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竹落葉の俳句

竹落葉の俳句

竹落葉 の例句 (←ここをクリック)
http://fudemaka57.exblog.jp/22739897/




竹落葉 補遺

いくど掃く畳のいろの竹落葉 石川桂郎 高蘆
うつくしき菓子ひらひらと竹落葉 山口青邨
おのづから妄語犯さず竹落葉 橋閒石 雪
ここに来てこの径愛す竹落葉 山口青邨
さらさらと竹の落葉の音凄し 正岡子規 竹落葉
その上に身の皮を脱ぎ竹落葉 鷹羽狩行
とめどなくなりし月夜の竹落葉 鷲谷七菜子 花寂び
はしばしに日のさしわかれ竹落葉 岡井省二 有時
はらくと諸刃ふりつつ竹落葉 阿波野青畝
ひもすがら頬杖羅漢 竹落葉 伊丹三樹彦
まづまづの誌齢積み得し竹落葉 上田五千石『天路』補遺
まどろみの内へ内へと竹落葉 佐藤鬼房
やはり暗い 竹落葉きりきりと降る 伊丹三樹彦
一藁家深く潜めり竹落葉 石塚友二 磊[カイ]集
万両の花も咲くなり竹落葉 山口青邨
光りのせて降る竹落葉煩ならず 大野林火 雪華 昭和四十年
前うしろ竹のはらから竹落葉 平畑静塔
南明にしきりに竹の散る日かな 飴山實 次の花
坪庭に今日いちにちの竹落葉 桂信子 花影
存分にひとり歩きの竹落葉 飯島晴子
安居して懈怠はじまる竹落葉 森澄雄
山水に散つて流れて竹の秋 飴山實 句集外
常滑の朱泥に散りて竹落葉 細見綾子 天然の風
故人にも十年のとし竹落葉 百合山羽公 故園
月明と知りたる宿の竹落葉 森澄雄
棚におく芭蕉像みそなはす竹落葉 山口青邨
水もやや押し戻されて竹落葉 鷹羽狩行
水中をきらめき流る竹落葉 右城暮石 句集外 昭和五十二年
没日影葵をそめて竹落葉 飯田蛇笏 椿花集
渓流に音やあらざる竹落葉 飯田蛇笏 椿花集
石蹴つて水おどろかす竹落葉 上田五千石『森林』補遺
神域は陽石ばかり 竹落葉 伊丹三樹彦
竹の宿雀の留守の落葉哉 正岡子規 竹落葉
竹の葉が散れり入谷の朝顔に 細見綾子
竹の葉の散りこんでゐる青畳 鷲谷七菜子 天鼓
竹の葉の散りぬるまぶた明りせり 岸田稚魚 筍流し
竹も散り桐も散り春行きなやむ 細見綾子
竹寺の寺を明るく竹落葉 鷹羽狩行
竹散つて光り走れる水の面 石塚友二 曠日
竹散つて影しづまらぬ谷の昼 鷲谷七菜子 游影
竹散るやわづかな雨に傘させば 岡本眸
竹散るや川の端までよく流れ 岡本眸
竹散るや縦横に日の射し込みて 岡本眸
竹椽や松葉ちらばつて蟻太し 正岡子規 散り松葉
竹落葉 掃くもひとりの 不定愁訴 伊丹三樹彦
竹落葉 道は消え入るためにこそ 伊丹三樹彦
竹落葉おのが根もとを昏め降る 大野林火 月魄集 昭和五十五年
竹落葉きりきり舞の見本かな 右城暮石 一芸
竹落葉こを縁談といふべきか 齋藤玄 飛雪
竹落葉してふるき日のかかりけり 永田耕衣
竹落葉して古道をなほ古く 大野林火 月魄集 昭和五十六年
竹落葉して小綬鶏の邪魔な声 星野麥丘人
竹落葉するはてしなき曇りかな 飴山實 少長集
竹落葉ひらりと蝌蚪の水の上 山口誓子
竹落葉を洩る陽の卍 坐禅石 伊丹三樹彦
竹落葉一トよせにせよ雷雨過ぐ 右城暮石 句集外 昭和十七年
竹落葉一日中をうしろから 飯島晴子
竹落葉人減りいよよ隠れざと 大野林火 方円集 昭和五十一年
竹落葉僧の墓みな玉子形 燕雀 星野麥丘人
竹落葉午後の日幽らみそめにけり 飯田蛇笏 椿花集
竹落葉吹きこんで来し経机 鷲谷七菜子 一盞
竹落葉哀しかなしと掃く妻に 楠本憲吉 孤客
竹落葉土ねむたげに迎へけり 草間時彦 櫻山
竹落葉基地に戻れぬ飛機のごと 楠本憲吉 方壺集
竹落葉掌に白湯さめてゐたりけり 鷲谷七菜子 花寂び
竹落葉掻きては額の根に寄する 石川桂郎 四温
竹落葉時のひとひらづつ散れり(不破の関) 細見綾子
竹落葉次第に耳の澄みてきし 岸田稚魚 紅葉山
竹落葉沈める水にあめんぼう 清崎敏郎
竹落葉浮きて流るる紙漉川(京都府黒谷二句) 細見綾子
竹落葉渓の苔岩乾るまなき 飯田蛇笏 山廬集
竹落葉眼かすかに血走れる 飯島晴子
竹落葉竹をはなれて黄なるかな 右城暮石 句集外 昭和五十三年
竹落葉舞ふにも鮠の群は散る 富安風生
竹落葉虔しく地に着きにけり 飯島晴子
竹落葉越より北は銀の夜か 飯田龍太
竹落葉踏みふみて歩のさだまらず 鷲谷七菜子 游影
竹落葉降る 降る 女人の箒を強い 伊丹三樹彦
竹落葉雨城忌の雨上りけり 星野麥丘人
竹落葉雨滴にまぎれ夜の国 飯田龍太
竹落葉雨雲嵯峨を離れけり 鈴木真砂女 紫木蓮
竹落葉鳴りてあそべり舗道の上 飴山實 少長集
筆置いて夜も竹の葉の散る音か 鷲谷七菜子 天鼓
籾殻が小屋からあふれ竹落葉 香西照雄 対話
紙漉きのたつきに竹の葉が散れり(京都府黒谷二句) 細見綾子
腕組める女は暗し竹落葉 原裕 葦牙
英彦山の坊跡に積む竹落葉 松崎鉄之介
鐘ひとつ撞かぬ寺なり竹落葉 上村占魚 鮎
降り足らぬ日輪の燃え竹落葉 大野林火 雪華 昭和三十九年

以上
by 575fudemakase | 2016-06-24 18:25 | 夏の季語


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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