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吾亦紅

吾亦紅

例句を挙げる

あかときの風に水の香吾亦紅 根岸善雄
あやとりの川のながれて吾亦紅 伊藤敬子
いくたびも鏡見る日や吾亦紅 大石悦子
かくなれば早く卒寿を吾亦紅 長谷川双魚 『ひとつとや』以後
かたくなな母の生きざま吾亦紅 北見さとる
からうじて山彦もどる吾亦紅 下田稔
くりくりの空があるなり吾亦紅 高澤良一 さざなみやっこ 夏
ついてくる人はと見れば吾亦紅 波多野爽波 『一筆』
つとふれてはなれて吾亦紅立てる 皆吉爽雨
つまむことこの世にいとし吾亦紅 森澄雄
どこ歩いても足もとの吾亦紅 高木晴子 晴居
ひとの子を濃霧にかへす吾亦紅 橋本多佳子
ひとまはり違ふ後添へ吾亦紅 橋本榮治 越在
ふるさとは木の橋ばかり吾亦紅 丸山不二子
ほそみちに日のちらばつて吾亦紅 鷲谷七菜子 花寂び 以後
またしても日和くづれて吾亦紅 星野立子
ゆれ止みて風ゆれ止みて吾亦紅 稲畑汀子
わがために久しく泣かぬ吾亦紅 西宮陽子
われも又我を捨てられず吾亦紅 関森勝夫
一峰にしたがふ一湖吾亦紅 本井英
一病に仕ふる余生吾亦紅 角川源義
一谷の羽虫痴れたる吾亦紅 小澤實 砧
二度童子飛び散つたるや吾亦紅 森田緑郎
二童女を一つの墓に吾亦紅 遠藤梧逸
何となく孤りの花や吾亦紅 北見さとる
佛どちこの茎とまれ吾亦紅 齋藤夏風
信濃にてみづの生まるる吾亦紅 大屋達治 絵詞
兜太与太われはごたごた吾亦紅 宮坂静生
初風や草の中なる吾亦紅 高橋淡路女 梶の葉
叢や吾亦紅咲く天気合ひ 飯田蛇笏 山廬集
君そこにありて揺れゐる吾亦紅 橋田憲明
吾亦紅さして夫の忌古りにけり 高橋淡路女 淡路女百句
吾亦紅さやぐ背川の芋水車 石原八束 白夜の旅人
吾亦紅その先へ膝折りにけり 金田咲子 全身 以後
吾亦紅だらけといふもひそかなり 依田秋葭
吾亦紅とらふるほどの影もたず 嶋田麻紀
吾亦紅のあたりでこぼこしてゐたり 岡本 高明
吾亦紅の力根さぐる春の土 松村蒼石 雪
吾亦紅の寡黙を愛す花野きて 稲垣きくの 牡 丹
吾亦紅ははは一度も紅ささず 木田千女
吾亦紅ばかりの壺は正面に 星野椿
吾亦紅ぽつんぽつんと気ままなる 細見綾子
吾亦紅もて転牧の牛追へり 太田土男
高峰温泉
吾亦紅ミロの構図を想ひをり 高澤良一 燕音
吾亦紅低き火星へ路通ふ 殿村菟絲子 『路傍』
吾亦紅信濃の夕日透きとほる 藤田湘子
吾亦紅執拗に咲く妻癒えよ 青木重行
吾亦紅基督嫌ひ釈迦嫌ひ 別所真紀子
吾亦紅壮なる時過ぎて立つ 山口誓子
吾亦紅夕日つめたくなりにけり 草間時彦 櫻山
吾亦紅夕日といへど眼に痛し 福永耕二
吾亦紅夕日の雑木くすぶりぬ 山口草堂
吾亦紅夕雁も越え去りゆけり 百合山羽公 故園
吾亦紅女郎花ありて今日の月 長谷川かな女 牡 丹
吾亦紅宙に浮いたる思惟二三 高木青二郎
吾亦紅家を抜け出てあてもなし 後藤 章
吾亦紅山あるきの冥利とも 日比野てる子
吾亦紅山もここらは平らかに 上村占魚 球磨
吾亦紅心臓がまだどきどきと 辻桃子 童子
吾亦紅折らましものを霧こばむ 阿波野青畝
吾亦紅指で突くごと風の出て 高澤良一 ぱらりとせ
吾亦紅挿されて山のあそび消ゆ 蓬田紀枝子
吾亦紅撮りつつ現像する話 高澤良一 随笑
吾亦紅整地の隅に残されて 小須田利子
吾亦紅朝より山の名を知らず 古舘曹人 砂の音
吾亦紅朝日まばゆき山の墓 つじ加代子
吾亦紅村の祭の口火切る 百合山羽公 故園
吾亦紅村人だけの通る径 倉田静子
吾亦紅枯首あげて霧に立つ 前田普羅 春寒浅間山
吾亦紅死を選びしが友の驕り 花田春兆
吾亦紅死後も身近に母居給ふ 中村契子
吾亦紅母にちかづくごとくなり 松村蒼石 雪
吾亦紅母をあやしに帰り来し 原裕 出雲
吾亦紅水守る神は水の辺に 神尾久美子
吾亦紅活けたる暗き灯かな 岸本尚毅 舜
吾亦紅消えさうな径またはじまり 熊谷愛子
吾亦紅淡路女の忌の遠く近し 阿部みどり女 月下美人
吾亦紅湖舟は夜雨を湛へけり 新井悠二
吾亦紅独りごころを通す黝 高澤良一 随笑
吾亦紅生きて時間の流れけり 金田咲子 全身 以後
吾亦紅穹邃き日はものがなし 小松崎爽青
吾亦紅紅のうつろひあるはあり 山田弘子
吾亦紅見つむだんだん黒くなる 高澤良一 随笑
吾亦紅野のくれなゐの渋かりし 大橋敦子
吾亦紅雫し合へる山の雨 館岡沙緻
吾亦紅霧が山越す音ならむ 篠田悌二郎
吾亦紅霧に色濃くありにけり 井上哲王
吾亦紅霧の冥さを帯びつゝあり 高澤良一 随笑
吾亦紅霧の奥にて陽が育つ 宮坂静生
吾亦紅霧の日輪珠となる 植山露子
吾亦紅露ふくむほど色顕ちし 石原八束 『仮幻』以後
吾亦紅風が持ち去る日月よ 渡辺桂子
吾亦紅風に呼ばれて暮れにけり 石原八束 藍微塵
吾亦紅風のなき野の風のなか 阿部誠文
吾亦紅風の自在をたのしめる 小坂かしを
吾亦紅風の音にも色沈む 渡辺桂子
夕日とは別のやさしさ吾亦紅 橋爪四季
夕風は絹の冷えもつ吾亦紅 有馬籌子
夢鳥ヘニンフのタクト吾亦紅 井上鷹洋
天女より人女がよけれ吾亦紅 森澄雄 所生
天青し吾亦紅子にのびすぎたり 太田鴻村 穂国
存在の吾亦紅より野の暮色 稲畑汀子
山の日のしみじみさせば吾亦紅 鷲谷七菜子 天鼓
山の日の焦げて小粒の吾亦紅 岡部名保子
山の雨さと過ぎつんと吾亦紅 森田游水
山の雨束の間なりし吾亦紅 高田風人子
山の雨野に来てやさし吾亦紅 椎橋清翠
山裾のありなしの日や吾亦紅 飯田蛇笏 椿花集
山頂の吾亦紅風も日も止らず 細見綾子
山風に朝はやさしき吾亦紅 松村蒼石 雪
嵐めく風が吹く丘吾亦紅 高木晴子 晴居
師に向ふ墓一つあり吾亦紅 宇佐美魚目 天地存問
常に見て浅間鮮し吾亦紅 有働亨 汐路
手をふれて細茎顕ちぬ吾亦紅 皆吉爽雨
折りとつて珠のゆれあふ吾亦紅 高橋淡路女 淡路女百句
抽んでて日の寵受くる吾亦紅 樋笠文
拾ひたる石に色あり吾亦紅 長谷川かな女 雨 月
挿してその無口を愛す吾亦紅 遠藤梧逸
旅の膝揃へしままや吾亦紅 堀口星眠 営巣期
昼は寝て夜泣きの石や吾亦紅 宮坂静生
朝逢へば朝の意通ふ吾亦紅 田中水桜
朱の帯生涯似合へ吾亦紅 殿村莵絲子 遠い橋
此秋も吾亦紅よと見て過ぎぬ 白雄
死なばこの眼も焼かる吾亦紅 川代くにを
死ぬときも九文半吾亦紅 鳥居美智子
死者として未熟なのです吾亦紅 山崎十死生
沼風にごっつんこして吾亦紅 高澤良一 鳩信
浅間越す人より高し吾亦紅 前田普羅 春寒浅間山
混むでもなくまばらでもなく吾亦紅 高澤良一 宿好
湖よりも山に峙ち吾亦紅 百合山羽公 故園
湯治場の露地の浅さよ吾亦紅 高井北杜
湿原に暮色を誘ひ吾亦紅 小池龍渓子
潮暮るるときの紫紺や吾亦紅 谷崎トヨ子
瀬しぶきにうつろふ霧や吾亦紅 飯田蛇笏 春蘭
灯台の孤独な佇立吾亦紅 奥平考芦
熊除けの鈴のきてゆく吾亦紅 和知喜八 同齢
狂ほしき馬の母情や吾亦紅 堀口星眠 営巣期
生涯の一句いつの日吾亦紅 藤谷令子
甲斐駒の返す木霊や吾亦紅 山下喜子
目立たずも我が生ありき吾亦紅 豊長みのる
省略とは点と線との吾亦紅 山田みづえ 手甲
眞すぐに千草の中の吾亦紅 甘利 敏子
神小さきものに宿れば吾亦紅 岩岡中正
秋すでに始まってゐし吾亦紅 小林 むつ子
空耳に母の声あり吾亦紅 和田 登
糸の茎に淋しさよろし吾亦紅 松瀬青々
系図には女とのみや吾亦紅 松田ひろむ
老ゆる日のためのジヨギング吾亦紅 矢口由起枝
考えてゐる顔の前吾亦紅 望月皓二
草の中すいと抜けたる吾亦紅 高木晴子
草萎えて吾亦紅のみ丈にたつ 川島彷徨子 榛の木
荒野原小さきすゝきと吾亦紅 高木晴子 晴居
萌え出でて吾亦紅なるかなしさよ 富安風生
藤袴吾亦紅など名にめでて 高濱虚子
虫まけをせぬを手柄か吾亦紅 井上井月
蜻蛉また虹翅赭眼や吾亦紅 水原秋櫻子
血で書きし文の昔や吾亦紅 伊藤通明
街角の花屋に咲ける吾亦紅 富樫美津子
西へ行く旅はひとりの吾亦紅 角川春樹
赤きものつういと出でぬ吾亦紅 高浜虚子
近づけば紅遠のけば吾亦紅 後藤比奈夫 紅加茂
逆さ水して生かす蓼吾亦紅 稲垣きくの 牡 丹
遠くきてみじかき旅や吾亦紅 菊地一雄
遠山の晴間みじかし吾亦紅 上田五千石 森林
野の面の枯るるとききて吾亦紅 松村蒼石 雪
金婚のけふを妻なき吾亦紅 有働 亨
雨ほつほつまだ紅持たぬ吾亦紅 山田みづえ
霧が過ぎ霧の影過ぐ吾亦紅 隈元いさむ
霧の中おのが身細き吾亦紅 橋本多佳子
霧濡れの牛の声なし吾亦紅 石丸恭子
青萱と丈をきそへり吾亦紅 松村蒼石 雪
静塔忌指にざらざら吾亦紅 八木三日女
風去なすことばかりして吾亦紅 水谷芳子
風敏し花野の中の吾亦紅 草間時彦
風来ればぶつかり合ひて吾亦紅 青柳志解樹
馬の背に子の頬かたし吾亦紅 渡辺 和子
鶴歩む吾亦紅また吾亦紅 伊藤晴子
吾木香初代一条さゆり逝く 小林貴子

以上
by 575fudemakase | 2014-09-25 00:17 | 秋の季語


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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