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試験 の俳句

試験 の俳句

試験 の例句 (←ここをクリック)
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試験 補遺

あしびの花ゆれてもかなし大試験 山口青邨
あしび花房長し短し大試験 山口青邨
かすむ野に子の落第をはや忘る 相馬遷子 雪嶺
この道のかかる傾斜の大試験 中村汀女
しづかなり受験待つ子等の咀嚼音 能村登四郎
よく理屈言ふ受験子のよく落ちし 松崎鉄之介
乗り合せ受験子らしき眼の寒さ 能村登四郎
二重窓に諏訪湖が見ゆる大試験 木村蕪城 寒泉
何見るとなき受験子の大き瞳よ 能村登四郎
侠客の墓石欠いて合格す 金子兜太
元日や炬燵の上に受験の書 相馬遷子 雪嶺
入学の試験の波に我が一家 上野泰
入学試験幼き頸の溝ふかく 中村草田男
制服がジャケツ締めつけ試験期なり 香西照雄 素心
受験に急ぐ子が二三人海石榴市に 能村登四郎
受験の子 寝落つ 睫毛の一直線 伊丹三樹彦
受験の子に炎天の手毬唄 飯田龍太
受験了へその二三日の黙ふかし 能村登四郎
受験了へ不安聊か髪を刈る 能村登四郎
受験児の横たへおける松葉杖 木村蕪城 寒泉
受験子にかりそめなりし椅子机 能村登四郎
受験子に附き添ひをるは姉らしく 清崎敏郎
受験子の声が先づ出て電話口 伊藤白潮
受験子の旅立つ朝を常の如 稲畑汀子
受験子の紅梅を見てうつつなし 山口青邨
受験子の髪刈りて来し眼のうるみ 能村登四郎
受験子ら待つ牛羊の声の中 木村蕪城 寒泉
受験子を励まし風邪をいたはらる 林翔 和紙
受験季の林往き戻り径うまる 水原秋櫻子 残鐘
受験季の貨車古びたるままの色 廣瀬直人
受験季へ芦原の吹き乱れつつ 廣瀬直人
受験日の十字路に雪舞へるなり 飯田龍太
受験日の霧雨かかる檻の鳥 飯田龍太
受験日の霧雨かかる襤の鶴 飯田龍太
受験日やしちめん鳥に雪飛んで 木村蕪城 寒泉
受験期や夜は直ぐなる幹ばかり 波多野爽波
受験期や少年犬をかなしめる 藤田湘子 途上
受験期や忽々と映画替りつつ 能村登四郎
受験期や敗残の画家ぬりつぶす 有馬朗人 母国拾遺
受験期や氷上の傷縦横に 岡本眸
受験期や遠縁のものたより来て 山口青邨
受験生マントひるがへし街頭ヘ 山口青邨
受験生呼びあひて坂下りゆく 廣瀬直人 帰路
受験生大学の門を散りゆけり 山口青邨
受験生易断の灯に胸染めをり 能村登四郎
受験生来てさまよへり遊園地 相馬遷子 山国
受験生汝も一発必中成る 山口誓子
受験生窓より寺の石榴とる 細見綾子
受験生肩に雲脂積み空に飛機 飴山實 おりいぶ
受験生雪舞ふ村の道に出づ 廣瀬直人
受験禍の其子がきのふもけふもあはれ 中村草田男
受験禍の子の手にうすき菓子最中 中村草田男
受験禍の母子電柱に相寄りて 中村草田男
受験終へぬ四月となりてゐし朝餉 及川貞 夕焼
受験絵馬鎧はせ給ひ道真忌 百合山羽公 樂土以後
受験苦に迫る真冬の蜘蛛の糸 飯田龍太
受験苦の屋根にまろべる雀ども 村山故郷
受験苦の花明に湛ふる窓一つ 西島麦南 人音
受験苦や咲く間のながきシクラメン 三橋鷹女
合格の祝ひの母子旅らしき 伊藤白潮
合格子土手に自転車横倒し 岡本眸
吾は試験官入学試験始まりぬ 山口青邨
吾子受験未明ひそかな湯のたぎり 能村登四郎
壁をたよりに乙女の入学受験の座 中村草田男
壁白くああ大試験とはに済む 下村槐太 天涯
夜の雪や受験の吾子が居睡りて 相馬遷子 山国
夜一夜蚊にくはれけり試験前 政岡子規 蚊
夜学して蚊にくはれけり試験前 政岡子規 蚊
大試験さなかの氷湖かがやけり 木村蕪城 寒泉
大試験了へたる双児の爪伸び居り 中村草田男
大試験末子智の棒ふり廻せ 上野泰
大試験果てぬバツトのけむり濃く 日野草城
大試験氷上の日の午前午後 木村蕪城 寒泉
大試験済むといふことありにけり 後藤比奈夫
大試験空あを~と果てにける 日野草城
大試験過ぎゆくことのしづかなる 山口青邨
大試験雪美しく踏みて来ぬ 村山故郷
女子事務員専検合格の報と病む 安住敦
子の受験言ふのみの友ゐてかなし 及川貞 夕焼
子等に試験なき菊月のわれ愉し 能村登四郎
学校の試験過ぎたる昼寝哉 政岡子規 昼寝
学生の落第せると浦づたひ 山口誓子
寒灯や試験近づく広机 日野草城
寮の窓みな灯りて大試験 福田蓼汀 山火
少年に受験苦金魚の麩みな浮く 細見綾子
山国の舗道固しや受験生 飯田龍太
川ゆたか美女を落第せしめむか 平畑静塔
巣ごもりの鶴の絵朝寝は受験の果 中村草田男
強さ俺似か 受験少女の髪を撫でる 伊丹三樹彦
教師へは流水の私語大試験 香西照雄 対話
教師立ちて茶色の光大試験 中村草田男
日ならべて空の碧さよ大試験 日野草城
春塵の巷落第を告げに行く 大野林火 早桃 海風抄
春泥一すじ合格してない子の歩みも 古沢太穂 火雲
春雪に寧かれ誰彼受験子よ 及川貞 夕焼
時計塔一瞬大刻大試験 山口青邨
晴風雪合格以後の三日長し 相馬遷子 雪嶺
枯れ色に紛れて帰る受験生 廣瀬直人 帰路
椿咲く試験地獄の日のひかり 西島麦南 人音
水洟をも傍観受験の吾子死なせし 香西照雄 素心
漫画本小脇に抱へ落第す 村山故郷
熱し弾くピアノ受験生霰やむ 及川貞 夕焼
牛羊に昨日の雪照る大試験 木村蕪城 寒泉
牛羊の日向に遠く受験待つ 木村蕪城 寒泉
犬に掌を舐らせ受験明日にす 能村登四郎
猫が舐むる受験勉強の子のてのひら 加藤秋邨
猫柳ほつほつ家に受験生 森澄雄
礼深き落第生に何言はむ 林翔 和紙
秋の夜の子が聞く受験講座憂し 相馬遷子 山国
空に舞ふものと別れて受験かな 加藤秋邨
笛吹いて落第坊主暇あり 石塚友二 曠日
第一乙種合格その夜逢ひに出づ 伊丹三樹彦
紙屑ゆく徹夜の受験生ならむ 加藤秋邨
自らを恃む子として大試験 稲畑汀子
艀見ゆ入社試験に来し窓は 下村槐太 天涯
色灯の下に白灯や入学試験果てぬ 中村草田男
落第の人を送るや梨の花 政岡子規 梨の花
落第の始末にゆくや韮の雨 飴山實 辛酉小雪
落第の少年愛す伝書鳩 福田蓼汀 秋風挽歌
落第を告げくる葛飾の折提げて 能村登四郎
落第以後かの子は遂に胸に棲む 林翔 和紙
落第生励ますペンの太く鈍し 林翔 和紙
葉まりてくらき熱気の受験生 能村登四郎
裏の受験生竹藪を抜け来たり 廣瀬直人
試験いま校舎のどこの雀もきこゆ 篠原梵 年々去来の花 雨
試験勉強の灯が誰も知らない雪になつている 荻原井泉水
試験官に窓は雪ふる大試験 山口青邨
試験官屋上散歩大試験 山口青邨
試験終ゆいま潺湲に耳を藉し 木村蕪城 寒泉
逆立ちの長さを競ひ落第生 鷹羽狩行
連翹の黄の一翔に合格す 上田五千石『森林』補遺
遠足の馬鹿はしやぎ落第候補生 林翔
酷寒や焦眉に迫る子の受験 相馬遷子 山国
難問をあはれ解きたり受験生 山口青邨
雪にぶち撒く洗顔の水受験生 能村登四郎
雪中の滝克明に受験生 飯田龍太
静かなる受験を明日の糊仕事 石川桂郎 含羞
風が研ぐ葉無き南天試験ばかり 香西照雄 対話
髪のびし彼俊髦や大試験 山口青邨

以上
by 575fudemakase | 2016-03-21 00:02 | 春の季語


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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