最近の嘱目句あれこれ44 2025年 (高澤良一)
最近の嘱目句あれこれ44 2025年 (高澤良一)
◼️春
なで、はらひ、まくり、吹きつけ春疾風
枯葎一つ飛ぶ也蜆蝶
野蒜玉しこたま採ってやめられず
巨体の鯉相寄る泉春なれや
雨宿りしながら何処かでほうほけきょ
長居してそこ意地悪し春の風
ぽっかりと小便穴や春日向
上げて来て潮押せ押せの汐干潟
真ん中に御免候らへ野蒜摘
春の蚊の巣くふ仁王の網囲
春の蚊がわいわい仁王の空っ臑
春の雨に撫で肩のフランス山
手に乗せて飛島育ちのあめふらし
長棹をあやつり島の荒布漁
日経のパズルの後に食むキウイ
雉子一羽見事撃たれて死んでをり
肢体・耳裏白し日差しも麗らかに
出し抜けに海市の作る未来都市
顎先に釣糸垂れてへら鮒釣
鉛筆削りHB B 2B 春うらら
コンテナの縦積み横積み陽炎へる
フレームのあらせいとうの丈大層
菊作り心くすぐる苗買ひ足す
思ひ出の糸を手繰るや翁草
霞む方こっちは榛名あっちは妙義
春遅々と上毛三山靄に溶け
ヴィオラ・パンジーどれを買おうかと前かがみ
とすると今夜は大分暖かい
出荷まで三年かかる菎蒻植う
涅槃図に豹、獅子、猿、トラ、つる、にわとり
涅槃図の洩れたるものに何故か猫
涅槃図に嘆く人畜見てまわる
まぼろしの外郎売のこゑを聴く
◼️夏
雨垂れの木々掻い潜り夏うぐひす
浮ついたこゑとは聞こえず夏うぐひす
ピンボケの納涼羊蹄夏祭
大佐渡の黒穂にょきっと夜の秋
旅先の食堂烏賊の姿焼き
暑き夜のベッド二つが一つ部屋
舟虫が通してくれる荒磯みち
能有りの水母が考えさうなこと
蛍袋に指入れ覗く五十面
老鶯の朝から鳴いて昼になる
一寸酸っぱき顔つきしたり心太
蟇のごとまかり出でたる寅次郎
夏旺ん雑草だらけの駐車場
炎昼のなまけ処やカラオケ店
昼顔に全天燃ゆる九十九里
箱庭に侍二人たのもしや
赤泊へどたり寝転ぶカーフェリー(佐渡行)
秋田蕗刈る知床のとっぱづれ
浮輪して水母泳ぎの女の子
老鶯の案内顔や栃葉蔭
さっきから放心状態慈悲心鳥
犬っ掻きしながら注視監視員
接触冷感百パーひんやり開襟シャツ
ライム色ボタンホック無し開襟シャツ
冷え症や灸はやらねど盆の凹
灸花の青実つやつや海明り
日本橋夏雨の図や広重ぶるう
トランクルームの背面真っ赤な夕焼け空
梅雨夕焼トランクルームの横腹に
コンビナート夜景に潜伏せる荒草
廃屋の門を閉ざして蔦三昧
水馬を捕ろうと川に身を落し
ガス工事でひっくり返す灼け地べた
下手上手のはっきり児の書く祭の絵
植田過ぎ路面電車は郊外へ
気ばらずに遊びながらの植田体験
避暑旅行心は飛んでイスタンブール
朝一の森のしかゝる洗面時
たぐり、足撃、浮身、抜手これ泳法(小堀流泳法)
梅雨車中スマホ片手に老若男女
冷やし汁ブレイクそもそも婆ちゃん料理
きゅり、青紫蘇、みょうが、すり胡麻、味噌、豆腐
サンセットビューポイント飛島甘草咲く渚
ぎゃあぎゃあと飛島育ちの海猫乱舞
ごめ降りて飛島の此処何干場
煙海へ逃げて飛魚の炭火焼
江之島の鉄塔見下ろす富士・ヨット
夏めける湘南の灯が海面に
あぢさゐ季蒸し蒸す夜の強羅かな
烏賊水揚げ好調黒潮大蛇行
風鈴の舌は牛乳パックの厚紙
ぎんぎんに冷えたる恵比寿麦酒かな
飛石に先づ水打って開店準備
正面の青田遮断機上がる迄
鰻松の床几に順を待つ五人
満々の蓮池鶴岡八幡宮
朝ぐもり筆圧軽き妻のメモ
房州団扇でかきははたと風涼し
自転車のパンク持ち込む朝ぐもり
おほよその見当つけて水鉄炮
この暑気払はんとところてん三パック
日経の夏を謳歌の俳句欄
錐揉みの蝉竹林を発ちたるは
変な鳴き方にいにい蝉と直ぐ判る
あつさりと夜が明け易くなりののさん
グラス這ふつゝとクラフト麦酒の泡
線路の向う禅寺らしく青竹林
含羞草と云へば等(ひとし)と云う芸人(植木等)
含羞草うえきじゃないがこりゃ失礼
濃密な黒蜜だらりと葛切に
皮硬きハウス栽培トマトかな
帰りがけドカンと花火背後より
鰻松の戸口に「完売しました」の札
まひまひのぐるぐる廻り全き円
まひまひつぶろ軽し昇天してゐたり
茶畑に柿植う倣ひ何時よりぞ
部外者のやうに見てをる昼花火
鉄風鈴この世の鐘は僧が撲つ
人の子は残酷地蜘蛛の腹切らす
岩石に紛れる擬態山椒魚
岩床に紛れる擬態山椒魚
岩床が動いたやうな半裂か
北斎の鍵爪の浪ベロ藍もて
色白の肌に喰ひ込む海水着
痩せっぽが象牙の箸で冷素麺
剣先烏賊槽(ふね)より取り出し生き造り
鋏虫鋏み切れない物ばかり
蠅虎の好物は何頓と判らん
馬好きの我ではないが走馬灯
ストレートに薔薇の紅素手に受け
いつまでも立ち話して糠蚊の辺
灼熱の原爆象るダリの逸品
稚魚狙ふ白鷺そぞろ歩きして
水底へ目を遣る白鷺嘴一閃
岩石に紛れる擬態山椒魚
色鯉に餌を遣る女(め)の子池の端
あんぐり口開ける緋鯉に与ふお麩
色鯉に屈みて女の子お麩遣れり
アイスティ隣の客はよく喋る
大西日深く差し込む仏具店
何をしに来たかを忘れ冷蔵庫の前
油蝉籠に閉じ込め死なしめし
堂柱に三つ鱗紋お風入れ(北条)
不立文字晒せる書々にお風入れ
お風入れ京都で曝涼正倉院
道隆様の直綴(じきとう)畳まれお風入れ(蘭渓道隆 法衣)
中央に地蔵黴臭十王図(地蔵十三図)
お風入れ払子、香盒、九条袈裟
黴の書に何たらかんたら開山筆
境内を巡堂道隆開山忌(建長寺 命日法要 七月)
お風入れの解説猫図少なしと
あめんぼめくサーフィン沖をつつつゝと
驚きの苔生す石筍一千年
月日経し苔生す石筍一千年
葛売りて金峯山寺の門前町
さくら名所の吉野の葛に舌鼓
天川村紅茶、チャイなどカフェ空(くう)にて
建長寺伽藍指図を食む紙魚達
北条時頼烏帽子狩衣姿の風入れ(坐像)
にぎにぎしく風入れ時頼・家康図
ほうとうをずるっと明日は富士登山
◼️秋
墨染の小蝶飛ぶ也佐渡の盆
米不足何をぬかすか小役人
高山の水からくりに舌を巻く
酒つきてしんみりと聞くいとど哉
木魚打つ寺の真昼の底抜けて
露の玉つまみ損ねて壊したり
落書きの字体に見覚え秋の暮
調理中スマホが助っ人食の秋
手洗ひにウィルス流せる音の秋
空深く秋晴れの日のサインポール
トタン屋根錆よ錆よと泡立草
秋雲に翳付き生まる立体感
トランクルームコンクリに生ふ草の花
湾岸の風の鹹(しほはゆ)しトランクルーム
つづれさせトランクルームを丸呑みに
草の穂のしょんぼり暮れてトランクルーム
港湾風景壊しにかかるもの真葛
泡立草葛が席巻コンビナート
コンビナートうそ寒の貨車出入りす
本牧埠頭秋のきりん草めく重機
うそ寒や俳句そもそも殺風景
木瓜の実を成らして幾とせその巨大
望月の残滓薄黄の泡立草
蜻蛉釣メスに紐つけオスを釣る
路面電車ゆばうと見てゐる秋の雲
我が庭は敵地敵草今コスモス
揺れ具合てんでんばらばら黄花コスモス
先生の一押しプランツ黄花コスモス
虫声はアルファ波にてオーケストラ的調和
虫声は和音でスズムシ、カンタン、キンヒバリ
秋晴れの釣りスタイルや吊りズボン
どの雑草よりも背高泡立草
長き夜の残業終電にて帰宅
秋雨の東京湾に注ぐ川
長靴で栗割りポンと毬を蹴り
中津川店屋店屋の栗きんとん(菓子処)
ひょいひょいと長靴履きの栗拾ひ
朝市の口上「とことん甘い栗」
一部屋にベッド二つや寝待月
へなへなの紅葉を止どめゐる立木
厄介物の網諸共に蜘蛛払ふ
運動会バトンゾーンに立つ私
敗荷のカサと音して源平池
軍手しっくり福助の鉢落とすまじ
うそ寒き堂央無著世親像(運慶作)
宝塔を片手にポーズ多聞天
手土産に甲州ぶだうの深むらさき
ぶだうに説法ぶだう作りのお寺さん
この在所ワイン作りにベリーA
柿干すに田んぼに柿屋組み上げて
薬壺替りにぶだう手にしたお薬師さん
鶴の子てふ渋柿ご当地名物ぞ
先代も未だ未だ達者柿を取る
通草殻に茸詰め込む郷料理
一苦労手なづけ難き通草栽培
蕎麦の日の雨の予報が的中す
秋天下自転車で来て散髪す
拾ふ葉に何の虫穴首傾げ
運動会滑って転んでいじけた私
すり減りし鉛筆とがらす夜寒かな
台風の進路は五十一通り(天気予報 日本直撃の)
霧雨の打ちたなびきて盲目に
文殊の智慧思はすものに白式部
背高ノッポのアメリカハナノキ色づく葉
白式部三粒ぽっちりそれが佳し
相撲草手折り勝負を二、三番
秋草のすすっと抜ける・抜けぬもの
雑草は根から取らねば秋日和
唐突に彼の人思ふ梅擬
らふそくの絵柄手書きの菊・牡丹
菊花展色とりどりにその趣向
たまさかのテレビ観戦菊花賞
この家主蔓梅擬を溺愛す
ずぶ濡れの赤き茨の実雨弾く
三渓園入口菊苗のオンパレード
鹿の目のめんこし頭撫でて遣り
鹿の目の清けき寧楽に来て居たり
雀蛤となりペテン蔓延る世を慨嘆
マネキンのうそ寒立像キリコ展
寝る前に用を足しおくうすら寒
残る蚊の羽音に驚く部屋暗がり
返り花三渓園を漫歩して
Kindleの端末親し読書の秋
大きめな枕賜る敬老日直撃
芸は身を助くは真文化の日
塗装工骨休みして文化の日
たわいなく抜ける露草午前中
りんご狩写真背びらに天気予報
菊の展示だるま・福助一緒くた
バイオリンソナタ朝から文化の日
下葉の枯れなんぞ気にせぬ菊作り
菊苗を選んでもらふ色にも配慮
菊苗は四本千円ここ数年
菊の展示一通り見て内苑へ
菊花展最中の茶会三渓園
恒例の盆栽菊展三渓園
正門近くに盆栽の菊売れる店
買足せり色とりどりの盆栽菊
欲張って買ひ足すものに盆栽菊
ジャイアント馬場の頤(おとがひ)思ふ懸崖菊
四方より千客万来菊花展
裏方より入門菊の三渓園
スリッパのあたふた駆けつけたまんまの秋夜
好日や木賊は真っ直ぐ来る日も来る日も
いい加減にしておけ振りかけ唐辛子
房総の月下の館山見ゆ晴夜
捉月の伝牧谿は猿猴図
秋闌くや建長寺境内絵図
見るからに奪衣婆すさまじ渇筆画
大菊の仕立て筆頭七本立て
一文字一重の花弁十六枚
針管に感心する方目を細め
走り出す花弁の妙(たへ)や厚走り
握り締む拳突き上げ大掴み
美濃菊は花弁が帆を立て走る様
福助のちんちくりんも賞を得て
天川村澄む水のこゑ山のこゑ
一年も費やし育む小菊の懸崖
傷ものの身不知転じてジャラートに
たんぽぽの穂絮小風に昇天す
◼️冬
真冬の景気関税懸けたり懸けられたり
星月夜ひとりかも寝ん綿布団
鎌倉の闇夜貫く十夜道
能なしの煤逃げ駅前パチンコ店
角っこの妙に艶々炬燵かな
朽ち葉打つお岩木山の通り雨
もみぢ葉のかさりと落ちてアメリカハナノキ
風鈴は冬眠よう働いてくれました
冬物干しそんなこんなで一日暮れ
塩、胡椒モヤシで鱈のホイル焼
鱈と云へばムニエル釧路産がお勧め
野菜の皮・へたを活かしたけんちん汁
賑やかしポインセチアを軒下に
枯れ芙蓉妙に浮き浮きして外出
人生はあっと云ふ間ぞ青木の実
犬小屋に犬がだらだら青木の実
究極の赤を極めるポインセチア
神奈川沖浪裏師走の千円札
池尻に三溪偲ぶ返り花(原三溪)
竜の玉持ち腐れてふ言の葉あり
布団干し日和と弾む妻の声
布団干す濡れ縁ありて重宝す
布団干す団地空家の市松模様
瀬戸神社海に真向ふ追儺式
階段を上がった処に追儺社
あらかたは掻き出せる泥池普請
餅つきのやうな音して池普請
なやらひの鬼ひやぁひやぁと悲鳴上げ
投げ方にもっと工夫を鬼やらひ
「鬼は外」ともっと大きな声出して
小心者のやうに小声で鬼やらひ
冬青空エィと切り裂く飛行音
冬青空遠ざかりゆく飛行音
寒ければ家の中でも襟巻して
木の葉髪刈り込まれ我小ざっぱり
何にしやうかと氷上を滑らす物
銀髪の走者戦線脱落す
雪山を眺むわが眼と雪めがね(ゴーグルをして)
雪合戦行き尽く処まで行きて
おっ母が呼びに来るまで雪合戦
マスクして風邪をうつさぬ日本人
マスクして一億欠ける日本人(あまりにも几帳面)
冬の蠅少々頭でっかちな
雪礫一つや二つ喰らっても
竹馬やよたれそつねと向き変へて
シャチコバって撮られてゐたり青写真
押しくら饅頭押されて泣くなもう日暮れ
おしくらまんぢゆう声も躰もぽっかぽか
見せ物ではありませんコアラの耳袋
縄飛びの中途半端な弧に躓く
竹馬の宇宙遊泳愉しめり
体重を乗せて切る餅かって出ぬ
竹馬をツツツと走らせ草っ原
ゴーグルかけ怪人二十面相の真似
くつさめの第二波も又大きかり
通学路傍に行列雪達磨
続く咳一旦止んでそれっきり
雪だるま描く子供の輪郭線
雪礫命中されば倍返し
大部屋に響き渡れる大嚔
鴛(をしどり)にいづこからともなく迫る夜気
翳ゆらゆらさせて鴛羽繕い
一掻きに鴛の進める距離如何程
鴛を押す推進力は尚続く
水底より見上げてみたし鴛鴦の沓
就中鴛鴦の睦みのとこしなへ
水掬うに勝手が良くて鴛鴦の嘴
たゆたへる胸元辺り鴛鴦の水
水鳥の愚かな翳を乱さずに
遮断機は閉ざされたまゝ枯芒
告げ止まぬ熊と津波のダブルニュース
告げ止まぬ津波のニュース九州場所
一房づつ味はふ八幡浜みかん
温暖でみかんの王國八幡浜
映画の日の朝の食事の寒卵
前開きのカーディガン着てご満悦
前開きのカーディガン着てシネマ見に
股引を引っ張り出して一日干す
股引の穴の修繕極めて難し
股引の擦り切れる処決まっておる
恰好はどうでも股引愛用す
ポッポッとトタンの屋根に冬の雨
仕草は一緒蚊帳と毛布は端掴み
滑り込む毛布は慈愛に満ちてゐる
この寝相脚で毛布を蹴っ飛ばし
鯨のごと潜る毛布の海原に
電気毛布とりわけ朝は「強」に入り
ずずずと新雪瓦を滑る音
新雪のドカンと落ちて家の裏
大年の魚の投げ売りデパ地下にて
大年の身体一転さぁ寝ねん
池尻に三溪偲ぶ返り花(三渓園)
除夜の鐘衝き了え青年背を返す
断捨離の本山積みに年を越す
断捨離本山と積み上げ年を越す
喉元を過ぎる熱さよ根深汁
小食が板につきたる根深汁
根深汁啜り安堵のやうなもの
ほとぼりが覚めてゆくやうに根深汁
巻繊汁ぐつぐつ煮え来具だくさん
粕汁や鰤の頭(かしら)か椀に盛り
冬帽の似合ふ政治家麻生太郎
冬帽の似合ふ人又似合はぬ人
冬帽には頓と縁の無いわたくし
角曲がり来る冬帽の一青年
冬帽子大正ロマンを裡に秘め
冬帽とて柔らかなるを佳しとせり
胸張って遺影に収まる冬帽子
冬帽の似合ふ俳優(わざおぎ)早川雪洲
帽子芸と云へばほんじゃまかの早野凡平
帽子芸が最高ほんじゃまかの凡平さん
末廣は会津の地酒冬銀河(新城杏所に次句あり「東京の悪を憎める冬銀河」因みに杏所は妻陽子の親戚筋で会津の醸造家)
襟巻していつもの帽子黒の帽子
マフラーして浮き立つこころ金婚式
雪國の除雪予算は如何程
消雪パイプ露出してゐる橋袂
雪原を均らしにかかるロータリー車
除雪車の精根尽きて眠る雪中
黙々と雪掻き登るラッセル車
ラッセル車の一進一退もがり笛
まざまざと夜明けの峠ラッセル車
機関庫に出動を待つラッセル車
命縮める思ひで取組む雪卸し
雪卸しの転落ニュース新潟より
スコップで一突き二突き雪卸
和気あいあいボランティアの雪卸し
雪踏みや路地をちょこまか近所の婆
雪踏みに婆が出て来て小一時間
雪山の秋田杉林等間隔
御託宣天から降って冬雲雀
冬の鵙一休みして桂の木
冬の鵙一声も無く庭離れ
冬鵙のしばらく黙ってゐたが去る
着ぶくれて何とでもなる金の遣り取り
寒禽の滑り込む庭落葉季
沢庵は色味が全て味は二の次
寒禽の番であらむ啼き交わす
寒禽の庭から庭へ矢継ぎ早
寒雀声から推して今朝は二羽
寒雀胴にしるけき矢文様
わが庭に居るは束の間寒雀
寒雀丈高き木のてっぺんに
チチチチと声を零せり寒雀
寒雀ちゅちゅんがちゅんと石畳
寒雀ごにょごにょ云って我が家去る
寒雀飛び去るこゑの遠(おち)よりす
法堂(はっとう)のうしろ辺りで啼く笹子
笹子来る道幾通り建長寺
さゝ鳴の藪駆け抜ける気配して
さゝ鳴や辛抱強く待てば啼く
さゝ鳴や塔頭の庭貫きて
体操せねば身体は弱る寒雀
小用足しそそくさと出づ寒厠
寒雀上る下るを繰り返し
階に公暁の銀杏寒雀
ふくら雀じっと鎌倉石の上
手袋は薄手に限るこの自在
寒雀遊びごころを大切に
寒雀行ったっきりになる狭庭
食べ残し熊は雑食ご用心
朝一の頭上ばさっと寒鴉
冬服をお天道様に当てゝ干す
肩冷ゆる日や暖房を試し焚き
通勤路遠廻りして枇杷咲く道
戸袋に賢さうなる蠅虎
通勤ルート八手の花の咲ける道
暖房を入れ始めたる通勤車
一輌は女性ばかりの暖房車
冬の雨うち煙らせて大井川
焼藷の匂ひ鼻衝く師走のデパ地下
焼藷の甘ったれたる香の風筋
冬林檎服でこすって丸齧り
引き締まる今朝の気温や冬紅葉
一望の大根台地や靄上げて
墓原に枯るゝ鶏頭冬の雨
学童の登校路にして枇杷の花
千筋の畝疾走三崎の冬菜畑
岬鼻に轟く波濤冬菜畑
枯銀杏の足下に木片紐着き石
腰に食ひ込む枝打ちの命綱
猟犬の横目ぎょろりと擦れ違ふ
寒釣の醍醐味魚信は竿伝ひ
寒釣の羽田晴夜の星の数
牡蠣小屋の看板でかく小柴港
夜咄はゾクゾクするやつ絵らふそく
夜咄は佳境に入りぬ和蝋燭
大枚の値のつく熊の皮ならむ
ふくらふの深謀遠慮見倣ひたし
粉雪の落ち来る鹿の鼻っ先
冬紅葉ちりぬるをわかと散り果てぬ
鯨肉は昭和の味よと象牙の箸(祖父 繁蔵)
窓といふ窓に板張り冬構
風に悪ささせぬ目配り冬構
独り言云ふ癖つきて冬籠
覗き窓一つ残して冬構
冬囲筵、丸太を総動員
雁字搦めに家の目隠し冬の能登
サイレンの音追ひ駆けてゐる布団の裡
町内の消防団員馳せ来て出動(火事)
纏ひつく毛布にからまれ白昼夢
遠富士を目で追ってゐる暖房車
富士山が飛んでゆくなり暖房車
雪の不二飛んでゆくなり車窓
姑の妻へ優ママよりの膝毛布
膝掛して監視員坐像のごと
だだっ広く寒き館でキリコ展
サインポールくるくる冬青空の街
目くるめくサインポールやもう師走
凍れる朝一二三で寝床を起ち
古布団に顎(あぎと)を埋め長話し
電子書籍に夜な夜な浸り冬籠
けふは快晴と妻に云はれて布団干す
感謝してせんべい布団を打ち捨てむ
嘴突っ込み頻りに水鳥何漁る
つくねんと一日が暮れて干蒲団
厚着して亀遊館てふ銭湯に
唯一輪鉄線の返り花
空深く咲く鉄線の返り花
返り花白一閃のクレマチス
着ぶくれてスマホの画面を繰る車内
着ぶくれて遣ること行き当たりばったり
着ぶくれて遣ること次第に大胆に
ねんねこ半纏ぬくしやひとつ童謡でも
冬怒濤集り砕け立ち上がる
神奈川沖浪裏解剖冬立つ日
古写真にちゃんちゃんこの我納まりて
熱き湯に顎まで浸かり小つごもり
つはぶきの莟める内苑にて茶会
大味なみかんでありぬLサイズ
短日に急かされ了る庭仕事
一寸羽織るものを探してカーディガン
体重を上手に乗せて切るが餅切り
焼く餅の仕上がり待たるきつね色
立ち登るランチスープの湯気ほのぼの
サイゼリヤランチスープのぬくもりに
翁の日とやかく云はれほうれい線
息白しプールを洗ふ飼育員
暖房を入れる日もあり紅葉月
竹馬の超難しと音を上げぬ
マスクして象の世話する飼育員
日向ぼこなどと云う術忘れをりし
ともかくも火の気の欲しいお酉さま
水面にぷるんと貌出す鳰
鴨撃の装束それらしくていいや
綿虫を突き抜けてみよ二度三度
サブちゃんに紙の雪降る年忘れ(北島三郎)
蜜柑剥く妻に変わって蜜柑むく(老人の手の震える病)
LED聖樹の街中都電ゆく
アイスホッケー攻めても攻めてもさっぱりや
アイスホッケー一瞬きの間に得点
アイスホッケー選手なる義父慶應出(大正生まれ)
股潜りパック打ち込むアイスホッケー
スノーボード収納バスの横っ腹
風邪薬早速嚥んで一安心
スケートのおっかなびっくり繰り返し
スケートは恐怖の連続尻込みす
スケート二、三歩歩いただけでたじたじす
枯れ草に弥次郎兵衛めくシーソーの影
切干しの縮れ放題潮風に
切れのあるジャンプす男子シングルフリー(フィギュアスケート)
スケーターのジャンプは恰も竹トンボ
赤レンガ二棟の間にスケートリンク
妻共々ことし早めのインフルエンザ
耳更に遠くなるなり風邪心地
四回転二本を決めてフィギュアフリー
日章旗背に滑走のスケーター
回転に継ぐ回転つつがなくスケーター
目くるめくスピンを決めてスケーター
ゲレンデはうさぎの遊び場飛んだり跳ねたり
雪山に雪煙上げてスキーヤー
新雪の比良山琵琶湖一望に
赤城山膝下の村の蒟蒻畑
河岸段丘好みの蒟蒻当り年
高電圧鉄塔膝下の蒟蒻掘る
大いなる梅干貌の蒟蒻玉
此処沼田赤城山(あかぎ)の見守る蒟蒻畑
中・高はミッションスクール鑑三忌(内村鑑三 関東学院)
冬薔薇を扱いかねて剪ることやめ
冬ばらに刺され血を吹く指ねぶる
坂内の小盛り餃子に舌鼓
抱へごこち天下一品なる文旦
◼️️新年
先師林火紙子鳴らして厠行(初夢)
未だ八十あなた任せの年じゃなし
朝顔に正しく向ひ朝の立ちしょん(元朝)
初夢に水素燃料電池船
戦の神毘沙門天を初夢に
潜り込む術は土竜に一歩譲り
書棚より一冊抜きて大旦
お喋りな雀来てゐるお元日
鎌倉がよかろと決す初参
息凝らし五行の構へ歌留多取
攻め込まれ此処が踏ん張り処の歌留多
松過ぎの風巻き込んでどんど焼
爆づ音の千差万別どんど焼
黒煙が白煙になりどんど焼
買初めにすすきあしらふ絵らふそく
絵ろふそく5 匁2本入り買初
つくねんと砂利を踏みしめ初詣
黄の褪せし付箋紙付きの本読み初め
◼️相撲
いい加減な喉輪外れて負け相撲
荒角力中でも古参の高安は
そこ引いて破れべくして負け相撲
蠅払ふごとく横綱莫迦力
高安にも小細工技術あり納得(内無双)
照ノ富士自分の躰と相談して
小兵力士この頃殖えて大歓声
玉鷲の42歳の角力視よ
勝ち急ぐことを戒め元横綱(照ノ富士春雄)
大ノ里躰が臨機応変に
玉鷲凄し館内どよめく突き落し
藤ノ川の角力美事と云ふ他なし
大ノ里万全寄り切り初日白星
針刺しは毒まんじゅうと解説琴風
取りこぼさず初日白星いい角力
初金星伯桜鵬は大手柄
◼️雑
ああ云へばかう云う子供アメリカ母ちゃん(tvワタシが日本に住む理由)
声殺し正調はるみ応援歌
小さな旅アンコ椿と寅さんと
寅次郎アンコ椿を旅に聞く
覗く人片付けろとは寅の弁
なでしこや竹槍もって本土決戦
筏士が素っ飛ぶやうに大井川
お飾りの大統領が何ぬかす
プーチンの家庭教師が何ぬかす
剥げ仁王処々に紙つぶて
新知識スマホの細菌便座の十倍
スマホ向け除菌をうたうグッズが数多
トランクルームの後ゆ重機が首伸ばし
港湾の風の鹹(しほはゆ)しトランクルーム
言葉遣い隙間だらけの桃子さん(辻桃子)
隙間佳しホ句の真髄隙間也
ワーファリン呑みに血止めの絆創膏(庭仕事の最中に)
つまらなき景を敲(たた)きて面白く
交易所古代の風吹く舟着場
ラドン湯やバドガシュタイン鉱石沈め
意図する処判るが地震に強き街(ガス工事等頻発)
ラドン湯のジェット噴流愉しめと(亀遊館)
ラドン湯や泡湯に私の屁も交ぜて
丹波築山よーいよーいのでかんしょ節
ボサノバが日本に来た日ささやく日(小野リサ)
感情のジェットコースター隼人のピアノ(角野隼人)
健吉の「ことばの歳時記」斜め読み(山本健吉)
羊より今では牛が新西蘭(ニュージーランド)
天気雨からっと上がる給料日
ボサノバが日本に来た日ささやく日(小野リサ)
その昔艀溜まりの石川町
船名は「とびしま」飛島航路かな
投げる時顔に皺寄る藤沢五月(ロコソラーレ)
飛島の生徒三人小学校
スナップショット湘南の海たゆたふを
たゆたひつうるほふ相模の海と山
江ノ電に揺られっ放し眠くなる
胡粉作り膠と牡蠣殻百叩き
ヤットウの柳生の庄を帰りがけ
頭の中空っぽにして般若心経
だみ声の隣の亭主夜勤明け
曜日毎に注意こまごまゴミ出し規則
ゴミ出しは篤と分別表を見て
言葉並べ棒読み俳句も一境地
Jipangの島形して焼魚
関東各地今日より日差しが届きさう
何処押してそんな結論出す君は
鯉にお麩餌付け上手な女の子
俳句好きの政治家嫌いが下す論評
蛇笏句の詠ずや甲斐の郷土色
俳句三昧龍太のおっぽり出したもの
ブラックバスの氾濫琵琶湖霞ヶ浦
太郎にとりマッカーサーは屁の河童(麻生太郎)
世は大平金婚式など無頓着
病床のおならの逃げ場無きベッド
ジョンウエインの「黄色いリボン」や久しぶり
北斎の怒濤図描くは天界ぞ
蓼食ふ虫AIもって介護ロボット
とてつもなく大き才能AI流行り
老舗らしき風格会津の蝋燭屋
嬌声上げ絵付け教室絵らふそく
伝統の焔赤黒絵らふそく
暗澹たる色して会津の絵蝋燭
老いたくて老ゆるにあらず金平糖
シュールの森深き館でキリコ展
土産とて河原に拾ふ唯の石
選句時のテツの名乗りは岡田鉄
高階に眼鏡曇らせランチスープ
鳶舞ふが見ゆサイゼリヤ高階にて
サイゼリヤ遠くの街を一望に
サイゼリヤ笑ひの元は女高生
紅が白に負けとる後半がんばりや
稚拙味の木造だるま、朱衣達磨図
蘭渓道隆坐像描くに曲彔なし
伸ばす処伸ばし春日の「長崎の人」(春日八郎)
建長寺三門、法堂一直線上
麺麭切り包丁のやうな戟(げき)持ち広目天
棒の雨田畑山林貫きて
以上
by 575fudemakase
| 2025-11-17 10:38
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俳句の四方山話 季語の例句 句集評など
by 575fudemakase
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▽ある季語の例句を調べる▽
《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。
尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。
《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)
例1 残暑 の例句を調べる
検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語
例2 盆唄 の例句を調べる
検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語
以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。
《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。
尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。
《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)
例1 残暑 の例句を調べる
検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語
例2 盆唄 の例句を調べる
検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語
以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。
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