修二会 お水取 の俳句
修二会 お水取 の俳句
御水取 の例句 (←ここをクリック)
http://fudemaka57.exblog.jp/23624382/
修二会 お水取 補遺
お松明走れば僧も影も走る 鷹羽狩行
お水取猫の恋愛期も過ぎて 日野草城
お水取紙衣ばかりがなつかしく 岡井省二 猩々
お水取見て来し睡き人とをり 後藤比奈夫
お水取過ぎし寒さを鹿も知る 能村登四郎
つまづきて修二会の闇を手につかむ 橋本多佳子
一睡さめ身が覚めきつて修二会女座 橋本多佳子
修二会の奈良に夜来る水のごと 角川源義
修二会の桟女人とすこしものを云ふ 山口誓子
修二会の闇われ方尺の女座を得て 橋本多佳子
修二会や六方をふむ鬼の沓 角川源義
修二会僧の佳き顔見ゆる又も見ゆ 山田みづえ 木語
修二会僧女人のわれの前通る 橋本多佳子
修二会後夜油も減つてねむたしや 大野林火 飛花集 昭和四十六年
修二会更けたつぷりとろり油さす 山口誓子
修二会更け僧のふるまふご香水 鷹羽狩行
修二会果て暗し幽しと帰りけり 鷲谷七菜子 天鼓
修二会火の行木の床が鉄の床 山口誓子
修二会荒る水撒き火撒き塩を撒き 山口誓子
修二会賛五体投地を享け給ヘ 津田清子
修二会走る走る女人をおきざりに 橋本多佳子
修二会雪奈良の裾分けすこし舞ふ 百合山羽公 樂土
刻みじかし走りて駆けて修二会僧 橋本多佳子
大いなる柄杓星出てお水取 鷹羽狩行
女人より修二会にすこし近きのみ 山口誓子
山梔子は水取頃の野のよごれ 右城暮石 句集外 昭和八年
床打つて修二会の火なり堂に満つ 大野林火 飛花集 昭和四十六年
影ともに修二会の若き僧疾駆 山口誓子
断ち難き女人を断てり修二会の桟 山口誓子
星空を冠かぶりにお水取 鷹羽狩行
春寒し水取のあと二日ほど 阿波野青畝
月さして青し修二会の北の廊 大野林火 飛花集 昭和四十六年
桟窓(さま)格子透きてへだてて修二会女座 橋本多佳子
檐裏に火の映えて来しお水取 右城暮石 虻峠
水取にぬくき夜のあり局の間 岡井省二 五劫集
水取のけふを知らねばただ寒し 百合山羽公 樂土
水取のはじまる寒さ言ひつつ死す 右城暮石 句集外 昭和二十六年
水取の十一人の僧のうち 高野素十
水取の夜空忘れてをりしこと 稲畑汀子
水取の大和に栖みて出勤す 右城暮石 句集外 昭和二十七年
水取の奈良より奥へ入りて来し 右城暮石 句集外 昭和十四年
水取の奈良駅汽車の黒煙 右城暮石 句集外 昭和三十六年
水取の闇を火よりも濃しとしぬ 後藤比奈夫
水取や枝のみくじは夜の花 鷹羽狩行
水取や燈明とても生きたる火 上田五千石『風景』補遺
水取や若狭鰈も透きとほり 百合山羽公 樂土以後
水取ヤ杉ノ梢ノ天狗星 政岡子規 お水取
水散華火散華修二会僧たのしや 橋本多佳子
法螺鳴つて鳴つて修二会の火の駆くる 大野林火 飛花集 昭和四十六年
火がついて修二会松明たちまち惨 橋本多佳子
火が痩せて痩せて修二会の駆け回る 山口誓子
火の修二会闇に女人を結界して 橋本多佳子
火を滴々修二会松明炎えほろぶ 橋本多佳子
火色のみ映ゆる上堂お松明 右城暮石 句集外 昭和四十八年
煙草火も修二会世外の火ぞ慎しむ 山口誓子
童男も男修二会に参じたり 山口誓子
荒行と聞けば聞くほどお水取 稲畑汀子
菖蒲園水取雨は田に似たり 平畑静塔
蒸鰈修二会鰈と言ふ日なり 百合山羽公 樂土以後
行法の疾駆終るな修二会終る 山口誓子
西天に赫きオリオン修二会後夜 橋本多佳子
送水会にも修二会にも行けざりし 右城暮石 句集外 昭和六十二年
野の鹿も修二会の鐘の圏(わ)の中に 橋本多佳子
闇割つて五体投地の修二会僧 鷹羽狩行
飴ふくむつばとくとくと修二会の闇 橋本多佳子
餌精髭生やす水取童子かな 右城暮石 散歩圏
髪を撫づ修二会香煙手に受けて 山口誓子
鬣を修二会松明振りみだす 山口誓子
以上
御水取 の例句 (←ここをクリック)
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修二会 お水取 補遺
お松明走れば僧も影も走る 鷹羽狩行
お水取猫の恋愛期も過ぎて 日野草城
お水取紙衣ばかりがなつかしく 岡井省二 猩々
お水取見て来し睡き人とをり 後藤比奈夫
お水取過ぎし寒さを鹿も知る 能村登四郎
つまづきて修二会の闇を手につかむ 橋本多佳子
一睡さめ身が覚めきつて修二会女座 橋本多佳子
修二会の奈良に夜来る水のごと 角川源義
修二会の桟女人とすこしものを云ふ 山口誓子
修二会の闇われ方尺の女座を得て 橋本多佳子
修二会や六方をふむ鬼の沓 角川源義
修二会僧の佳き顔見ゆる又も見ゆ 山田みづえ 木語
修二会僧女人のわれの前通る 橋本多佳子
修二会後夜油も減つてねむたしや 大野林火 飛花集 昭和四十六年
修二会更けたつぷりとろり油さす 山口誓子
修二会更け僧のふるまふご香水 鷹羽狩行
修二会果て暗し幽しと帰りけり 鷲谷七菜子 天鼓
修二会火の行木の床が鉄の床 山口誓子
修二会荒る水撒き火撒き塩を撒き 山口誓子
修二会賛五体投地を享け給ヘ 津田清子
修二会走る走る女人をおきざりに 橋本多佳子
修二会雪奈良の裾分けすこし舞ふ 百合山羽公 樂土
刻みじかし走りて駆けて修二会僧 橋本多佳子
大いなる柄杓星出てお水取 鷹羽狩行
女人より修二会にすこし近きのみ 山口誓子
山梔子は水取頃の野のよごれ 右城暮石 句集外 昭和八年
床打つて修二会の火なり堂に満つ 大野林火 飛花集 昭和四十六年
影ともに修二会の若き僧疾駆 山口誓子
断ち難き女人を断てり修二会の桟 山口誓子
星空を冠かぶりにお水取 鷹羽狩行
春寒し水取のあと二日ほど 阿波野青畝
月さして青し修二会の北の廊 大野林火 飛花集 昭和四十六年
桟窓(さま)格子透きてへだてて修二会女座 橋本多佳子
檐裏に火の映えて来しお水取 右城暮石 虻峠
水取にぬくき夜のあり局の間 岡井省二 五劫集
水取のけふを知らねばただ寒し 百合山羽公 樂土
水取のはじまる寒さ言ひつつ死す 右城暮石 句集外 昭和二十六年
水取の十一人の僧のうち 高野素十
水取の夜空忘れてをりしこと 稲畑汀子
水取の大和に栖みて出勤す 右城暮石 句集外 昭和二十七年
水取の奈良より奥へ入りて来し 右城暮石 句集外 昭和十四年
水取の奈良駅汽車の黒煙 右城暮石 句集外 昭和三十六年
水取の闇を火よりも濃しとしぬ 後藤比奈夫
水取や枝のみくじは夜の花 鷹羽狩行
水取や燈明とても生きたる火 上田五千石『風景』補遺
水取や若狭鰈も透きとほり 百合山羽公 樂土以後
水取ヤ杉ノ梢ノ天狗星 政岡子規 お水取
水散華火散華修二会僧たのしや 橋本多佳子
法螺鳴つて鳴つて修二会の火の駆くる 大野林火 飛花集 昭和四十六年
火がついて修二会松明たちまち惨 橋本多佳子
火が痩せて痩せて修二会の駆け回る 山口誓子
火の修二会闇に女人を結界して 橋本多佳子
火を滴々修二会松明炎えほろぶ 橋本多佳子
火色のみ映ゆる上堂お松明 右城暮石 句集外 昭和四十八年
煙草火も修二会世外の火ぞ慎しむ 山口誓子
童男も男修二会に参じたり 山口誓子
荒行と聞けば聞くほどお水取 稲畑汀子
菖蒲園水取雨は田に似たり 平畑静塔
蒸鰈修二会鰈と言ふ日なり 百合山羽公 樂土以後
行法の疾駆終るな修二会終る 山口誓子
西天に赫きオリオン修二会後夜 橋本多佳子
送水会にも修二会にも行けざりし 右城暮石 句集外 昭和六十二年
野の鹿も修二会の鐘の圏(わ)の中に 橋本多佳子
闇割つて五体投地の修二会僧 鷹羽狩行
飴ふくむつばとくとくと修二会の闇 橋本多佳子
餌精髭生やす水取童子かな 右城暮石 散歩圏
髪を撫づ修二会香煙手に受けて 山口誓子
鬣を修二会松明振りみだす 山口誓子
以上
by 575fudemakase
| 2016-04-09 11:05
| 春の季語
俳句の四方山話 季語の例句 句集評など
by 575fudemakase
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▽ある季語の例句を調べる▽
《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。
尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。
《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)
例1 残暑 の例句を調べる
検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語
例2 盆唄 の例句を調べる
検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語
以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。
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次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
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探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。
尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
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《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
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いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
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[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語
例2 盆唄 の例句を調べる
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いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
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以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。
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