菖蒲湯

菖蒲湯

例句を挙げる。

ある露地に菖蒲湯あふれ来たりけり 石橋秀野
はやばやと入りて菖蒲湯匂はすか 高澤良一 ねずみのこまくら
ひき汐へ遠くなる菖蒲湯の我 飛鳥田[れい]無公 湖におどろく
世に隠れ菖蒲湯をひた溢れしめ 小林康治
児の臀のまろきを洗ひ菖蒲湯に 小松崎爽青
子のをらぬ日の菖蒲湯をたてにけり ふけとしこ 鎌の刃
子らばかりゐて菖蒲湯をぬるくしぬ 田村了咲
幸さながら青年の尻菖蒲湯に 秋元不死男
息ふかく菖蒲湯に肩しづめたり 渡辺 立男
我入れば暫し菖蒲湯あふれやまず 高浜虚子
永浸る子が焚きくれし菖蒲湯に 石田あき子 見舞籠
罪深き女よな菖蒲湯や出でし 芥川龍之介
胸乳にも触る菖蒲湯の葉刀は 品川鈴子
菖蒲湯にあをきさざ波健吉忌 佐川広冶
菖蒲湯にうめる水白く落ちにけり 阿部みどり女 笹鳴
菖蒲湯にかろき恙を入りにけり 大橋櫻坡子 雨月
菖蒲湯にけふ染めし彩の掌をひろぐ 中戸川朝人 残心
菖蒲湯にざっと浸りて若返る 高澤良一 素抱
菖蒲湯にしたしく老躯しづめあふ 石原舟月
菖蒲湯にとつぷり月のものあがり 品川鈴子
菖蒲湯にひらきし五指の裏おもて 長田等
菖蒲湯に乳房冷えゆく死の報せ 加藤知世子 黄 炎
菖蒲湯に今日はじめての灯が浮ける 宮津昭彦
菖蒲湯に兄弟父を流し合ふ 高橋悦男
菖蒲湯に共につかりて母癒えよ 岡本庚子
菖蒲湯に四肢をいたはる呟きよ 河野南畦 湖の森
菖蒲湯に妻より先の死を願ひ 冨田みのる
菖蒲湯に子のなき乳房沈めけり 高橋秀夫
菖蒲湯に永浸る妻何足るや 石田波郷
菖蒲湯に浸つてゐたる健吉忌 佐川広治
菖蒲湯に端然と胸乳ふくまする 細見綾子 花寂び
菖蒲湯に裸一貫の男見よ 尾崎紅葉
菖蒲湯に逢ひて世相を歎きけり 成瀬桜桃子 風色
菖蒲湯に雨ききながら浸りゐる 田中冬二 麦ほこり
菖蒲湯の一夜経たるは禍々し 大石悦子 百花
菖蒲湯の子の体積をあふれさす 黒坂紫陽子
菖蒲湯の子の肩へ吾が掌より波 大岳水一路
菖蒲湯の底まで夕陽子と沈む 飴山實 『おりいぶ』
菖蒲湯の形ばかりの葉を浮かべ 高浜年尾
菖蒲湯の昼の窓から顔を出す 菅原鬨也
菖蒲湯の熱きに後頭まで漬る 川崎展宏
菖蒲湯の窓開けてをり灯さずに 横井博行
菖蒲湯の菖蒲に寄せぬ術後の身 高澤良一 鳩信
菖蒲湯の菖蒲片寄り沸き居たり 篠原温亭
菖蒲湯の雀斑に匂ひなかりけり 高澤良一 寒暑
菖蒲湯の香のしみし手の厨ごと 中村汀女
菖蒲湯の香の染みし手の厨ごと 及川貞 夕焼
菖蒲湯へうちつけの言措きていづ 『定本石橋秀野句文集』
菖蒲湯へ妻子がゆきぬ眉月が 古沢太穂 古沢太穂句集
菖蒲湯へ旦の下駄のあとしるく 大橋櫻坡子 雨月
菖蒲湯へ月のからかさ傾きて 『定本石橋秀野句文集』
菖蒲湯へ来る少年の女下駄 小野冬虹子
菖蒲湯へ罷りし留守のかどの錠 『定本石橋秀野句文集』
菖蒲湯も小さ盥ですましけり 一茶
菖蒲湯や乳房ありけり童女のような 長谷川かな女 花寂び
菖蒲湯や命めでたき老の者 若尾潤水
菖蒲湯や男の子はつひに生まざりし 飯田希々
菖蒲湯や男の子ばかりを育てたる 野一広美
菖蒲湯や病夫の腕のいくさ傷 斉藤富美
菖蒲湯や眉落したく思ひもす 高橋淡路女 梶の葉
菖蒲湯や立身のことおろそかに 鈴木しげを
菖蒲湯をかけ合ふ吾子にまじり浴ぶ 近藤一鴻
菖蒲湯をざんぶりと出づ赤仁王 高澤良一 寒暑
菖蒲湯をたのしみ行きぬ町住ひ 高橋淡路女 梶の葉
菖蒲湯を出てかんばしき女かな 日野草城
菖蒲湯を出てより守宮ぬられけり 松瀬青々
菖蒲湯を出て公達の目鼻だち 小澤克己
菖蒲湯を出て来て父も子も胡座 稲田眸子
菖蒲湯を纏いて眠れ眠れかな 二村典子
頭からかぶり菖蒲湯香りけり 深見けん二 日月
颯々と菖蒲湯こぼす女多し 萩原麦草 麦嵐
わが肌に老斑いまだ菖蒲風呂 亀井糸游
少年のとび込む音す菖蒲風呂 中山純子
廊下まで匂ふ楽屋の菖蒲風呂 片岡我当
旅の日の二日おくれの菖蒲風呂 平山 愛子
泣きながら子は育つもの菖蒲風呂 小浦登利子
浸りつつたゆたふ齢菖蒲風呂 皆吉爽雨 泉声
父ありし日の熱すぎし菖蒲風呂 廣瀬直人
研修を終へて来し子や菖蒲風呂 八巻絹子
蘇生してよりの長寿や菖蒲風呂 富田潮児
さうぶ湯につぶし島田の浮かみけり 加藤郁乎 江戸桜
さうぶ湯に老いたる獅子に似て沈む 伊藤白潮
さうぶ湯やさうぶ寄くる乳のあたり 白雄
さうぶ湯や濡手に受る雨三粒 大須賀乙字


以上
# by 575fudemakase | 2014-05-05 10:24 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)



例句を挙げる。

いまの蘖いまの太陽他は古し 榎本冬一郎
けもの道獣臭くて蘖ゆる 原裕 『青垣』
切り株の皮押し破り蘖ゆる 三原 春風
切口を深く沈めて蘖ゆる 逸見吉茄子
刈草の蘖に秋のたつ菴 加舎白雄
大いなる蘖に日の当りけり 原 月舟
大木の蘖したるうつろかな 高濱虚子
灯台に大ぜい上り蘖ゆる 波多野爽波 『骰子』
蘖えし中へ打込み休め斧 佐藤念腹
蘖す木あり見るたび名を知らず 池内たけし
蘖につきし一輪梅ひらく 藤田 静古
蘖のうちかたまりて吹き靡き 高野素十
蘖のすでに背を越す大銀杏 船坂ちか子
蘖のつややかな葉に力あり 稲畑汀子
蘖やまなじりをあぐに躊躇ふな 小林康治 『四季貧窮』
蘖や亡きひと雲にゐるごとし 三森鉄治
蘖や切出し持つて庭にゐる 波多野爽波 『骰子』
蘖や国のまづしさは吾が貧しさ 岩田昌寿
蘖や墓石を買ひに二三人 斎藤夏風
蘖や涙に古き涙はなし 中村草田男
蘖や町角ごとの秋葉さま 伊藤いと子
蘖や石塁高く沖見えて 下村ひろし
ひこばえに信濃の地震の伝ひけり 村越化石 山國抄
ひこばえに哀をいひてわかれけり 室生犀星 犀星發句集
ひこばえに日本海を流れる板かな 安井浩司 中止観
ひこばえに雨東吉野村小学校 大西健司
ひこばえや余談雑談無駄話 柴田美代子
ひこばえや口で争ふ愉しさも 石川桂郎 四温
ひこばえや山羊追ふごとく子を追ひて 石川桂郎 含羞
ひこばえや朝の悔もち渡船中 角川源義
ひこばえや水船の水溢れ出づ 山田みづえ
ひこばえや絵図の小町をたづね得ず 角川源義
ひこばえや集合時間告げられて 高澤良一 さざなみやっこ
一句いくくくのちの神ひこばえよ 加藤郁乎
峠神ひこばえの先づ紅葉して 小島千架子

以上
# by 575fudemakase | 2014-05-05 10:23 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

子供の日

子供の日

例句を挙げる。

いつしかにただの休日子供の日 黒川悦子
いつもの子と犬が子供の日の土手に 永田耕一郎
いつよりか夫婦二人に子供の日 白鳥順子
おとなしき馬駆り出され子供の日 佐藤博美
こどもの日あんぱんまんのビデオ撮り 高澤良一 素抱
こどもの日の家族旅行に加はらず 安住敦「柿の木坂雑唱」
こどもの日小さくなりし靴いくつ 林翔
こどもの日母の結びし飯しまる 亀井糸游
こどもの日祝ぎて凧あぐ利根の風 田中あき穂
こどもの日自転車納屋を出て光る 亀井糸游
こどもの日駝鳥韋駄天走りかな 矢代克康
たまご割れば小さな満月子供の日 稲石実
ひんやりと机の下や子供の日 宮坂静生
ベンチみな老人が占め子供の日 竹内柳影(ひいらぎ)
不機嫌な檻のコアラや子供の日 福川悠子
争へぬかたちの耳や子供の日 河田青嵐
二つまで見えて弱星子供の日 奈良文夫
人形劇豚が主役よ子供の日 八牧美喜子
今日と聞くより子供の日なりしかな 粟津松彩子
今日ばかり望みのままに子供の日 羽村野石
光線銃の青きを浴びる子供の日 篠原 元
円かなる月上り子供の日了る 大熊一枝
噴水を最も高め子供の日 殿村菟絲子 『樹下』
大鍋のカレー空っぽ子供の日 西岡一彦
子を連れて聖書売来し子供の日 河府雪於
子供の日すべり台よくすべりけり 成瀬櫻桃子 風色
子供の日の父にて軽く渓を跳ぶ 平井さち子 鷹日和
子供の日の駅にて機関手貌突き出す 吉田正
子供の日二人暮しに椅子あまる 毛利友美
子供の日壷井栄の切手貼る 松田小恵子
子供の日子供の声を聞きに出る 元田千重(火星)
子供の日室内台上に犬一声 中村草田男
子供の日小さくなりし靴幾つ 林翔 和紙
子供の日手脚すらりと反抗期 三間亮司
子供の日朽たる橋が架りけり 萩原麦草 麦嵐
子供の日背を向けてゐる大ゴリラ 藤本朋子
子供の日薄紅色に遠嶺暮る 福田甲子雄
子供の日近し葉っぱのフレディ読む 高澤良一 随笑
孫尾根へすべり込む鳥子供の日 平井さち子 鷹日和
客の子をあやして泣かる子供の日 八牧美喜子
客を引く舸子の嗄声こどもの日 亀井糸游
家計簿をみてをり明日は子供の日 谷口まち子
小児科の一日の閑子供の日 小見山希覯子
庭に敷く夕餉の筵こどもの日 坂本竜門
戦ひのなき世の来よと子を抱きて鯉のぼり見す今日こどもの日 来嶋靖生
招かれて昼酒ききぬ子供の日 片山鶏頭子
明眸を皆に愛され子供の日 秦野淑恵(ひいらぎ)
書斎より出でて子供の日を遊ぶ 宮下翠舟
最上川下り子供の日なりけり 勝又一透
木の下にゐて木の色の子供の日 今瀬剛一「大祖」
東京のきれいなことば子供の日 西本一都
火縄銃城に轟く子供の日 岩崎悦子
父として働き帰る子供の日 保坂伸秋「若葉年刊句集」
猫若く蜥蜴を捕う子供の日 長谷川かな女 花 季
癒ゆる吾を待つ子四人や子供の日 島崎五穂 『さざれ石』
直立で老歌手唄ふ子供の日 今村きよし
空港に子供の多し子供の日 佐久間道子
端午の日子供の夢を魚の喰む 松下千代
竹林の何故か明るく子供の日 蓬田紀枝子
箱釣の章魚足を投げこどもの日 亀井糸游
老人の日なり子供の日の如く 後藤比奈夫 花びら柚子
花圃に花あふれて子等に子供の日 横溝敏子
藤棚の花のこぼるゝ子供の日 今井杏太郎
計画の再び変はり子供の日 稲畑汀子
谷川のここにも子供こどもの日 森重昭
踏み込んで池ゆさぶりぬ子供の日 平井さち子 鷹日和
迫門へだて雉子の鳴き合ふ子供の日 秋光 泉児
遊船の客溢れをり子供の日 長屋せい子
金太郎飴児と頒ちあふ子供の日 河本好恵
銭湯の番臺高き子供の日 佐々木六戈 百韻反故 初學
集ひ来て家ふくらます子供の日 杉本和子「花竪香子」
雨降れば雨にドライブ子供の日 稲畑汀子 春光
風紋に鯉幟立ちこどもの日 西本一都 景色
鳩の頭のうなづき歩く子供の日 菊地万里
鹿児島の街の跣子こどもの日 亀井糸游
紙兜折つてかむつてみせにけり 高澤良一 ももすずめ
洗濯機朝から始動こどもの日 高澤良一 さざなみやつこ
今にして躾け足らざるこどもの日 高澤良一 さざなみやつこ
共用の水色ポロシャツこどもの日 高澤良一 ぱらりとせ
ミドリ虫鞭毛使ふこどもの日 高澤良一 燕音
鉛筆は2Bが好きこどもの日 高澤良一 石鏡



以上
# by 575fudemakase | 2014-05-05 10:23 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

矢車

矢車

例句を挙げる。

からからと矢車僧蹶起の地 山口超心鬼
北欧は矢車咲くや麦の中 山口青邨
子豚等寝ぬ矢車も夜を憩ふべし 磯貝碧蹄館 握手
宝石より光る矢車農家の空 横山佳世子
山梔子の花の矢車平らかに 高濱年尾 年尾句集
嵐なか矢車狂ふ音失する 林原耒井 蜩
思ひ出でし如く矢車のめぐる空わが丘の空に夜の藍満ちて 田谷鋭
旅の空矢車鳴りて端午なり 貞
止りたる矢車雲に矢を正す 皆吉爽雨
矢車がきらりと光る未知の町 山口波津女
矢車に弾みのつきて夕さりぬ 小林里子
矢車に朝風強き幟かな 内藤鳴雪
矢車に順じて小さき鯉幟 阿部みどり女 月下美人
矢車のいつしか月にねむりけり 成毛亀満
矢車のきりゝと海へ向きを変へ 神野雨耕
矢車のくるへくるへと回りけり 佐々木六戈 百韻反故 初學
矢車のこはれんとして廻りをり 上野泰 春潮
矢車のまはりにぶりて赤が出し 上村占魚 『萩山』
矢車のまはり烈しき月日かな 澤木欣一
矢車の光目を射る過疎部落 相馬遷子 山河
矢車の夜は夜のひかりかへしけり 布川遅舟
矢車の実に犀川の河原鶸 西本一都 景色
矢車の少し戻りて止まりけり 斎藤 萩女
矢車の廻つてをりぬ葬の家 大捕八重子
矢車の廻り初めしが音立つる 高濱年尾
矢車の掠るる音の二階にゐ 宮坂静生 春の鹿
矢車の旧道を来る薬売 長田等
矢車の止りいくつも止り居り 中村汀女
矢車の竿つかへつゝ上りけり 阿部みどり女 笹鳴
矢車の翼の刺さりて春の土 林原耒井 蜩
矢車の速き廻転裏日本 秋沢猛
矢車の金の暗さよ昼の酒 石川桂郎
矢車の金の真下に茶の芽立つ 百合山羽公 寒雁
矢車の飛ばしてをりし日のかけら 津村典見
矢車の鳴りて砂丘の昼深し 吉田 素直
矢車も加波も映せる朝田の面 矢中けぬを
矢車や嵯峨野に会ひし若き尼 老川敏彦
矢車や浅間大きく中空に 上村占魚
矢車や海かけて舞ふ鳶一羽 栗原米作
矢車や田水動かず一日終ゆ 河野南畦 湖の森
矢車や男勝りの女の世 百合山羽公
矢車や血を乞ふ電話八方に 石田あき子 見舞籠
矢車や谷戸はみどりの朝風に 西島麦南
矢車や閉ぢてしまひし父祖の業 鈴木しげを
矢車鳴いて川波よくも溢れけり 飛鳥田[れい]無公 湖におどろく
筆を擱く矢車の音の絶えたる 林原耒井 蜩
蕎麦啜る矢車の音落つる下 久保田万太郎 流寓抄
野に高しいかるがの子の矢車は 神尾久美子 桐の木
雨を呼ぶ嵐に矢車廻る廻る 大江 朱雲
鬼の子に矢車鳴るよ小名木川(深川芭蕉庵址) 角川源義 『神々の宴』
鯉を飼ふ水に矢車影正す 早川暢雪
鯉降りて矢車の空広すぎる 河野南畦 湖の森
麻痺の子の矢車夜半を鳴り出づる 斎藤玄

以上
# by 575fudemakase | 2014-05-04 09:23 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

吹流し

吹流し

例句を挙げる。

ちちははやつまやいちにち吹流し 関戸靖子
ひとり漕ぐ蜑に湖北の吹流し 大野林火
みちのくの馬道に沿ふ吹流し 増成栗人
もう勤めなくてもよい身吹流し 杉良介
一村の吹流しみな赤城指す 吉田銀蝶
一歳の長さを思う吹流し 和田悟朗
万緑や杣の葬りの吹流し 西本一都 景色
俳諧の鬱と激しや吹流し 鈴木六林男 谷間の旗
吹流しあら瀬になびき神の旅 原 俊子
吹流しわが人生の持ち時間 鈴木智子
吹流し一旒立てり壇の浦 宮下翠舟
吹流し一旒見ゆる樹海かな 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
吹流し吹かれ山坂あつまれり 萩原麦草 麦嵐
吹流し山中に家見えざれど 茨木和生 倭
吹流し日のうちに牙のぞかれて 中田剛 珠樹以後
吹流し甍地面の如くあり 上野泰 春潮
吹流し白山の風貫ひ立つ 猿橋統流子
吹流し真潮の上に懸りけり 進藤一考
吹流し遠くの街のひらひらす 友草 寒月
子が生れて百日経ちぬ吹流し 鈴木しげを
安達太良は雪照りにけり吹流し 細川加賀 生身魂
寿亡き千住を過ぎぬ吹流し 細川加賀 生身魂
就中御吹流し見事なり 高浜虚子
手力の朝あまりけり吹流し 清水基吉 寒蕭々
水郷は空も波立つ吹流し 町田しげき
海浪のあらき日に立つ吹流し 薄多久雄
競漕も早稲田贔屓や吹流し 石田あき子 見舞籠
紀三井寺花に開張の吹流し 京極杞陽
美作へ風の急げる吹流し 大石悦子 群萌
行商の土橋に見やる吹流し 大野林火
起伏の丘みどりなす吹流し 角川源義
雀らも海かけて飛べ吹流し 石田波郷(1913-69)
高空に青き山あり吹流し 相馬遷子 山國

以上
# by 575fudemakase | 2014-05-04 09:23 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


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《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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