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【苗木 苗木市】

【苗木 苗木市】

いま植えし苗木や影の雲動く 徳弘純 麦のほとり
えり挿して苗木畑を見にゆけり 飯田龍太
きんかんの苗木きんかん十ばかり 若林 かつ子
そこに今置きし苗木の見当らず 右城暮石 句集外 昭和四十三年
その後すこやか苗木も萌ゆる地に馴染み 飯田龍太
ぬかるみもしみじみ苗木村のもの 後藤比奈夫
はくれんの咲ける花ある苗木かな 中村汀女
ひよどりの群れに苗木のうめもどき 飯田龍太
ぶたう苗木寸土に植ゑて子とゐる日 古沢太穂
ぶだう苗木寸土に植ゑて子とゐる日 古沢太穂
ぶどう苗木寸土に植えて子といる日 古沢太穂 三十代
よく売れて柑橘類の苗木かな 高澤良一 寒暑
リア王を好きな娘と苗木撰る 矢島渚男 梟
わが影の濃くおくところ苗木植う 上村占魚
移り住む家もあらなく苗木植う 上村占魚 球磨
一泊の旅の荷にして苗木買ふ 稲畑汀子
一本の苗木を老はとみかうみ 中村汀女
牡丹寺より牡丹の苗木提げ 依光陽子
牡丹苗木三株を植え此の日大会へ参る 荻原井泉水
芽吹き競ふさまに苗木や畑打つ 碧雲居句集 大谷碧雲居
芽苗木の名を今聞いていま忘る 伊藤白潮
街を去る苗木の土のこぼれつつ 飯田龍太
金婚の彼方ありとて買ふ苗木 赤松[ケイ]子
熊のごと往き来し苗木を物色す 高澤良一 暮津
継ぎ目あとしかと桜の苗木かな 高澤良一 素抱
見返りは求めぬ苗木植ゑにけり 小暮彦一
紅梅の苗木ばかりの花ざかり 飯田龍太
購買欲くすぐる苗木は花散る里 高澤良一 暮津
桜桃の苗木植ゑ足し農を継ぐ 金子三郎
三年たてばは とにかく桃の苗木の花として買う 荻原井泉水
山の雲一人占めして苗木植う 鈴木やす江
山梔子の苗木といふを餞別に 山田弘子 螢川
山茱萸咲く空蒼くぬれ苗木村 大熊輝一 土の香
散骨の寄る辺の桜苗木かな 菊池志乃
市の花の苗木をもらふみどりの日 佐野たけ子
師の恩のふかき苗木を植ゑにけり 近藤彦三郎
次の世も夫婦で居たし苗木植う 鋤柄ふみ
実山椒これは雌かと苗木指し 高澤良一 暮津
車ずれしたる苗木を惜みけり 木蓮寺
車中徐々に混みけり柚子の苗木もち 能村登四郎
主婦らしくなりぬ苗木の市に来て 喜成緑水
春の水苗木の桃の花盛 大谷句佛 我は我
春の日の苗木の村の上にあり 秋畑まきこ
春昼の古葉を掃くや苗木山 松村蒼石 寒鶯抄
春夕焼水に苗木の根を滌ぎ 飯田龍太
初薬師売れぬ苗木を糶つてゐる 嶋崎楓峰
初薬師苗木に隣る農具市 中沢文次部
小粉団の一毬咲いてまだ苗木 山田弘子 螢川
常命の明日判らねど苗木植う 落合由季女
植札より大き苗木の値引札 川村紫陽
植物園苗木車を通しけり 石田勝彦 秋興
植林の弁当を負ひ苗木抱き 青柳志解樹
青天や植ゑし苗木を聳えしむ 徳永山冬子
足長の金髪少女苗木撰る 北市都黄男
大宇陀の桜の苗木散りそむる 飴山實 次の花
柱穴に植ゑし苗木や内裏あと 大島民郎
頂に湧く雲白し苗木植う 橋閒石 雪
辻の雨市のあまりの苗木立つ 水原秋桜子
土に濡れ残して去りし苗木売 鷹羽狩行
土の香の立つを親しと苗木植う 稲畑汀子
土塊に語りかけつつ苗木植う 福永みち子
農家ともあらず苗木屋ともあらず 後藤比奈夫
配られし桑の苗木をひつさげて 津村直則
買ひて直ぐ担ぎて戻る棒苗木 野沢しの武
白樺の苗木植うるや丘の上 三宅優子
八方に陽をひろげゐる苗木売 福田甲子雄
発送の牡丹苗木は横浜まで 高澤良一 宿好
苗代に苗木漬クるや吉野人 松瀬青々
苗木かじかむ赤い教育などとは 堀井春一郎
苗木つきさして花どきの桜である此の道 荻原井泉水
苗木より育て上げたる松の花 渡辺寿栄子
苗木植うこころ決めたる吾子の手で 永野由美子
苗木植うすぐ風に耐ふ姿かな 山内山彦
苗木植うひとのあやぶむからだして 蝶衣句稿青垣山 高田蝶衣
苗木植う故里の山踏みしめて 川崎俊子
苗木植う三百本を担ひし背 高橋和恵
苗木植う山を昔に返すべく いのうえかつこ
苗木植う父なき山に跪き 小林久雄
苗木植え妻が稚くなる日暮れ 斉藤白砂
苗木植ゑをりしところへ笑つて客 後藤夜半 底紅
苗木植ゑ指折る子の年夫の年 武田みさ子
苗木選る千年杉の種といふ 三浦のぼる
苗木束なつかしき香の夕めきし 飯田龍太
苗木置く明治の校舎がらんどう 原裕 葦牙
苗木買ふその産土の土つけて 鈴木鷹夫 渚通り
苗木買ふ財布の紐をくるくる解き 長谷川双魚 風形
苗木売り夕餉の灯色遠く見て 桂信子 遠い橋
苗木売る市立つ即ち散財す 高澤良一 暮津
苗木売安物ばかり売り急ぎ 石塚友二
苗木売来てさみどりを地へほどく 金箱戈止夫
苗木畑ひとたび消えし夕日さす 佐野美智
万全を期し買ふ苗木一つは予備 高澤良一 暮津
満月の或夜苗木の花ざかり 飯田龍太 山の木
夢にまで尋ねし苗木植うるなり 山口笙堂
霧深し補植の苗木火山灰に埋め 橋本鶏二
木曾川の出水を苗木城趾より 松本たかし
木曽川の出水を苗木城趾より 松本たかし
門川に浸す苗木も市の前 塩谷はつ枝
裏富士に今日の苗木の店仕舞ひ 飯田龍太
臨済の門を借りたり苗木売 藤田湘子 神楽
蕾つく梅の苗木や霜柱 霜柱 正岡子規

おもちやのラッパ雨に鳴らして苗木市 高井北杜
きんかんの実のこぼれをる苗木市 飴山實 花浴び
くくられしところに蕾苗木市 倉田絋文
すぐ通り抜けてしまひし苗木市 堀川炭舟
どの顔も風を楽しむ苗木市 源鬼彦
ネクタイをゆるめて覗く苗木市 平野無石
ボールペン売も出てをり苗木市 加倉井秋を 午後の窓
みづうみの端が見えをり苗木市 藤田あけ烏 赤松
めんどりの盗みあるきや苗木市 北村仁子
わが庭のごとく巡れり苗木市 中島郁子
雲ひとつ鳥居ひとつの苗木市 藤田あけ烏 赤松
奥多摩の山見えてゐる苗木市 皆川盤水
乙女椿緋乙女椿苗木市 西本一都 景色
何もせぬ女がをりて苗木市 藤田湘子 去来の花
蛙田を見さくる辻に苗木市 水原秋櫻子 殉教
眼が合いて心読まれし苗木市 山田照子
金策の目で苗木市通り抜け 波多野爽波
見る妻と買ふ気の夫や苗木市 藤野佳津子
五年後の丈聞いており苗木市 山縣輝夫
護摩けむり浴びきて苗木市に居る 波多野爽波
校庭に降つて湧きしや苗木市 鷹羽狩行
坂道を犬下りてくる苗木市 西山貴美子
三井寺の大苗木市今日終る 高野素十
山の汽車噎びて発てり苗木市 宮坂静生 春の鹿
山茶花にほつほつ花や苗木市 高橋守
山町の一と日賑ふ苗木市 石原清華女
山門に五智如来下に苗木市 山口青邨
時計塔立ちて萎えゆく苗木市 萩原麦草 麦嵐
耳馴れし声あり苗木市に来て 千田一路
春蝉や沼へ坂なす苗木市 藤田湘子
初音せり苗木市立つうしろより 水原秋櫻子 緑雲
少年に虚しき日あり苗木市 鈴木六林男 *か賊
城壁に看板立てて苗木市 平澤弘美
青空に羽毛の月出て苗木市 桜井博道 海上
大杉の雪とけてゐる苗木市 飯田龍太
地のぬくみ月にもありて苗木市 角川春樹
釣銭に土のまじれる苗木市 白岩 三郎
灯の入りて又値のかはる苗木市 岡本まち子
灯を入れてまた値のかはる苗木市 岡本まち子
銅像のうしろ向きなる苗木市 池田弥生
日曜の駅前広場苗木市 中澤洋子
買ひさげし棒のごときも苗木市 皆吉爽雨 泉声
買ふ客と見抜かれてをり苗木市 今井田敬子
鉢伏の峰の雪痩せ苗木市 矢島やちゑ
百万石城下の苗木市混めり 岡部六弥太
苗木市いづこの水を引き来しや 藤田湘子 神楽
苗木市すみたる露路の土匂ふ 清崎敏郎
苗木市どこも入口どこも出口 北野民夫
苗木市ぬかるみ跳んで客となる 中村房子
苗木市ひとりで持てぬ物を買ふ 岩下謐子
苗木市めぐりを老のはじめとも 長谷川双魚 『ひとつとや』
苗木市ゆふかぜ城を淋しうす 藤田湘子
苗木市安物ばかり売れ急ぎ 石塚友二
苗木市雨の白佗助を買ふ 金田咲子 全身 以後
苗木市雲を眩しきものとして 木村蕪城
苗木市熊本言葉荒荒し 高野素十
苗木市熊本言葉荒々し 高野素十
苗木市紅梅しるく咲きにけり 石原舟月 山鵲
苗木市山の匂ひの樅を買ふ 小林黒石礁
苗木市春の粉雪となりにけり 西島麥南 金剛纂
苗木市丈なすものは凭れ合ふ 水田光雄
苗木市身代り閻魔遠にらみ 角川源義
苗木市素通り母の風邪見舞 本田豊子
苗木市蝶の止まりし鉢を買ふ 横畑順美
苗木市鳥の来る木を求めけり 千葉宣峰
苗木市沈丁の香に搦まるる 百合山羽公 樂土
苗木市売れ残るもの芽吹きけり 伊藤伊那男
苗木市風に傷みし芽もまじる 大熊輝一 土の香
苗木市棒のごときを購へり 手塚美佐
苗木市夜空青くて風の音 大野林火 飛花集 昭和四十四年
苗木市柚も蜜柑も花さきて 高野素十
苗木提げなほも見てをり苗木市 中西咲央
風つめたくて出口らし苗木市 山尾玉藻
別れ来し人にまた遭ふ苗木市 川村紫陽
抱き上げし子の足くびれ苗木市 皆吉司
名のよくて苗木市あり長命寺 森澄雄
餅搗きもして苗木市賑ははす 大熊輝一 土の香
夜を経たるひかりの中の苗木市 長谷川双魚
夜を経たる光りの中の苗木市 長谷川双魚 風形
夕の鐘苗木市場の裏手より 飯田龍太
夕風は冷ゆる一方苗木市 大峯あきら 宇宙塵
夕冷えの湖となりけり苗木市 藤田湘子 途上
幼ごゑ一つ走れり苗木市 原田喬
楼門に立てかけもして苗木市 藺草慶子
陋巷に巨木の苗木苗木市 山口青邨

以上


by 575fudemakase | 2020-02-12 08:14 | 無季


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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