冬麗 の俳句
冬麗 の俳句
冬麗 の例句 (←ここをクリック)
http://fudemaka57.exblog.jp/21614494/
冬麗 補遺
Z旗にあらず日の丸冬うらら 山口青邨
ありなしの川の流速 冬うらら 伊丹三樹彦
いままさに冬麗のみち啓けつつ 上田五千石『風景』補遺
かぞへつつ十三時うつ冬うらら 山口青邨
むなしさに冬麗の天残りたる 帰心 水原秋櫻子
わが事務所画廊に隣り冬麗ら 松崎鉄之介
わが末子立つ冬麗のギリシヤの市場 飯島晴子
をんな泣きて冬麗日の炬燵かな 飯田蛇笏 山廬集
アダムイブ流離距てて冬うらら 山口青邨
オリーブ油髪の根にすり冬うらら 細見綾子
一禽の過ぎ冬麗の空ばかり 林翔
亀を見に四天王寺へ冬麗 飴山實 花浴び
冬うらら 猿神(ハヌマン)に朱を滅多矢鱈 伊丹三樹彦
冬うらら 象の背の毛のけむるほど 伊丹三樹彦
冬うらら 鹿の上睫毛 下睫毛 伊丹三樹彦
冬うららブロークンハートとは戯(おどけ) 佐藤鬼房
冬うらら数へて余す島の数 岸田稚魚
冬うらら海賊船は壜の中 中村苑子
冬うらら縄文の人ら働ける 山口青邨
冬うらら隈濃き五郎翁なり 角川源義
冬うらら雑草園は枇杷も咲く 山口青邨
冬麗がわが茅屋に頒たるる 相生垣瓜人 負暄
冬麗といひて冷え澄むトオヌツプ 上田五千石『琥珀』補遺
冬麗に原稿白紙厚重ね 上田五千石『森林』補遺
冬麗に草のだんごを玉造り 上田五千石 森林
冬麗のがみがみ鳴きの鵞鳥かな 飯島晴子
冬麗のくずれ初めたる雲の数 上田五千石『風景』補遺
冬麗のてんと虫とぶ鹿ケ谷 岡井省二 鹿野
冬麗のまんなかにある床柱 桂信子 初夏
冬麗の不思議をにぎる赤ン坊 野澤節子 八朶集以後
冬麗の事なき今を噛みしめむ 相馬遷子 山河
冬麗の入江ヨツトの修理音 飯島晴子
冬麗の安房に来遊ぶ帽子かな 草間時彦
冬麗の富士に発して雲軽し 上田五千石『天路』補遺
冬麗の富士へ草の根白く伸び 桂信子 樹影
冬麗の寺の白砂に気を落とす 飯島晴子
冬麗の川水青く洲を数多 大野林火 方円集 昭和四十九年
冬麗の微塵となりて去らんとす 相馬遷子 山河
冬麗の斜面を背に千葉屋敷 能村登四郎
冬麗の日向をしまふ水の面 上田五千石『風景』補遺
冬麗の母の手枯るるばかりなり 石田勝彦 雙杵
冬麗の母死なせじと母訪はず 小林康治 玄霜
冬麗の母負へば母消えぬべし 小林康治 玄霜
冬麗の水底遠くおもはれて 松村蒼石 雪
冬麗の看経のまど塵もなし 及川貞 榧の實
冬麗の腹の如きに靠(もた)れけり 永田耕衣
冬麗の臀*なめ哀れと思ふのみ 佐藤鬼房
冬麗の谷人形を打ち合はせ 飯島晴子
冬麗の遽かに虚し富子逝く 林翔
冬麗の鐘ついて身の揺れにけり 鷲谷七菜子 游影
冬麗の陽を載せ誰も居ぬベンチ 楠本憲吉 楠本憲吉集
冬麗の高僧伝の波模様 飯島晴子
冬麗の麗色水にうちひろげ 上田五千石『琥珀』補遺
冬麗や仲好しこ好しの茶目黒目 上田五千石『琥珀』補遺
冬麗や刻をさだめて通ひ猫 大野林火 飛花集 昭和四十七年
冬麗や弟子の一句に襟正す 能村登四郎
冬麗や朝とは違ふ声出でて 能村登四郎
冬麗や母の記憶の髪あぶら 岡本眸
冬麗や汐に漂ふ松ぼくり 鈴木真砂女 居待月
冬麗や洗ひ立てたる墓一基 岡本眸
冬麗や畳鰯の死の模様 秋元不死男
冬麗や疲れ溜まりし目が二つ 岡本眸
冬麗や磧のなかに道ありて 橋閒石 微光
冬麗や老麓の語もありてよき 能村登四郎
冬麗や舶載古りし小盃 殉教 水原秋櫻子
冬麗や草に一本づつの影 桂信子 草影
冬麗や赤ン坊の舌乳まみれ 大野林火 雪華 昭和三十九年
冬麗をひろげひろげて来たりけり 上田五千石『琥珀』補遺
冬麗口紅のこる微笑佛 古舘曹人 砂の音
地獄門ひしめきあへり冬うらら 山口青邨
均されて冬麗の土種を待つ 大野林火 白幡南町 昭和三十二年
女児ひとり降り冬麗の桃の浦 佐藤鬼房
心音もお多福豆も冬うらら 橋閒石 微光
檸檬樹下籠満ちて冬麗らなり 蓬壺 水原秋櫻子
湖冬麗縄文の櫛くれなゐに 飯島晴
猫夫人猫を放てり冬うらら 山口青邨
現実の平和と眼前の冬麗と 相馬遷子 雪嶺
眠たらひし日の冬麗のかぎりなし 平井照敏
神の家に鎖龍ゐて冬うらら 角川源義
立てかけし杖また倒れ冬麗ら 橋閒石 微光
老いといふ冬麗かの時永かれ 林翔
職人の広く厚き掌冬うらら 大野林火 月魄集 昭和五十五年
自転車ひとつ着き冬麗の村役場 鷲谷七菜子 花寂び
観音の胎内にあり冬うらら 佐藤鬼房
謝々通じ再見通じ冬うらら 鷹羽狩行
難しき名の花貰う冬うらら 橋閒石 微光以後
音立てて書物閉じたり冬麗ら 橋閒石俳句選集 『和栲』以後(Ⅱ)
鴨猟ののぞき穴など冬うらら(浜離宮) 細見綾子
以上
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冬麗 補遺
Z旗にあらず日の丸冬うらら 山口青邨
ありなしの川の流速 冬うらら 伊丹三樹彦
いままさに冬麗のみち啓けつつ 上田五千石『風景』補遺
かぞへつつ十三時うつ冬うらら 山口青邨
むなしさに冬麗の天残りたる 帰心 水原秋櫻子
わが事務所画廊に隣り冬麗ら 松崎鉄之介
わが末子立つ冬麗のギリシヤの市場 飯島晴子
をんな泣きて冬麗日の炬燵かな 飯田蛇笏 山廬集
アダムイブ流離距てて冬うらら 山口青邨
オリーブ油髪の根にすり冬うらら 細見綾子
一禽の過ぎ冬麗の空ばかり 林翔
亀を見に四天王寺へ冬麗 飴山實 花浴び
冬うらら 猿神(ハヌマン)に朱を滅多矢鱈 伊丹三樹彦
冬うらら 象の背の毛のけむるほど 伊丹三樹彦
冬うらら 鹿の上睫毛 下睫毛 伊丹三樹彦
冬うららブロークンハートとは戯(おどけ) 佐藤鬼房
冬うらら数へて余す島の数 岸田稚魚
冬うらら海賊船は壜の中 中村苑子
冬うらら縄文の人ら働ける 山口青邨
冬うらら隈濃き五郎翁なり 角川源義
冬うらら雑草園は枇杷も咲く 山口青邨
冬麗がわが茅屋に頒たるる 相生垣瓜人 負暄
冬麗といひて冷え澄むトオヌツプ 上田五千石『琥珀』補遺
冬麗に原稿白紙厚重ね 上田五千石『森林』補遺
冬麗に草のだんごを玉造り 上田五千石 森林
冬麗のがみがみ鳴きの鵞鳥かな 飯島晴子
冬麗のくずれ初めたる雲の数 上田五千石『風景』補遺
冬麗のてんと虫とぶ鹿ケ谷 岡井省二 鹿野
冬麗のまんなかにある床柱 桂信子 初夏
冬麗の不思議をにぎる赤ン坊 野澤節子 八朶集以後
冬麗の事なき今を噛みしめむ 相馬遷子 山河
冬麗の入江ヨツトの修理音 飯島晴子
冬麗の安房に来遊ぶ帽子かな 草間時彦
冬麗の富士に発して雲軽し 上田五千石『天路』補遺
冬麗の富士へ草の根白く伸び 桂信子 樹影
冬麗の寺の白砂に気を落とす 飯島晴子
冬麗の川水青く洲を数多 大野林火 方円集 昭和四十九年
冬麗の微塵となりて去らんとす 相馬遷子 山河
冬麗の斜面を背に千葉屋敷 能村登四郎
冬麗の日向をしまふ水の面 上田五千石『風景』補遺
冬麗の母の手枯るるばかりなり 石田勝彦 雙杵
冬麗の母死なせじと母訪はず 小林康治 玄霜
冬麗の母負へば母消えぬべし 小林康治 玄霜
冬麗の水底遠くおもはれて 松村蒼石 雪
冬麗の看経のまど塵もなし 及川貞 榧の實
冬麗の腹の如きに靠(もた)れけり 永田耕衣
冬麗の臀*なめ哀れと思ふのみ 佐藤鬼房
冬麗の谷人形を打ち合はせ 飯島晴子
冬麗の遽かに虚し富子逝く 林翔
冬麗の鐘ついて身の揺れにけり 鷲谷七菜子 游影
冬麗の陽を載せ誰も居ぬベンチ 楠本憲吉 楠本憲吉集
冬麗の高僧伝の波模様 飯島晴子
冬麗の麗色水にうちひろげ 上田五千石『琥珀』補遺
冬麗や仲好しこ好しの茶目黒目 上田五千石『琥珀』補遺
冬麗や刻をさだめて通ひ猫 大野林火 飛花集 昭和四十七年
冬麗や弟子の一句に襟正す 能村登四郎
冬麗や朝とは違ふ声出でて 能村登四郎
冬麗や母の記憶の髪あぶら 岡本眸
冬麗や汐に漂ふ松ぼくり 鈴木真砂女 居待月
冬麗や洗ひ立てたる墓一基 岡本眸
冬麗や畳鰯の死の模様 秋元不死男
冬麗や疲れ溜まりし目が二つ 岡本眸
冬麗や磧のなかに道ありて 橋閒石 微光
冬麗や老麓の語もありてよき 能村登四郎
冬麗や舶載古りし小盃 殉教 水原秋櫻子
冬麗や草に一本づつの影 桂信子 草影
冬麗や赤ン坊の舌乳まみれ 大野林火 雪華 昭和三十九年
冬麗をひろげひろげて来たりけり 上田五千石『琥珀』補遺
冬麗口紅のこる微笑佛 古舘曹人 砂の音
地獄門ひしめきあへり冬うらら 山口青邨
均されて冬麗の土種を待つ 大野林火 白幡南町 昭和三十二年
女児ひとり降り冬麗の桃の浦 佐藤鬼房
心音もお多福豆も冬うらら 橋閒石 微光
檸檬樹下籠満ちて冬麗らなり 蓬壺 水原秋櫻子
湖冬麗縄文の櫛くれなゐに 飯島晴
猫夫人猫を放てり冬うらら 山口青邨
現実の平和と眼前の冬麗と 相馬遷子 雪嶺
眠たらひし日の冬麗のかぎりなし 平井照敏
神の家に鎖龍ゐて冬うらら 角川源義
立てかけし杖また倒れ冬麗ら 橋閒石 微光
老いといふ冬麗かの時永かれ 林翔
職人の広く厚き掌冬うらら 大野林火 月魄集 昭和五十五年
自転車ひとつ着き冬麗の村役場 鷲谷七菜子 花寂び
観音の胎内にあり冬うらら 佐藤鬼房
謝々通じ再見通じ冬うらら 鷹羽狩行
難しき名の花貰う冬うらら 橋閒石 微光以後
音立てて書物閉じたり冬麗ら 橋閒石俳句選集 『和栲』以後(Ⅱ)
鴨猟ののぞき穴など冬うらら(浜離宮) 細見綾子
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by 575fudemakase
| 2016-11-10 22:13
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▽ある季語の例句を調べる▽
《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。
尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。
《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)
例1 残暑 の例句を調べる
検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語
例2 盆唄 の例句を調べる
検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語
以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。
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