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シャツ

シャツ

L寸シャツ干され向日葵隠れがち 品川鈴子
Tシャツで足りる暮らしつくつくぼうし鳴く 富川侑子
Tシャツに乳房が硬しソーダ水 角川春樹
Tシャツの袖は半島力瘤 塩見 恵介
Tシヤツを買いに行く空明け易し 小野裕三
Tシヤツ売る片陰白き問屋街 松崎鉄之介
Yシャツはあくまで白や神の留守 星野麥丘人 2001年
お昼頃ラクダのシャツの干されけり 波多野爽波 『一筆』以後
かなかなや洗ひ縮めてシャツ固し 松倉ゆずる
カナディアン・ロッキーの西日赤シャツに 高澤良一 ぱらりとせ
かの人のシヤツ干されある椿かな 岸本尚毅 選集「氷」
かぶりて脱ぐシヤツが隠せし地虫のこゑ 榎本冬一郎 眼光
キャンプ張る家族揃ひのシャツを着て 宮田俊子
きりり白シャツその目の澄みに罪とは何 栗林一石路
クレエプのシャツで高階より降り来る 下村槐太 天涯
さきがけの白シャツ島の郵便夫 茂里正治
ジーンズとTシャツそれに烏賊も干す 今瀬剛一
しまうまがシヤツ着て跳ねて夏来る 富安風生
シヤツぬいで寝る夜帰雁のわたりけり 大野林火 冬雁 昭和二十一年
シャツの絵の歪める時計巴里祭 中戸川朝人 星辰
シャツの胸LOVEと染められ天高し 岩崎照子
シャツの群初発ケーブル山上へ 右城暮石 句集外 昭和二十九年
シヤツも汗だく老石工の怒り肩 石橋林石 『石工日日』
シャツ乾くまでの裸と合点す 佐藤裸人
シャツ乾く間を深々と三尺寝 松浦敬親
シャツ乾く時間 釣餌を漁りもする 伊丹三樹彦
シャツ乾く樹雨染とも思ひしに 林翔
シヤツ干して五月は若い崖の艶 能村登四郎
シヤツ干すや竿の一方蝉鳴く木ヘ 大野林火 青水輪 昭和二十四年
シヤツ干すや焼け跡の夏にはかなり 榎本冬一郎 眼光
シャツ干せば炎天の富士も夫もあはれ 殿村 莵絲子
シャツ雑草にぶつかけておく 栗林一石路
シャツ縞と鎖骨水平 巴里祭 伊丹三樹彦
シャツ赤く来しが枯葉に鞭鳴らす 篠田悌二郎
シャツ洗う夜々 お馴染みの守宮の顔 伊丹三樹彦
シャツ脱いでゆらりと生きる木の芽どき 寺萩文祐子
シヤツ脱げば体中に地虫鳴くごとし 榎本冬一郎 眼光
シャツ通す冷気朝霧湧き止まず 高澤良一 素抱
シャツ売がゐて不忍の枯きざす 岡本眸
シャツ白く干し渋民の蛇苺 鈴木太郎
シャツ白く帰省の青年 鱶かわく村へ 伊丹公子 メキシコ貝
シャツ白し少年の喉鋭角に 白石菊代
シャツ薄くも遺影着流し昨日のごとし 古沢太穂 火雲
とうふ売るため真白なシャツを着る 南利一
なまぬるいシャツを脱ぎ十三夜かな 池田澄子
ひらとYシャツ葉桜の昼餉どき 岡本眸
ブランドのTシャツを着て案山子翁 宮本ひかる
またしても夜干しのシャツの生がわき 佐藤鬼房
もう文無しのローマ 一夜でシャツは乾く 伊丹三樹彦
やはらかき芙蓉・あさがほ・シャツの裾 正木ゆう子 静かな水
ユニクロのTシャツ桜がさねとす 田邊香代子
ヨット操る男サルビア色のシャツ 高澤良一 素抱
ラグビーのシャツ洗われている頃か 田中いすず
レタス噛む寝起き一枚のシャツ纏ひ 堀 風祭子
わが白シャツ善意の雲に遠まかれ 桜井博道 海上
わが八十水色のシャツ牡丹の前 細見綾子
案山子見る男チェックのシャツを着て 高澤良一 ももすずめ
衣枚竹のシヤツ風簷に廻る~ 日野草城
遺されしシヤツに残りし花の種 諸田登美子
稲田の上にわがシャツも浮き夜明けの車窓 金子兜太
引き剥がすやうに脱ぐべし汗のシヤツ 岩田由美
雨あびしシャツがちぢむや深緑に 古沢太穂 古沢太穂句集
雲の峰シャツ干してある分教場 岩永はるみ
雲雀の血すこしにじみしわがシャツに時経てもなおさみしき凱歌 寺山修司
雲白へ泣きじやくる吾子シヤツ干す妻 飴山實 おりいぶ
泳ぐ子のシャツたたみ置く江津の橋 林 カツ子
炎昼を縞シャツの縞歪め来る 山田弘子
炎昼を縞シヤツの縞歪め来る 山田弘子 螢川
炎天へ出て行くおろしたてのシャツ 倉岡けい
煙突が塗りつぶす空白シャツ購う 穴井太 穴井太集
温めシャツに友の香皮膚を借りしやう 香西照雄 素心
夏シヤツといふ一布衣に胸つつむ 伊藤白潮
夏シャツに背骨浮きでる操舵室 大石雄鬼
夏シヤツのみんな大学前に下車 石垣青☆子(うまや)
夏シャツの駅の三人掛木椅子 梅田津(銀化)
夏シャツの胸ポケットに何もなし 西村和子 夏帽子
夏シャツの胸少年となりにけり 高橋悦男
夏シャツの衿糊きかせ復職す 木下悦女
夏シャツの若き肩甲骨大き 藤田 宏
夏シャツの人等の中に見つけたる 西村和子 夏帽子
夏シャツの白さ深夜の訪問者 野見山朱鳥
夏シャツの片手のなきは惨に過ぐ 田川飛旅子
夏シヤツの片手のなきは惨に過ぐ 田川飛旅子 花文字
夏シャツの目の廻る縞の間隔 須川洋子
夏シャツまくって 見えない敵を白紙に描く 伊丹三樹彦
夏シャツまくつて 見えない敵を白紙に描く 伊丹三樹彦 樹冠
夏シャツや金の寝台つま立ち見て 小池文子 巴里蕭条
夏シャツをカサブランカのやうに着て 行方克巳「祭」
夏シヤツをざぶざぶ明日へ夢つぎつぎ 岡本眸
夏痩せの神父午後よりシャツ姿 大島民郎
夏痩の神父午後よりシヤツ姿 大島民郎
果樹園がシャツ一枚の俺の孤島 金子兜太
果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 金子兜太
果樹園がシャツ一枚の俺の孤島 金子兜太 金子兜太句集
果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 金子兜太(1919-)
火薬庫跡にシャツの一竿南吹く 諸角せつ子
花冷えにまくりしシャツの袖おろす 高澤良一 石鏡
海神の虜となったか 吊りシャツ揺れ 伊丹三樹彦
開襟シャツ長旅の肘よごれやすし 成瀬桜桃子 風色
街薄暑すこし固目のシャツの衿 河野路子
蛙にあふ今日おろしたるシャツを着て 茨木和生 木の國
郭公や男合せのシャツを着て 内田美紗 誕生日
学生楽団白シャツ満ちて楽噴き出す 大串 章
学生楽団白シヤツ満ちて楽噴き出す 大串章
学生寮窓にシャツ干し小鳥来る 中島美也
鞄提げ洋傘かずくシャツも黒 三谷昭 獣身
寒の日陰シャツがつぶやく妻のように 大井雅人 龍岡村
干シャツ純白 墓山負うて 飄飄と 伊丹三樹彦
汗くさき肌着ステテコシャツの山 高澤良一 鳩信
汗シャツがもう一枚の皮膚となる 藤原与志子
汗のシャツに指揮者の腕章たじろぐなよ 赤城さかえ句集
汗のシャツぬげばあらたな夕空あり 宮津昭彦
汗のシヤツぬげばあらたな夕空あり 宮津昭彦
汗のシャツぬげばわが身に軽さあり 桜庭梵子
汗のシャツ羽化のごとくに脱がせけり 小板橋初子(やまびこ)
汗のシヤツ脱ぎつ一語にこだはりをり 榎本冬一郎 眼光
汗のシャツ脱ぐよ男の意地脱ぐよ 奈良文夫
汗臭きシヤツに秋風四方よりす 飴山實 『おりいぶ』
岩角にかけてシヤツ干す葛の花 堀口星眠 営巣期
顔入れて冬シャツは家の匂ひする 秋元不死男
顔入れる昨日のシヤツのうすしめらへる 篠原梵 年々去来の花 皿
祇園祭シャツと注射の空気抜く 松本恭子
玉の緒よラクダのシャツの様な恋 鈴木令子
禁欲の日々夏シャツを海へ干す 有馬朗人 母国
啓蟄のシャツのはみ出す脱衣箱 富沢秀雄
形状記憶シャツ表示ラベルに(新素材) 大井恒行
肩組んでシャツはばたくよ大南風 西村和子 夏帽子
原色のシャツに横文字終戦日 西尾照子
原爆忌私の形に乾くシヤツ 早川翠楓
源流にゐて夏シャツの筋目たつ 大石雄鬼
舷に白シヤツ干して船修理 津田清子
固しぼりの夏シャツ解き干す船工の妻 平井さち子 完流
糊ききし未婚の白シャツ兜虫 柴田白葉女 牡 丹
糊こはきシャツ着て花火見にゆける 細見綾子
虎杖や干されどほしの父のシャツ 廣瀬直人
光り過ぎるシヤツのボタン矢代もう夏だ 北原白秋
向日葵に少年のシヤツ一つ一つ 宮坂静生 青胡桃
工事現場の白シャツ腕も首もなし 成井恵子
広島や昼真空となる白いシャツ 神山姫余
更衣して水色のシャツ着たし 細見綾子
黒きTシヤツ晩夏の男になりきつて 能村登四郎
黒シャツをまとひて合歓の花かげに誰待つとなく一日暮らす 杉原一司
鮭色のシャツ着て春を惜みけり 草間時彦
山上に抛る白シャツ雲となれ 荒川文雄 『銀河』
子のシヤツを借りてだぶだぶ今朝の秋 都筑智子
子の前に冬シャツ脱ぐとおどけをり 加藤秋邨
子へ太る桃よ袋はシャツに似て 香西照雄
子へ太る桃よ袋はシヤツに似て 香西照雄
子へ太る桃よ袋はシャツに似て 香西照雄 対話
師へ馳すや脱穀のシャツ脱ぎ捨てて 菅沼義忠 『早苗饗』
支障なし子と冬シャツを違え着ても 安住 敦
湿原をめぐる白シャツ花めくも 松崎鉄之介
芝草に夏シャツの花女学生 佐藤知敏
若者のTシャツの絵を判じをり 能村登四郎
秋の踏切越す休日の白きシャツ 古沢太穂 古沢太穂句集
秋草やシャツの中まで山の風 藤井愛子
春風や木綿のシヤツの縞模様 岩上奎子
純愛の友よ下宿にシャツを吊る 林桂 銅の時代
初夏や小さき順にシヤツを干し 原田蓮江
初河鹿乳首がシャツの絹感じ 鈴木明
女生徒の白歯白シャツ 朝燕 伊丹三樹彦
小鳥来る洗ひ晒しの木綿シャツ 杉田和男
少年の黄のシャツ酸ゆし牛膝 児玉悦子
少年の夏シャツ右肩裂けにけり 中村草田男
少年の夏シヤツ右肩裂けにけり 中村草田男
少年の夏シヤツ白き遠眼鏡 遠藤梧逸
少年憂国白シャツ汗で透きとほり 香西照雄
象徴天皇御田植のシャツ真白なり 佐藤 健
寝台は星明りシャツを窓に乾す 三谷昭 獣身
心軽くなる夏シャツの胸はだけ 行方克己 無言劇
深羊歯の森で 干乾らぶ 漁師のシャツ 伊丹公子 メキシコ貝
人白シヤツ林中野分吹き抜くる 野澤節子 未明音
数枚の干シャツ窓に月の宿 岡本眸
正視され しかも赤シャツで老いてやる 伊丹三樹彦
聖書説かるシャツの上からも蚊に刺され 川口重美
西日の帰帆腋を黄色のシャツを干す 中戸川朝人 残心
青空市冬シヤツの山崩し選る 奈良文夫
赤シヤツがひらりひらりと鳥威 阿波野青畝
赤シャツで仲見世歩く傘雨の忌 河口義男
赤シャツのぼく 豆粒化 蕨山 伊丹三樹彦
赤シャツの甲斐なき男 彼岸花 伊丹三樹彦
赤シャツの夫を信じて鯊も釣る 百合山羽公 樂土
赤シヤツはざらの世となり漱石忌 井原久子
赤シャツを着て秋晴れを来りける 細見綾子
赤道下 赤シャツばかり漁るとは 伊丹三樹彦
雪の地へ滴るシャツは罰すべし 津田清子
雪の地へ滴るシヤツは罰すべし 津田清子 礼拝
雪白へ泣きじやくる吾子シヤツ干す妻 飴山實 『おりいぶ』
先月のシャツ東より生還す 稲葉百穂
洗ひ足るシヤツの白さに花菜風 久米正雄 返り花
船虫や船尾に饐えしシャツ干され 長谷川エミ
素肌には彼の匂ひのシャツを着る 深沢頼子
総身の汗を脱ぐなりシャツを腹ぎ 鷹羽狩行
草刈汁染むシャツ 風にめくれて 臍 伊丹三樹彦
草苅の赤き肌シヤツを破り出る 細谷源二 砂金帯
装束の下にTシャツ秋遍路 斎藤宣子
走りゆく蝿のとまりしシャツの背 三澤治子
贈られしシャツ着ておどけ父の日や 川村紫陽
大きめの夏シヤツすぐに風溜る 伊藤政美「天の森」
大青田白シャツ農夫微かなり 山口誓子
凧の窓シャツが乾いて棹はしる 川口重美
脱ぎしシャツ汗ずつぽりと生身めく 笠原ひろむ 『棕梠の花』
脱ぎしシャツ振りサッカーの勝者たり 小澤實
脱ぐシヤツの中で笑ふ子雲の峰 冨田正吉
脱ぐ冬シャツ子には父臭からむ 伊丹三樹彦
谷地渡る風に白シャツはためかせ 高澤良一 燕音
男が着て赤シャツ種蒔きはじまりぬ 寺田京子 日の鷹
男来て海の匂いのシャツを脱ぐ 岸本マチ子
着てみたきものに赤シャツ漱石忌 浜中秋雄
着通して 喪服も三日目の白シャツ 伊丹三樹彦
昼からはラクダのシャツの干されあり 波多野爽波
通る電車白シャツぎつしり充ちて過ぐ 山口誓子
鶴の本読むヒマラヤ杉にシャツを干し 金子兜太
天高しシャツ翻る大家族 落合真理子
冬シャツか死出の衣か知らねども 京極杞陽
冬シヤツに緊められこころ沖もとむ 能村登四郎
冬シャツの十字架干しに山日射す 本宮鼎三
冬シャツ乾く運河と熔鑛爐の間 中島斌男
冬シャツ抱へ非運の妻が会ひにくる 秋元不死男
冬はじめ男のシャツを買ひ足して 斉藤淳子
冬来るかつづれシャツぬちのわれら若し 小池文子
冬鵙や高干をして男シヤツ 遠藤梧逸
凍天へ干すは磔刑男シヤツ 津田清子
島べりの道白シャツの疾駆つづく 山口誓子
湯上りにまた着るシャツや行々子 草間時彦
頭よりシャツ脱ぐ農夫秋日和 山口誓子
南風南から来たシャツを着る 園田三四郎
日を得ては寒烏賊を干しシャツを干す 木村蕪城 寒泉
日焼子のTシャツ肩を外れをり 関口謙太
濡れ髪の上よりらくだのシャツ着込む 高澤良一 暮津
脳ほぐれて赤シャツ雪年小躍りゆく 金子兜太
農夫白シヤツあくまで西日永くせり 野澤節子 未明音
梅寒し硝子戸の中シャツ干され 岡本眸
白きシャツ桜青葉が青そゝぐ 細見綾子
白シャツで勤めて退けて没個性 伊丹三樹彦
白シャツに入れば杉山にほふなり 太田土男
白シャツに熱きアイロン原爆忌 田中美津子
白シャツのカラーの固き反抗期 下山宏子
白シヤツの胸張り下る阿蘇春風 松崎鉄之介
白シャツの子が讃美歌習ふ安息日 下村ひろし 西陲集
白シャツの吹かれて渡る橋ながし 長谷川 櫂
白シャツの背にとまりたりしじみ蝶 細見綾子
白シャツの簗守 頑と 振り向かない 伊丹三樹彦
白シャツはカルダンと決めコンサート 大村フサエ
白シャツを汚さじと着て農夫老ゆ 細見綾子
白シヤツ漁師海底にもう一人 平畑静塔
白昼と同色のシャツ法隆寺 進藤一考
白南風や漁船にTシヤツ干されあり 島田和子
白百合とわが白シャツの肩ふるる 京極杞陽
白蓮白シャツ彼我ひるがえり内灘へ 古沢太穂
白蓮白シヤツ彼我ひるがえり内灘へ 古沢太穂
白蓮白シャツ彼我ひるがえり内灘へ 古沢太穂 古沢太穂句集
薄赤きシヤツなど着つつ小正月 八木林之介 青霞集
爆忌のシャツ 死に損いの 汗濡れの 伊丹三樹彦
麦刈にききと生徒らシヤツ白し 大野林火 早桃 太白集
麦秋や関守の家シヤツ干して 細見綾子
麦秋や関守の家シャツ干して 細見綾子 黄 瀬
肌寒やわが着る軍の黄土シヤツ 日野草城
被爆者忌脱ぐ汗のシヤツ裏返る 三橋敏雄
肘のあたりシヤツほころびし余寒哉 寺田寅彦
百穴の白シャツばかり吐きにけり 中山砂光子 『納沙布』
貧に暇なし夏シヤツは日々汗にほはす 松崎鉄之介
夫のシャツ乾く冬芽にふれながら 渡辺悦子
夫の脱ぐ白シヤツ世塵まみれかな 梅里全子 『祝矢』
父と子とお揃ひのシャツ文化の日 五ノ井知加子
父の日の百弗シャツと言ふがあり 百合山羽公 樂土以後
風に帆となる夏厚シャツの老ルンペン 平畑静塔
風のシヤツ背に逆立ててべらを釣る 橋本鶏二
文化の日形状記憶シャツ干せり 高澤良一 宿好
文化祭シヤツを林檎の枝に垂らし 飯田龍太
文相も柄シャツ 独立旗飾る館 伊丹三樹彦
抱いた書類が一日の枷 白シャツ氏 伊丹三樹彦
蜂に憑かれ赤シャツ逃げる枯芦原 西東三鬼
北風に振るシャツ 移民船 徐々に加速 伊丹三樹彦
棉シャツの着心地に居り遠き雷 岡本眸
網シャツに秋風立つよ鰻番 百合山羽公 寒雁
夜の秋の舞楽をならふシヤツ白し 大島民郎
夜濯ぎのシャツに近寄る牧の馬 岩淵喜代子
野遊びのシャツに胸あり蝶とまる 岡井省二 明野
夕焼けてゐたりしシャツを今日著て出ず 川口重美
夕立をかはす男のシャツの中 黛まどか
揺れやまぬ夜干のシャツに牧の馬 岩淵喜代子 螢袋に灯をともす
雷雲やシャツを括りし大漁旗 関口祥子
裏毛シヤツ背にねばりだす麦手入 大熊輝一 土の香
猟期果つ真紅のシャツを風に吊り 菅原多つを
緑蔭に干すTシャツの文字は愛 行方素芳
林間学校木と木をつなぎシャツ乾く 青柳志解樹
丼もシャツも机の今年かな 川崎展宏
棕櫚咲いてシャツ・パンツ・ココロよく乾く 池田澄子 たましいの話

以上

by 575fudemakase | 2019-03-18 18:39 | 無季


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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