雛祭 続補遺
雛祭 続補遺
*娶らせて娘の空や雛節句 許六
あいらしう出来た雛の住居哉 桃先
あちらむく常盤御前や雛の後家 露川
あの隅におれがやつたる雛もあり 北枝
あら壁に雛落つく燈かな 成田蒼虬
いかい手でつまみあげたる雛かな 許六
いかめしく見るや雛の袖たゝみ 野紅
うまず女の雛かしづくぞ哀れなる 服部嵐雪
おはしたに木兎もあり雛座敷 其角
おもひには雛も鐘つく舞台かな 立国 江戸名物鹿子
お次まで芸者揃や雛遊び 程已
かざる手を雛に見られてかくしけり 寥松
かつらぎの神はいづれぞ夜の雛 其角
くり言を雛もあはれめ虎が母 其角
しのびつゝ雛突て見るや男の子 三宅嘯山
すめば都雛のおものに田螺盛 五明
すゞめ子も来るや雛の膳まはり 井上士朗
ちりばめて万の風や雛あそび 百里
とし毎に打くれまいかかざり雛 鈴木道彦
とぼし灯の用意や雛の台所 千代尼
とろ~と壁に眠るや雛の顔 尚白
なげく事なくて果けり雛の世話 路通
にぎやかに桃の笑ひや雛あそび 破笠
ぬかりたる雛の酒や酔ごゝろ 舎羅
はなさけり古きを祝ふ雛の宿 松岡青蘿
ひん~と鳴るものも有雛あそび 許六
ふくやかに雛の上着やそで 野紅
みなあらた産家に隣る雛かざり 白雄
みよしのゝ里にも桃の節句かな 桜井梅室
めし粒や顔にはぢらふ雛遊 乙訓
もどかしや雛に対して小盞 其角
ものいはゞうしといふらん箱の雛 松岡青蘿
ゆさく~二階の雛やもゝの花 許六
よく見れば坊が妻なり雛買 鈴木道彦
三か月の影まつ雛の屏風哉 野紅
上座ほど雛のすがたの新なり 其角
下り雛けふ公家衆の江戸着なり 不ト 富士石
不産女の雛かしづくぞ哀なる 嵐雪
世の雛にみな折とりそ遅ざくら 白雄
世忘れに我酒かはん姪が雛 其角
乳母いなすことしばかりや雛遊び 許六
二の宮の姉の節句や雛あそび 許六
人に酔ん十間店の売ひいな 周角 江戸名物鹿子
伝へ来て雛の宝や延喜銭 其角
似たものゝ中にも雛の夫婦かな 米翁 染井山荘発句藻
何喰て雛とあそばん老の袖 凉菟
入相の雛や屋しまの破れ口 許六
冠にもさはらず雛の桃の花 中川乙由
包花ぬいたる跡や女雛 許六
十がへりの栄やの雛あそび 中川乙由
千代といふにも雛の道具だて 杉風
参宮の留守やど暮ゝ雛遊 杜若
又兵衛が浮世になりぬ雛遊 尚白
古雛や桜がくれのうらみ顔 露印
唐人の代物かえや雛あそび 百里
唐僧に見せばや雛の小人形 許六
四日にも四日と見えぬ雛かな 鳳朗
圏菓子を井筒につむや雛のたけ 其角
埓もなき家のしめしぞ雛あそび 史邦
大井には子持の君ぞ雛の宴 凉菟
奈良里や世に叮嚀に後の雛 三宅嘯山
妹や折桃も椿も雛もよひ 沾圃
姫嶋や壁にもたする帋雛 野坡
実盛が佗し姿の雛哉 桜井梅室
宿を出て雛わするれば桃の花 猿雖
小原から妻来蕨や雛の市 凉菟
小嫂の献立さびし雛の膳 鈴木道彦
小屏風や弟通さぬ雛の関 越人
居余りて人に交る雛かな 吐月 発句類聚
山の手に花の軒あり雛の家 井上士朗
山猫も跡から出るか雛の櫃 蘆本
巻て寐るふとんの旅や女雛 許六
帋雛の契はふかしもたれあひ 桜井梅室
帋雛は花見る顔に書にけり 成美 成美家集
年中に一日遊ぶ雛かな 朱拙
御雛出す音や手ぐりの長廊下 三宅嘯山
心ふとや都の雛に夫婦づれ 鬼貫
我事にくらべてうれし雛の形 りん女
手にとればはやにこ~と売雛 桜井梅室
振舞や下座になをる去年の雛 去来
振舞や下座に直る去年の雛 向井去来
掃あへぬ桃よさくらよ雛の塵 炭太祇
斎坊を今朝は雛の一座哉 曉台
明日しらぬ雛の栄耀やけふの桃 支考
明星の東へちろり夜の雛 支考
春風にこかすな雛の駕籠の衆 荻子
是も又雛の夫婦や二つ星 中川乙由
有常は娘育てゝ家の雛 黒柳召波
朧にも皃はさもこそまゆの雛 土芳
朧夜を白酒売の名残かな 支考
束帯をゆるめず休む雛かな 此筋
桃ありてます~白し雛の殿 炭太祇
桃さかば雛に似たる人や来ん 乙訓
桃さくら其奥床し夜の雛 松岡青蘿
桃の日や下部酒もる蒸鰈 白雄
桃の日や女使のつき~し 琴風
桃の日や水を脊にせる家作り 三宅嘯山
桃の日や蟹は美人に笑るゝ 嵐雪
桃の日や雛なき家の冷じき 几董
桃割てひいなの容相深し 乙訓
桃色に明て来にけり雛の春 吾仲
梨の木のかげに幾代の雛かな 成田蒼虬
母親に雛まかすや願世なし 桃先
海山の達者や雛の餅と酒 朱拙
深窓や雛の竃の煙たつ 三宅嘯山
煤けたる壁ほのぐらし紙雛 雪芝
爺親は台所にあり雛まつり 三宅嘯山
犬猫や雛にかざれば陸まじき 鳳朗
生れ子や何もしらぬを雛かざり 千川
生男の雛のうつしや小盞 嵐青
痩桃の花にめでたる雛かな 許六
白酒やいづれ桃ある棚のすみ 升億 風月集
石女の雛かしづくぞ哀なる 嵐雪 玄峰集
硝子をさかさに透くや雛の顔 馬場存義
立くらす華の雫や帋雛 千川
箱の雛使に立てみせにけり 寥松
簑笠の旅寐おしへむ雛の袖 支考
米をつく隣もありて雛の宿 鈴木道彦
紙雛のさう~しさよ立すがた 其角
紙雛はあるがうへなるみやびかな 白雄
細き燈に夜すがら雛の光かな 与謝蕪村
組手する袖のたははや雛の端 素行
綾にしき雛にあやかるこゝろかや 白雄
綿とりてねびまさりけり雛の貌 宝井其角
縁遠き雛や節句の店守り 露川
縫ものをさせたきもあり雛の顔 りん女
老て我雛と遊ばむ酒五升 北枝
膝合す雛の背中を初めかな 鬼貫
舟着や馬に附行雛の箱 桃隣
花鳥や雛の硯のうす蒔絵 車庸
草の戸も住かゆる代ぞ雛の家 芭蕉 芭蕉翁発句集
草餅に雛のたもとや縞もへぎ 許六
華に酔ふか雛の冠の落てある 寥松
蓙敷て雛のむかふへをかれけり 鈴木道彦
蓬生の秋見せ申せ雛の君 寥松
虫はみの末摘花や昔雛 蓼太 蓼太句集二編
蝋燭のにほふ雛の雨夜かな 白雄
蝶々は掃ぬ埃や雛あそび 中川乙由
袖はそれさのゝわたりや雪の雛 其角
袖合羽着たる雛や旅すがた 鼠弾
袴着て未朝寒し雛の前 釣壺
裸雛如何に手足の支離なる 琴風
西行も雛の道具かあつめ草 野坡
見せんとて心斗の雛のすそ 非群
見てのみや盗まぬ雛は松浦舟 其角
赤いもの揃て雛の座敷哉 諷竹
赤い花額に附て雛かな 凉菟
鄙に雛須磨の軒もる光かな 馬場存義
酔臥の妹興ざめつ雛の霄 東皐
鑓もちや雛のかほも恋しらず 千代尼
隠遁の雛もありけり小柴垣 蘆本
隣~雛見廻るゝ小家かな 嵐雪
雀子や姉にもらひし雛の櫃 槐市
雛くれぬ人を初瀬の桟敷哉 其角
雛しらず桃又しらず雛の皃 松窓乙二
雛たてぬ前から桃の盛哉 路健
雛たてぬ家も女は住れけり 孤屋
雛にも人の奢のうつりけり 三宅嘯山
雛のうたげ齢の欠伸ぞ恨なる 曉台
雛のさま宮腹~にまし~ける 其角
雛のときなをはづかしき指の先 野坡
雛のめしそれなら桃に朝日かな 吾仲
雛の君吾妻下りをなされける 松窓乙二
雛の宴五十の内侍酔れけり 黒柳召波
雛の宴天井に雲画せん 黒柳召波
雛の帝酒やことぶく今朝の花 露沾 板東太郎
雛の手に茶巾さばきの寒さ哉 木導
雛の日や神のすべりの洗ひ米 野紅
雛の日や翌旅にたつ客もあり 几董
雛の灯に衣引かふて岩ばしや 東皐
雛の間にとられてくらきほとけかな 曉台
雛やそも碁盤に立しまろがたけ 其角
雛よりもかしづく人のひゐなかな 抱一 屠龍之技
雛を見に奥迄はひる男哉 此筋
雛事のつゞきにあそぶ花見かな 李由
雛市や(ささげ)て通る花使ひ 寥松 八朶園句纂
雛市やて通る花使ひ 寥松
雛店に彷彿として毬かな 黒柳召波
雛棚や高き賤しきひとかまへ 亀文 新類題発句集
雛立て刀自になる也娘の子 りん女
雛誉る心づかひや忌言葉 鳳朗
雛達のつぼみの皃や桃の花 智月尼
雛達のやよひ三日も五十の余 知足
雛達の将棊だをしや仕舞際 露川
雛達や身うちを守る恋衣 沾圃
雛酒や汐干を語る国家老 几董
雨に猶宵の雛の品さだめ 中川乙由
雨水くむ筆の林に鳳(ほう)の雛 鬼貫
雪信が屏風も見えつ雛祭 几董
首をぬく雛は巴がむかしかな 凉菟
馬次もさはがず雛の旅寐哉 琴風
黛のはげてめでたき雛かな 卓池
以上
c
*娶らせて娘の空や雛節句 許六
あいらしう出来た雛の住居哉 桃先
あちらむく常盤御前や雛の後家 露川
あの隅におれがやつたる雛もあり 北枝
あら壁に雛落つく燈かな 成田蒼虬
いかい手でつまみあげたる雛かな 許六
いかめしく見るや雛の袖たゝみ 野紅
うまず女の雛かしづくぞ哀れなる 服部嵐雪
おはしたに木兎もあり雛座敷 其角
おもひには雛も鐘つく舞台かな 立国 江戸名物鹿子
お次まで芸者揃や雛遊び 程已
かざる手を雛に見られてかくしけり 寥松
かつらぎの神はいづれぞ夜の雛 其角
くり言を雛もあはれめ虎が母 其角
しのびつゝ雛突て見るや男の子 三宅嘯山
すめば都雛のおものに田螺盛 五明
すゞめ子も来るや雛の膳まはり 井上士朗
ちりばめて万の風や雛あそび 百里
とし毎に打くれまいかかざり雛 鈴木道彦
とぼし灯の用意や雛の台所 千代尼
とろ~と壁に眠るや雛の顔 尚白
なげく事なくて果けり雛の世話 路通
にぎやかに桃の笑ひや雛あそび 破笠
ぬかりたる雛の酒や酔ごゝろ 舎羅
はなさけり古きを祝ふ雛の宿 松岡青蘿
ひん~と鳴るものも有雛あそび 許六
ふくやかに雛の上着やそで 野紅
みなあらた産家に隣る雛かざり 白雄
みよしのゝ里にも桃の節句かな 桜井梅室
めし粒や顔にはぢらふ雛遊 乙訓
もどかしや雛に対して小盞 其角
ものいはゞうしといふらん箱の雛 松岡青蘿
ゆさく~二階の雛やもゝの花 許六
よく見れば坊が妻なり雛買 鈴木道彦
三か月の影まつ雛の屏風哉 野紅
上座ほど雛のすがたの新なり 其角
下り雛けふ公家衆の江戸着なり 不ト 富士石
不産女の雛かしづくぞ哀なる 嵐雪
世の雛にみな折とりそ遅ざくら 白雄
世忘れに我酒かはん姪が雛 其角
乳母いなすことしばかりや雛遊び 許六
二の宮の姉の節句や雛あそび 許六
人に酔ん十間店の売ひいな 周角 江戸名物鹿子
伝へ来て雛の宝や延喜銭 其角
似たものゝ中にも雛の夫婦かな 米翁 染井山荘発句藻
何喰て雛とあそばん老の袖 凉菟
入相の雛や屋しまの破れ口 許六
冠にもさはらず雛の桃の花 中川乙由
包花ぬいたる跡や女雛 許六
十がへりの栄やの雛あそび 中川乙由
千代といふにも雛の道具だて 杉風
参宮の留守やど暮ゝ雛遊 杜若
又兵衛が浮世になりぬ雛遊 尚白
古雛や桜がくれのうらみ顔 露印
唐人の代物かえや雛あそび 百里
唐僧に見せばや雛の小人形 許六
四日にも四日と見えぬ雛かな 鳳朗
圏菓子を井筒につむや雛のたけ 其角
埓もなき家のしめしぞ雛あそび 史邦
大井には子持の君ぞ雛の宴 凉菟
奈良里や世に叮嚀に後の雛 三宅嘯山
妹や折桃も椿も雛もよひ 沾圃
姫嶋や壁にもたする帋雛 野坡
実盛が佗し姿の雛哉 桜井梅室
宿を出て雛わするれば桃の花 猿雖
小原から妻来蕨や雛の市 凉菟
小嫂の献立さびし雛の膳 鈴木道彦
小屏風や弟通さぬ雛の関 越人
居余りて人に交る雛かな 吐月 発句類聚
山の手に花の軒あり雛の家 井上士朗
山猫も跡から出るか雛の櫃 蘆本
巻て寐るふとんの旅や女雛 許六
帋雛の契はふかしもたれあひ 桜井梅室
帋雛は花見る顔に書にけり 成美 成美家集
年中に一日遊ぶ雛かな 朱拙
御雛出す音や手ぐりの長廊下 三宅嘯山
心ふとや都の雛に夫婦づれ 鬼貫
我事にくらべてうれし雛の形 りん女
手にとればはやにこ~と売雛 桜井梅室
振舞や下座になをる去年の雛 去来
振舞や下座に直る去年の雛 向井去来
掃あへぬ桃よさくらよ雛の塵 炭太祇
斎坊を今朝は雛の一座哉 曉台
明日しらぬ雛の栄耀やけふの桃 支考
明星の東へちろり夜の雛 支考
春風にこかすな雛の駕籠の衆 荻子
是も又雛の夫婦や二つ星 中川乙由
有常は娘育てゝ家の雛 黒柳召波
朧にも皃はさもこそまゆの雛 土芳
朧夜を白酒売の名残かな 支考
束帯をゆるめず休む雛かな 此筋
桃ありてます~白し雛の殿 炭太祇
桃さかば雛に似たる人や来ん 乙訓
桃さくら其奥床し夜の雛 松岡青蘿
桃の日や下部酒もる蒸鰈 白雄
桃の日や女使のつき~し 琴風
桃の日や水を脊にせる家作り 三宅嘯山
桃の日や蟹は美人に笑るゝ 嵐雪
桃の日や雛なき家の冷じき 几董
桃割てひいなの容相深し 乙訓
桃色に明て来にけり雛の春 吾仲
梨の木のかげに幾代の雛かな 成田蒼虬
母親に雛まかすや願世なし 桃先
海山の達者や雛の餅と酒 朱拙
深窓や雛の竃の煙たつ 三宅嘯山
煤けたる壁ほのぐらし紙雛 雪芝
爺親は台所にあり雛まつり 三宅嘯山
犬猫や雛にかざれば陸まじき 鳳朗
生れ子や何もしらぬを雛かざり 千川
生男の雛のうつしや小盞 嵐青
痩桃の花にめでたる雛かな 許六
白酒やいづれ桃ある棚のすみ 升億 風月集
石女の雛かしづくぞ哀なる 嵐雪 玄峰集
硝子をさかさに透くや雛の顔 馬場存義
立くらす華の雫や帋雛 千川
箱の雛使に立てみせにけり 寥松
簑笠の旅寐おしへむ雛の袖 支考
米をつく隣もありて雛の宿 鈴木道彦
紙雛のさう~しさよ立すがた 其角
紙雛はあるがうへなるみやびかな 白雄
細き燈に夜すがら雛の光かな 与謝蕪村
組手する袖のたははや雛の端 素行
綾にしき雛にあやかるこゝろかや 白雄
綿とりてねびまさりけり雛の貌 宝井其角
縁遠き雛や節句の店守り 露川
縫ものをさせたきもあり雛の顔 りん女
老て我雛と遊ばむ酒五升 北枝
膝合す雛の背中を初めかな 鬼貫
舟着や馬に附行雛の箱 桃隣
花鳥や雛の硯のうす蒔絵 車庸
草の戸も住かゆる代ぞ雛の家 芭蕉 芭蕉翁発句集
草餅に雛のたもとや縞もへぎ 許六
華に酔ふか雛の冠の落てある 寥松
蓙敷て雛のむかふへをかれけり 鈴木道彦
蓬生の秋見せ申せ雛の君 寥松
虫はみの末摘花や昔雛 蓼太 蓼太句集二編
蝋燭のにほふ雛の雨夜かな 白雄
蝶々は掃ぬ埃や雛あそび 中川乙由
袖はそれさのゝわたりや雪の雛 其角
袖合羽着たる雛や旅すがた 鼠弾
袴着て未朝寒し雛の前 釣壺
裸雛如何に手足の支離なる 琴風
西行も雛の道具かあつめ草 野坡
見せんとて心斗の雛のすそ 非群
見てのみや盗まぬ雛は松浦舟 其角
赤いもの揃て雛の座敷哉 諷竹
赤い花額に附て雛かな 凉菟
鄙に雛須磨の軒もる光かな 馬場存義
酔臥の妹興ざめつ雛の霄 東皐
鑓もちや雛のかほも恋しらず 千代尼
隠遁の雛もありけり小柴垣 蘆本
隣~雛見廻るゝ小家かな 嵐雪
雀子や姉にもらひし雛の櫃 槐市
雛くれぬ人を初瀬の桟敷哉 其角
雛しらず桃又しらず雛の皃 松窓乙二
雛たてぬ前から桃の盛哉 路健
雛たてぬ家も女は住れけり 孤屋
雛にも人の奢のうつりけり 三宅嘯山
雛のうたげ齢の欠伸ぞ恨なる 曉台
雛のさま宮腹~にまし~ける 其角
雛のときなをはづかしき指の先 野坡
雛のめしそれなら桃に朝日かな 吾仲
雛の君吾妻下りをなされける 松窓乙二
雛の宴五十の内侍酔れけり 黒柳召波
雛の宴天井に雲画せん 黒柳召波
雛の帝酒やことぶく今朝の花 露沾 板東太郎
雛の手に茶巾さばきの寒さ哉 木導
雛の日や神のすべりの洗ひ米 野紅
雛の日や翌旅にたつ客もあり 几董
雛の灯に衣引かふて岩ばしや 東皐
雛の間にとられてくらきほとけかな 曉台
雛やそも碁盤に立しまろがたけ 其角
雛よりもかしづく人のひゐなかな 抱一 屠龍之技
雛を見に奥迄はひる男哉 此筋
雛事のつゞきにあそぶ花見かな 李由
雛市や(ささげ)て通る花使ひ 寥松 八朶園句纂
雛市やて通る花使ひ 寥松
雛店に彷彿として毬かな 黒柳召波
雛棚や高き賤しきひとかまへ 亀文 新類題発句集
雛立て刀自になる也娘の子 りん女
雛誉る心づかひや忌言葉 鳳朗
雛達のつぼみの皃や桃の花 智月尼
雛達のやよひ三日も五十の余 知足
雛達の将棊だをしや仕舞際 露川
雛達や身うちを守る恋衣 沾圃
雛酒や汐干を語る国家老 几董
雨に猶宵の雛の品さだめ 中川乙由
雨水くむ筆の林に鳳(ほう)の雛 鬼貫
雪信が屏風も見えつ雛祭 几董
首をぬく雛は巴がむかしかな 凉菟
馬次もさはがず雛の旅寐哉 琴風
黛のはげてめでたき雛かな 卓池
以上
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by 575fudemakase
| 2016-02-08 13:40
| 春の季語

俳句の四方山話 季語の例句 句集評など
by 575fudemakase
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《方法1》 残暑 の例句を調べる
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表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。
尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。
《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)
例1 残暑 の例句を調べる
検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語
例2 盆唄 の例句を調べる
検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語
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例2 盆唄 の例句を調べる
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