 高濱年尾 年尾句集
苗代の籾に抱きつく源五郎 高浜年尾
富士出でし水が田にきて源五郎 細田恵子
腹広く見せて反転源五郎 大辻山査子
夕暮を傍らに寄せ源五郎 田口満代子
萍のとぢてしづみぬ源五郎 木津蕉蔭
蓼科の雲稚かり源五郎 小林 貴子
蓼科の雲幼かり源五郎 小林貴子

源五郎 補遺

彼岸値は源五郎並子スッポン 百合山羽公 樂土以後
髪切にかはり源五郎灯を取りに 山口青邨
日陰者ばかりでないぞ源五郎 佐藤鬼房
釣り難き源五郎鮒釣らるまじ 三橋敏雄
足型に水濁り急く源五郎 角川源義
春水や蛇籠の目より源五郎 高野素十
秋水に孕みてすむや源五郎虫 村上鬼城
源五郎鮒四郎三郎*あめ五郎 河東碧梧桐
源五郎日に舌出してすぐ沈む 野見山朱鳥 曼珠沙華
源五郎ぬすめる水に顔見せし 阿波野青畝
畦近く蓮の巻葉や源五郎 高野素十
啓蟄の面白がられ源五郎 高野素十
巻尺を仲ばしてゆけば源五郎 波多野爽波

by 575fudemakase | 2017-06-14 08:26 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

孔雀草 の俳句

孔雀草

サーカス見たき母の希ひや孔雀草 山田みづえ
はるしやぎく母は沖澄む日も老いて 神尾久美子 掌
花孔雀草淡路のかたは灘鳴りす 角川源義 『冬の虹』
起きぬけにおどけし母や孔雀草 山田みづえ
絹機を干す機屋あり孔雀草 黒沢宗三郎
孔雀草かがやく日照続くかな 水原秋櫻子
孔雀草かゞやく日照続くかな 水原秋櫻子
孔雀草なげかけてあるたすきかな 本田あふひ
孔雀草金精様の天辺に(シヴァ・リンガム) 佐々木六戈 百韻反故 初學
孔雀草今年も咲きて鳥の墓 初村迪子
孔雀草借家ながらも住みよかり 松藤夏山
孔雀草吹かれて蛇の目うちみだす 木田素子
孔雀草紋のかぎりを吾に向くる 大森紅蔦
蕊の朱が花弁にしみて孔雀草 高浜虚子
蕊の赤が花瓣にしみて孔雀草 高濱虚子
蛇の目草のしぼまずにある落花かな 松藤夏山 夏山句集
借家見やどこの家にも孔雀草 星野立子
借家見やどこの庭にも孔雀草 星野立子
地下墓室(カタコンベ)出でマリーゴールド眩し 久根美和子(岳)
日盛の風ありと見し孔雀草 柏崎夢香
敷砂利の裏まだ濡るる孔雀草 神谷紫光
母の忌や壺にあまれるはるしやぎく 神尾久美子
目をつりて髪梳く女孔雀草 松藤夏山 夏山句集
夜の庭の灯影たのしや孔雀草 楠目橙黄子 橙圃
野の草となりはて蛇の目草萌ゆる 青邨
料理運ぶ婢が去る径の孔雀草 阿部みどり女 笹鳴
蘂の朱が花弁にしみて孔雀草 高浜虚子
蕋の朱が花弁にしみて孔雀草 高浜虚子


孔雀草 補遺

さらさらと蛇の目草ゆれ虚子旧廬 山口青邨
ヒマラヤ展開 露霜マリーゴールドから 伊丹三樹彦
ふるまちのおほはるしやぎくどこにでも 燕雀 星野麥丘人
花園のマリーゴールドも残る花 山口青邨
花孔雀草淡路のかたは灘鳴りす 角川源義
起きぬけにおどけし母や孔雀草 山田みづえ 忘
孔雀草早起き幼なの顔そろひ 中村草田男
野の草になりはて蛇の目草萌ゆる 山口青邨

by 575fudemakase | 2017-06-14 08:22 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

駒鳥 の俳句

駒鳥

あまたたび駒鳥啼きて水場暮れ 岡田日郎
ほつつりと駒鳥の朱や芽ぶく中 小池文子 巴里蕭条
奥之院裏は断崖駒鳥啼けり 青木 路春
暁けの声先づは駒鳥妻醒めよ 北野民夫
駒鳥いる高さに窓あり誕生音 寺山修司
駒鳥が鳴く七月の南谷 伊藤いと子
駒鳥にパブロ・ピカソの青入れぬ 攝津幸彦 未刊句集
駒鳥に応ふリュックの中の水 伊藤いと子
駒鳥に呼びこまれたる客二人 阿部ひろし
駒鳥に大黒舞を見せうもの 遅月
駒鳥のあした妙義の男晴 西上禎子
駒鳥のひゞけば歯朶の葉もふるふ 山谷 春潮
駒鳥のひびけば歯朶の葉もふるふ 山谷春潮
駒鳥のひゞけば歯朶の葉もふるふ 山谷春潮(馬酔木)
駒鳥のみな胸張りて巣立ちけり 島崎秀風
駒鳥の告げし晴天夜につづき 野沢節子
駒鳥の声ころびけり岩の上 園女
駒鳥の声ちかみかも舟遊び 大橋櫻坡子 雨月
駒鳥の声とおぼしき五更かな 飯野定子(萌)
駒鳥の声ゆく方へ霧ゆけり 宮原 双馨
駒鳥の声天鼓のごとし文殊堂 皆川盤水
駒鳥の声転びけり岩の上 園 女
駒鳥の大きな声や松の中 野村喜舟 小石川
駒鳥の谷ふかければ我に飛ぶ 並木鏡太郎
駒鳥の日晴れてとよむ林かな 高桑闌更
駒鳥の鳴くジャングルの昼暗く 田村萱山
駒鳥の来鳴きて岳の雪ゆるぶ 倉橋羊村
駒鳥の啼くたび岳の昏さ増す 岡田日郎
駒鳥の聲日をよぶ雲の梢かな 幸田露伴 江東集
駒鳥やまだ歯にあらき岩清水 千代田葛彦
駒鳥やまづ雪を脱ぐ庭の石 有働亨 汐路
駒鳥やむと雨吹き上げぬ嶽樺 小松崎爽青
駒鳥やめしひの殿の朝機嫌 紫暁「この時雨」
駒鳥や暗きかたえに馬柵つづく 武田伸一
駒鳥や雲上の樹々花咲かせ 岡部六弥太「夜須野」
駒鳥や崖をしたたる露のいろ 加藤楸邨
駒鳥や狭霧に滲む茜雲 下元きみ子
駒鳥や空地の寺に蕎麦食へば 石塚友二
駒鳥や熊笹倒し夜の豪雨 松本 いね
駒鳥や湖わたりくる雲疾き 原 幸子
駒鳥や雫を払ふ雨後の樅 秋元草日居
駒鳥や小止みだになき雨ながら 吉川 春藻
駒鳥や地下足袋に繩結び足し 石川桂郎 四温
駒鳥や土間に餅売る行者小屋 南野和歌子
駒鳥や白根前山削ぎ立てる 岡田 貞峰
駒鳥や穂高隠して雲飛べり 岡部六弥太
駒鳥や墓標に供ふ山日誌 山田 春生
駒鳥や霧熊笹をぬらしすぐ 原 柯城
駒鳥や霧吹きかへす屏風岩 豊長みのる
駒鳥や霧藻のいろの夜明雲 岡田 貞峰
駒鳥や霧藻の色の夜明雲 岡田貞峰
駒鳥や優しき枯木はずましむ 小池文子 巴里蕭条
駒鳥をほしいまま聞く山の寺 西条ゆき
駒鳥笛になごりの月を雲の端 飯田蛇笏 霊芝
駒鳥鳴いて俄に谷の霧うごく 飯田晴子
駒鳥鳴いて白き障子のそら二階 西村公鳳
駒鳥鳴くやいくつ滝落つ大樹海 岡田日郎
駒鳥鳴くや桶に溢るる山の水 長谷川草洲
駒鳥鳴くや月照山は雲の上 大竹孤悠
駒鳥鳴くや水楢林馬柵うちに 杉山岳陽
駒鳥鳴くや朝鮮髷の石仁王 野辺祥子 『遠野火』
駒鳥鳴くや唐人町の春の暮 春の暮 正岡子規
駒鳥鳴けり姥面狭き視野の中 田口満代子
駒鳥啼くと胸突き坂を仰ぎけり 小松崎爽青
駒鳥啼くや嶽は日和の雪霞 小松崎爽青
高鳴くは駒鳥囮秋風に 及川貞
悉く落葉松の青さ駒鳥鳴けり 滝春一
襲はるる夢のかしらの野駒鳥かな 卯七 俳諧撰集「有磯海」
十日住み此処に駒鳥の墓を掘る 殿村莵絲子 雨 月
探鳥で歩るく安曇野駒鳥を聞き 早川昇一
這松の雨駒鳥を遠くせり 望月たかし
眉間といふものが子鹿に駒鳥に 岩淵喜代子 螢袋に灯をともす
坊近くのこる寝雪や駒鳥の声 篠原巴石
夜が朝となりつつ駒鳥雲の中 福田 蓼汀
両神山中駒鳥笛の聞こえけり 鈴木五鈴

駒鳥 補遺

籠の駒鳥高鳴くあした粽蒸す 橋閒石 雪
高鳴くは駒鳥囮秋風に 及川貞 夕焼
古雛にはや尻軽の駒鳥よ 橋閒石 卯
駒鳥鳴くや唐人町の春の暮 正岡子規春の暮
駒鳥笛になごりの月を雲の端 飯田蛇笏 霊芝
駒鳥や地下足袋に繩結び足し 石川桂郎 四温
駒鳥や大雪嶺に真横の陽 石塚友二 曠日
駒鳥のかなたに青し津軽富士 山田みづえ 手甲


by 575fudemakase | 2017-06-14 08:20 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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