最近の嘱目句あれこれ42 2025年 (高澤良一)
最近の嘱目句あれこれ42 2025年 (高澤良一)
◼️春
だるまさん転んだと声春の闇
君子蘭とろとろ日溜まりの縁側で
これはこれはことしは蜂の巣大きこと
大き過ぎ大鯉吸はんとする椿
これ以上滲む術なき桜蘂
ウイットは老いのビタミン万愚節
万博に行ったこと無し昭和の日
たんぽぽの絮の飛び交ふ更地かな
もう無理と見上げて田浦の梅林
甘茶仏とろみの付きし御身体
割り箸の素直に割れて浅蜊飯
種袋旧字で一寸怪しき字
其処彼処空の青さの犬ふぐり
あたたかきもの職人の鑿使ひ
彼岸入りその場しのぎの物買って
嘘をつく広告エイプリルフールかな
囀りの時に苛烈にフランス山
ポスターに撃ちてし止まん陸軍記念日(神兵パレンバンに降下す)
花時のボート眼下に千鳥ヶ淵
戦中のバケツリレーや昭和の日
踏青や富士を見んとて目線を上げる
老い見えぬ背中は無防備秋の風
二三日訳もなく降る春の雨
春雨の降り始めなり耳すます
感嘆符並べて花の上野山
らいおんの目玉らんらん春の園
けふ行かねば後悔の花上野山
昇天の雲雀の気負ひヴィヴァルディ
文庫裏散歩がてらの野蒜摘み(称名寺)
天南星育む山の朝の雨
天南星育む雑木林の雨
激安の魚気安く目刺焼く
踏青や背筋力を意識して
遠浅の海近く住み浅蜊飯
小動物の楽園田んぼの温む水
遠足の列大らかな空の下
ケコケコの啼き声田水の温む頃
真顔して蛙鳴くなり天気雨
別々に来て帰りは一緒鳥雲に
◼️夏
ふらと出てコンビニに寄る夜の秋
ゆったりと煙揚げたり豚蚊遣
水上バス暑さ和らぐ東京で
目の前を横に飛ぶ蚊をひっぱたく
桃子調挿絵泥鰌が鎮座して
栓抜きしラムネは気泡溢れ続け
空梅雨の黒板今日の死者数零
家裏にもサンダルを置き夏百日
一向に飛ばぬ羽蟻の行く方見て
庭木打つ慈雨さらさらがぼとぼとに
夜の驟雨庭木一息つける程
蒸し暑き中始まった鍵探し
箸紙に一句メモすや半夏生
がま口見せ釣銭算段コンビニ首夏
一八の林立旧家の庭先に
バタバタと屋根打つ雨や青水無月
老先の細道辿る蝸牛の歩
葉桜の揚力凄し目を瞠る
泰山木見上ぐる角度ありにけり
岩畳影翻す山法師
飯店の円卓廻す素手すいと
おんじきの似た者夫婦冷奴
やれ採れと妻の催促庭の梅
マネキンのつんつるてんの素手素足
油蝉止まらむとする大欅
極楽寺泰山木は葉を密に
山法師真白き風の吹き渡り
へそ曲り新茶は熱く淹れてこそ
存分に濡るゝ他なき柿若葉
軽トラや大根台地の只中に
単線の植田伝ひに反響音
雲の峰発達しをり洋上に
大夕立阻むものなき平原に
亀と鯉居る居る阿字ケ池の夏
薫風やD51走る大井線
長すぎる髭もて余す老舟蟲
旱天のうんともすんとも埃道
朝起きたら涼しき裡のスクワット
蚊取り線香焚いた筈だが効かないか
年季入る物干し竿ににいにい蝉
道路猶狭めて真夏のガス工事
小柴港ならでは漁協の穴子丼
道なりに下れば数多の桜の実
炎天を歩いて帰宅水に噎せ
朝起きたら涼しきうちのスクワット
田の央に一つ目小僧の向日葵が
田の隅にござってらして田の神(かん)さー(化粧直しは五月)
追いかけて日本かなへび一掴み
横綱牛にリボンなどつけ牛合せ
ゲリラ雨地下駐車場打つ手なし
夏に向かって男の背中は恰好よさ
前のめりは禁物黄菅の群落ゆく
料理には性格出ます夏料理
炎天の追浜歩き親子丼
手に圧のかかる感じは藪蚊ならむ
じっと見詰めてをれば気がつく蚊の尻赤い
庭隅に水溜りあり蚊が好きで
うかうか詩其処を正せと蚋囃す
馬頭尊にプラスチックの蓮の花
踊りの試技快適ハッピーエンド感(シネマ フラッシュダンサー)
無防備な我等に性急ゲリラ雨
合流し三つの夏川一つの音
国道に入りし蚯蚓のあつさり死
時かけて蝉脱のセミそらそら飛べ
かはせみの川川渡れ大井川
質悪(たちわる)のゲリラ豪雨と云うてみる
サボテン等いつの間に殖ゆ観葉植物
首垂れて大げさに咲く花ダチュラ
脛裏に張り付く蛭の抜け目なし
時経てば虹の希望も望み薄
日雷虹の希望も望み薄
石っころ拾って暴れ川河口
草加煎餅バリバリゲリラ豪雨並み
何時からの粗食土中の蚯蚓並み
デパ地下は楽しきものぞゲリラ雨
吹き鳴らす末っ子からっぽのサイダー壜
生き地獄経た顔ばかり妖怪展
応対の呼吸熟知の妻昼寐
ゲリラ豪雨の発生朝のニュースで蝶々
お花畑の花の数々風割って
新橋から八重洲へと抜け夏のデパ地下
フェリー待つ間海猫の飛ぶ空見上げ
港祭誰でも歌える横濱市歌
ゆりの木の花の落ちやう博物館
透明により透明に滝壺の水
噴水の称賛ありて再三
へたり込み落つ噴水に挽回の秋(とき)
暑かろう朝から家に籠りては
さもしいかな人間季語に「水番」あり
人為の水人を遊ばせ涼しませ
人為の水の代表格とし「作り滝」
傘さすが似合いの俳優(わざおぎ)「作り雨」
高級料亭田中角栄作り滝
お恥ずかし水利に発す数多の俳句
水尽くしプール、打水、水鉄砲
この暑さ何処へ行くにもペットボトル
水運の便(べん)発達し水上バス
限りなく空映す水無量
水のこゑ雨水、滴り、海、湖
水芸は水機関(からくり)の昔より
水遊びプール、犬掻き、水鉄砲
虫籠に雑草もろとも投げ入れ蛍
水中で金魚の遣り取り泡言葉
ラワンブキ大揺れ風の足寄町
万緑や万事称賛人を育む
寂として我身を悔いる水中り
向日葵に立ちはだかるごと男の背
浮輪して辺りをぐるぐる犬掻き
バタ足のバタつき具合酷いクロール
暑気中り辻褄合はぬ話して
配達不可の通知扉に西日かな
百貨店ウインドウ越しの岐阜提灯
憎々しきは此奴毛蟲の太りやう
この我もくらくらとする電気蚊取
◼️秋
障子貼り糊の付け方その分量
鋏糊手元に置いて障子貼り
強面の放っちゃれ鮭や殊に雄
月見には恰好な日の会津見知らず
望月に供ふる柿のてかてか感
長き夜をガリア戦記の再読に
ダークマター詰まる銀河を落ちてゆく
長き夜を清掃、陳列、品出し、コンビニ
秋のボート右に行ったり左に行ったり
梨の芯思ひの他の酸っぱさなり
籾殻の火の消ゆものかとんでもない
星は星追ひつゝ銀河系を抜け
ろう石で書き残されし月下のらくがき
手に重る広告団扇放り出し
ろう石で書いて忘れた月下のらくがき
木陰より貌出し我が家のまんじゅさげ
雨たっぷり吸ひし庭土虫音絶え
捕虫網強振すっ飛ぶとんぼの目玉
同時期に咲く花ダチュラとまんじゅさげ
花形相似てダチュラとまんじゅさげ
中華獅子のコンペ空宙に駈け上り
生気満つ公孫樹のひこばえまんじゅさげ
真っ直ぐに白線引くや運動会
秋やなぁ柿の蔕落ち相次げり
食べこぼしよいしょと拾ふ敬老日
飛騨の夕空秋葉に点し入る頃
真っ直ぐに引ける直線運動会
石佛の石肌とんぼ一休み
東京から移住芋植えベンガラの家
十月の包丁の把手大雑把
価格の高騰続く新米なげかはし
点しポツポツ稲村ヶ崎のトワイライト
星流る空をのけぞる後ろ姿
筋トレの一種案山子の片足立ち
大野分葉騒は大浪引くやうに
酔芙蓉いつでも夢をラララララ
銀木犀雨より優しく朝から
鮭颪ふるさとの山ふるさとの川
予報円動かして見す予報官
木犀の大空紙飛行機めく一鳥
沈黙は金雄弁は銀木犀然り
ありたけの風吹きお空はすっからかん
饒舌と沈黙彼岸花了る
読書の秋本の棒線矢鱈引く
供花として燕脂を選ぶ菊日和
朝一の手造りにして豆腐の美(新豆腐)
日を返す一円玉や秋日和
竹林を渡す風あり竹の春
昭和懐かし「赤いリンゴ」をBGM
バッタバッタ飛んだら月跳ねたら川
サフランのあははおほほの花盛り
獺祭忌そこらの紙に残すメモ
ヒグラシをヒグレオシミとは達見
デンドロビュームビームの如く吾を照射
足蹴にす本を拾ひて拾ひ読み
解体の済む家鉄骨野晒しに
霜降や遠くへの字の筑波山
足許を見れば野草に宿る露
船籍はタックス・ヘイブン国いわし雲
移動販売車列為し売れるいわし雲
秋晴れの道の駅売る房州団扇
述べるなら水の三様水の秋
剥き栗のこれはいかがと中華街
改築の階段踊り場付きにて月見
新調の服の上から秋日かな
水の窶れ人に移りて昼の月
蜩のこゑひりひりとホルトの木
家ごとに薪組み上げ盆海道
水と稲農耕民族日本人
水大事洗礼の水稲作の水
我が家の庭右傾左傾のまんじゅさげ
ガリア戦記キンドルで読む読書の秋
べえ独楽を持ち寄り床に水を張り
網入れて海苔の種子付千葉富津
鶏頭は勝手に辺りに種子ばら撒き
徒競走いつも二番手漁師の子
本物の月が出てゐる等と嘘
砂利路は舗道に秋の北海道(十年一昔)
焼栗の臭ひは病棟の隅よりす
じゃがいもに皮むきピィーラーてふ代物(百均にて)
手風もて煽いで通る葛の谿
佳き日には佳き事重なる草もみぢ
露の玉弾き合ひつゝ一つになる
露と露一つになりて広葉の凹
サンマ漁の獲れ高やっと例年並み
新米や鯵のゼイゴに手をやけり
鰹の烏帽子何探りゐるその触手
虫音繁くよくぞ下がって来た気温(ことしの夏は猛暑にて)
風さらりとして暦の上では既に秋
敬老日は秋分の日の斜め上(暦の上の配置)
中腰に貝割菜引く大根台地
大野分のあと生き返るラジオ局
空芯菜の中華炒めを豊の秋
我鳶となり橋立の天の高きを(天の橋立)
里芋のなかなか一緒にならぬ露
霧の街テールランプの疾走車
対為して流燈曲りきる巖
通行の人人人人赤い羽根
駅前にバス停屯ろ赤い羽根
東京湾鯊釣日和船の数
絶妙なはらり薄蛇笏の忌
金一封町内会より敬老の日
少食は身体の為に子規忌かな
モノレール海上をゆく鯊日和(金澤八景始発)
魁の十月一日(いっぴ)赤い羽根
蟷螂の風に揺られて右左
我が地区がすっぽり台風予報円
蟷螂の身を立てなほす向ひ風
毬栗のみどりに栄ゆる露の綺羅
夕風に丸まり果てぬ酔芙蓉
菱形の蔕取る厄介熟柿食ぶ
八幡様の石畳打ち初ぎんなん
食べこぼしのやうに零余子も擦り抜けて
近所にはおさなご居らず鳳仙花
蓮の実が飛びし穴ぽこ三溪園
とりどりに秋草投げ入れマグカップ
運動会の一等席は我が子のうしろ
仙石原薄の丈の吾亦紅
長き首あやつる秋の麒麟草
大粒の雨に首振る猫じゃらし
昔遊んだ草の実その名は猫じゃらし
青年の背丈程あり泡立草
稲の花儚き薄黄の葯(やく)つけて
◼️冬
地を打って霰すこぶる斬新よ
ワーファリン命の勤労感謝の日
何もかも淡く年の瀬中華街
陶火鉢ひんやりおいどの如きを抱く
のほほんと世渡り前世はふくらふか
追悼辻桃子掲ぐ写真は青写真
老木にふくらふ引導渡しけり
老いゆけば時にしばれるトンネルあり
老い加減いろいろありて枯れ公孫樹
軽トラや大根台地の只中に
大内宿大根おろしの絞り蕎麦
葱切るに普通の素切りシェフのまかない
串数で料金請求焼鳥屋(於て 横須賀)
忘年会すっきり声の「リンゴ村から」(三橋美智也)
生酔ひの足どりふらふら星屑の町
枯れすすき水の流れの何かわろ
狩の様壁画に残すホモ・サピエンス
散りやうも束の間にして花柊
大股で歩く山妻葱買ひに
シンメトリの樅の木立たせクリスマス
全階に灯の入るビルクリスマス
野水仙あした天気になぁーれ
下校の子皆ちりぢりに野水仙
白鳥を迎へんと湖・テレビクルー
根も葉もない噂立つごと小火ありぬ
階段脇公暁潜みし枯銀杏
話し合ふ羅漢の如く日向ぼこ
◼️️新年
年賀状数を限るは齢のせい
あっけらかんと届く年賀状松過ぎて
謹呈箋挟みある書を読み初めに
皆老いて顔が似てくる大旦
絵双六老人ひとり遊びして
何か文句有りさうな顔初みくじ
村民があぷあぷする夢ダムの水(初夢)
◼️相撲
琴櫻には大きな相撲とれたかとれた
先に先に攻めて霧島無我夢中
負け相撲四股名は四股名相撲は相撲
蝶番変な具合で負け相撲
喧嘩相撲さし手争ひ其処に注目
小兵力士相次ぎ健闘千秋楽
◼️雑
飯の量小で充分親子丼
幾億個街では見えぬ星達が
要注意深夜コンビニイタリアでは
スマホ嫌いバエるポチるはもち論外
天気予報外海は浪高いでしょう
桃子筆絵と文どこか面白く
面白がり屋面白がって天国へ(辻桃子さん)
私の得手は六万二字熟語(クイズ)
口への字に曲ぐより興がる方が佳し
誰だとてあっけらかんの一生よ
通学路六年生が引率して
たん瘤を誇としたり一老樹
老いらくの声を発散カラオケに
誇らしき洞とたん瘤老欅
反骨の刀老躯に秘めてこそ
老いたなどととんでもない我皺何処に
旗立てて応援マラソン日本一
キャッチボールミットに納まる球(たま)谺
奥飛騨の天気みはらかって山岳写真
朝市の飛騨の土産に甘々棒
いつの間にこの高さまで庭木の桂
石肌に千の表情羅漢様
石佛の一日(ひとひ)一日(ひとひ)のその表情
覆屋(おおいや)に地蔵菩薩等数多仏
大日(だいにち)さん真中に臼杵摩崖仏
天照大神の化身雨宝童子は此処に在り
見る者もにっこりユーモラスな仏達
石佛の仕上げは六ミリ程の鑿で
石佛のこまかい処は電動工具で
安曇野散策座ってお参り道祖神
火は見つめ水は眺めて土はさはって
十月の包丁の把手大雑把
軍依頼の戦争画展どう受け継ぐのか(従軍画家 宮本三郎)
深海にて座頭鯨vs大王烏賊
老眼が進んで用無し前の眼鏡
熊ホーン売れに売れたりことしのこと
少し孤を描くか水平線の辺り
とんだ時代早口言葉の募集あり
又転倒痛いの痛いの飛んでゆけ
老いの進行如実背中が物語る
猫背肩凝り一気に解消エクササイズ
老人はあはれ垂れ尻ハサミ肉
明石家さんま背中ばかりの写真集
知らなんだ男の値打ちは後ろ姿と
自然体シャルウィダンスの草刈民代
前かがみ加齢と共に脊椎は
ペンギン見よ倣え正しいその姿勢
何時の間にか曲がる背中は死亡に直結
横揺れは老けて見ゆとよ歩き方
横揺れは老けて見ゆので杖が助っ人
立ち姿頭からくるぶし迄を真っ直ぐ
体操は横寝でレッツエクササイズ
女に比し男の身体は殺風景
さう云へば背中は肉の字さう見える
子供の頃の後ろ姿のスナップショット
擦過音連続地べたの返す音
ハッピーエンド感メッセージ・イン・ア・ボトルの冒険より(シネマ)
お日様はかんかん怒ってゐるにはあらず
写生てふ物への接近不徹底
雨音のすり寄ってくる朝の目覚め
言葉だけ踊る俳句にもう飽き飽き
ホ句を鍛えん為の方便言葉は旅
蛇笏賞とるなら先んず言葉が身体
ややは先づあいうえおの顔言葉を探る
日本語のスリル楽しめ時に脱線
伝達の最期の砦言葉の運動
昭和日に日に遠くラジカセ壊れたまゝ
退屈はするもの俳句はじっと待てるもの
センサーライト弱々単三電池切れ
一兆年前の宇宙の轟き届く
川暮れてはひふへほたるの宿探し
しゃしゃり出てたちつてとかげの突然死
いつまで寝とるあいうえおきろとらりるれろばが
今や戦争猿公のボタンの一押しで(ホモサピエンスの歴史)
天竺までてくてく玄奘ならぬ猿(玄奘三蔵)
浮上せし鯉ではないが空気が美味しい
ポッケから疑問符取り出す女の子
こんな日は「壊れたラジオ」をピックアップ
終活はあなたの問題私の問題
人老ゆればあれです、ほらあれ察して下さい
泣き入れてガチャ買ふ大人顔負けだ(カプセルトイ)
水道かガスか地べたを掘り起こし
何かこまごま臨時バス停の注意書
線状降水帯発生現場を諸に報道
傍線を引きたき数箇所徒然草
コマーシャルうるさく執拗水の売り買ひ
水道てふ生活用水感謝して
水売って買ってどうするあほんだら
富士さんの水は買はれて何ぼの時代
ナンプレに呑まれ耳持たぬ妻
好み聞かれりぁ一番風呂か仕舞風呂
水は二つ命の水と使役の水
窶れてる運河の水は駄目な水
人は水制し堤、溜池、防波堤
水に降る雨透明に粛々と
命の糧自然の水も人為の水も
日本では今一電子書籍の普及
旅先のやうに寛ぐ亀遊館
先走って云ふなら身体のなかの水
小動物の生き死に生々流転の水
ホ句恰も「兵どもが夢の跡」水
自然の水徒渡る・交感・変化の水
万物を納めだんまり決め込む水
大空に反らせる背骨運動具(近くの公園にて)
航跡はいっぽん道に似て皚々
はいと云ひはいはいと云ひ妻の応対
嘘吐かずガラス張りなる政治欲し
愛用す和暦西暦対照表
俳誌付録の俳句手帖は分売不可です
以上
(妄言陳謝)
by 575fudemakase
| 2025-10-04 11:56
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俳句の四方山話 季語の例句 句集評など
by 575fudemakase
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《方法1》 残暑 の例句を調べる
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全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。
尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。
《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)
例1 残暑 の例句を調べる
検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語
例2 盆唄 の例句を調べる
検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語
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《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
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その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)
例1 残暑 の例句を調べる
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いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
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[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語
例2 盆唄 の例句を調べる
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