最近の嘱目句あれこれ45 2025年 (高澤良一)
最近の嘱目句あれこれ45 2025年 (高澤良一)
◼️春
潮溜まりの底をド派手な雨虎
忘れ潮遊び呆けて何の稚魚
民宿の婆のお手製カメノテ汁
五段ものもずく売り手の不精が見ゆ
五段ものもずく売り手の魂胆見ゆ
平家の落人半農半漁の素もぐり漁
鷹化して鳩を哲学的に考える
小灰蝶にして見たきもの職務質問
大惨事高原レタスの不結球
高騰はレタスが筆頭道の駅
天ノ下何して呆けた土筆達
有明海苔パリッとそろっとふわっとが佳し
その作り臨春閣は雁行形(三渓園)
湯川秀樹目指す我等は理工系(関東学院六浦 学級編成)
朝夕に池に張るもの薄氷
早起きしてこれみよがしの朝桜
山菜など頬張りSLグルメ旅
浅蜊売の傍に潮吹転がって
浅蜊の中の潮吹一つ退けて売る
浅蜊が潮吹けりちょいちょい浅蜊売
掘り当てればちょろと舌出す大馬珂貝
呆け封じの寺木蓮の暗紫色
空怪し一雨来るか紫木蓮
ヴィオラ枯らす鉢の水遣り怠って
◼️夏
タイドプールにヒョウモンダコ等居ることも
藪蚊退治八十越えのええおっさん
海浜掃除総出地元のおっちゃん達
別嬪の海牛岩窪散策す
掛け時計は大方丸型時の記念日(六月十日)
海猫旺んに舞ふ大空や釣日和
釣は解散海猫舞ふ中家路とる
高級志向百年続く梅農家
天日干し百年続く梅農家
雹被害の黒き点々干し梅に
弁当に自前の梅干梅農家
ガザミとらんと海の町綱不知(南紀白浜)
大夕立の裾荒風に捲れけり
自転車は隊列組んでゆく夏野
口ずさみながら童謡花菜畑
南高梅おい頼むぜと梅農家
午後は昼寝とさっきから云ってんじゃん
リズムよく俳句は作れとくねる蛇(くちなわ)
鰻の焼おにぎり浅草の裏名物
はつなつの館山の海揺らぎ詰め
激安は猛暑で黒ずむだだちゃ豆
朝涼や高原レタスの一大産地
首振りつゝ氷雨の中を出走馬
並足で粛々梅雨の出走馬
殻付きの又殻無しのかたつむり(東京都小
島 進化論)
就中何時殻無くせしかかたつむり
幼児等の隊列百足虫の揃ひ脚
梅雨の浜釣果無く濃霧に隠る沖
薔薇一つ貧家を整す梅雨日照
大輪の紫陽花揺する雨後の風
一雨ごと色極まりぬ額の花
あじさゐの紫紺深めて房重し
一雨毎色の移るや小あじさゐ
何をしに来たのであるか冷蔵庫の前
立小便ずずっと見上げて青森椴松
ニョロニョロと何処へ消えたか蛇(くちなは)は
新聞の切り抜き大事額の花
三歩先そっちへあっちへ道をしへ
わが前をそっちへあっちへ道をしへ
ところてん喉をくすぐり胃袋へ
さくらんぼ種の仕末を思案中
餌をやればあんぐり口を緋鯉なる
餌をやればがばちょと口を緋鯉なる
帯広のお子さん連れのばんえい競馬
夏には衣替えする山アチョイと民謡に(阿岸の郷まつり音頭 輪島市門前町)
来やがったか予報通りのゲリラ豪雨
紫微(さるすべり)懺悔の果てに何を得し(北原ミレイ)
青嵐鱏の一掻き喰らふごと
いい加減にしておけと蝉諭す声
鳴き移る蝉を許さず梧桐は
天候不順トマト玉ネギ三割高
富と権力こがね虫と兜虫
横浜の未来都市の上い行く白雲
広島忌アイロニーとはどう云う意味
原爆を持つ國抱ふアイロニー
一本道タマスダレ咲く通学路
こゑ掛け合ふ朝の出船穴子漁
幽谷に小滝を掛けし青木叢
缶からカンカラの音「おーいお茶」
国産茶百%缶から冷し飲む
「おーいお茶」の横腹にホ句粋な計らい
「おーいお茶」は冷凍厳禁レンジ厳禁
ビタミンC豊富緑茶に茶カテキン
缶からのタブを起こすや「おーいお茶」
終に脱皮努力の果ての油蝉
静岡の新茶ふるまふ観光列車(いっさかほい)
王将の箸紙にホ句麦酒遣りつゝ
鈴成りの楊梅支ふささえ棒
観光列車清水で止めて捌く鯵
黙々と働くものにスプリンクラー
室育ちの立派なトマトに塩振って
御来光東京湾の方よりす
もう起きねば夏暁のベッド小鳥のこゑ
西日浴ぶ街を貴方と自転車で
階の蟻何見つけたか急行す
木登りの落ちてはならず夏けやき
病葉の決心思ふ今朝のこと
大夕立大群衆を分断す
大股にすかんぽの道町役場へ
ナイル川の千年の流れ睡蓮に
線路際の枇杷袋掛して数数千
かたばみの花に膝折る祖母偲ぶ
あっさりとしたもの昼餉は冷さうめん
アスファルトの補修了りて油照
いちめんの蓮田昭和が甦る
新築の一棟麦畑の向う
昭和の日々きのうのやうにラムネ飲む
朝採りの絹莢 味噌汁お変りす
病葉のとまどひ辺り見渡して
スーパーリンペイ見ながら甘酒やりながら
◼️秋
蜩聴き人生下りで平坦な道
長寿國日本鰐型豊の秋(Zipangeは「黄金の国」の意)
中華街抜け来焼き栗手みやげに
焼き栗の馥郁デートの中華街
駅止めの会津身不知遠き昔
途中から立ち消え河口の秋の虹
焼き栗の押し売りに逢ふ中華街
東京音頭尊徳像も聞き給ふ(二宮尊徳)
焼栗に舌鼓打ち中華街
かたつむりの殻の空洞秋の風
ビューティタイム石榴ティストティ
はるか昔の味石榴ティストティ
食後のデザート種有り柿の小片ころころ
私にはとんと縁無き白秋忌
手に取って見るだけ高値のマスカット
今宵の月とんとお見かけしない方と
銭湯は朝からやってる文化の日
他愛もないゑのころ摘むや風の中
その違いどう見る敗戦・終戦日
どぶろくや瓶の作りに凝に凝り
霧しぐれ模糊と保津川紅葉狩
タチウオ・アジ・マダイの時季と釣船屋
梧桐のもみづる青葉と黄葉の路
稲作へ職変えイルカショウのお兄さん(南紀白浜)
青・真・小・鈴鴨居る一団
鴨渡る遥かなるもの遥かにし
なっちゃない翔び方をして鴨発てる
初鴨の制動距離を比べもし
見苦しくなく初鴨の着水す
水管橋絶景もみぢの荒川見ゆ
薄紅葉越しに見ゆ湖ボート漕ぐ
薄紅葉越しに見ゆ湖いい感じ
サイカチと鳴れる気のしてその枯れ実
皂角子のからからと鳴る峠道
皂角子を仰いで通る我等一同
末枯れの河原をメダカの学校の歌
どぶろくや舌に生ハムまったりと
訳あり食材コーナー熟れ柿山積みに
落霜紅何時になったら止む地震(ない)か
うめもどき真っ赤感激覚めやらず
毎日晴れ雲一つ無き柿の里
秋日和からあげあげあげからあげ音頭
豊の秋大将いけるはこのからあげ
大銀杏抱へ一言豊の秋(鎌倉八幡宮)
十月のモップ濡らして床を掃く(小学校掃除当番)
初鴨の降りて辺りを散策す
柿の里柿の脇抜け登校児
白浜は秋鶏頭の花咲けば
爽やか写生活かすも殺すもリフレイン
紅葉の吟行俳句についての立話
早野凡平披露す爽やか帽子芸
中庭の中途半端な紅葉かな
紅葉に利く朝昼晩の寒暖差
満月に眠れるジプシーライオン画(ルソー)
関西人曰くお芋さんお月さん(女房詞)
天候曇芝良秋の天皇賞
網入れて海苔の種付け千葉富津
路地奥に良夜の灯点すスカイツリー
敗荷は猛暑のせいでこの有様
本馬場へすすむ隊列菊花賞
風格ある馬体の入場菊花賞
秋雨の中有力馬パドックへ
片言のルメール天皇賞制す
武豊のメイショウタバルは残念賞
三才馬がワン、ツー秋の天皇賞
有力馬わけても8枠メイショウタバル
出走前わっと陸自のファンファーレ
菊花賞芝三千の長丁場
ゲームクリエーター・漫画家叙勲の文化の日
菊育て職住近接計る人
バス停は雀の遊び場秋日射
ピアスして一寸洒落たり秋服に(私ではない)
狼狽えつゝもらふ勲章文化の日(私ではない)
ダンディと云ふべき池尻の破蓮
疾うに過ぎをりぎんなんの拾ひ時
ぎんなんを拾ひ損ねし年なりし
錆石榴爪弾きして通りけり
長雨に彩色整ふ小むらさき
一番星直ぐに見つかり秋の空
一つ見つかり次々見つかる秋の星
秋も深まりその日暮らしを蜩と
ゆんべの台風何処へ行ったか嘘のやう
避けやうなき颱風中国動かれず
名月はご存知武将の肝っ玉
菅浦は浮塵子ぶんぶの四足門
音程は頓珍漢でカンナ咲く
ビリッケツは男子の恥と徒競走
追いかけても離れるばかり徒競走
負けたくない運動会だがビリッケツ
徒競走どうした訳かビリッケツ
山は秋一気に紅葉すすむ秋
水神さんのお下がり銀杏ご飯かな
酸味又これ好し洋梨ルレクチェ(ラ・フランス)
大和尼寺精進料理ぎんなん・炊き込みご飯
鶏頭の頭でっかち倒れまじ
もみづれる内苑見学ぞろぞろと(三渓園)
小流れの音爽やかに聴秋閣
馬厩舎肥を使って茸作りかな(帯広)
法師蝉死ぬる日数を数ふ日々
番組を中断虫の夜のラジオ
徒競走ラストスパートの甲斐も無く
気流に乗りエベレスト越ゆインドガン
雀わくわく蛤にならむとする間際
海渡るアサギマダラの秋のルート
三角州い行く目で追う秋茜
丁寧な挨拶コスモス揺るゝ中
金木犀だらしなくなりぴちょぴちょ雨
素通しの硝子が似合ふ美術館
一般公開乾通りの紅葉狩
青空も取り込み皇居の紅葉狩
協会新聞覗くや秋の物故者欄
釣人の集合離散文化の日
鯊釣船天気に恵まれ東京湾
紅葉の中継ニュース此処熱海
じゃが・玉ネギ高騰高温障害で
模擬テストの結果よからぬ夜食かな
お会式参り池上駅で落合うて
団扇太鼓手に手に行進門徒衆
団扇太鼓でんでんぼこと打ち始め
当地にも市民農園秋麗ら
真っ直ぐに黄落抜けるいっぽん道
先づ楓風に黄変西芳寺
つと暮れてたそがれ長きべったら市
柿の種丸っこいのと真ん丸のと
ふるせ等東京湾で釣れ始む
エアプランツ辺りの空気を肥としつ
おうたむんあの手この手の観光列車
双眼鏡配られ秋の観光列車
しゅしゅぽぽと自然薯列車の明智鉄道
大正の神寂列車の秋寂びて(大正天皇お召しの列車)
紅葉繚乱嵯峨野のトロッコ列車かな
渡月橋百花繚乱の秋到来
中禅寺湖のもみぢの黄葉今月末まで
日本各地湧きに湧きたるクラスター流星
秋の山遅々と移動す雲の翳
送電塔点在もみづる那須原野
英国は塗り絵流行りの読書の秋
柿の木に登る熊あり畑不作
ちんちんを取り出しおしっこ芒原
指サック早速冷やつく指先に
日の匂ひせるたばこの葉薄黄なる
ほんのりと進む食欲柚子大根
この土日はお出掛け日和秋日和
黄落季境内上下真っ黄色
寒暖差あれば横手のホップかな
うはばみは穴の下見に精出す日々
大藁船繰り出し横手の送り盆
町会毎藁船繰り出し送り盆
端縫い着てキタさと西馬音内盆踊り
西馬音内ずずずと吸って冷やがけ蕎麦
ポートランドで習って横手でリンゴ酒作り
端縫い着てガンケ踊りを娘っ子
◼️冬
寒風に尻をからげて自転車置き場
晴れし日選び墾戸磨かん小晦日
喜多曰く「時に蒲鉾鮫じゃアあんめへ」(十返舎一九「東海道中膝栗毛」)
「かまぼこの日」が在り蒲鉾食さんか(十一月十五日)
コインランドリーは師走の混み方してをりぬ
師走には師走の混み方コインランドリー
煙濛々討ち入りの日の泉岳寺
有名なシェフ監修の節(せち)売り出せり
正月用の食材ずらり師走半ば
ブレーメンの犬、ロバ象るイヴの菓子
イヴのケーキの受付パン屋ブレーメン
師走のキネマうさぎと狐の警察官(ディズニー映画「ズートピア」)
てんこ盛りのコンテナ師走のコンテナヤード
東京まで車窓の枯れを突っ走る
電線の張り方如実冬青空
裘車窓の日向にほっこりす
まるっきり枯葉削がれて立つ雑木
酉の市大中小の福だるま
酉の市ちんまりと立つ瀬戸神社
木枯らしが梧桐の頭を削ぎに来る
枯葉舞ひもみぢ葉ふう並木道
舗装道路落葉カサカサ杖トコトコ
一冬に二回天然氷日本中へ出荷
誰も来ぬ裏日光のダイアモンドダスト
一人で雪掻き日光裏道隠れ里
天然水作り雪退け裏日光(一番氷は捨て氷 天然水作りは二番氷より)
根子岳へオオシラビソの根を跨ぎ
八幡宮枯木の間にまみゆ半月
老いて老いて溜息白息つくばかり
豪勢過ぎるおせちの勧誘呆れたお方(テレビ販売)
身の芯からぬくむよ茶碗蒸し中華風
すき焼きの具材葱提げ帰り道
具沢山喰い気を誘ふおでんかな
千三つのいてふ落葉を振りかぶり
十二月モツプ走らせ床掃除(小学校掃除当番)
買ひ得のブロッコリーなり売口上
けふあたり寒気のピークと朝のニュース
けふあたり寒気のピークと朝の天気予報
高梢に残る葉もみぢ雨上り
高梢に残るもみぢ葉雨上り
イルカ踊る海に向ひてくらした海人(うみんちゅ)
長瀞のサイクリングロードを落葉馳せ
接岨峡涸れゆく川にい行く白雲(大井川)
訳あり食材コーナー師走の人集め
あたたかいスタート十二月朔日
年の瀬の「第九」ダイダイ大好きで
恵比寿ガーデン10万球のイルミネーション(LED)
今日は何の日「おだみきをの死」(三段跳 織田幹雄)
熊の目撃頻繁熊の糞の有無(秋田放送)
熊対策庭の柿の実とりおけと
十二月二日笹子トンネル天井板落下(今日は何の日 放映)
年の瀬の早起きおもちゃのチャチャチャ
朝一の波のうねりや冬立つ日
過冷却水飛び来てだんだん樹氷となり
寝てるしかない寝ていよう除夜の鐘以後
こんもりと樹氷乗っけて大白檜曾
立ち塞がる椴松スノーモンスター
そこそこに撮れてゐるなり青写真
もう一押し氷柱は図太く太りてこそ
雪掻のあとすることもなく昼寝
なんだ置物の熊かちっとも怖くない
小便の湯気立つ先に雪後の街
悪さしたやうに酢海鼠縮こまる
赤目河豚何が不服でその口付
今朝の冷え込みダウンジャケットだとチョッとな
落葉時雨の湖岸道路をサイクリスト
菅浦を時雨が渡る黄昏れ
冬の蠅透ける硝子に遮られ
たくあんの黄色に元気貰ひけり
永谷園のカップのお茶漬冬の夜に
風邪引いたかこっそりすっきり龍角散
飛行機がぶーんと飛び立つ深雪晴れ
暮に集ひ賑やかに年送らんと
古民家村便り初雪前にして(NHK BS)
枯枝に雪アンバランスに深雪晴れ
始めてや身体労わる冬の薬膳
買い出しのあの方今夜は鰤大根?
すき焼に喉鳴る ご飯をてんこ盛り
鈴鴨に向ってcome onと女の子
三渓園水辺や桜落葉の香
一団の鴨進む方何か有る
つはぶきの林立三渓園裏口
煙草火の小火有り駆けつけ消防車
NHK秩父夜祭生中継
秩父屋台囃子トコトン夜も更けて
山車引いて若衆見処はギリ廻し
地図に辿る山車の順路は団子坂
小学校はお休み祭りに繰り出す子等
下郷の笠鉾引手三百人
下郷の山車の切り棒てこ棒抜き差しして
一年の祭を終らす秩父夜祭(川瀬祭、ジャランポン祭、御田植祭、龍勢祭)
秩父屋台囃子の練習テンテケテ
秩父夜祭小太鼓の音長丁場
ベランダに人乗り出して夜祭見物
冬花火うち上げ夜祭酣に
山國の夜気を引き締め冬花火
上町屋台の見返り鯉の滝登り
団子坂越えゆき山車はお旅所へ
中町の屋台はしっかり腰廻り(安産型)
子供等の歌舞ける屋台芝居かな
夜祭の殿勤む本町屋台
ギリ棒の抜き差し派手や中町屋台
達磨図の見返り中町屋台かな
霜の夜の小粋な一曲「茶色の小びん」
ハライソへ行くのは順ぐりきよしこの夜
止まる時顔を傾け島柄長
高梢にじゅるりじゅるりと島柄長
帯広の豚丼長ネギ、唐辛子
小晦日臼抜ける程餅ついて
胸倉より顔面襲ふ清川だし
凍みる夜の千の熱唱おふくろの唄(千昌夫)
掃納ゴミのポイ捨て腹が立つやら
御神渡り尋常ならざる天の声
二、三言花ひひらぎへ声懸けぬ
もうそんな頃よと日に当つ毛糸のセーター
重装備の釣人厚着で船着場
払暁の出船しばれる波喰らひ
強霜の船端埋まる釣人で
冬は遊びまくれインバウンドの旅に
冬を活用身体作りのアクティビティ
冬は愉しみ遊べマイ・ユアアクティビティ
冬遊び雪期に流行るアクティビティ
氷瀑を見にゆくツアースノーシュー
小春日の犬とのふれあい日差し中
雪原馳すアラスカン・ハスキー犬橇体験
スキーリゾートで犬橇体験命伸ぶ
奥入瀬でスノーシュー散歩冬満喫
かぼちゃ食べ柚子湯に入ってわが冬至
年の瀬に試して納得シュレッダー
どか雪の踏んぶし体験スノーシュー
手擦りに雪片橋に豪雪九頭竜川
平野は平ら、山はもっこり雪を載せ
賑々しく冬は風・風邪・風任せ
湯治客愛づる師走の冬紅葉
東京はぽかぽか陽気霜月朔日
夕日差し家の奥まで大三十日
風も然り今日からの十二月
日めくりに師走の文字十二月
十二月朔日何故映画の日
日めくりにコメント昔歳末たすけあい
つくねんと尿(しと)して戻る綿布団
不覚にも忘れてをりし三の酉
秩父夜祭驚天の冬花火
野沢菜漬け青空ながら刺す寒気
定番の鰈の煮付け夕餉とす
社寺の縁日多々ある中の年の市
夕月にさむさむと暮れ地平線
酉の市友との再会楽しみに
観光列車鮟鱇ローストのイタリアン
焼け止まぬ火事あり空家ばかりの街
底冷の深夜の放映サスペンス
聖夜彩るポインセチアの溢れる街
空き家多き故の火事とか今朝のニュース
息白くニュースキャスター「お早うございます」
火事のニュース朝っぱらから関東甲信
つむじ風櫟落葉を走らする
ハウス栽培のポインセチアぞ一万鉢
ポインセチアの出荷始まる鉢の数
青木の実ひっそりしてゐて気になる家
寒雀隣の家へ横滑り
寒雀隣の家へ鞍替えす
熊のこと なるようになるジタバタせず
熊穴に入るか否か其処が肝心
喪中ハガキ舞ひ込む年の瀬バイク音
朝日の矢 戸の隙間より冬立つ日
服喪のハガキ立て続き来て十二月
ことし一番の冷え込み予報十一月
悪さする熊の出没困ったもの
悪さする熊の出没年の瀬も
冠雪の便り早々倶知安より
ポインセチア乗せ置く机ガタついて
インフルエンザの注射受けし夜安眠す
寒いから寝ることにする雨小降り
股間の頭突っ込む遊び日暮れまで
もうこれ以上飲めぬと云うこと口にする
へべれけになるのはもう無理なんちゃって(燗酒)
不思議なもの寒気は痒み伴ひて
これはしたり熊のほっつき歩く街
空調のぜいぜい暖房入れし部屋
クリスマスカクタスぽっちり花落とす
葉の繋がりシャコに見立ての蝦蛄葉仙人掌
徐々に伸ぶ日脚の冬至あたたかし
雪片のちらつく馬籠宿に着く
雪暗の木曽路旅人急ぎ足
うずくまる雪の木曽路の杉木立
うずくまる雪の木曽路の風景画
下駄跡の雪にくっきり八幡宮
雪駄跡雪にくっきり八幡宮
御神域万物雪気に息潜め
日暦に残れる日数けふは煤掃
峠越す人に粉雪大いに降る
綿虫が屯す焼却炉の跡地
夏みかんの汁を絞りて熱湯に
冬と云へば昭和の老人ポンジュース
ワークマンのポケットだらけの防寒着
わが家への路が埋まらぬやうに雪掻き
大つごもり大きな穴掘る何の為
初雪のちらつく中をコンビニへ
雪掻きの音細路地を進み来る
除雪車の音細路地を進み来る
雪掻を朝っぱらからご苦労さん
夕飯の鰈の煮付けに箸伸びぬ
小春日和窓越しゆっくりい行く白雲
寒ければ電気ストーブ近う寄れ
よく見れば私の手袋びっこたんこ
「今晩は六時になります」寒波のニュース
来週一気に寒くなり空気乾燥
演武チャタンヤラクーサンクー猫脚立ちの師走かな
いざ出陣師走の渋谷の交差点
寒鯉は居合の如く水を撲ち
華と咲く尾灯師走のハイウエイ
早々と自転車点灯初冬の国道
柿の木と思うすっかり実落とせしは
◼️新年
初夢にMPの立つ蒲鉾兵舎(Military Police)
蒲鉾が出て来る読初め「膝栗毛」(十返舎一九「東海道中膝栗毛」)
食積の一員として鳴戸・蒲鉾
カラフルなかまぼこへ先づ柳箸
正月の富士さんいつもと違うなぁ
インバウンドてふ正月の迎え方
日光発祥揚巻湯葉を一日千個
お正月来たとサガンボの煮付けして
たまさかの餅焼がこれ大仕事
お喋りな雀が来てゐるお正月
田沼まで笑顔を持ってく初電話(わが故里は栃木県阿蘇郡田沼町)
地蜘蛛の腹切らせる遊びお正月
ダリの口髭十時十分夢始め
福神漬シャリシャリスープカレー好き
容態と相談の上の正月参拝
初夢にピアノ鳴らすは指いっぽん
鼻緒きつき下駄をおろしぬお正月
芳しく無き容態と初便り
卸したての下駄嬉しかり大旦
ラストシーン新年会へ出向く途中
新春演奏ではではお耳拝借します
初日の出射す方向が東京湾
おとし玉たんまりゲット令和の子
黄表紙のダンカン数の子買ひ占めぬ(義経の郎党)
本体無き香薬師像を初夢に(新薬師寺)
◼️相撲
若いのは若い裡にその芽をつぶしておけ(玉鷲談)
めいっぱい喜びを吐露一山本(敢闘賞)
現れた真のつわもの安青錦
ダントツの強さは真摯な角力ぷり
名伯楽業のデパート速攻説く(舞ノ海)
大関が近づいてくる安青錦
だぶだぶとほっそり角力の両力士
◼️雑
「シライタ」を肴に弥次喜多風呂上り
貧乏に浸りて疎開以来の私
平たく云へば帯状疱疹ウィルスの仕業
カーリング僅差の負けで男泣き
川であり町名であり滑川
鎌倉の日向日蔭を滑川
うさぎと狐はバディシネマは佳境へと(ディズニー映画「ズートピア」)
跳ね返す弾力ズック新調す
孫の手をとこどき借りるそんな齢
蓄音機で聞く楷書の歌手藤山一郎
えへへへのヘェ私のカラオケ「波浮の港」
高みに持ってゆかれる痛快エスカレーター
通販の口八丁には誤魔化されじ
飛び損ねし鳩のうろちょろ脇参道
一番当る天気アプリを使ふ日々
規格外だがお手頃価格でお届け野菜
規格外でお手頃価格を名乗る野菜
規格外だが有機を名乗る高額野菜
規格外野菜並べて道の駅
規格外野菜並べて売る昨今
パンダのあとレッサーパンダの飼育員(パンダ中国へ帰国)
仏さん閻魔さん仏様えんま様
ホ句ぼやっと諷詠この方六十年
今日の天候「関東おおむね日差しの届く日」と
流行語大賞「女性首相の働いて」
就中今日は火曜日筋トレ日(妻の介護体操の日)
流行語大賞今年は「トランプ関税」
流行語大賞今年は「古古古米」
街角で孤児たりし日を語るピアノ(テレビ放映 街角ピアノ)
街角ピアノ黄昏迫るチェコ・プラハ
街角ピアノ弾き手の人生炙り出し
老骨のジャスティンパレス健闘す(六才馬)
建築物拝見オタク万博見に
ハシビロコウじっと見てゐる眼下の雑魚
町名は旧町名のまゝ表札
人の好い奴で通りぬ西郷隆盛
人の好い奴で通りぬ鈴木亮平
竹生島グレーの海にグレーの雲
人形町は近所の保育園のお庭(日本橋)
清心丹昔身体に聴きながら(人形町にて)
手土産に人形焼や安産祈願
切れ過ぎてはいけない鋏で紙切り芸
サンダルで来てパチンコの入ること入ること
うち揃ふ顔ぶれ釣船弁天屋
口癖がそんなこんなで庭案内
入婿の三溪生糸商とし財を為し(原三溪)
ラジオ深夜便グレンミラーの「インザムード」
ジャズジャイアンツグレンミラーを今夜特集(ラジオ深夜便)
「別れの波止場」春日八郎張りの声
プサンハゲチョーヨンピル張りの声(釜山港)
意気込んで味噌汁の唄千昌夫
突き放すやうに云ひのけ師の訓辞
そもそもはダイナマイトのノーベル賞
大八洲(おおやしま)女性総理の生まれた國
倭・大和女性総理の生まれた國
払暁の波切り出船のエンジン音
高架橋渡る轟音モノレール
東京湾を真っ向旗日のモノレール
小銭入れ新調取り出す古紙幣
「心旅」亡き正平のちりりんロード(火野正平)
ハシビロコウ一か八かの一番勝負
ハシビロコウの狩のスタイル不適の笑み(アフリカ南部)
ハシビロコウのふるさとザンビヤ大湿地(野鳥の楽園)
廃鉱山鷹の目といふ硫黄哉(米子鉱山)
日めくりは下へ引き抜け切口綺麗
千玄室百歳 平和の大切説く
伴奏のピアノころりん「心旅」(自転車旅)
香薬師像現存すれば国宝級(新薬師寺)
香薬師像片手切られて捨てられて(盗難に遭う、実は金製でなく、銅製)
列車去る地元の人のお手振りに(手話で、観光列車ありがとう)
ハロワーク本日休日空底抜け
ひとり旅なおざりにせずJR九州
新発明スナック感覚餃子食む
天気予報晴れる見込みを色分けして
歌謡スクランブル菅原都々子に乗せられて(月がとっても青いから)
日の出と共に散歩の時間らじるの時間
東京の日の出に散歩す六時云々(ラジオ深夜便)
呑兵衛に昔トリスといふウィスキー
少年の肌身離さぬ肥後守
恐竜の骨の散らばるタジキスタン
いつの間に外真っ暗や本を閉ず
「型」演武初動、切れ味光りしと
大阪松竹けふはサンマの笑かさう
吟行詠演武アーナン見本とし(空手道「型」選手権)
雄物川奥処でフライフィッシング
以上
by 575fudemakase
| 2025-12-16 16:16
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俳句の四方山話 季語の例句 句集評など
by 575fudemakase
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▽ある季語の例句を調べる▽
《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。
尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。
《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)
例1 残暑 の例句を調べる
検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語
例2 盆唄 の例句を調べる
検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語
以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。
《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。
尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。
《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)
例1 残暑 の例句を調べる
検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語
例2 盆唄 の例句を調べる
検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語
以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。
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