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鉄道 の俳句

鉄道 の俳句
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六角精児の呑み鉄本線日本旅のフアンである。
彼の率いるバンドの音楽と彼が選曲するライクダー

Ry Cooder

の音楽等軽快で心地よい❗️

鉄道

「鉄道員」を観て冬帽を目深にす 石川文子
アパートの雛段嶮し鉄路添ひ 香西照雄
かぎろへる遠き鉄路を子等がこゆ 橋本多佳子
かつてここに鉄道馬車駅菊根分 辻桃子
ぎしぎしに鉄路の錆の風が吹く 大橋こと枝(雨月)
きちきちの飛んで鉄道記念の日 藤田あけ烏
しかと見き鉄路を越ゆる秋の蛇 石田あき子 見舞籠
すみれ草辿り鉄路を辿りけり 二村典子
どこまでも単線軌道夏野断つ 相馬遷子 山河
ななかまど赤しシベリヤ鉄道に 依田明倫
はるかひとりの近江の雨意の単線の 阿部完市 にもつは絵馬
はるかまで続く単線春耕す 赤尾恵以
ひかる鉄路冬のゆふべを貫けり 山口誓子
ふつつかな単線なれど藤の花 村瀬誠道
ふるさとは今も単線草の花 原田静子
ベトナムヘ続く鉄路や余花の雨 赤松一鶯
まつすぐなローカル線の風薫る 尾崎美智子
モスクワヘつゞく鉄路や秋桜 稲畑汀子 汀子第三句集
ローカル線の農婦饒舌幽学忌 近藤乙夜
をだまきや山の鉄路の雲匂ふ 脇本星浪
鮎汲みに鉄路の野ばら暮れのこる 宮武寒々 朱卓
安中や凍蝶工女鉄路に消ゆ 橋本夢道 無類の妻
稲匂ふ風のゆたかにローカル線 田山諷子
宇和島に単線尽きて秋の風 川野蓼艸
運河悲し鉄道草の花盛り 川端茅舎
遠い世の一冊買いに単線で 阿部完市 春日朝歌
遠くほど光る単線稲の花 桂 信子
夏野来ぬ鉄路止めたる鉄の鋲 中野文夫
嫁ぐ妹と蛙田を越え鉄路を越え 金子兜太 少年/生長
家鴨小屋の白濁も見え鉄路の音 金子皆子
火の山へ伸びる単線花すすき 高井北杜
花菜濃し鉄路大きく曲るとき 安斎郁子
花万朶ローカル線の長停車 星野閑子
花野より伊賀上野行単線路 加藤耕子
海よりも濡れて薄明単線駅 松田 進
海女として鉄道員の妻として 上野泰
鴨引くや寒き鉄路の走りつゝ 百合山羽公 故園
刈田貫く鉄路で妊婦だけの焚火 久保純夫
喜雨どつとうだる鉄路を冷やしけり 依田明倫
記憶また錆びる単線草に埋もれ 中島斌雄
宮後や鉄路に椎の実を拾ふ 山口誓子
曲らむと鉄路かゞやききりぎりす 軽部烏頭子
桐の花支線一駅ごと貧し 橋本美代子
金欲しく 私鉄小駅のくらがり見る 漆畑利男
栗鼠走りゆく廃線となる鉄路 対馬康子 純情
啓蟄や支線の揺れは上下動 北野民夫
月明の鉄路に沿へば流離めく 菖蒲あや あ や
限りなく鉄道長き夏野哉 夏野 正岡子規
枯野鉄道ところどころに駅と町 加藤 耕子
胡麻咲けり房総単線煙吐く 阿部☆人
五月晴リュックの混みてローカル線 天野美代子
紅葉渓単線かくもさびしきか 石塚 友二
紅葉谿野岩鉄道錆鉄橋 高澤良一 燕音
考へて頷き老婆支線持つ 高島茂
行く春闘や鉄道員の目に涙 八木博信
降り立ちてローカル線の咳き込む時刻表 藤田踏青
山に向く複線工事冬の鵙 飯田弘子
山国は炭焼く焔鉄路まで 辰巳秋冬
山裾の錆びし鉄路や柿熟るる 岩谷照子
止むを知らざるものつばくろと鉄路光 友岡子郷 遠方
時の彼方へ草軽鉄道霧に消ゆ 文挟夫佐恵
灼け鉄路犬方角を失ひて 右城暮石 上下
秋の川いくたび越ゆるローカル線 松澤晴美
春の鳩鉄路にはずむレーニン祭 寺山修司 花粉航海
春嵐鉄路へ墓を吹き寄せぬ 石田波郷
初乗の単線一の宮詣 高橋香帆
初凪や鉄路呑み込む海峡線 鈴木一舜
渚ゆく鉄路しづかなる朝蝉 田中裕明 花間一壺
除雪夫に吹雪のひゞき鉄路うつ 石橋辰之助 山暦
宵闇の鉄路へだてて夫の声 水口楠子 『泉汲む』
少年のリズム麦生の錆び鉄路 細見綾子
省線に秋は見おぼえの木槿垣 瀧春一 菜園
省線に乗るあらそひを雪の日も 瀧春一 菜園
省線のスパイクはげしぬれつばめ 鈴木しづ子
省線の夜の秋風に身を曝らす 瀧春一 菜園
省線や春も吊革に身をよぢり 藤後左右
畳屋の裏は鉄路や立葵 和泉千代
織娘帰る鉄道沿ひに月見草 沢木欣一
寝て待てば鉄道馬車が通るなり 桑原三郎
新松子この単線を小諸まで 大井雅人
親子で飲むラムネ鉄道のない町で 青木啓泰「蛙と羅生門」
身ひとつの惜春運ぶ鉄路あり 山田弘子
杉菜もて鉄路侵せり野の壮時(さかり) 中戸川朝人 残心
星合の更けて鉄路に雨すこし 館岡沙緻
生駒線今も単線稲の花 塩川雄三
青大将よぎるや鞍馬単線路 河前隆三
青嵐鉄路は力をつなぎあふ 磯貝碧蹄館 握手
青嵐倒れずに行くローカル線 久郷紅楓
雪山へ鉄路消えゆく建国日 鍵和田[ゆう]子 武蔵野
雪埋まる鉄路は能登の命綱 塩川雄三
祖父母父母鉄道草が立つてゐる 折井紀衣
粗塩をこぼす単線霧ふかめ 穴井太 天籟雑唱
草の花鉄路のつくる三角地 高澤良一 ももすずめ
草田男忌天に鉄道草の生ゆ 磯貝碧蹄館
太宰忌の支線岐れて郷に入る 平畑静塔
待春や私鉄の線路錯綜す 植松紫魚
台風下鉄路に蝶となる市民 大井雅人 龍岡村
大陸横断鉄道まっすぐに夏 司雪絵
誰か見る鉄道ぐさの花盛り 佐藤春夫 能火野人十七音詩抄
単線となりてより増す稲架の列 秋川ハルミ
単線に駅を増やして豊の秋 島田芳恵
単線のホームに駅長菊作り 内海節代
単線の下りを待てる時雨かな 平井照敏 天上大風
単線の果てに海あり立葵 石原光徳
単線の汽車くるまでの頬被り 阿部子峡
単線の客車に一人冬の海 今田利子
単線の古びし駅舎布団干す 添野光子
単線の石押しのけて野水仙 杉本艸舟
単線の大曲りして麦の秋 中森無伴
単線の田の海の青きはまれり 久保厚子
単線ゆく花菜の海を浮き沈み 井上純郎
単線駅に立冬旬日の陽の山山 古沢太穂 古沢太穂句集
単線車に一瞥くれて蓮根掘 福原紫朗
弾み降り鉄路歩めり寒鴉 中島美也
地の果てに鉄路の消えて雲の峰 徳永敬二
稚内鉄路の終の月見草 加瀬美代子
竹煮草昔鉄道官舎かな 北見さとる
潮に錆ぶ鉄路の端に浮寝鳥 木村里風子
追伸は鉄路の果ての霜の音 山本敏倖
鉄道に何を群れたる五月蝿ぞや 蝿 正岡子規
鉄道のありと信ずる少年期灯を消せば天の川流るるあたり 森島章人
鉄道のうねりくねりや夏木立 夏木立 正岡子規
鉄道の左右になかし夏木立 夏木立 正岡子規
鉄道も高架となりぬ稲の花 山縣輝夫
鉄道員の襟に届きし冬の星 稲岡巳一郎
鉄道員雨の杉菜を照らしゆく 福田甲子雄
鉄道草われサーカスに売られし子 攝津幸彦 未刊句集
鉄道草赤い夕日に照らされて 川崎展宏
鉄匂ふ単線の土手曼珠沙華 仲道保明
鉄路が血管日本の道程灼けつゝあり 磯貝碧蹄館 握手
鉄路とつばくろひかりは常に先にあり 磯貝碧蹄館
鉄路に釘均らす遊びを終戦日 高澤良一 暮津
鉄路の臭五月はものを忘れ得る 友岡子郷 遠方
鉄路ひかりそこにしんかんと蝶とべり 三谷昭 獣身
鉄路まつすぐもの見ない眼に黴が生える 磯貝碧蹄館 握手
鉄路よりしづけきものなし虫がなき 山口誓子
鉄路越す傘の幾夜ぞかへり梅雨 絵馬 寿
鉄路伸ぶ限り群落ゼンテイカ 高澤良一 燕音
鉄路直に信濃追分のをとこへし 及川貞
鉄路敷く噂も消えて草の花 大河内枯木
鉄路歩くも習慣のように草のように 金子皆子
鉄路暮春大曲りして水際かな 宮武寒々 朱卓
鉄路踰ゆる卯の花月夜ありにけり 藤田湘子
冬の山傷の如くに鉄路あり 柴原保佳
冬の疎林一と跨ぎで越す単線路 北野民夫
冬枯や単線の汽車ひた走る 宮田 保
唐黍のがつしり実る単線区 河本好恵
東西の鉄路真直ぐに霜置けり 山口誓子
東風へ鉄路鳥籠三ついかに運ぶ 友岡子郷 遠方
燈火親し支線の暗き灯にて読む 塩川雄三
豆咲けり鉄路にさらす家の裏 林徹
特急といふも単線山桜 大久保白村
日永さや鉄道馬車のゆれ心地 日永 正岡子規
日本産の象来る閉ざされた鉄路 久保純夫 瑠璃薔薇館
猫じゃらしローカル線の走る道 玉井梅子
波音に鉄道草の月日あり 高野ムツオ
馬追や停車の長きローカル線 阿部寿雄
廃線の鉄道官舎冬ざるる 福原紫朗
廃線の鉄路溶けゆく花の雨 夏目公代
麦に黒穂ひと日のストに鉄路錆び 福田蓼汀 秋風挽歌
麦秋のローカル線の茂吉論 細見綾子 黄 炎
飛燕また火の性ならむ鉄路伸ぶ 柚木 紀子
穂絮舞ふ鉄道の日の梅小路 大島民郎
埋墓へ単線を越え道失せる 林田紀音夫
末枯や単線海とわかれゆく 佐野良太
万愚節自転車提げて鉄路越ゆ 延江金児
岬への単線をどる花大根 林 翔
密林に鉄路一本持ちて冬 桂樟蹊子
霧洞然鉄路北よりひびきくる 長田等
木曽路にも鉄道かけたか時鳥 時鳥 正岡子規
目刺の色弟が去りし鉄路の色 中村草田男
夜も夜とて鉄路守る槌霜冴に 石塚友二 光塵
野焼きの火鉄路ぎはにてつながれる 木村里風子
油でくびれた石白く笑いだす鉄道員 赤尾兜子
夕焼は全裸となりし鉄路かな あざ蓉子
余花ありて鉄路信濃の山に入る 甲田鐘一路
来し鉄路岐れ武蔵野枯れ深き 岡田鉄 『卆心』
留萌川留萌本線春景色 高澤良一 素抱
露の未明鉄路を汚し女靴 寺田京子 日の鷹
露ふかき単線始発無人駅 松本悦子
翡翆のかすめし鉄路梅雨の中 百合山羽公 故園
蟋蟀の寂び附いて居る鉄路哉 永田耕衣 物質
鶯餅鉄路の雨はややしぶく 友岡子郷 遠方

鉄道 補遺

アパートの雛段嶮し鉄路添ひ 香西照雄 対話
うららかや支線の町にクルス聳ち 鷲谷七菜子 游影
かぎろへる遠き鉄路を子等がこゆ
ストの日の鉄路陽炎さかんなり
ストの日の冬草青し鉄路の間
どこまでも単線軌道夏野断つ 相馬遷子 山河
ト口ッコ鉄道猫又駅のみちをしへ 百合山羽公 樂土以後
ひかる鉄路冬のゆふべを貫けり
モスクワヘつゞく鉄路や秋桜
一本の鉄路蟋蟀なきわかる
運河悲し鉄道草の花盛り
炎天に鉄路鳴りをるしゞまかな 「百萬」 「方寸虚実」石塚友二
遠くほど光る単線稲の花 初夏
遠花火いきいきとして夜の鉄路 大野林火 冬雁 昭和二十二年
何に追はれ単線路跳ぶ羽抜鶏
夏去りぬ鉄路にすだく虫聞けば
嫁ぐ妹と蛙田を越え鉄路を越え
花菖蒲手にゆれ支線しづかなり
海女として鉄道員の妻として
海猫鳴くや鉄路の終は潮くさき
海陸の間の鉄路の曼珠沙華
街の秋鉄路よぎれば葭津あり 大野林火 早桃 太白集
鴨引くや寒き鉄路の走りつゝ 百合山羽公 故園
寒気の中鉄路目覚ます転轍音 上田五千石『田園』補遺
寒波急なる単線に沿ひ戻る
雁とんで鉄路は陸奥の中通り 百合山羽公 樂土
顔の窪ローカル線の蠅とまる
汽罐車を藁巻くそこは何支線
菊好きの菊の鉢置く鉄路際 右城暮石 句集外 昭和三十四年
宮後や鉄路に椎の実を拾ふ
極暑かな背戸に日も夜も光る鉄路
金鳳華昼しんかんと鉄路置き
限りなく鉄道長き夏野哉 夏野
枯山に単線消えまじく光る 大野林火 雪華 昭和三十六年
枯堤焼く単線の際までを
枯野ゆく貨車に日当る鉄路あり 草影
紅葉渓単線かくもさびしきか 「方寸虚実」石塚友二
耕人を右に左に支線かな
行く眼り鉄路かがよふ初詣
国鉄のもの煤黒の冬すすき
国有林芽ぶき鉄路は廃れゆき
山の藤見て来て鉄路跨ぐかな
山中の鉄路を霧の越えわたる
残る雪鉄路両側のみ無傷 右城暮石 句集外 昭和四十一年
支線一駅に盡きて港や飛ぶとんぼ
私鉄怠業ホーム間断なく濡らし
灼け鉄路犬方角を失ひて 右城暮石 上下
秋行くと鉄路の雨を見てゐたり
秋黒し昏れて単線の踏切
春ちかし鉄路の真直ぐなる見れば
春の飛雪鉄路が踊り集まりゆく
春嵐鉄路に草を吹き寄せぬ
少年の手中の胡桃鉄路越す 飴山實 おりいぶ
笑ひ声冬日の鉄路汝居ぬ世
色わかき南瓜這ひをり単線路
新緑の単線電車日光市
雛から 揺れ 家揺れる 鉄路裏
雪原を焚きけぶらして鉄路守る
雪国の国道鉄路同じカーヴ
雪明り死へやすやすと鉄路置き
早梅や鉄路の鳴れる方みんなみ
太宰忌の支線岐れて郷に入る
大枯野兵馬いく夜も鉄路の上
単線となり吉野線深霞
単線になだれて蕎麦の花斜面 上田五千石『田園』補遺
単線の下りを待てる時雨かな
単線の汽車下りてより飛燕に会ふ(伊豆)
単線の狭軌青田に狭められ
単線駅に立冬旬日の陽の山山 古沢太穂 古沢太穂句集
単線待ちの駅 鬼百合の一本挿し
単線待避の 雪片あそぶ 貨車の胴
筑波下り青麦畑の支線駅
銚子電鉄彼岸の客を乗せて混む
鉄道に何を群れたる五月蝿ぞや 蝿
鉄道のうねりくねりや夏木立 夏木立
鉄道のための物積む鳳仙花
鉄道の左右になかし夏木立 夏木立
鉄道の柵猪垣とつながれる 右城暮石 句集外 昭和四十八年
鉄道の大彎曲や横飛ぶ雪
鉄道の日や赤帽がまだ一人 百合山羽公 樂土
鉄道防雪林その役を果すの状
鉄道予定地草生してまた枯らす 上田五千石『田園』補遺
鉄路にもかぶさる茂り裏日本 右城暮石 虻峠
鉄路にも川にも沿へる麒麟草
鉄路は母への直路 真夜歩きを 怪しむな
鉄路へだてて麦を刈り早稲を植う
鉄路まで伊吹の雪の白厚し
鉄路よりしづけきものなし虫がなき
鉄路より低く住着き菊咲かす
鉄路わかれ又岐れ冬深むべく
鉄路一線*う台にこもる南風の音
鉄路一線蝶のもつるるいくところ
鉄路直に信濃追分のをとこへし 及川貞 夕焼
鉄路添ひいたどり赤芽夕氷し
鉄路風のごとく走りて年の暮 廣瀬直人 帰路
鉄路踰ゆる卯の花月夜ありにけり 藤田湘子 途上
土手を焼くたびに私鉄のレール老ゆ
冬ざるる鉄路に砂利(バラス)新らしや
冬の鉄路にかぶさるばかり藪傾ぐ 大野林火 青水輪 昭和二十四年
冬の夜の駅には鉄路賑やかに
冬の旅おもへば鉄路つゞきをり
冬も赭し鉄路奥なるわが甍
冬虹を外れて鉄路の曲りたり 右城暮石 句集外 昭和二十八年
冬日と兵省線の窓にたかまり来
東西の鉄路真直ぐに霜置けり
桃咲くや川の明りの鉄路まで
灯をつなぎ切れず単線沿ひの枯れ
踏切に鉄路濡れつつ鵙の雨
踏切番鉄路に坐して夜の劫暑
道東や泡立草は鉄路の花
虹消えて荒磯に鉄路残りたる
日永さや鉄道馬車のゆれ心地 日永
入営を送り鉄路の野を帰る
馬に雪降るローカル線に老いし駅夫 古沢太穂 火雲
麦に黒穂ひと日のストに鉄路錆び 福田蓼汀 秋風挽歌
麦秋のローカル線の茂吉論
麦秋の鉄路へだてて半麦秋
麦踏みの土を忘れず鉄路越ゆ 廣瀬直人 帰路
八月大名明智鉄道走らせて 百合山羽公 樂土以後
浜へ出る鉄路を跨ぐ木槿垣
夫婦住む鉄路と凍湖見下ろして
墓山も鉄路も風の落花圏
墓地深く行き短日の鉄路見き
母の手に英霊ふるへをり鉄路
岬への単線をどる花大根 林翔 和紙
稔り田は赭き鉄路に道を開け
霧の花満開鉄道防備林
木曽路にも鉄道かけたか時鳥 時鳥
目刺の色弟が去りし鉄路の色
夜の鉄路乗りかへてより雪深き
夜も夜とて鉄路守る槌霜冴に 石塚友二 光塵
油でくびれた石白く笑いだす鉄道員 赤尾兜子 蛇
夕寒し道より高き鉄路に沿ひ
夕暁雲鉄路は昏るる峡に入る
陽炎が鉄路の果を見せしめず
流し場の乾き九月の鉄路沿ひ 右城暮石 句集外 昭和三十一年
旅五日鉄路のさびにつく蝶々(真砂子結婚のため上京、秩父へ行く、原子公平氏、金子兜太氏同行)
林中になまなまし露を置く鉄路
隣田へ鉄路をまたぎ苗運ぶ
旱乙女の憩ひ鉄路のひびく土手
澤越えて鉄道馬車の笛が来る
煖房の支線電車は鳴りて待てり
煖房車捨てて鉄路を歩き出す
煖房車鉄路真赭の駅に著く
翡翆のかすめし鉄路梅雨の中 百合山羽公 故園
茫乎たる西日の面に鉄路岐る
螢火に鉄路つめたき露走る 赤尾兜子 蛇
鳰と目があう鉄道長屋へ粉雪舞い 古沢太穂 火雲

by 575fudemakase | 2018-02-01 10:49 | 無季


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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