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椀 の俳句(無季)

◆椀 ◆の俳句(無季)

*はったいや遂に輸(しゅ)したる湯一椀 尾崎紅葉
おくり膳もかへるはしをとや燕椀 井原西鶴
おん母の味もさこそと雑煮椀 高澤良一 燕音
かしこみて白粥二椀寒のうち 石橋秀野
かぶと煮の大椀夏至の潮満ち来 堤高嶺「五嵐十雨」
きさらぎや紅絹もて磨く蒔絵椀 酒井智代
けんちん汁椀大ぶりに母の里 田村恵子
こほろぎや厨に遺る父の椀 岡部六弥太
したはしやむかししのぶの翁椀 一茶 ■文化十四年丁丑(五十五歳)
じぶ椀を熱くあつくと雪起し 草間時彦
じゅんさいの椀の底なる秘境かな 澁谷道
すさまじき*きのこの椀や榾あかり 泉鏡花
すみけりな椀洗ふ水もありす川 炭 太祇 太祇句選
つぎ分けし木椀の湯気や蕪汁 郡司哲己
とる椀の蓋にも紋を花の院 福田蓼汀 山火
どん底の暮しのときの雑煮椀 河崎初夫
なつかしく涼しあんかけ豆腐二椀 石川桂郎 高蘆
ふたつづつ椀重ねあり春の家 辻桃子
ふる里の味に仕立てて雑煮椀 本田三千代
ほのぼのと秋や草びら椀の中 矢島渚男 百済野
みちのくの漆の椀や小豆粥 飯島芳村
やさしきは*椀成るときのあかがり手 文挟夫佐恵 雨 月
やすらゐの膳椀朱き祭かな 曾根けい二
ゆく秋もいさかいも一椀の中 尼崎澪
ゆずり葉に粥三椀や山の春 飯田蛇笏 山廬集
ストールと白湯の一椀それと椅子 井上信子
ナイヤガラの滝へ投げたし粥の椀 磯貝碧蹄館
一匙の雪一椀の離乳食 対馬康子 純情
一椀にあまる冬鯉の胴廻り 栗生純夫 科野路
一椀に木の芽のかをり山の音 長谷川櫂 天球
一椀に浮かぶ麩の花女正月 松下宏民
一椀に海の色あり鰤雑煮 務中昌己
一椀に涼賜はるや山の寺 室井良子
一椀に鎮まる茗荷山の音 鈴木鷹夫 渚通り
一椀に齢の澄みぬ茗荷汁 鈴木鷹夫 渚通り
一椀のうどん即ち涅槃非時 高濱年尾
一椀のぬくもりを掌に大根焚 谷口令子
一椀の味噌汁に浮く妻の島々 斎藤白砂
一椀の掌の温りや七日粥 佐野志摩人
一椀の新茶一盆の林檎かな 中倉笠堂
一椀の歳暮の砂糖に童話読む 原子公平
一椀の珈琲のぬくみ春くるゝ 『定本石橋秀野句文集』
一椀の粥に一月ありにけり 長山順子
一椀の粥に刻かけ夏に耐ふ 影島智子
一椀の粥に落着く西行忌 小檜山繁子
一椀の粥の清浄あかざ揺れて 遠藤秀子
一椀の自愛の蕎麦湯小百姓 竹田はるを
一椀の茶粥や近く河鹿の瀬 石川桂郎 四温
一椀の葛湯をたのむ地震のひま 大石悦子 百花
一椀の藜の粥にかへりきぬ 加藤楸邨「野哭」
一椀の藷粥の朝たふとかり 石川桂郎 四温
一椀の雑煮に家風繋がれり 佐藤あさ子
一椀の雑煮に母子うるみけり 殿村菟絲子
一椀の雪あかりして茂吉の忌 大木あまり 火球
一椀の青柚捧げてふるさとは 安西 篤
一椀の飯の掟や花菜漬 水原秋櫻子
一椀を思ひ立ちたる薺粥 藤田あけ烏 赤松
一椀を拝む夕餉や散紅葉 大庭紫逢
一椀を捧ぐるに似て蓮は実に 辰巳桃代
七椀の雜煮くひけり梅の花 雑煮 正岡子規
三椀の雑煮かゆるや長者ぶり 蕪村 春之部
三椀の雜煮喰ひぬ小傾城 雑煮 正岡子規
三葉芹浮べて富めり輪島椀 有働 亨
乙字忌の膳に正せし朱塗椀 河野多希女 月沙漠
事務室に鏡開きの椀並ぶ 藤原照子
二人して摘みし若菜や根来椀 伊庭心猿
二日めは妻のくにぶり雑煮椀 椙本千代子
人日の椀に玉子の黄味一つ 野澤節子
今日買んむぐらの宿の雑煮椀 淡々
伯耆大山椀の蜆の小さかり 櫻庭敏子
佛なる父に一椀走り蕎麦 山崎 喜八郎
健啖の椀に集目七日粥 佐田 栲
兀椀の家に久しき雑煮かな 子規句集 虚子・碧梧桐選
元日や日のさしうつる椀折敷 成美
元朝や先づ快き椀の音 晩翠
八朔や犬の椀にも小豆飯 一茶
内赤き古椀に盛り新小豆 中村草田男
冬ざれの山一椀の熱き白湯 松村蒼石 雪
冬瓜の椀にとろける神無月 横山房子
冬籠五六椀を人の数 高橋睦郎 金澤百句
冬至粥杢目詰みたる椀と匙 鈴木一水
冬萌えや茶の実をひろふ椀のかご 室生犀星 犀星発句集
出世魚椀をはみだす雑煮かな 高橋時枝
初旅や椀をはみ出す海老のひげ 宗とし尾
初春や花麩を浮かす漆椀 松本笑子
初蝶の一夜寝にけり犬の椀 一茶 ■文化五年戊辰(四十六歳)
初蝶や指あとくもる輪島椀 間地みよ子
初雛や丹の椀とれば芹にほふ 及川貞 榧の實
削節花のごとくに雑煮椀 高橋睦郎 金澤百句
半椀の粥ふるまはん鉢叩き 鉢叩 正岡子規
反椀は家にふりたり納豆汁 黒柳召波 春泥句集
古椀うかむ池ふく風や萩のつゆ 飯田蛇笏 山廬集
吉野葛椀に透きゆく女正月 野見山ひふみ
味噌汁の椀よりのぞく鮴のひげ 笠井フキ子
啄に似たる一椀晩夏光 原勲
国ぶりの威儀の大椀雑煮餅 及川貞
国ぶりや磯ものさはに雑煮椀 朝倉和江
國ぶりの威儀の大椀雑煮餅 及川貞 夕焼
報恩講大椀に盛るむかご飯 堀文子
塗り椀の流れよりけり春の海 春の海 正岡子規
塗椀が都へのぼる雪を出て 川崎展宏
塗椀に割つて重しよ寒卵 石川桂郎 高蘆
塗椀に卵と三日とろろかな 吉田木魂
塗椀に湯気あそぶなりなめこ汁 飴山實
塗椀のくもりを拭ふ春の雪 長谷川櫂 天球
塗椀のぬくみを置けり加賀雑煮 雪
塗椀の内の肉色秋の暮 金子青銅
塗椀の家に久しき雑煮かな 正岡子規
塗椀の家に久しき雜煮哉 雑煮 正岡子規
塗椀の薄紙古りて報恩講 井上雪
塗椀の重くて母の木の芽和ヘ 桂信子 黄 瀬
塗椀をひとつづつ出し石蕗の花 岡本高明
夏座敷豆麩浮かせて会津椀 高澤良一 素抱
夏痩せし身に半椀を減じけり 林原耒井 蜩
夜咄の牡蠣の雑炊秀衡椀 及川貞 夕焼
大きめの会津汁椀新豆腐 斉藤 仁
大ぶりの椀の湯漬や寒稽古 水原秋櫻子
大椀に三河の浅蜊朝ぐもり 皆吉爽雨
大椀に鯛の一眼花づかれ 赤松[ケイ]子
大椀の蓋とるまでや柿若葉 照子
大海老の椀をはみだす郷雑煮 北住京子
大盛りの秀衡椀の菜飯かな 皆川盤水
太箸を添へて一椀奉る 五十嵐象円
子を遠くわが一椀のなづな粥 野見山ひふみ
宍道湖の香を一椀に寒蜆 五領田幸子
宗達忌おときの椀の菊模様 山科杏亭
寒菊を挿し喰初の鶴の椀 長谷川かな女 牡 丹
寛ぎて蔵王の夜の芋煮椀 井口公子
寺に受く一椀の粥山青し 岸原清行
小春いみじき恩恵や味噌椀を掌に 長谷川かな女 花寂び
小鯛やお椀やかぞえて居りて港大雨 阿部完市 春日朝歌
山盛の花の吹雪や犬の椀 一茶 ■文化五年戊辰(四十六歳)
山門なり朝やけの椀上げてゆく 飯島晴子「朱田」
川上をおもへば赤し雑煮椀 有澤[かりん]
帚木や木曾路の椀を買ふことも 小池文子 巴里蕭条
彼岸入漆が綴る椀の裂け 殿村莵絲子 牡 丹
御降やこの家に光る膳と椀 原コウ子
悪口を山盛りにする竹の椀 大西泰世 世紀末の小町
懸巣鳴く山中に椀刳りて老ゆ 矢島渚男 百済野
戻り梅雨湯葉の一椀賜りぬ 大石悦子 群萌
手がふたつ小さくなりぬ雑煮椀 滝春一
掛魚祭に紛れて鱈の椀吸えり 金 三路
故郷の話ふくらむ雑煮椀 工藤たみ江
新蕎麦やむぐらの宿の根来椀 蕪村
日月を一椀に置く花の卓 佐藤美恵子
旧正の一椀の香陸奥の国 猪股洋子
春の夜の椀の重たきうしほ汁 片山由美子 水精
春の夜の骨湯に残る椀の鮭 石川桂郎 四温
春慶の椀の菜の花明かりかな 高ちゑ
春雪やほのかに甘き椀の湯葉 岩田つねゑ
朝風や菜の花浮かす椀の中 石塚友二
朧夜や吉次を泊めし椀の音 成美
木の椀のふわふわ浮きておぼろかな 若井嘉津子
朱の椀にすこし飯盛る霜夜哉 露月句集 石井露月
朱の椀にみづからを祝ぐ敬老日 松本 美簾
朱の椀に白妙一つ雑煮餅 粟津松彩子
朱の椀の湯葉のうす味花の寺 足立靖子 『梨花』
朱椀まゐる一人茶飯や雨蛙 古舘曹人 能登の蛙
松茸の椀のつつつと動きけり 鈴木鷹夫 春の門
松茸の皆移り香や椀茶碗 由井蝴蝶
柴漬に古椀ぶくりぶくりかな 一茶
栗飯ノ四椀ト書キシ日記カナ 正岡子規
梅が香や客の鼻には浅黄椀 許六
椀だねに初物の浮く十夜寺 青木栄子
椀に浮くつまみ菜うれし病むわれに 杉田久女
椀に浮く花びら柚子も花の頃 後藤比奈夫 花びら柚子
椀の泣くいとこ煮汁や報恩講 吉田冬葉
椀ものがぬるくて枇杷の咲きゐたり 岡本差知子
椀を挽く才一切を鳥曇 古館曹人
椀中に豆腐崩れる冬景色 和田悟朗
椀家具のたらぬ住居や菊の花 李由 俳諧撰集「有磯海」
椀持ちてゆく山道とだえ春の霧 赤尾兜子
椀注連に吉兆の雪おたや様 竹中龍青 『蚕影』
椀種に花麩の浮ぶ七五三 佐藤麻緒
欠けてゆくふるさと澄めり雑煮椀 郷田睦子
母がりの大きな椀の根深汁 川端豊子
民宿の椀の重さよ田螺汁 小路紫狹
水亭の一椀土用蜆かな 阿波野青畝
水温む一寸法師の椀流れ 木田千女
汁の椀はなさずおほき嚏なる 中原道夫
汁椀にしるしばかりの晦日蕎麦 石塚友二
汁椀にぱつと夕皃明り哉 一茶 ■文化十一年甲戊(五十二歳)
汁椀にバターの香る冷夏かな 佐藤冬彦
汁椀に大蛤の一つかな 内藤鳴雪
汁椀を温め返しさくら散る 手塚美佐 昔の香
活けざくらちるをやうやく粥一椀 飛鳥田[れい]無公 湖におどろく
浅蜊椀無数の過去が口開く 加藤楸邨
海山のものの重みを雑煮椀 野澤節子 『駿河蘭』
海苔汁の手ぎは見せけり浅黄椀 芭蕉
海陸のもの一椀に若布和 東山 晃
海雲椀よりひろがりて日本海 後藤比奈夫
涼しさや筧の下の椀茶碗 増田龍雨 龍雨句集
清水のみに椀もつて来る町はづれ 清水 正岡子規
清汁(すまし)椀の見込真赤や飢餓透し 三橋敏雄 畳の上
湯葉の帯椀になびける安居かな 井沢正江 湖の伝説
湯葉の帯解く汁椀や紅葉冷え 嶋田麻紀
湯葉の香の一椀賜ふ安居かな 草間時彦
漆椀はぢく雫や水温む 内田百間 新輯百鬼園俳句帖
火の山の蓬の匂ふ雑煮椀 斎藤道子
煮凝や喘鳴の子に朝の椀 安井昌子
父の座に父居るごとく雑煮椀 角川春樹 夢殿
父方のみちのくぶりの雑煮椀 大石悦子 群萌
父母のそろひの朱椀小豆粥 三浦恒礼子
猫の椀に残飯白きを今も忘れず 細谷源二 砂金帯
猫の椀春の雪より掘り出しぬ 高平乃布子
田水張る椀に卵黄張る出羽薄日 渋谷道
田螺汁鍋椀に闇まつはりぬ 山崎和賀流
男手の手おくりで届く木の芽椀 平井さち子 紅き栞
留椀の赤出し仕立て鱧の皮 二神節子 『砥部』
白味噌の椀の洛中しぐれけり 大屋達治
白湯うくる朱椀おほらか報恩講 赤松子
白湯一椀しみじみと冬来たりけり 草間時彦 櫻山
白粥の一椀のみの涼しさよ 藤崎久を
白粥の一椀をおく淑気かな きちせあや
白粥の一椀熱き桜の夜 白澤良子
白粥の花椀くまなし初日影 丈草
白雄忌へ百椀の酒たてまつれ 矢島渚男
白露や蓋とる椀の豆腐汁 西島麦南 人音
白魚や椀の中にも角田川 白魚 正岡子規
白魚椀湖の匂ひの夜はことに 斎藤道子
白魚椀鳥はも雲に入りにけり 久保田万太郎 流寓抄
短日や夕にあらふ昼の椀 犀星
祖母の世にふるさとがある雑煮椀 瀧 春一
祝ぎの宿秀衡椀に栗おこは 詫摩まつ子 『卒寿』
禿椀に慰斗をつけたる柚味噌哉 寺田寅彦
禿椀に風呂吹ばかりうづ高き 寺田寅彦
秀衡塗金の一筋雑煮椀 松本澄江
秀衡椀の沢瀉の朱に春惜しむ 沢木欣一
秀衡椀芋の子汁は荒切りに 大坪文子
秋夜ココア一椀に君を去なす 梅林句屑 喜谷六花
種子盛る椀地面に傾ぎ農婦の朝 金子兜太
空海の寺の朱塗の汁粉椀 山田春生
竹剪って七草粥の椀づくり 富田潮児
竹秋や一椀に足る奈良茶粥 上野さち子
米の椀にすこし飯盛る霜夜哉(妙心寺) 石井露月
粕汁の一椀蓬壷うかびけり 水原秋櫻子
粕汁の一椀雪の朝発ちに 古賀まり子
終戦日夕餉の椀に貝の砂 今村妙子
老鴬や山の匂の椀盛冷ゆる 中島月笠 月笠句集
胡鬼(ごき)の実の吸物椀にすはりけり 立花北枝
胸に置く粥一椀や秋の風 岩田昌寿 地の塩
膳椀の露きるうちや春の雪 井上井月
臘八の粥のたぶたぶ塗りの椀 今西千枝子
花野来し水に膳椀洗ひけり 久米正雄 返り花
菜飯とて揃の椀も柿右衛門 村田黒潮
菜飯思ふ重湯一椀もてあまし 相馬遷子 山河
葛切の椀にざつくり鉈目あり 長谷川櫂 天球
葛切を金椀にわが壮年や 永末恵子「ゆらのとを」
葛水や一椀すでに理をはなれ 小杉余子 余子句選
蓴菜の椀は月光びたしかな 長谷川櫂 虚空
蕗味噌の苦さ分けあふ夫婦椀 坂田ヒロ子
薄月の鱈の真白や椀の中 松根東洋城
薺粥椀のうつり香よかりけり 鈴鹿野風呂
蛤のひらけば椀にあまりけり 水原秋櫻子
蛤の一椀結婚記念日に 藤井智子
蛤の椀あたゝかき磯の香よ 大神幸巴
蛤をおさへて椀を傾けし 須原和男
蛸市や饑人が持つ椀なども 松瀬青々
蜆汁父の大きな椀剥げて 林徹
蜜湯一椀炎暑の僧の旅立ちに 上野さち子
蝶鳥や農の昼餉の椀赤し 木村蕪城
衰ひや一椀おもき小正月 石田波郷
衰ふや一椀おもき小正月 石田波郷
親椀に零るる程や今年酒 井月の句集 井上井月
語りつゝ早三椀の雑煮かな 大谷句佛 我は我
誰が世ぞままごと椀のあかのまま 三橋敏雄 まぼろしの鱶
貝の砂椀に残れり法然忌 鈴木鷹夫 春の門
赤椀に竜も出さうなそば湯かな 一茶
車前草の花に椀置きメノコ墓 西本一都 景色
近江椀志賀の香うつせ桜のり 言水
遠囃子椀に沈みし夏蕨 野澤節子 黄 炎
遠雷や膝もとに置く朱塗り椀 鍵和田[ゆう]子 武蔵野
重陽や椀の蒔絵のこと~し 龍胆 長谷川かな女
重陽や蝶ひらきなる椀の貝 平野吉美
重陽や青柚の香ある雑煮椀 水原秋櫻子
金花虫(たまむし)や漆の椀をふたつほど 本田ひとみ
雑煮椀ふるさとぶりを慣ひとし 有路みち代
雑煮椀双手に熱し母は亡し 野澤節子
雑煮椀吹雪つき来し手に温き 手島 靖一
雑煮椀父祖の血穢してはならず ほんだゆき
雑煮椀秀衡塗を伝へけり 石川魚子
雑煮祝ぐ秀衡椀の金まぶし 上村占魚 『石の犬』
雑煮祝ふや椀高々と替へにける 月舟俳句集 原月舟
雛会式椀に椿を一花づつ 久保方子
雨そほつ春の名残や茶一椀 几菫
雪の夜のほとけよろこぶ朱塗椀 神尾久美子 桐の木
雪月夜塗椀つぎの世の音す 川村静子
雲取小屋朝一片の雑煮椀 渡辺立男
雲海や一椀の水に嗽く 水谷晴光
頓証此処に一椀を得て冬の蝿 磯貝碧蹄館
顔見せや老い椀久が花衣 松瀬青々
風呂吹の塗り椀くもる夜雨かな 秋篠光広
風呂吹の椀の並びし一会かな 下村秀の
風呂吹や飯粒沈む椀の底 会津八一
風垣の泣く夜つづきの椀づくり 曽根けい二
魂祭亡き犬の椀に飯を盛る 弘光東洋
鮴汁の椀に天窓明りかな 柏 禎
鮴汁の椀のぬくみや浅野川 浜本愛子
鮴汁の椀も金箔加賀泊 山口峰玉「かつらぎ選集」
鰭酒の椀を据ゑたり恋生れよ 仙田洋子 橋のあなたに
鳶尾草や一椀に人衰へて 綾部仁喜 寒木
鴬よ酒百椀におよぶ日ぞ 加舎白雄
鷹と鷹匠一椀の白湯分かち飲む 古内静子
黒椀に岩魚の酒を廻し呑む 角川照子
黒椀に白魚淡き色を添へ 山下孝子

以上

by 575fudemakase | 2022-04-27 04:52 | ブログ


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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