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HAIKU201311sono3

HAIKU201311sono3


しとやかに小水の私語今朝の秋
へたくそな呪文唱ふるやうに蝉
ぴらぴらと団扇返して国技館
八つ手咲き虻には虻のフットワーク
我ちっとはうまいもの食う初老とも
躰ぬくぬくたぬきうどんのあつあつに
寿司屋にて子規の大食い偲ぶ秋
せせらぎは天に谺し枯れ尾花

懐手構へて云ふべき事もなし
菊膾有ろう事ならぽっくり死
年寄れば近場で済ます酉の市
酉の市路地入り組める真金町
ぢぢばばが横口挟む羽子板市
威銃見た目以上に深き空
国会も稔りの秋もさあこれから
兎も角も籠もるは受け身いわし雲
朝寒を看取られ曰く「なさけなし」(故岳父)
酔芙蓉咲いたらパァで閉じたらグゥ

鮃砂に化して待つこと1劫程
顎で砂叩き鮃の砂もぐり
裏側にスマイル印それはエイ
大川の薄の先の海月かな
枝川はさざなみばかり鯔を見ず
裏池に落ちて水音たてしもの
ことごとく落つべきものが落ち冬山
手に握れば確かに四角次郎柿
電器屋のチラシ舞い込む十二月
瀬戸内 香川 伊吹島
バタバタでバキュームカー来る島の秋
オート三輪バタバタ盆の墓石積み
玩具
秋風にひとりたのしむ吹き戻し
秋の虹海に當座といふ言葉
掬へば現れ赤き海老の尾茶碗蒸し
茶碗蒸し底を突つゐて陶の音
見目もよく手頃な百合値蒸しものに
さるすべり花了 へし後葉落とすのみ
ややこしき枝ちょんぎってさるすべり
子規居士のあっけらかん句に世を更かす
黄葉し初むわが病院は葉山の先
岩畳鴉に鳶のうちかかり
紅葉せる日本へ船横浜へ

昭和とっくにアキノキリンソウなども失せ
武州 金澤八景
三艘てふ地名が残り釣舟草
生ま生まと露を宿せる露草これ
狗尾草光芒まとふ秋(とき)来たり
曼珠沙華炎色移れり赤鳥居
渓流の音に色づき薄紅葉
駅前より数歩の産院鳳仙花
なさけなしその名貧乏かづらとは
やうやう家建つやうになり泡立草
車前草を踏んで晩夏を見送りぬ
濱といふ俳誌廃刊玉すだれ
バラ赤実寒さ募れること必至
乗鞍の標高思ひさるをがせ
烏瓜昨年見しはこの辺り
零余子飯やみつきになる草津行
竜胆と言へば白根の岩っ原
糞おやじと謂はるる齢になり実ざくろ
家中のいたるところに黴仲間
縁日向猫も見限りつけにけり
秋の蚊のはたしてぴしと打たれけり

老人の御居処の柔皺春隣
銭湯に身を横たへて湯治のやう
日が永くなり銭湯の長靴べら
春を待つどぜうと金魚一つ槽(ふね)
料峭の貌は寒さを感ず部位

泡立草宅地造成三転せり
MR検査
使用中ランプダッダと脳撮影
冬に入る冬日を確と小学校
突き当たる其処が初冬の御用邸
セーターを歩きつゝ脱ぐ通院日
海岸べり温くて桜の返り花
蘂呆と熱海桜の返り花
ご老人冬に入る日をマスクして
バス待つ間スマホ操る冬隣
木の葉髪つくづくバスの後部席
コスモスを堪能日帰りフリープラン
葉山秋色白塗りお菓子のやうな家
植込みのそこにもここにも杜鵑草
築山に松がにょっきり根に野菊
彼の花の裔と思へぬ空木の実
十月桜一人仰げば皆仰ぐ
屋根葺ゐて小菊盆栽三重塔
池端の嫁菜に鴨のくゎいくゎいくゎい
公園の出口まで来てひやつく風
公園の落葉し初めで、走り初め
始まりぬコーヒー戦争冬の陣
水引の刻(とき)過ぎをれば埃草
松手入れ三渓園に日がいっぱい
小悪魔のやうにこの蜘蛛まだ小さし
三渓園の穂すすきを撮り嫁菜撮り
谷戸を往き日陰の石蕗にシャキッとす
雪隠の横抜けゆけば葉水仙
つはぶきの万の手谷戸の日を欲りぬ
花八つ手虫寄らぬほど呆けてをり
飛石の吾を容れてなほ余る冬
名園の竹垣の今枯れ三昧
一行に遅れ放題蓮田べり
うろ覚えの鴨の名などを句帳に記し
菊くらべ三渓園の菊招く
普段なら見逃がす崖に石蕗の花
ぬっぬっと泥田を鷺の忍び脚
御簾草の黄葉明りに鯉寄りぬ
本牧に銭湯ありし三之谷
富士もある長生会の盆栽菊
長椅子に写生子同席園の秋
本牧のさくら並木も古り晩秋
三陸の秋と題する盆栽展
口大きく傾げて緋鯉舵をきる
園去るまでつはぶき三昧三渓園
園への道さくら老樹の腹捩れ
命終の極みを見する枯蓮
三渓翁に替り敗荷客迎ふ
三渓園松の根っこに白嫁菜
水仙の未だ未だといふ幼き丈
睡蓮にギンギラギンの夏了り
窶れ気味化粧ののらぬ白嫁菜
剣山のごとき水仙臥竜梅
冬空にちょこと双葉の篠の尖
園内にいっぽん十月桜かな
名園に日表あれば白嫁菜

今村紫紅展
春笋に対す画中の一人物
すずかぜ来団扇貼交(はりまぜ)屏風より
片しぐれ紫紅の絵付け楽焼に
四人(よったり)で描き上げ絵巻の東海道
薄墨に紫紅の色調際立てり
この画家の竹取翁図竹の春

緑青の緑青たる季黄落期
黄落の顛末を見す大公孫樹
冬に入る夕焼雲の高さかな

以上
by 575fudemakase | 2013-11-09 09:22 | 自作 | Trackback


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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