散歩 漫歩 遠出 吟行等 の俳句

散歩 漫歩 遠出 吟行等 の俳句

散歩 漫歩 遠出 吟行等

あたたかき今日は何せむまづ散歩 新明紫明
オペラ果て町逍遙の白夜かな 岩崎照子
お花畑雲の空中散歩かな 高澤良一 宿好
かたくりの花の四五日遠出せず 西嶋あさ子
くちびるに水のことばはあふれつつ吟遊なべて喝食の秋 山中智恵子
ここに亦漫ろ歩きの蝸牛 高澤良一 暮津
こころ足る日は遠出せず花葵 福永耕二
シードラゴン搗布林を散策す 高澤良一 ぱらりとせ
しばらくは心の遠出リラの夜 鈴木鷹夫 大津絵
シャム猫の遠出して来る冬日和 宇野笑子
だんでいな老人散歩さざんか咲いた 柴田美代子
ちゃんちゃんこ着せて住人の犬散歩 高川芳之介
とく起きて散歩かゝさず蓼の露 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
ところてん遠出となればはすつぱに 小坂順子
ドライブの遠出誘ふ雪の峰 嶋田摩耶子
にはとりの少し遠出て寒土用 伊藤敬子
ぶんぶんをつけて戻りし朝散歩 後藤比奈夫
モネの絵の池畔を散歩夢はじめ 大野雑草子
るんるんるんさやちゃん散歩赤い靴 おおしろ健
袷着て人の世のぞく散策に 井沢正江 晩蝉
椅子固き汽車に遠出の蜆売 下田稔
一本の楊貴妃桜遠出して 中西舗土
烏瓜さげて吟行戻りかな 千葉 大行
羽抜鶏遠出に似たる石畳 吉田鴻司
卯の花くだし上りぬセルを著て散歩 清原枴童 枴童句集
姥捨の野へ遠出して恋の猫 小原啄葉
雲と子の散歩ふはふは日の永き 近藤 伸子
雲の散歩わたしの散歩春立ちぬ 石井百合
雲雀野へ何時か伸ばしてゐる散歩 稲畑汀子
映画村訪ひし吟行始かな 岩崎照子
駅ごとのさくらさくらや遠出する 吉木フミエ
炎帝に追ひ返されし散歩かな 相生垣瓜人 明治草抄
遠出して鹿も時雨に逢ひにけり 鈴木真砂女
遠出して叱られし夜のゐのこづち 津森延世
遠出して冬の倉庫にゆきあたる 柿木 多映
遠出して蜜の眼を蟇 小檜山繁子
遠出するまでになりし子草虱 岩田公次
遠出せしこころもどらず花の昼 三田きえ子
遠出せしごとくにたたみ春日傘 鷹羽狩行
遠出癖叱られてゐる羽抜鶏 西村蓬頭「貴船菊」
黄昏を閉戸先生の散歩かな 尾崎紅葉
温泉の宿の朝の散歩のつるでまり 高浜年尾
夏の月弟妹多き散歩かな 久米正雄 返り花
夏曉の散歩の顔の血色よき 高澤良一 素抱
花こぼすさるとりいばら遠出せり 塩川秀子
花独活や遠出の矮鶏に風生れて 竹川セツ子
海見えて真砂路遠き散歩かな 尾崎紅葉
楽屋入までの散歩や朝桜 片岡我当
菊目石ひろひたる避暑散歩かな 岩崎照子
黍に吹かれ心遠出をしてゐたり 村越化石
虚子忌今日溶岩原遠く吟行す 西村数
吟行や予期せぬ渓の河鹿笛 西本俊
吟行や落穂拾ひとあとさきに 軽部烏帽子 [しどみ]の花
吟遊や墓現われて人霞む 徳弘純 非望
空蝉を机上に置いて散歩果つ 高澤良一 素抱
鶏がいささか遠出稲架日和 片山由美子 水精
鶏の遠出してゐる葱の花 倉田武夫
鶏の遠出好きなる石蕗の花 日原傳
月の道吟遊の道にしひがし 黒田杏子 花下草上
犬の好きな散歩コースやきりん草 植木登志
犬の美醜競ふ避暑地の散歩かな 谷口桂子
犬ふぐりまでの遠出や母の試歩 中井啓子
犬老いて散歩をきらふ冬の朝 萩原まさえ
犬蓼にけふの散歩はここ迄と 高澤良一 宿好
見えてゐる海まで散歩風薫る 稲畑汀子
後園の接木を覗く散歩哉 接木 正岡子規
江戸名所吟行稽古始かな 黒田杏子
高原の銀河は低し夜の散歩 塙告冬
国喪の夜 ほら屋根裏に散歩者が 江里昭彦 ロマンチック・ラブ・イデオ口ギー
桜しべ踏んで散歩のブルドッグ 川崎展宏 冬
桜どき雀らよりも遠出せり 猪俣千代子 堆 朱
三月の旅程少しは遠出して 稲畑廣太郎
山鳩のあゆむに蹤きて避暑散歩 岸野千鶴子
散策に春夜の北斗擡頭す 山口誓子
散策の遅日の道を伸ばしけり 田原幹一郎
散策圏出でず綿虫光り飛ぶ 樋笠文
散歩から帰りさし出す松ぼくり 太田富士子
散歩して少しのぼりぬ登山道 比叡 野村泊月
散歩して紐外れきし秋のセル 百合山羽公 寒雁
散歩の杖もちて 此の日 ぶどうの雲の下 あるく(勝沼) 荻原井泉水
散歩杖二本を縁に避暑ふたリ 皆吉爽雨
散歩人行き交ひ小路帰り花 野口和子
散歩途上出合ひし犬も冬着着て 高澤良一 寒暑
散歩又七時のニユースカンナの家 上野泰 春潮
残花なほ遠出の準備してゐたる 佐々木六戈 百韻反故 冬の皺
死に神の遠出してゐる春障子 尾崎隆則
車いす積んで吟行秋高し 松田満江
蛇となり水滴となる散歩かな 富澤赤黄男
主人散歩のそりのそりと竃猫 山口青邨
秋気澄む伊能忠敬的散歩 佐々木六戈 百韻反故 初學
秋出水散歩の芝も泥の中 国久黄実
秋潮のにほふ散歩は胸張って 高澤良一 石鏡
秋日濃し縁側散歩されし縁 上野泰
秋日和散歩唱歌も忘れゐし 相生垣瓜人
春の遠出や森と水つぎつぎに 上田日差子
春暁の散歩どこかで戻らねば 小野恵美子
春暁や片足散歩の音はじまる 加藤知世子 花 季
春風のやさしき散歩車椅子 窪田佐以
春風の句を案じつゝ散歩哉 春風 正岡子規
春眠や舟遠出して着けぬ岸 吉本和子
春隣しんじつ死人と散歩せり 攝津幸彦 鹿々集
初茜犬との散歩変わりなく 青山郁子
初雲雀鳴くや常なる散歩圏 徳永山冬子
初鴨のつきし湖畔と朝散歩 小原菁々子
初吟行鉛筆もて指す洋上富士 高澤良一 暮津
初吟行大海原に出でにけり 川崎慶子
初声に驚きて且つ散策す 小川武夫
初蝉を遠くにききぬ夕散歩 内田八重子
初鴉わが散策を待ちゐたり 相生垣瓜人
商ひの遠出野遊びごころにも 宮井しづか
上の瀬に鮎釣るゝ見て漫歩かな 比叡 野村泊月
上野山余花を尋ねて吟行す 余花 正岡子規
杖を手に遠出の小径虫の宿 石川風女
杖捨てて手をふる散歩春暮るる 皆吉爽雨
杖振つて単りの散歩薔薇の朝 中尾白雨 中尾白雨句集
色足袋のまゝの遠出となりしかな 島崎きよみ
新月や箒が遠出して困る 鳴戸奈菜
新緑の名城公園散策す 籠谷充喜
森の奥ではしすしすしすひとめをしのぶ蛇性の散歩 高柳重信
神主の鶏遠出して柚子黄なり 大峯あきら 鳥道
水に沿ふけふの散歩は柳まで 矢島渚男 延年
水鳥の江に沿うて散歩眼明らか 清原枴童 枴童句集
雀隠れ母の散歩のポストまで 古賀まり子 緑の野以後
世界との距離か白バラまで散歩 坪内稔典
星涼し遊歩甲板の籐椅子に 岸風三楼 往来
青瓢ふらり散歩に出でしまま 櫛原希伊子
雪虫や犬の散歩に道ゆづる 山下喜美子
船を出て月に散歩す遊女町 月 正岡子規
選句半日遊歩半日唐がらし 百合山羽公 寒雁
早苗田や遠出の鷺に雨が来て 平井さち子 完流
霜朝のしやれた服着し犬散歩 戸沢綾乃
体育の日の雀らも遠出して 樋笠 文
大根引く畑にそふて吟行す 大根引 正岡子規
大根引く畑にそふて散歩哉 大根引 正岡子規
大露の寺前町の散歩かな 高澤良一 暮津
淡雪や子と遠出して滑台 宮坂静生 山開
朝霧に散歩の下駄の緒の緩し 高澤良一 素抱
蝶連れて狂ひしわれの遠出せり 後藤綾子
長命寺尾長遠出や初景色 村上古郷
通夜用意して秋晴を吟行す 茨木和生 倭
吊し柿文學散歩バス連ね 石田あき子 見舞籠
哲学の道沿ひ鴨も散歩する 高澤良一 宿好
冬帽を着そめぬそこら散歩にも 皆吉爽雨
藤村の墓へ散歩の落し文 伊澤織江
入学の出でゆくあとを祖父散歩 皆吉爽雨
背に腹に懐炉を入れて吟行す 筒井 淳介
梅雨晴間ぷらんぷらんと母散歩 高澤良一 寒暑
被害妄想者そこらを散歩冬の蝶 山口青邨
避暑散歩奥の院まで行かずとも 坂本杜紀郎
避暑散歩手作りジャムの小店まで 高間礼子
美濃衆と駅で落合ひ初吟行 高澤良一 随笑
百歩にて返す散歩や母子草 水原秋櫻子
文学散歩墨東に来て黄落期 長谷川かな女 花 季
漫々と散歩満天星芽を用意 清水清山
綿虫よ私と遠出してみぬか 白岩三郎
木の芽ふく十坪の庭を散歩かな 木の芽 正岡子規
木犀の花屑カレー粉めく散歩 高澤良一 石鏡
木犀を歴訪すべき散歩かな 相生垣瓜人
木苺をたうべ足らひて朝散歩 和田暖泡
餅腹を空かさんそこらまで散歩 木内悠起子
門火して西方入日にと散歩 皆吉爽雨
夜の散歩銀河の岸にそふ如し 井沢正江
野葡萄に吟遊という時間おく 佐々木洋子
遊泳の遠出試む日和かな 鈴木芋村
遊歩杖あづかられ二科の階上ヘ 日野草城
夕河岸や散歩がてらの泊り客 信太和風
夕月や遠出しすぎし蝸牛 中村明子
夕食後めあての梅へやゝ遠出 川崎展宏
夕蟇を杖にかけたる散歩かな 池内たけし
夕餉すみて濱の散歩や鰯網 鰯 正岡子規
竜宮の森を散策大海馬 高澤良一 燕音
老神父カーネーシヨンを持ち散歩 星野立子
六角堂革堂吟行始かな 黒田杏子 花下草上
藁草履みなよろこべり避暑散歩 山本さい
曼珠沙華にこゝろ置きつゝ散歩かな 五十崎古郷句集
漱石の散歩どこまでぬかごまで 坪内稔典
蜻蛉や散歩の教授細面 柴田白葉女 遠い橋
麥を蒔く畑にそふて吟行す 麦蒔 正岡子規
麥を蒔く畑にそふて散歩哉 麦蒔 正岡子規
麥を蒔く畑に出でゝ吟行す 麦蒔 正岡子規
麥を蒔く畑に出でゝ散歩哉 麦蒔 正岡子規

散歩 漫歩 遠出 吟行等
あたたかき今日は何せむまづ散歩 新明紫明
オペラ果て町逍遙の白夜かな 岩崎照子
お花畑雲の空中散歩かな 高澤良一 宿好
かたくりの花の四五日遠出せず 西嶋あさ子
くちびるに水のことばはあふれつつ吟遊なべて喝食の秋 山中智恵子
ここに亦漫ろ歩きの蝸牛 高澤良一 暮津
こころ足る日は遠出せず花葵 福永耕二
シードラゴン搗布林を散策す 高澤良一 ぱらりとせ
しばらくは心の遠出リラの夜 鈴木鷹夫 大津絵
シャム猫の遠出して来る冬日和 宇野笑子
だんでいな老人散歩さざんか咲いた 柴田美代子
ちゃんちゃんこ着せて住人の犬散歩 高川芳之介
とく起きて散歩かゝさず蓼の露 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
ところてん遠出となればはすつぱに 小坂順子
ドライブの遠出誘ふ雪の峰 嶋田摩耶子
にはとりの少し遠出て寒土用 伊藤敬子
ぶんぶんをつけて戻りし朝散歩 後藤比奈夫
モネの絵の池畔を散歩夢はじめ 大野雑草子
るんるんるんさやちゃん散歩赤い靴 おおしろ健
袷着て人の世のぞく散策に 井沢正江 晩蝉
椅子固き汽車に遠出の蜆売 下田稔
一本の楊貴妃桜遠出して 中西舗土
烏瓜さげて吟行戻りかな 千葉 大行
羽抜鶏遠出に似たる石畳 吉田鴻司
卯の花くだし上りぬセルを著て散歩 清原枴童 枴童句集
姥捨の野へ遠出して恋の猫 小原啄葉
雲と子の散歩ふはふは日の永き 近藤 伸子
雲の散歩わたしの散歩春立ちぬ 石井百合
雲雀野へ何時か伸ばしてゐる散歩 稲畑汀子
映画村訪ひし吟行始かな 岩崎照子
駅ごとのさくらさくらや遠出する 吉木フミエ
炎帝に追ひ返されし散歩かな 相生垣瓜人 明治草抄
遠出して鹿も時雨に逢ひにけり 鈴木真砂女
遠出して叱られし夜のゐのこづち 津森延世
遠出して冬の倉庫にゆきあたる 柿木 多映
遠出して蜜の眼を蟇 小檜山繁子
遠出するまでになりし子草虱 岩田公次
遠出せしこころもどらず花の昼 三田きえ子
遠出せしごとくにたたみ春日傘 鷹羽狩行
遠出癖叱られてゐる羽抜鶏 西村蓬頭「貴船菊」
黄昏を閉戸先生の散歩かな 尾崎紅葉
温泉の宿の朝の散歩のつるでまり 高浜年尾
夏の月弟妹多き散歩かな 久米正雄 返り花
夏曉の散歩の顔の血色よき 高澤良一 素抱
花こぼすさるとりいばら遠出せり 塩川秀子
花独活や遠出の矮鶏に風生れて 竹川セツ子
海見えて真砂路遠き散歩かな 尾崎紅葉
楽屋入までの散歩や朝桜 片岡我当
菊目石ひろひたる避暑散歩かな 岩崎照子
黍に吹かれ心遠出をしてゐたり 村越化石
虚子忌今日溶岩原遠く吟行す 西村数
吟行や予期せぬ渓の河鹿笛 西本俊
吟行や落穂拾ひとあとさきに 軽部烏帽子 [しどみ]の花
吟遊や墓現われて人霞む 徳弘純 非望
空蝉を机上に置いて散歩果つ 高澤良一 素抱
鶏がいささか遠出稲架日和 片山由美子 水精
鶏の遠出してゐる葱の花 倉田武夫
鶏の遠出好きなる石蕗の花 日原傳
月の道吟遊の道にしひがし 黒田杏子 花下草上
犬の好きな散歩コースやきりん草 植木登志
犬の美醜競ふ避暑地の散歩かな 谷口桂子
犬ふぐりまでの遠出や母の試歩 中井啓子
犬老いて散歩をきらふ冬の朝 萩原まさえ
犬蓼にけふの散歩はここ迄と 高澤良一 宿好
見えてゐる海まで散歩風薫る 稲畑汀子
後園の接木を覗く散歩哉 接木 正岡子規
江戸名所吟行稽古始かな 黒田杏子
高原の銀河は低し夜の散歩 塙告冬
国喪の夜 ほら屋根裏に散歩者が 江里昭彦 ロマンチック・ラブ・イデオ口ギー
桜しべ踏んで散歩のブルドッグ 川崎展宏 冬
桜どき雀らよりも遠出せり 猪俣千代子 堆 朱
三月の旅程少しは遠出して 稲畑廣太郎
山鳩のあゆむに蹤きて避暑散歩 岸野千鶴子
散策に春夜の北斗擡頭す 山口誓子
散策の遅日の道を伸ばしけり 田原幹一郎
散策圏出でず綿虫光り飛ぶ 樋笠文
散歩から帰りさし出す松ぼくり 太田富士子
散歩して少しのぼりぬ登山道 比叡 野村泊月
散歩して紐外れきし秋のセル 百合山羽公 寒雁
散歩の杖もちて 此の日 ぶどうの雲の下 あるく(勝沼) 荻原井泉水
散歩杖二本を縁に避暑ふたリ 皆吉爽雨
散歩人行き交ひ小路帰り花 野口和子
散歩途上出合ひし犬も冬着着て 高澤良一 寒暑
散歩又七時のニユースカンナの家 上野泰 春潮
残花なほ遠出の準備してゐたる 佐々木六戈 百韻反故 冬の皺
死に神の遠出してゐる春障子 尾崎隆則
車いす積んで吟行秋高し 松田満江
蛇となり水滴となる散歩かな 富澤赤黄男
主人散歩のそりのそりと竃猫 山口青邨
秋気澄む伊能忠敬的散歩 佐々木六戈 百韻反故 初學
秋出水散歩の芝も泥の中 国久黄実
秋潮のにほふ散歩は胸張って 高澤良一 石鏡
秋日濃し縁側散歩されし縁 上野泰
秋日和散歩唱歌も忘れゐし 相生垣瓜人
春の遠出や森と水つぎつぎに 上田日差子
春暁の散歩どこかで戻らねば 小野恵美子
春暁や片足散歩の音はじまる 加藤知世子 花 季
春風のやさしき散歩車椅子 窪田佐以
春風の句を案じつゝ散歩哉 春風 正岡子規
春眠や舟遠出して着けぬ岸 吉本和子
春隣しんじつ死人と散歩せり 攝津幸彦 鹿々集
初茜犬との散歩変わりなく 青山郁子
初雲雀鳴くや常なる散歩圏 徳永山冬子
初鴨のつきし湖畔と朝散歩 小原菁々子
初吟行鉛筆もて指す洋上富士 高澤良一 暮津
初吟行大海原に出でにけり 川崎慶子
初声に驚きて且つ散策す 小川武夫
初蝉を遠くにききぬ夕散歩 内田八重子
初鴉わが散策を待ちゐたり 相生垣瓜人
商ひの遠出野遊びごころにも 宮井しづか
上の瀬に鮎釣るゝ見て漫歩かな 比叡 野村泊月
上野山余花を尋ねて吟行す 余花 正岡子規
杖を手に遠出の小径虫の宿 石川風女
杖捨てて手をふる散歩春暮るる 皆吉爽雨
杖振つて単りの散歩薔薇の朝 中尾白雨 中尾白雨句集
色足袋のまゝの遠出となりしかな 島崎きよみ
新月や箒が遠出して困る 鳴戸奈菜
新緑の名城公園散策す 籠谷充喜
森の奥ではしすしすしすひとめをしのぶ蛇性の散歩 高柳重信
神主の鶏遠出して柚子黄なり 大峯あきら 鳥道
水に沿ふけふの散歩は柳まで 矢島渚男 延年
水鳥の江に沿うて散歩眼明らか 清原枴童 枴童句集
雀隠れ母の散歩のポストまで 古賀まり子 緑の野以後
世界との距離か白バラまで散歩 坪内稔典
星涼し遊歩甲板の籐椅子に 岸風三楼 往来
青瓢ふらり散歩に出でしまま 櫛原希伊子
雪虫や犬の散歩に道ゆづる 山下喜美子
船を出て月に散歩す遊女町 月 正岡子規
選句半日遊歩半日唐がらし 百合山羽公 寒雁
早苗田や遠出の鷺に雨が来て 平井さち子 完流
霜朝のしやれた服着し犬散歩 戸沢綾乃
体育の日の雀らも遠出して 樋笠 文
大根引く畑にそふて吟行す 大根引 正岡子規
大根引く畑にそふて散歩哉 大根引 正岡子規
大露の寺前町の散歩かな 高澤良一 暮津
淡雪や子と遠出して滑台 宮坂静生 山開
朝霧に散歩の下駄の緒の緩し 高澤良一 素抱
蝶連れて狂ひしわれの遠出せり 後藤綾子
長命寺尾長遠出や初景色 村上古郷
通夜用意して秋晴を吟行す 茨木和生 倭
吊し柿文學散歩バス連ね 石田あき子 見舞籠
哲学の道沿ひ鴨も散歩する 高澤良一 宿好
冬帽を着そめぬそこら散歩にも 皆吉爽雨
藤村の墓へ散歩の落し文 伊澤織江
入学の出でゆくあとを祖父散歩 皆吉爽雨
背に腹に懐炉を入れて吟行す 筒井 淳介
梅雨晴間ぷらんぷらんと母散歩 高澤良一 寒暑
被害妄想者そこらを散歩冬の蝶 山口青邨
避暑散歩奥の院まで行かずとも 坂本杜紀郎
避暑散歩手作りジャムの小店まで 高間礼子
美濃衆と駅で落合ひ初吟行 高澤良一 随笑
百歩にて返す散歩や母子草 水原秋櫻子
文学散歩墨東に来て黄落期 長谷川かな女 花 季
漫々と散歩満天星芽を用意 清水清山
綿虫よ私と遠出してみぬか 白岩三郎
木の芽ふく十坪の庭を散歩かな 木の芽 正岡子規
木犀の花屑カレー粉めく散歩 高澤良一 石鏡
木犀を歴訪すべき散歩かな 相生垣瓜人
木苺をたうべ足らひて朝散歩 和田暖泡
餅腹を空かさんそこらまで散歩 木内悠起子
門火して西方入日にと散歩 皆吉爽雨
夜の散歩銀河の岸にそふ如し 井沢正江
野葡萄に吟遊という時間おく 佐々木洋子
遊泳の遠出試む日和かな 鈴木芋村
遊歩杖あづかられ二科の階上ヘ 日野草城
夕河岸や散歩がてらの泊り客 信太和風
夕月や遠出しすぎし蝸牛 中村明子
夕食後めあての梅へやゝ遠出 川崎展宏
夕蟇を杖にかけたる散歩かな 池内たけし
夕餉すみて濱の散歩や鰯網 鰯 正岡子規
竜宮の森を散策大海馬 高澤良一 燕音
老神父カーネーシヨンを持ち散歩 星野立子
六角堂革堂吟行始かな 黒田杏子 花下草上
藁草履みなよろこべり避暑散歩 山本さい
曼珠沙華にこゝろ置きつゝ散歩かな 五十崎古郷句集
漱石の散歩どこまでぬかごまで 坪内稔典
蜻蛉や散歩の教授細面 柴田白葉女 遠い橋
麥を蒔く畑にそふて吟行す 麦蒔 正岡子規
麥を蒔く畑にそふて散歩哉 麦蒔 正岡子規
麥を蒔く畑に出でゝ吟行す 麦蒔 正岡子規
麥を蒔く畑に出でゝ散歩哉 麦蒔 正岡子規

散歩 漫歩 遠出 吟行等 補遺

いづくへと檜の垣つづく避暑散歩 阿波野青畝
おしやべりを変へしせせらぎ避暑散歩 阿波野青畝
お迎へに来し車椅子避暑散歩 阿波野青畝
コーヒーを飲みに出るのが避暑散歩 阿波野青畝
つくづくし散歩の道の伸び縮み 鷹羽狩行
ハブをらぬ安けさ蘇鉄林漫歩 上村占魚
ぶんぶんをつけて戻りし朝散歩 後藤比奈夫
ホールよりホールヘと皆避暑散歩 阿波野青畝
よろづ枯れ散歩の父の見えたまふ 山口誓子
駅前通り子育て燕遠出して 安住敦
炎帝に追ひ返されし散歩かな 相生垣瓜人 明治草
遠出して鹿も時雨に逢ひにけり 鈴木真砂女
遠出せしごとくにたたみ春日傘 鷹羽狩行
遠出叶はぬ弁当開く運河見て 伊丹三樹彦
夏深し縁側散歩の縁側も 飯島晴子
果圃の朝ブロォチ散歩せり光る 伊丹三樹彦
街散歩人が愉快やあたたかに 高田風人子
郭公の森が散歩をつづけたり 平井照敏
寒き船上遊歩引返し引返し 三橋敏雄
寒影を伴ひたりし散歩かな 相生垣瓜人 負暄
看護婦の散歩ひらひら麦の秋 伊丹三樹彦
雁の夜や鼻を先立て散歩する 永田耕衣
牛留守の枯高原に日の漫歩 角川源義
虚子がせし縁側散歩身に入みぬ 阿波野青畝
金閣をおりて漫歩や花曇 日野草城
吟行や疑ひもなく落し文 阿波野青畝
銀漢や酔余の漫歩とゞまらず 日野草城
元日の散歩を猫に声出して 平畑静塔
虎の尾が膝がしら博つ散歩かな 阿波野青畝
後園の接木を覗く散歩哉 正岡子規 接木
沙羅双樹春の朝日の庭散歩 星野立子
散策の道に坂あり鴎外忌 上田五千石『風景』補遺
散策の歩をのばさむと春の足袋 角川源義
散策や野末に得たる月まどか 日野草城
散策圏南限樗咲かせけり 安住敦
散歩して紐外れきし秋のセル 百合山羽公 寒雁
散歩又七時のニユースカンナの家 上野泰 春潮
使ひ捨てする写真機よ避暑散歩 阿波野青畝
試験官屋上散歩大試験 山口青邨
試歩と言ひたるも可成の避暑散歩 阿波野青畝
蛇となり水滴となる散歩かな 富澤赤黄男
若葉濃し雨後の散歩の快く 杉田久女
秋日和散歩唱歌も忘れゐし 相生垣瓜人 明治草
秋風に突き当られし散歩かな 百合山羽公 樂土以後
淑気濃し乃ち衝きて散歩せり 相生垣瓜人 負暄
出戻りの美人の散歩麦の秋 日野草城
春潮や遊歩甲板きよらかに 日野草城
春風の句を案じつゝ散歩哉 正岡子規 春風
春落葉近頃会はぬ散歩翁 百合山羽公 樂土
初蝶を声援すべき散歩かな 相生垣瓜人 負暄
初鴉わが散策を待ちゐたり 相生垣瓜人 負暄
宵散歩懐中燈に霧たかる 山口誓子
上野山余花を尋ねて吟行す 正岡子規 余花
新樹等に憐まるべき散歩かな 相生垣瓜人 負暄
甚平でいづる散歩をとどめられ 水原秋櫻子 緑雲
酔うて漫歩接骨木の芽のさかしまに 山口青邨
船を出て月に散歩す遊女町 正岡子規 月
選句半日遊歩半日唐がらし 百合山羽公 寒雁
草笛や遠出せし日の遠くより 鷹羽狩行
霜消えし後蒼黄と散策す 相生垣瓜人 明治草
大根引く畑にそふて吟行す 正岡子規 大根引
大根引く畑にそふて散歩哉 正岡子規 大根引
知らぬ方敢へて行くべき避暑散歩 阿波野青畝
竹馬の遠出遠乗りとはゆかず 鷹羽狩行
朝散歩しぐるるほどのうれしさに 阿波野青畝
長命寺の尾長遠出や初景色 村山古郷
通勤に見て散策に摘む土筆 鷹羽狩行
哲学散歩みち綿虫は日和虫 平畑静塔
冬木冬木一列縦隊義足で散歩時間です 荻原井泉水
二科を出てわが遊歩杖手に還る 日野草城
二日酔金く知らぬ避暑散歩 阿波野青畝
梅雨晴や午後の屋上遊歩園 日野草城
白鳥も森林浴の散歩かな 平畑静塔
被害妄想者そこらを散歩冬の蝶 山口青邨
避暑散歩とは局へ稿搬ぶこと 阿波野青畝
避暑散歩パラボラまでは行けずとも 阿波野青畝
避暑散歩ポニーの速歩抑へたる 阿波野青畝
百歩にて返す散歩や母子草 水原秋櫻子 餘生
病快し雨後の散歩の若葉かげ 杉田久女
片道の哲学散歩枯れてこそ 平畑静塔
慕散歩目借時には非らずとも 阿波野青畝
木の芽ふく十坪の庭を散歩かな 正岡子規 木の芽
木犀の香に飽きたりし散歩かな 相生垣瓜人 負暄
木犀を歴訪すべき散歩かな 相生垣瓜人 明治草
弥陀如来鳰の遠出を戒めて 安住敦
遊歩杖あづかられ二科の階上ヘ 日野草城
夕餉すみて濱の散歩や鰯網 正岡子規 鰯
葉牡丹畑散歩圏内に見事なり 水原秋櫻子 蘆雁
立ちいでし散歩に温くき枯野かな 石橋秀野
廊下散歩降り出して梅雨はじまるか 大野林火 月魄集 距和五十七年
脇部屋は古き遠出の夏の戀 三橋敏雄
涸池を散歩袖ふれ合はざるまま 永田耕衣
筍香を覚ゆべきなる散歩かな 相生垣瓜人 負暄
鵙聞いて散歩の杖を一振りす 山口誓子
鵙聞けば散策のわが胸進む 山口誓子
麥を蒔く畑にそふて吟行す 正岡子規 麦蒔
麥を蒔く畑にそふて散歩哉 正岡子規 麦蒔
麥を蒔く畑に出でゝ吟行す 正岡子規 麦蒔
麥を蒔く畑に出でゝ散歩哉 正岡子規 麦蒔

以上

by 575fudemakase | 2018-07-12 08:41 | 無季 | Trackback | Comments(0)
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俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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