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相撲 の俳句

相撲 の俳句


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相撲 補遺

いとし妻もつとしもあらす角力取 正岡子規 相撲取
うつくしき秋を名乘るや角力取 正岡子規 相撲取
かしこまる角力取供や夏羽織 正岡子規 夏羽織
くらがりに聲を力の角力哉 正岡子規 相撲
しばしまへ泣いた子もゐる草相撲 上村占魚 鮎
たくましく草に跼める相撲かな 百合山羽公 春園
なよなよと繊き妻持ち角力取り 村山故郷
ねむごろに剣ヶ峰掃き初相撲 鷹羽狩行
りゝしさは四つに組んだる角力哉 正岡子規 相撲
れんげ田に安房に育つ子角力とる 松崎鉄之介
わづらふと聞けばあはれや角力取 正岡子規 相撲取
ポプラ葉の柄相撲からして 弱い奴 伊丹三樹彦
マハシ著ケテ子供角力ノ竝ビケリ 正岡子規 相撲
一すぢに勝たんと思ふ角力かな 正岡子規 相撲
一休の投げつけられし角力哉 正岡子規 相撲
一葉忌この日も角力見たりけり 相生垣瓜人 明治草
今も生きる妻との指切り董角力 香西照雄
來て見れば取氣に成や辻角力 正岡子規 相撲
傘さして千秋楽の角力とり 百合山羽公 春園
兄入学相撲の相手今日より犬 上野泰 春潮
初場所のあはれは眼立つ角力膏 水原秋櫻子 旅愁
初場所や髪まだ伸びぬ勝角力 水原秋櫻子 晩華
勝角力其夜殿より召されけり 正岡子規 相撲取
取的の金太郎顔旅角力 百合山羽公 樂土以後
吊り出しのこれ見よがしに初相撲 鷹羽狩行
善き聲にこなた小錦とよばゝつたり 正岡子規 相撲
四つに組んで贔負の多き角力哉 正岡子規 相撲
四ヶ村に響く角力の大鼓かな 正岡子規 相撲
回しみな白きを烏相撲とて 後藤比奈夫
土俵割り諸ころびなる相撲かな 阿波野青畝
夕月や京のはづれの辻角力 正岡子規 相撲
夜相撲や眼球とばして土埃り 飯田蛇笏 霊芝
大關ト大關ト組ム角力カナ 正岡子規 相撲
大關ニナラデ老イヌル角力カナ 正岡子規 相撲取
天にゐて角力太鼓を叩きをり 上野泰 佐介
天高し角力の大鼓鳴り渡る 正岡子規 相撲
子等相撲ふ浜ありあとは冬の靄 山口誓子
子規忌にも一葉忌にも角力見し 相生垣瓜人 負暄
宮相撲九紋龍と名のりける 正岡子規 相撲取
宵の間の角力くづれて踊哉 正岡子規 踊
寄せつけぬ眼くばりや指角力 内藤鳴雪
小相撲の帯草いろや初燕 雨滴集 星野麥丘人
小袴の股立とりて相撲かな 内藤鳴雪
小錦に五人がゝりの角力かな 正岡子規 相撲
尻の肉ぴりぴり相撲動きなし 阿波野青畝
巻きぐせの強くて相撲カレンダー 右城暮石 天水
年若く前齒折りたる角力取 正岡子規 相撲取
幾秋ヲ負ケテ老イヌル角力カナ 正岡子規 相撲取
廻向院の相撲はじまる松の内 正岡子規 松の内
引分けて鼻血わりなき角力かな 河東碧梧桐
情婦を訪ふ途次勝ちさるや草相撲 飯田蛇笏 山廬集
憎からぬたかぶり貌の相撲かな 飯田蛇笏 山廬集
憎くからぬたかぶり貌の相撲かな 飯田蛇笏 霊芝
投げられて負けてもまけぬ相撲哉 尾崎放哉 大学時代
旅角力休育の日に往来す 百合山羽公 樂土以後
旅角力浪のごとくに来て去りし 百合山羽公 樂土
春祭子供相撲も終るころ 飯島晴子
昼寝覚相撲もつたり動きをり 高田風人子
月そだつ秋場所星をつぶし合ふ 水原秋櫻子 蘆雁以後
朝鴉稽古角力を笑ひけり 正岡子規 相撲
村角力九紋龍とそ名のりける 正岡子規 相撲取
村角力九紋龍とぞ名のりけり 正岡子規 相撲取
東柚べし西のし梅や分角力 正岡子規 相撲
松の木に太鼓打つなり村相撲 内藤鳴雪
椎若葉寺銭となる牛相撲 角川源義
母親に孝の名もあり角力取 正岡子規 相撲取
気折れ顔にくにくしさの相撲かな 飯田蛇笏 山廬集
泣角力古式によりて注連を張る 平畑静塔
泣角力天津雲より泣き出せり 平畑静塔
泣角力泣きをしづめて神に会ふ 平畑静塔
泣角力泣く子に地頭さへ勝てぬ 平畑静塔
泣角力犬の長鳴きには勝てず 平畑静塔
泣角力絹の襁褓に取り替へて 平畑静塔
泣角力草深き神眼をさます 平畑静塔
泣角力見たく狐は杉に化け 平畑静塔
燒栗や妻なき宿の角力取 正岡子規 相撲取
番附にひいき角力を評しけり 正岡子規 相撲取
相撲見や翁の面に似た親父 正岡子規  相撲
秋場所や川筋繋ぐ月見舟 水原秋櫻子 晩華
秋場所や星勘定も曇る空 水原秋櫻子 旅愁
篝焚いて今宵も角力取りけるよ 正岡子規 相撲
腰くだけ吾にはじまる相撲かな 百合山羽公 樂土以後
花薄帰参かなはぬ相撲かな 河東碧梧桐
草原の蒙古相撲に月出でぬ 加藤秋邨
草相撲の相撲に負けて踊かな 村上鬼城
草角力上下となり倒しけり 阿波野青畝
蒼天に髻とけし相撲かな 原石鼎 花影
蕗煮る妻の贔屓角力は負け去んぬ 石田波郷
藥煮て母をいたはる角力取 正岡子規 相撲取
蚊柱の中に相撲とる童かな 正岡子規 蚊柱
蝿見つゝ思ふなりひとり相撲へると 「方寸虚実」石塚友二
蠅見つゝ思ふなりひとり相撲へると 石塚友二 方寸虚実
角力の顎対者が肩へ喰込んだり 中村草田男
角力フアン瓜人追善彼岸場所 百合山羽公 樂土以後
角力取いづれ江戸絹京錦 正岡子規 相撲取
角力取の猪首はつらしふじの山 正岡子規 相撲取
角力取の矢走へ渡る小舟哉 正岡子規 相撲取
角力取の見て居る辻の角力哉 正岡子規 相撲
角力取ると見えて鎭守の土俵哉 正岡子規 相撲
角力取る二階を叱る主かな 内藤鳴雪
角力取ニ角力取ノ子モナカリケリ 正岡子規 相撲取
角力取朴の花より大きな臍 金子兜太
角力取負けてぞ歸る月の原 正岡子規 相撲取
角力場は荒れたるまゝの菫哉 正岡子規 菫
角力敗れしはずみの蹠小さしとも 中村草田男
角力見の人上りけり稻荷堂 正岡子規 相撲
豐年や月明かに宮角力 正岡子規 相撲
負相撲砂まみれなる背を知らず 阿波野青畝
負相撲頭垂れて戻る戻りゆく 石塚友二 曠日
軍配上る時羽織飛び帽子ふる 正岡子規 相撲
鉦太鼓にて泣角力囃したて 平畑静塔
阿波人ハ阿波ノ相撲ヲヒイキカナ 正岡子規 相撲取
雲を突く角力はだしや愛の羽根 百合山羽公 寒雁
風吹て淋しき宵の角力哉 正岡子規 相撲

相撲 続補遺

あの人のうそと相撲は親ゆづり 許六
いかに世をひとり角力のくるはしき 五明
うす闇き角力太鼓や角田川 一茶 七番日記
うゐ立の裾に縺れな相撲草 芙雀
かみ置やかゝへ相撲の肩の上 炭太祇
くつさめの形に似合ぬ相撲とり 我峰
この庭はすまふずきなり真四角 岩翁 皮籠摺
これきりと思ふ日もあらん角力取 秋色 発句類聚
すまふとる心になりぬ秋のくれ 尚白
すまふ取みな腹~にまし~ける 米仲 靫随筆
すまふ場の後は寒し虫の声 李由
すゞまふよほし崎とやら又どこか 惟然
そ首とる田舎坊主のすまふ哉 尚白
つゆの身とおもひもかけず相撲とり 夏目成美
つよ過てひとりころびや寄相撲 凉菟
としくれぬ松葉角力のあらそひに 井上士朗
なでしこのおさな皃あり角力取 桜井梅室
なでしこの内股くゞるすまふ哉 木導
にくまれてその顔くろし相撲とり 凉菟
ひゐきもつ心根あはれ角力取 桜井梅室
もゝ種の花に砕くや角力の手 晩得 哲阿弥句藻
やはらかに人分け行くや勝角力 高井几董
やはらかに人分行や勝角力 高井几董
よき相撲無理せで我を備へけり 三宅嘯山
よき衣のことに賤しや相撲とり 其角
七尺と巷の説や関角力 露印
下帯は見事なれ共京相撲 許六
乱髪風情なるかな勝角力 加藤曉台
休む間も歯をみがきけり相撲哉 木導
借銭は組たをされず角力とり 桃妖
兼房が鷲尾しかるすまふかな 桃先
凉風に角力とらふよ草の上 炭太祇
凌霄や蝉の団扇に日の相撲 鬼貫
力相撲瘤の出ル時まけにけり 許六
勝角力花も咲べき男かな 松岡青蘿
勝迯の旅人あやしや辻角力 炭太祇
十八といつもおもふな相撲ぐさ 諷竹
去年から肉かゝりけりすまふとり 木導
名にも似ず相撲とりとや菫草 諷竹
唐黍の力足ふむ相撲哉 牧童
夕涼四人になりて角力かな 東皐
夜は相撲昼は踊の噂さ哉 露印
夜相撲に又来て例の鬼めかな 千川
大内の砂を土産や相撲とり 蓼太 蓼太句集初編
妻が帯をかりてふどしや草角力 東皐
子を抱て行司に立や辻角力 馬場存義
寒垢離やひとゝせ見たる角力取 高井几董
小ざくらとわろびず名乗ル相撲哉 秋之坊
小手袖の昔にならへ草角力 加舎白雄
尺八に口ほそめけり角力とり 東皐
山嶺は法師ばかりの相撲哉 遅望
山更に崩れて来るや相撲の場 凉菟
嵐雪がその唐にしき角力見ん 白雄 白雄句集
幕際を阿波の鳴門や角力取 三宅嘯山
庵外に遣つた角力の見へにけり 三宅嘯山
弓張に暮行角力柱かな 黒柳召波
引しめる師の下帯や相撲とり 木導
役際を坐頭誉たる相撲哉 介我
後から家老のあふぐ勝相撲 〔ブン〕村
御相撲や五年前見し美少人 高井几董
心得ぬ花見のつらや相撲とり 嵐蘭
我をたのむ力相撲のこけにけり 乙訓
投られて坊主也けり辻相撲 其角
投際を坐頭誉たる相撲かな 介我 渡鳥
拾ひ出る憎まれ相撲や今二日 三宅嘯山
捨小舟われに成けり相撲なだ 西鶴
摂待や袴着て居る角力取 五明
明る夜をとらで仕舞や下手相撲 野明
春の日にうまれた顔よすまふ取 寥松
昼顔や足とり角力松の陰 貞佐 桑々畔発句集
時宗が角力はとらぬ哀かな 白雪
月代にいさみ立けり草相撲 木導
朝川や立派にわたす角力取 卓池
木戸銭にしりうたげせり老角力 東皐
榎木から下りてとりたる相撲かな 木導
母親に見送られけり角力取 松岡青蘿
水汲のあかつき起やすまふ触 其角
河豕喰ぬ顔とは見えず角力取 史邦
油ぎるせなかやすべるすまふとり 木導
片頬にやき米入れて相撲かな 木導
物ごとの御物ににたり相撲とり 曲水
田をかりて角力の声や村すゞめ 智月尼
甲斐なしやうしろ見らるゝ負角力 加舎白雄
皃に日のさして猶予ふすまふかな 桜井梅室
相撲から直足に行て躍かな 野紅
相撲とらば蒲団の上ぞ五形畠 支考
相撲とりやまけても今に力帋 土芳
相撲とりや美濃路をのぼる鮎のすし 蘆本
相撲とり老て上手にころびけり 寥松 八朶園句纂
相撲場と二道月のあはれ哉 土芳
相撲場やあれにし後は秋の風 許六
相撲気を髪月代の夕かな 其角
着物のうせてわめくや辻角力 炭太祇
神のため女も売や相撲札 其角
組合て馬やへ落る相撲かな 木導
耳たぶに愛敬もてりすまふとり 寥松
胸の毛に麦の粉白しすまふとり 木導
脱すてゝ角力になりぬ草の上 炭太祇
茶壺わる座敷相撲や従弟どし 許六
萩が根の小家にかへる角力かな 井上士朗
蝉なくや老さらぼひし角力取 鈴木道彦
行騰をぬぎて取たる相撲哉 木導
裸身に夜半の鐘や辻相撲 炭太祇
褌の卑下に手間取相撲かな 許六
西東あはぬ角力ぞあはれなる 加舎白雄
西東野に別れたり角力草 中川乙由
見えましたお相撲見えた見えました 尚白
見物の鼻血おかしや辻相撲 許六
親の子であれが相撲も手ばしこい 桃後
角力とりの独り暑がる座敷哉 三宅嘯山
角力とり露の妻子もありときく 成美 成美家集
角力にも得たり顔也野駒取 史邦
角力取の宿は浅茅と答へけり 松窓乙二
角力取る友達もあり秋の暮 班象 発句類聚
角力取宿もちけらし大根引 桜井梅室
角力老いてやどもつ京の月夜かな 大伴大江丸
豊さや抱へ相撲の長がたな 三宅嘯山
負くまじき角力を寝ものがたり哉 与謝蕪村
負る人勝つ人ともに相撲かな 支考
間日に出て瘧落すか相撲とり 尚白
雪の夜や膝に子を置く角力取 長翠
飛入の力者あやしき角力かな 与謝蕪村
鰒食に負けて戻るや角力取 明良 発句題叢
黒羽啼や角力のかたすかし 長翠

以上
by 575fudemakase | 2016-09-16 18:27 | 秋の季語


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
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例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
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[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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