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【流木】

【流木】

いま掛けいし流木が点灘春寒 古沢太穂 捲かるる鴎
ウインドサーフィン倒帆流木より淋し 熊谷愛子
こんこんと眠る流木四月尽 秋澤猛
ささくれの流木を焚き雁供養 赤司一声
たはむるゝとは流木を獺祀る 岡井省二 鯨と犀
つながれて流木梅雨になじみけり 長谷川双魚 風形
どの流木も故郷消して着く新宿 鷹島牧二
ドラムのやうな流木の秋旱 廣瀬直人
ぶつかりあう流木決して離れないために 田邊香代子
みづうみがあげた流木秋の声 川崎展宏
よしきりや流木雲を引きつれて 木田千女
暗緑光あつめ流木上下動 三谷昭 獣身
磯遊びこの流木の唐変木 鷹羽狩行
稲光流木はいつ起ち上る 津田清子
雨が洗う流木は腕夏去る川 大井雅人 龍岡村
泳ぎ来し蛇流木に顎托す 太田 嗟
炎天のくすの木すでに流木めき 穴井太 天籟雑唱
炎日の流木挽けりふぐり揺り 能村登四郎 合掌部落
奥多摩の流木鷹になるといふ 沼田巴字
沖に出し流木に雪殺到す 鷹羽狩行
沖みつむ座の流木も冬に入る 宮津昭彦
沖忘れたる流木に水仙花 服部嵐翠
河原は誰の母胎流木ごと渇き 楠本憲吉 孤客
海女小屋を閉づ流木を扉に凭せ 津田清子
海晩夏流木躍りくるにあふ 田村了咲
雁風呂に流木の火のやはらかく 岩渕玉枝
朽木いま流木となり夜の霧 桂信子 草影
魚死して流木にまじる梅雨鬱々 能村登四郎
結氷圏流木に星流れつく 河合凱夫 飛礫
月からの流木その他ありにけり 五島高資
月の海大流木を打ち上ぐる 松尾隆信
月明き浜に流木曳きしあと 上田五千石 田園
見て言はず秋の流木白すぎて 岡本眸
元日の夜を流木の谿泊り 秋元不死男
砂丘冬火へ流木を曳きしあと 大岳水一路
山鯨谷には流木の白骨 金子兜太
山眠り流木砂に埋れをり 大峯あきら 鳥道
汐上げてゐる流木の秋ぐもり(桑名) 細川加賀 『生身魂』
鹿のかたちの流木空に水流れ 金子兜太 蜿蜿
蛇泳ぎつき流木の熱かりき 清水径子
秋の浜流木を目に収むのみ 高澤良一 寒暑
秋蝶に流木古りて波かぶる 堀口星眠
秋風や流木のこる藪のなか 大峯あきら
秋落日岩塊流木荒れしまま 福田蓼汀 秋風挽歌
出水禍の流木を積み通行止 西本一都 景色
春を待ち流木に魚刻み込む 有馬朗人 母国
春暁の流木おのれぶつけをり 脇本星浪
春惜しむ砂丘にわれと流木と 鷹羽狩行
初日影流木はたちあがらむと 金尾梅の門
小烏瀬や流木に雪積む速さ 能村登四郎
心うごくとき流木のながれ初む 石橋辰之助
新しき流木夏の夕餉どき 飯島晴子
誓子忌の流木ひろふ風の中 丹沢亜郎
青梅雨や流木に知るものゝ果 能村登四郎
石・流木秋めく白にあばれ川 大熊輝一 土の香
雪しろの堰流木をさかしまに 野澤節子 八朶集
雪のせし流木岩にはさまりぬ 川端茅舎
川狩や流木の火を育てつつ 藤原たかを
送り火のあと流木を焚きにけり 七田谷まりうす
霜の砂原流木に石置く人の子誰 金子兜太
多喜二忌や流木になほ枝と皮 鷹羽狩行
打上げし流木朝日があたためる 桜井博道 海上
男鹿に冬ながし白の流木群 能村登四郎
男鹿に冬ながし白皙の流木群 能村登四郎 合掌部落
男鹿の冬子は流木を曳きあそぶ 能村登四郎
潮浴の浜流木に手足あり 山口誓子
蝶蹤いて薄暮流木の端見ゆる 加藤秋邨
天に秋燕流木木屑湖を蔽ひ 福田蓼汀 秋風挽歌
冬の川流木は押す力持つ 吉川綾子
冬の流木けむりあはねば生きられぬ 栗林千津
冬海に尾鰭ほしがる流木たち 能村登四郎
冬渚目をうるませて流木拾ふ 細見綾子
日盛りや流木いろの港まち 福田甲子雄
日曜干潟へみな流木となりたくて 高野ムツオ 陽炎の家
波冴ゆる流木立たん立たんとす 山口草堂
白鳥よ流木冬へ垢じみて 赤尾兜子 歳華集
父の日の大流木を海へ押す 百合山羽公 樂土以後
風垣に組む流木は砂こぼす 佐藤ちさと
貌佳鳥かも流木谷に漁るは 上田五千石『琥珀』補遺
北辺の霧流木はわが墓標 津田清子
明易や流木拾ふ人こぞる 蝶衣句稿青垣山 高田蝶衣
木が枯るる流木の日を夢見ては 鷹羽狩行
木枯しを父流木を母の声 千代田葛彦
目刺し干す浜の流木陽に眠る 塩田薮柑子
夕焼けて流木に沖遠きかな 鷲谷七菜子 花寂び
夕東風や流木にある手擦れ瘤 上田五千石『琥珀』補遺
陸中や流木その他きれいきれい 山口 剛
流木がありて波にも蝶下りる 鷹羽狩行
流木が少年となり泳ぎ出す 長浜美智子
流木が梢にかかり出水晴 福田蓼汀 秋風挽歌
流木と海苔採舟とゆきちがふ 今井杏太郎
流木と見しは老人春の暮 遠藤若狭男
流木と破船の骨とまぎれ冬 鷹羽狩行
流木と別の白さのシロヨモギ 高澤良一 燕音
流木に 遠く ひょいひょい 潮がしら 伊丹三樹彦
流木にからすと母とあせちれん 星永文夫
流木にさるをがせつき水澄める 西本一都 景色
流木にしり声さむき蛙哉 移竹
流木にしり声寒き蛙かな 移竹 五車反古
流木につきゐし春の蟻忘れず 加藤楸邨
流木にとまる秋蝶三番瀬 大西八洲雄
流木にボールトのある冬のはじめ 加倉井秋を 『隠愛』
流木にまたがる海女や雲の峰 橋本鶏二
流木にむくろ残して鵠(くぐひ)引く 手塚 美佐
流木に逢ひ鳰鳥のかへしくる 能村登四郎
流木に鴨の宿の灯ともりけり 岡井省二 明野
流木に敬老の日の父母憩ふ 関森勝夫
流木に腰をおろして帰燕見る 細見綾子 牡丹
流木に坐して遠目や修司の忌 広瀬恵美子
流木に枝も根もあり秋惜しむ 毛塚静枝
流木に捨猫遊ぶ彼岸潮 田村鬼現
流木に手足のありし秋の浜 岩淵喜代子
流木に舟虫走る遊行の忌 佐藤和夫
流木に宿りし貝や春の月 森本節子
流木に春の波未だなぶりゐる 河野多希女
流木に春の籠り音昼のゆめ 山田みづえ 手甲
流木に吹き出でし塩を舐めている真昼浜辺の一匹の驢馬 三井修
流木に赤きコートの掛けてゐる 中野貴美子
流木に草の花咲き日本海 池上樵人
流木に蝶の止まりしより頭痛 鈴木鷹夫 千年
流木に冬麗の砂零しみぬ 高澤良一 随笑
流木に陽が降る母子来て坐せば 八木三日女 紅 茸
流木に凭りまどろめば風は秋 福田蓼汀 秋風挽歌
流木に驢馬つなぎ住む穂草かな 小池文子 巴里蕭条
流木のあげゐるかひな人丸忌 井沢正江 湖の伝説
流木のかゝりしまゝに旱簗 土山紫牛
流木のがぼりと消えてこぼれ萩 加藤秋邨
流木のくつがへりをり出水あと 大橋櫻坡子 雨月
流木のこゝに溜れり水涸るゝ 日野草城
流木のこころ羽毛のこころ秋 斎藤玄 雁道
流木のごときいちにち蝉激し 大牧広
流木のごとく白けて樹々枯れし 大野林火 青水輪 昭和二十六年
流木のごと砂に寝て星今宵 那須淳男
流木のついに見えない下の手よ 折笠美秋 虎嘯記
流木のどきりどきりと集りぬ 橋本七尾子
流木のどれもささくれ霰打つ 中戸川朝人 尋声
流木のはたと冥みし鳥曇り 岸田稚魚 筍流し
流木のひとつを父とおもいけり 重松文江
流木のほのあたたかき天の川 藺草慶子
流木の磯に居坐る雁渡し 鈴木真砂女
流木の磯に居座る雁渡し 鈴木真砂女 居待月
流木の一つは深夜を飛行せる 河原枇杷男 定本烏宙論
流木の夏かんかんと別れけり 大串章
流木の夏光名告ることもなし 飯島晴子
流木の灰に小旋風神迎ヘ 鷹羽狩行
流木の乾ききつたる雁渡し 岡本菊絵
流木の巨体の亀裂鑑真忌 小檜山繁子「乱流」
流木の屑の汚せる冬の淀 清崎敏郎
流木の月日消えゆく磯焚火 林 翔
流木の現れ過ぎぬ山眠る 松本たかし
流木の行くを天日寒く瞰る 松本たかし
流木の骨狼藉の出水渓 福田蓼汀 秋風挽歌
流木の骨狼藉の出水跡 福田蓼汀
流木の根を撥ね上げて雪解川 鷹羽狩行
流木の上に乗りゐてふところ手 磯貝碧蹄館
流木の水押してゆく雪解川 関谷善三
流木の折り重なりて旱川 谷村祐治(雨月)
流木の船へ向きてはダムの夏 和知喜八 同齢
流木の素性あれこれ秋高し 片山由美子
流木の胴がかなしむ星月夜 津田清子
流木の日の一片や牛冷やす 角川源義
流木の波とあそべる十三夜 木内怜子
流木の波間に遊ぶ二日かな 鈴木真砂女 紫木蓮
流木の白さ寧けさ外寝海女 加倉井秋を 『真名井』
流木の白もて渚冬に入る 辻正雄
流木の白骨のごとく秋の水 山口青邨
流木の肌つややかに涅槃西風 片山由美子
流木の物忘れして涼しさよ 秋元不死男
流木の焚火のかけら莨火に 角川源義
流木の盆供に遅れじと急ぐ 鷹羽狩行
流木の万骨枯るる怒濤海 野見山朱鳥 幻日
流木の満身創痍冬の川 佐藤篤司
流木の夜は舟となる熱発し 中村苑子
流木の裏はまつしろ鰤起し 伊藤白潮
流木の立ち上がりざま滝を落つ 菅原鬨也
流木の隆々として芽吹かざる 鷹羽狩行
流木の力一本ずつ違う 石橋辰之助
流木の累々はては寺泊 能村登四郎
流木の裂目ふかきに冬日沁む 能村登四郎
流木の榾火は海女を無口にす 船曳青峰
流木の濤に揉まるる雁渡し 豊長みのる
流木の燠燃え上がる磯開き 酒井 武
流木の瘤に水着の尻を据ゑ 品川鈴子
流木はさすらわずあり雪解水 対馬康子 吾亦紅
流木はみさきの墓標鶴わたる 三田きえ子
流木は海の骨片鳥帰る 横山悠子
流木は海の歎きか蝶生るる 高橋謙次郎
流木は砂にもぐりて冬を待つ 鷹羽狩行
流木は小貝よろひて厄日前 鷹羽狩行
流木は男と思ふ夕焼けぬ 玉城一香
流木は鳥のかたちや霧笛鳴る 仙田洋子 雲は王冠
流木も芽吹くか島の創世期 鷹羽狩行
流木や身を固め負ふ粟一荷 成田千空 地霊
流木や熱砂に消ゆる河なれど 鳥居おさむ
流木や白鳥の白冷まじく 殿村莵絲子
流木よ せめて南をむいて流れよ 富澤赤黄男
流木ら秋潮に来ては渦巻けり 林翔 和紙
流木をあげし砂浜秋のこゑ 雨宮きぬよ
流木をねぎらふ焚火はじめけり 中原道夫
流木をひよいと担ぎし頬被 山岡麥舟
流木を一人に一つ日向ぼこ 綾部仁喜 寒木
流木を河原に晒し夏柳 清崎敏郎
流木を火とし母の海女を待つ 西東三鬼
流木を火となし母の海女を待つ 西東三鬼
流木を岸から離し水温む 中島とよみ
流木を巌よりはづす年の内 飯島晴子
流木を砂より起こし雁供養 磯田富久子
流木を集め人魚の焚火跡 金堂豊子
流木を渉るものみな燭を持ち 中村苑子
流木を焼く白南風の男たち 鈴木鷹夫 渚通り
流木を焼ぶ焚火まで曳きずり来て 鷹羽狩行
流木を上げんと待てり秋出水 松本たかし
流木を乗り捨てにして神の旅 津田清子
流木を浸すに足らふ水の秋 上田五千石 天路
流木を焚く白鳥のこゑの中 池田義弘
流木を焚けば熾んに繭祭 神尾久美子 桐の木以後
流木を離さぬ岬の秋の暮 鷹羽狩行
流木を咥へて凍る波ころし 大島民郎
流木--形而上的な--黒い距離 富澤赤黄男
流木拾ひの袋滴り雪濁り 岸田稚魚 負け犬
露の夜の流木を焚き友葬ふ 岡田日郎
老の背の流木を挽きやゝ跼む 能村登四郎
曼珠沙華根つ子の流木怒つてをり 桜井博道 海上
旱星流木は山忘れざる 大庭紫逢
泪ぐましきまで冬の流木かろし 能村登四郎
磧の流木億の民衆産みつづく 橋閒石 無刻
躓きし流木を杖熱砂行 鷹羽狩行
駘蕩と流木寄らず去らずかな 北川英子

以上


by 575fudemakase | 2020-02-12 08:26 | 無季


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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