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花の雲

花の雲 の俳句
花の雲

がけ端やあぶなくかゝる花の雲 花の雲 正岡子規
ここよりは女人を入れず花の雲 金久美智子
その一語花の雲より出で来たる 中原道夫
ちら~とちる花も見え花の雲 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
ちら~と凧見えそめぬ花の雲 島村はじめ
とくとくの清水はいかに花の雲 宇佐美魚目 天地存問
はいつてハくゞつてハ出てハ花の雲 花の雲 正岡子規
ぼんやりと埃の中に花の雲 花の雲 正岡子規
みな虚子のふところにあり花の雲 山田 弘子
みよし野や花の雲居の仏たち 山田弘子
逢坂は関の跡なり花の雲 服部嵐雪
一本の花のうしろの花の雲 今井千鶴子
花のくもおぼろをやぶる筏哉 花の雲 正岡子規
花の雲あれが大和の小口哉 一茶 ■寛政十年戊午(三十六歳)
花の雲かゝりにけりな人の山 花の雲 正岡子規
花の雲かくれつ見えつ行手かな 阿波野青畝
花の雲ははのかたちにははの灰 柚木 紀子
花の雲へと入りゆく母許に 水田むつみ
花の雲ぼさちの数と経りにけり 高井几董
花の雲一塊とべる峰の嶮 河野静雲
花の雲一条の滝その上に 千原草之
花の雲一日一日はふとりけり 花の雲 正岡子規
花の雲一日々々に太りけり 花の雲 正岡子規
花の雲押せ押せ雲の飛行船 吉原文音
花の雲王城細く見ゆる哉 花の雲 正岡子規
花の雲貫いて来る五条川 伊藤 佶
花の雲言問団子桜餅 花の雲 正岡子規
花の雲四方にありし虚子忌かな 高野素十
花の雲酒の肴は酢でころす 瀧 春樹
花の雲十二神将踊るかな 赤嶋千秋
花の雲鐘つき堂は埋れぬ 花の雲 正岡子規
花の雲鐘は上野か浅草か ばせを 芭蕉庵小文庫
花の雲深き海へと誘ひぬ 大野八舟
花の雲垂れさがりてぞ降りいでぬ 岸風三楼 往来
花の雲世を一ぱいの入日かな 卯七 俳諧撰集「有磯海」
花の雲青蓮院に時雨けり 行方克巳
花の雲青蓮院に時雨れけり 行方克己 昆虫記
花の雲組み腕太し竜馬像 松本千代子
花の雲大和河内の夕けむり 紫洞
花の雲誰がために彳ちとどまれる 河野多希女 彫刻の森
花の雲博覧会にかゝりけり 花の雲 正岡子規
花の雲白酒売は女形かな 龍胆 長谷川かな女
花の雲抜く晩年の飛魄かな 永田耕衣 冷位
花の雲鳩は五色に舞ひあそぶ 茅舎
花の雲湧き出て虚子の忌なりけり 三田きえ子
花の雲立ち暗む間のことばあり 対馬康子 愛国
花の雲鈴を鳴らすは耕馬なり 金箱戈止夫
花の雲朧をくだく筏哉 花の雲 正岡子規
花の雲櫂は寝かせしままにせよ 田部谷紫
会下僧旅だつ跡や花の雲 立花北枝
海を見た目つきも出ず花の雲 向井去来
葛飾の郡はなれし花の雲 杉風
観音のいらか見やりつ花の雲 松尾芭蕉
観音の山に懸れる花の雲 山口超心鬼
観音の甍見やりつ花の雲 芭蕉
岩角や一かたまりの花の雲 花の雲 正岡子規
吉原も彼岸をかけて花の雲 中村史邦
吉野なる花の雲踏み来し足か 小澤實
行き行きて行き余したり花の雲 長谷川櫂
咲にけり散にける夜は花の雲 立花北枝
子供より大きな鯉や花の雲 岸本尚毅 舜
授からぬことよかりけり花の雲 黒田杏子 花下草上
女生徒に爺の咲かせし花の雲 楠節子
少しつゝ在所在所の花の雲 花の雲 正岡子規
松山の間々や花の雲 園女 俳諧撰集玉藻集
新阪や向ふに見ゆる花の雲 花の雲 正岡子規
清水の浮みて高し花の雲 花の雲 正岡子規
生き方は死に方に似て花の雲 佐藤ます子
生霊も死霊も花の雲の下 篠塚佐郷
草の戸の草もゆかしや花の雲 明照十二世-了超 三 月 月別句集「韻塞」
大仏の膝にかゝるや花の雲 花の雲 正岡子規
大仏を埋めて白し花の雲 花の雲 正岡子規
滝神に飛ばす賽銭花の雲 高井北杜
谷底の宿を埋めし花の雲 安原葉
蝶鳥の浮つき立つや花の雲 松尾芭蕉
鶴の毛の黒き衣や花の雲 松尾芭蕉
鉄橋や左に見ゆる花の雲 花の雲 正岡子規
登るほど谷に落ち込む花の雲 安原 葉
箱根路やゆくてをとざす花の雲 西島麥南 金剛纂
晩年の母も来し山花の雲 鈴木石花
美吉野の曼陀羅埋めよ花の雲 中島斌雄
普化去りぬ匂ひ残りて花の雲 服部嵐雪
物干や夜着かかへ出て花の雲 岱水 俳諧撰集「有磯海」
峯入や梺の道の花の雲 峰入 正岡子規
野施行の心は空に花の雲 斎藤玄 雁道
友癒えよ雲の下なる花の雲 大木あまり 火球
隣隣屋根の上より花の雲 花の雲 正岡子規
麓まで米貰はばや花の雲 内藤丈草
花の雲 補遺

がけ端やあぶなくかゝる花の雲 正岡子規 花の雲
せめて散れ静寂界の花の雲 林翔
はいつてハくゞつてハ出てハ花の雲 正岡子規 花の雲
ぼんやりと埃の中に花の雲 正岡子規 花の雲
雨気こめていづくも花の雲ぼかし 上田五千石『風景』補遺
火葬場の煙突休む 花の雲 伊丹三樹彦
花のくもおぼろをやぶる筏哉 正岡子規 花の雲
花の雲あれが薄墨桜とや 高野素十
花の雲かゝりにけりな人の山 正岡子規 花の雲
花の雲かくれつ見えつ行手かな 阿波野青畝
花の雲かしこにまとひここに置き 山口青邨
花の雲かりそめならぬえにしのみ 中村汀女
花の雲ことば少なに動きけり 中村苑子
花の雲つづきに海のやうな天 上村占魚
花の雲より花の雲のわきあがる奏楽 荻原井泉水
花の雲一日一日はふとりけり 正岡子規 花の雲
花の雲一日々々に太りけり 正岡子規 花の雲
花の雲右も左もなかりけり 石塚友二 玉縄以後
花の雲王城細く見ゆる哉 正岡子規 花の雲
花の雲言問団子桜餅 正岡子規 花の雲
花の雲鐘つき堂は埋れぬ 正岡子規 花の雲
花の雲杉の梢に一とちぎれ 川端茅舎
花の雲谷は鉄橋千鳥がけ 川端茅舎
花の雲博覧会にかゝりけり 正岡子規 花の雲
花の雲抜く晩年の飛魄かな 永田耕衣
花の雲鳩は五色に舞ひあそぶ 川端茅舎
花の雲辺土に神となり給ひ 山口誓子
花の雲朧をくだく筏哉 正岡子規 花の雲
岩角や一かたまりの花の雲 正岡子規 花の雲
鬼が棲むはどの山あたり花の雲 中村苑子
金魚田にうつる遠くの花の雲 富安風生
金銀の襖の雲や花の御所 阿波野青畝
金泥の雲屏風出て花の雲 山口誓子
九輪とは天を差すもの花の雲 阿波野青畝
山高みこのもかのもに花の雲 川端茅舎
少しつゝ在所在所の花の雲 正岡子規 花の雲
新阪や向ふに見ゆる花の雲 正岡子規 花の雲
清水の浮みて高し花の雲 正岡子規 花の雲
青空に青き山脈花の雲 三橋敏雄
千姫の化粧櫓や花の雲 山口青邨
足萎えの母御がおはす花の雲 佐藤鬼房
大仏の膝にかゝるや花の雲 正岡子規 花の雲
大仏を埋めて白し花の雲 正岡子規 花の雲
端山にも頒ちて花の雲一朶 上田五千石『風景』補遺
着御を待つ花の雲、下手におる 荻原井泉水
鉄橋や左に見ゆる花の雲 正岡子規 花の雲
白鷺城まことに白し花の雲 山口青邨
箱根路やゆくてをとざす花の雲 西島麥南 金剛纂
峯入や梺の道の花の雲 正岡子規 峰入
野施行の心は空に花の雲 斎藤玄 雁道
有明やまたたちそむる花の雲 上田五千石『琥珀』補遺
浴泉の腕は翼花の雲 山口青邨
隣隣屋根の上より花の雲 正岡子規 花の雲
朗々と花の雲湧くごとくなり 上田五千石『風景』補遺
棕梠高く見ゆ千本の花の雲 河東碧梧桐
贏痩の妻にゆふづく花の雲 日野草城
花の雲 続補遺

おもしろや理窟はなしに花の雲 越人
こゝも又峠にあらず花の雲 露印
しやん~と七つぶとんや花の雲 句空
その筆も動くやうなり花の雲 中川乙由
逢坂は関の跡なり花の雲 嵐雪
花の雲おもしろふ夜の明て来て 中川乙由
花の雲したゝる水と思ひなせ 杉風
花の雲ふところに手が置れう歟 寥松
花の雲ぼさちの数と経りにけり 高井几董
花の雲告たら頭陀を馬に鞍 中川乙由
花の雲世を一ぱいの入日かな 卯七
会下僧旅だつ跡や花の雲 北枝
海を見た目つきも出ず花の雲 去来
笠の端に城まづ白し花の雲 魯九
葛飾の郡はなれし花の雲 杉風
疑ひの晴る七つや花の雲 野紅
吉原も彼岸をかけて花の雲 史邦
月のみぞ花の安宅は海の雲 樗良
見わたせば汐のたゝえや花の雲 卯七
袴着て宿を出しか花の雲 五明
此まゝに向地見たし花の雲 凉菟
此船の向ひも見たし花の雲 凉菟
咲にけり散にける夜は花の雲 北枝
山臥の篠懸ほすや花の雲 正秀
若水や硯の湖に花の雲 正秀
舟橋の勅使まうけや花の雲 黒柳召波
松原の鷺や我目に花の雲 支考
仁和寺やあしもとよりぞ花の雲 黒柳召波
千賀の浦や煙りにあらず花の雲 魯九
村~と杉を埋むや花の雲 傘下
昼鐘に眼いるゝや花の雲 魯九
鳥共の中に下るや花の雲 小春
冬がれを君が首途や花の雲 其角
破風口の夕日はあかし花の雲 許六
普化去リぬ匂ひ残りて花の雲 嵐雪
物干や夜着かゝへ出て花の雲 岱水
芳野見た笠羨し花の雲 中川乙由
麓迄米貰ばや花の雲 丈草
俤をたゞ三月の花の雲 車庸
以上

by 575fudemakase | 2018-02-19 17:28 | 春の季語


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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