2018年 02月 19日 ( 2 )

花の雲

花の雲 の俳句
花の雲

がけ端やあぶなくかゝる花の雲 花の雲 正岡子規
ここよりは女人を入れず花の雲 金久美智子
その一語花の雲より出で来たる 中原道夫
ちら~とちる花も見え花の雲 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
ちら~と凧見えそめぬ花の雲 島村はじめ
とくとくの清水はいかに花の雲 宇佐美魚目 天地存問
はいつてハくゞつてハ出てハ花の雲 花の雲 正岡子規
ぼんやりと埃の中に花の雲 花の雲 正岡子規
みな虚子のふところにあり花の雲 山田 弘子
みよし野や花の雲居の仏たち 山田弘子
逢坂は関の跡なり花の雲 服部嵐雪
一本の花のうしろの花の雲 今井千鶴子
花のくもおぼろをやぶる筏哉 花の雲 正岡子規
花の雲あれが大和の小口哉 一茶 ■寛政十年戊午(三十六歳)
花の雲かゝりにけりな人の山 花の雲 正岡子規
花の雲かくれつ見えつ行手かな 阿波野青畝
花の雲ははのかたちにははの灰 柚木 紀子
花の雲へと入りゆく母許に 水田むつみ
花の雲ぼさちの数と経りにけり 高井几董
花の雲一塊とべる峰の嶮 河野静雲
花の雲一条の滝その上に 千原草之
花の雲一日一日はふとりけり 花の雲 正岡子規
花の雲一日々々に太りけり 花の雲 正岡子規
花の雲押せ押せ雲の飛行船 吉原文音
花の雲王城細く見ゆる哉 花の雲 正岡子規
花の雲貫いて来る五条川 伊藤 佶
花の雲言問団子桜餅 花の雲 正岡子規
花の雲四方にありし虚子忌かな 高野素十
花の雲酒の肴は酢でころす 瀧 春樹
花の雲十二神将踊るかな 赤嶋千秋
花の雲鐘つき堂は埋れぬ 花の雲 正岡子規
花の雲鐘は上野か浅草か ばせを 芭蕉庵小文庫
花の雲深き海へと誘ひぬ 大野八舟
花の雲垂れさがりてぞ降りいでぬ 岸風三楼 往来
花の雲世を一ぱいの入日かな 卯七 俳諧撰集「有磯海」
花の雲青蓮院に時雨けり 行方克巳
花の雲青蓮院に時雨れけり 行方克己 昆虫記
花の雲組み腕太し竜馬像 松本千代子
花の雲大和河内の夕けむり 紫洞
花の雲誰がために彳ちとどまれる 河野多希女 彫刻の森
花の雲博覧会にかゝりけり 花の雲 正岡子規
花の雲白酒売は女形かな 龍胆 長谷川かな女
花の雲抜く晩年の飛魄かな 永田耕衣 冷位
花の雲鳩は五色に舞ひあそぶ 茅舎
花の雲湧き出て虚子の忌なりけり 三田きえ子
花の雲立ち暗む間のことばあり 対馬康子 愛国
花の雲鈴を鳴らすは耕馬なり 金箱戈止夫
花の雲朧をくだく筏哉 花の雲 正岡子規
花の雲櫂は寝かせしままにせよ 田部谷紫
会下僧旅だつ跡や花の雲 立花北枝
海を見た目つきも出ず花の雲 向井去来
葛飾の郡はなれし花の雲 杉風
観音のいらか見やりつ花の雲 松尾芭蕉
観音の山に懸れる花の雲 山口超心鬼
観音の甍見やりつ花の雲 芭蕉
岩角や一かたまりの花の雲 花の雲 正岡子規
吉原も彼岸をかけて花の雲 中村史邦
吉野なる花の雲踏み来し足か 小澤實
行き行きて行き余したり花の雲 長谷川櫂
咲にけり散にける夜は花の雲 立花北枝
子供より大きな鯉や花の雲 岸本尚毅 舜
授からぬことよかりけり花の雲 黒田杏子 花下草上
女生徒に爺の咲かせし花の雲 楠節子
少しつゝ在所在所の花の雲 花の雲 正岡子規
松山の間々や花の雲 園女 俳諧撰集玉藻集
新阪や向ふに見ゆる花の雲 花の雲 正岡子規
清水の浮みて高し花の雲 花の雲 正岡子規
生き方は死に方に似て花の雲 佐藤ます子
生霊も死霊も花の雲の下 篠塚佐郷
草の戸の草もゆかしや花の雲 明照十二世-了超 三 月 月別句集「韻塞」
大仏の膝にかゝるや花の雲 花の雲 正岡子規
大仏を埋めて白し花の雲 花の雲 正岡子規
滝神に飛ばす賽銭花の雲 高井北杜
谷底の宿を埋めし花の雲 安原葉
蝶鳥の浮つき立つや花の雲 松尾芭蕉
鶴の毛の黒き衣や花の雲 松尾芭蕉
鉄橋や左に見ゆる花の雲 花の雲 正岡子規
登るほど谷に落ち込む花の雲 安原 葉
箱根路やゆくてをとざす花の雲 西島麥南 金剛纂
晩年の母も来し山花の雲 鈴木石花
美吉野の曼陀羅埋めよ花の雲 中島斌雄
普化去りぬ匂ひ残りて花の雲 服部嵐雪
物干や夜着かかへ出て花の雲 岱水 俳諧撰集「有磯海」
峯入や梺の道の花の雲 峰入 正岡子規
野施行の心は空に花の雲 斎藤玄 雁道
友癒えよ雲の下なる花の雲 大木あまり 火球
隣隣屋根の上より花の雲 花の雲 正岡子規
麓まで米貰はばや花の雲 内藤丈草
花の雲 補遺

がけ端やあぶなくかゝる花の雲 正岡子規 花の雲
せめて散れ静寂界の花の雲 林翔
はいつてハくゞつてハ出てハ花の雲 正岡子規 花の雲
ぼんやりと埃の中に花の雲 正岡子規 花の雲
雨気こめていづくも花の雲ぼかし 上田五千石『風景』補遺
火葬場の煙突休む 花の雲 伊丹三樹彦
花のくもおぼろをやぶる筏哉 正岡子規 花の雲
花の雲あれが薄墨桜とや 高野素十
花の雲かゝりにけりな人の山 正岡子規 花の雲
花の雲かくれつ見えつ行手かな 阿波野青畝
花の雲かしこにまとひここに置き 山口青邨
花の雲かりそめならぬえにしのみ 中村汀女
花の雲ことば少なに動きけり 中村苑子
花の雲つづきに海のやうな天 上村占魚
花の雲より花の雲のわきあがる奏楽 荻原井泉水
花の雲一日一日はふとりけり 正岡子規 花の雲
花の雲一日々々に太りけり 正岡子規 花の雲
花の雲右も左もなかりけり 石塚友二 玉縄以後
花の雲王城細く見ゆる哉 正岡子規 花の雲
花の雲言問団子桜餅 正岡子規 花の雲
花の雲鐘つき堂は埋れぬ 正岡子規 花の雲
花の雲杉の梢に一とちぎれ 川端茅舎
花の雲谷は鉄橋千鳥がけ 川端茅舎
花の雲博覧会にかゝりけり 正岡子規 花の雲
花の雲抜く晩年の飛魄かな 永田耕衣
花の雲鳩は五色に舞ひあそぶ 川端茅舎
花の雲辺土に神となり給ひ 山口誓子
花の雲朧をくだく筏哉 正岡子規 花の雲
岩角や一かたまりの花の雲 正岡子規 花の雲
鬼が棲むはどの山あたり花の雲 中村苑子
金魚田にうつる遠くの花の雲 富安風生
金銀の襖の雲や花の御所 阿波野青畝
金泥の雲屏風出て花の雲 山口誓子
九輪とは天を差すもの花の雲 阿波野青畝
山高みこのもかのもに花の雲 川端茅舎
少しつゝ在所在所の花の雲 正岡子規 花の雲
新阪や向ふに見ゆる花の雲 正岡子規 花の雲
清水の浮みて高し花の雲 正岡子規 花の雲
青空に青き山脈花の雲 三橋敏雄
千姫の化粧櫓や花の雲 山口青邨
足萎えの母御がおはす花の雲 佐藤鬼房
大仏の膝にかゝるや花の雲 正岡子規 花の雲
大仏を埋めて白し花の雲 正岡子規 花の雲
端山にも頒ちて花の雲一朶 上田五千石『風景』補遺
着御を待つ花の雲、下手におる 荻原井泉水
鉄橋や左に見ゆる花の雲 正岡子規 花の雲
白鷺城まことに白し花の雲 山口青邨
箱根路やゆくてをとざす花の雲 西島麥南 金剛纂
峯入や梺の道の花の雲 正岡子規 峰入
野施行の心は空に花の雲 斎藤玄 雁道
有明やまたたちそむる花の雲 上田五千石『琥珀』補遺
浴泉の腕は翼花の雲 山口青邨
隣隣屋根の上より花の雲 正岡子規 花の雲
朗々と花の雲湧くごとくなり 上田五千石『風景』補遺
棕梠高く見ゆ千本の花の雲 河東碧梧桐
贏痩の妻にゆふづく花の雲 日野草城
花の雲 続補遺

おもしろや理窟はなしに花の雲 越人
こゝも又峠にあらず花の雲 露印
しやん~と七つぶとんや花の雲 句空
その筆も動くやうなり花の雲 中川乙由
逢坂は関の跡なり花の雲 嵐雪
花の雲おもしろふ夜の明て来て 中川乙由
花の雲したゝる水と思ひなせ 杉風
花の雲ふところに手が置れう歟 寥松
花の雲ぼさちの数と経りにけり 高井几董
花の雲告たら頭陀を馬に鞍 中川乙由
花の雲世を一ぱいの入日かな 卯七
会下僧旅だつ跡や花の雲 北枝
海を見た目つきも出ず花の雲 去来
笠の端に城まづ白し花の雲 魯九
葛飾の郡はなれし花の雲 杉風
疑ひの晴る七つや花の雲 野紅
吉原も彼岸をかけて花の雲 史邦
月のみぞ花の安宅は海の雲 樗良
見わたせば汐のたゝえや花の雲 卯七
袴着て宿を出しか花の雲 五明
此まゝに向地見たし花の雲 凉菟
此船の向ひも見たし花の雲 凉菟
咲にけり散にける夜は花の雲 北枝
山臥の篠懸ほすや花の雲 正秀
若水や硯の湖に花の雲 正秀
舟橋の勅使まうけや花の雲 黒柳召波
松原の鷺や我目に花の雲 支考
仁和寺やあしもとよりぞ花の雲 黒柳召波
千賀の浦や煙りにあらず花の雲 魯九
村~と杉を埋むや花の雲 傘下
昼鐘に眼いるゝや花の雲 魯九
鳥共の中に下るや花の雲 小春
冬がれを君が首途や花の雲 其角
破風口の夕日はあかし花の雲 許六
普化去リぬ匂ひ残りて花の雲 嵐雪
物干や夜着かゝへ出て花の雲 岱水
芳野見た笠羨し花の雲 中川乙由
麓迄米貰ばや花の雲 丈草
俤をたゞ三月の花の雲 車庸
以上

by 575fudemakase | 2018-02-19 17:28 | 春の季語 | Trackback | Comments(0)

青空

青空 の俳句
青空

*はまなすに青天鵞絨の海昏るゝ 内藤吐天
あおぞらにトレンチコート羽撃けよ寺山修司さびしきかもめ 福島泰樹
あおぞらに外套つるし古着市 阿波野青畝
あおぞらのつめたくなりし秋燕忌 神蔵 器
あけっぱなした窓が青空だ 住宅顕信 未完成
あけび蔓引く青天を手繰り寄せ 内藤吐天 鳴海抄
あらしがすつかり青空にしてしまつた 尾崎放哉
あんず噛む鼓膜のそとの青空よ 澁谷道
いくばくの青空蝶を錐もみす 藤井冨美子
イザナミの窟の蒼空椿吊る 田中きみ女
うららかに青空の裾ぼかしかな 須田郁子
お涅槃の日の青空を鳶ながす 高澤良一 随笑
かたかごの花のさゞなみ青空へ 沢木欣一
がらす戸の夕青空やはへたたき 木津柳芽
グローブを叩き青空極まれり 森田智子
クワガタを飼い青空にして帰す 藤本とみ子
こがらしのあとの青空風鶴忌 山岸 治子
コスモスを越えて蟷螂青天ヘ 阿部みどり女
コスモスを剪り青空を連れて来し 蔦三郎
この穴の青天井の八咫鳥 夏石番矢 神々のフーガ
さくら枯れし枝の青空餅を切る 中拓夫
サングラス青空失せてうろたへり 田中富士子
すこし春少し青空日捲りぬ 坂田栄三
チューリップ青天へ温室の窓ひらく 黒木 野雨
つばめきて青空たかき軒端かな 上村占魚 鮎
つぼすみれ濃し青天の落し胤 辻田克巳
てのひらをくぼめて待てば青空の見えぬ傷より花こぼれ来る 大西民子
どか雪のあとの青空手紙書く 木村敏男
どこかに 青空がありそうな たそがれの裸木 吉岡禅寺洞
どの紅葉にも青空のある山路 木暮つとむ
とんぼとぶ青空ながらくもりそめ 久保田万太郎 草の丈
なつめの実青空のまま忘れらる 友岡子郷
ぬける青空冬の篠山刈りのぼる 松村蒼石 雪
ばらばらのままの青空大栄螺 四ッ谷 龍
ビートルズ野菊に青空が滲み 高野ムツオ 鳥柱
ふらここは青天井より垂れゐたり 高澤良一 素抱
ペンキ塗る青空がまだ灼けぬうち 高澤良一 随笑
ほつかりと柚子青空に櫓の音す 日美清史
また産まれしか 碧空に<幸福>の歔欷 江里昭彦 ラディカル・マザー・コンプレックス
まつくらな青空があり春の山 しかい良通
まながひに青空落つる茅花かな 芝 不器男
まなかひに青空落つる茅花かな 芝不器男
まながひに青空落つる茅花かな 芝不器男
みんな消えてしまふシャボン玉よ青空 海東抱壷
めつぽうな青空となる札納め 吉野たちを
めつぽうな青空になる札納め 吉野たちを
めつぽふな青空となる札納 吉野たちを
めつぽふな青空になる札納め 吉野たちを
やつこ凧も枯原の青空にゐる シヤツと雑草 栗林一石路
ラグビーボールぶるぶる青空をまはる 正木ゆう子
ラムネ飲むとき蒼空のほか見えず 山下鴻晴
ラムネ飲む青空のほか何も見ず 渡部志津子
リラ嗅いで青空がすぐうしろかな 宮津昭彦
レモンかじれよ青空の落ちて来よ 夏井いつき
レモン齧れよ青空の落ちて来よ 夏井いつき
わが死後の青空ならむ朴の花 石嶌岳
愛うすき日の青空を鳥渡る 仙田洋子 雲は王冠
葦刈つて水の青空のこしけり 三宅 句生
葦生より碧落淡む十三の方 成田千空 地霊
伊吹嶺に青空触るる梅二月 桂樟蹊子
衣かへて青空の色めづらしや 更衣 正岡子規
一塊の碧空実梅太らする 阿部みどり女
一教師たかが青天白月ぞ 香西照雄
一月の富士に青空あるばかり 永田栄子
一霰のあとの青空橡大樹 茨木和生 倭
稲車押し青空についてゆく 大木あまり 火球
雨雲の中の青空頼政忌 高木良多
雨止んでもとの青空龍の玉 児玉輝代
雲ありてこその青空初点前 綾部仁喜 樸簡
叡山にのこる青空初しぐれ 笠井香芳里
越の田個々卯月青空みな容れて 河野南畦 湖の森
炎天ふかく濃き青空を見定めぬ 野澤節子 黄 瀬
燕の恋蒼空の毬と逐ぐ 石塚友二 方寸虚実
横這に夜の青空はピアノなり 高野ムツオ 鳥柱
牡丹は一茎一花、青天に對して開く 荻原井泉水
夏柑の不器量青空市晴れて 高井北杜
夏深き蒼空鳶がすべるのみ 藤木清子
歌会始の青空仰ぐ何んとなく 皆川盤水
火山の青空夏雲雀の声昇天す 原子公平
花ありて青空ありて湘子逝く 神庭千世
花過ぎの青天一日氷のごとし 下村槐太
花辛夷青空に眼が馴れてゆく 木附沢麦青
花冷えの青天井に及びをり 高澤良一 ぱらりとせ
蝦夷大葉子青空に花穂さし入れて 高澤良一 燕音
過ぎてゆく青空梯子はずされて 穴井太 天籟雑唱
画房出て青空のもと林檎選る 川口重美
海を見て青空を見て更衣 嶋田一歩
海軍のような青空苺を染め 原子公平
絵葉書の巴里の青空レモン切る 下山芳子
芥子の舌ひらひらひら青空ハネムーン 八木三日女 石柱の賦
柿*もぎて青空更に深くせり 有路みち代
柿ことごとく落ち裏山の青天井 高澤良一 ねずみのこまくら
柿むいて今の青空あるばかり 大木あまり
柿若葉して青空の生マ乾き ながさく清江
郭公の啼きやみし青空ばかり 内藤吐天
鴨引いてより蒼穹となりにけり 佐川広治
鴨引くにはそら恐しき青天井 平瀬 元
刈る母に癒える青空にがいげんげ 隈治人
刈草を抛ついつも青空で 中田剛 珠樹以後
寒鮒の釣れて青空よみがへる 松村蒼石
寒林にその青空を映す水 野中 亮介
岩ひばり日輪碧空の中に小さし 岡田日郎
贋作の青空冬の来るらし 田中裕明 櫻姫譚
幾枚も青空沈め蓮枯るる 高野ムツオ 蟲の王
帰雁見えなくなりまた青空また山並 安斎櫻[カイ]子
起重機の巨躯青空を圧しめぐる 篠原鳳作
起重機の豪音蒼穹をくづすべく 篠原鳳作
起重機の旋回我も蒼穹もなく 篠原鳳作 海の旅
起重機の旋廻我も蒼穹もなく 篠原鳳作
蟻出でて青天井をふりかぶる 山敷恵三
蟻地獄青空木々の上にあり 飯田龍太
菊芋の長けて切なきまで青空 高澤良一 石鏡
喫茶店はオアシス青空よく映る 野木桃花
久々に青空を見し秋刀魚かな 岸本尚毅 舜
汲みさげし閼伽に碧落秋彼岸 井沢正江
恐竜のかじった青空 アザミの悪寒 野ざらし延男
桐の実が鳴る青空の深きにて 片山由美子 風待月
桐咲いてより青空の離れざる 塙告冬
金色の柚子を青空よりもらふ 三島敏恵
句とは何か概念の小をんなの青空 加藤郁乎
空風は青空の日を支へたる 阿部みどり女
屑買ひは青空仕事紺ジャケツ 香西照雄 対話
栗の毬割れて青空定まれり 福田甲子雄
栗咲く香この青空に隙間欲し 鷲谷七菜子
鶏頭を剪り青空の流れだす 和田耕三郎
劇場街青空ふかく松過ぎぬ 河合拓雄
隙のなき朝の青天夏隣 長田群青
月の青空寒林に昼透きとほり 鷲谷七菜子 花寂び
月山の蒼空冥し夏スキー 渡辺 滋
倦怠は青空を抱く春の沼 丸山 巧
軒端よりすぐに青空水涸るる 岩淵喜代子 硝子の仲間
原住 移住容れて カナダの真青空 伊丹公子 アーギライト
限りなき青空展げ小鳥来る 酒井九峰
古書街の青空市や文化の日 池内けい吾
戸樋伝ふ雪解雫の青空に 高木晴子 晴居
枯菊を刈るや青空凛と張り 和泉伸好
枯菊を焚きし青空国東郡 穴井太 原郷樹林
枯峠青空に風無尽蔵 矢島渚男
枯柏青天井の何処か鳴る 高澤良一 ねずみのこまくら
枯葎青空はひとかけらほど 林なつを
枯蓮へ青空のあり水のあり 坂本真理子
五月一日ジエットコースターは青空へ 大森理恵
午からの青空が見え寒ざらし 和田有弘
御慶のぶより青空の戻り来し 高木千恵子
公魚を釣る青空をへこませて 早乙女未知
更衣青空に袖通すなり 梓沢あづさ
港よりの青空ここに返り花 宮津昭彦
高熱の鶴青空に漂へり 日野草城
今年竹ゆれて蒼空生まれけり 両角津也子
昏れてなほ青空があり零余子飯 角田春樹
妻たちに冬の青空果てしなし 大木あまり 雲の塔
妻癒えよ稲妻が見す夜の青空 香西照雄 対話
歳の市青空ひろくなりにけり 角川春樹
坂の上の青空が好き青木の実 村山さとし
昨日より今日の青空凍返る 山本晃裕
雑沓を出て碧空の寒さかな 中島月笠 月笠句集
参道の青天細くほととぎす 茂里正治
山で見た青空が鳴る布団かな 峠谷清広
山を離れて青空の落葉かな 松村蒼石
山枯れてみな青空にしたがへり 岩岡 中正
山国に邃き青空年新た 矢島渚男 延年
山桜背に蒼穹を負ひにけり 篠崎圭介
山上は無垢の青空斧仕舞 古賀まり子
山息吹く須叟青天の修羅落葉 石塚友二 光塵
山茶花や青空見ゆる奥座敷 大峯あきら 鳥道
山中は青空に明け冬苺 中田剛 珠樹以後
山翡翠や初青空が淵にあり 千代田葛彦
子燕に蒼穹遥か活火山 古舘曹人 能登の蛙
指されても青空ばかり返り花 坂井和子
指先に青空滲みる別れかな 高野ムツオ 陽炎の家
枝つゞきて青空に入る枯木かな 芝不器男
枝沿ひに桃咲き昇る青天井 高澤良一 素抱
死後もこの青空あらむ紅芒 那須 乙郎
死後もとの青空あらむ紅芒 乙郎
獅子舞の青天に毛を振りかぶり 久米三汀
紫ゆらす風青空になかりけり 阿部みどり女
紫苑ゆらす風青空になかりけり 阿部みどり女
字干草窪に/青空/匂ふ/父恋し 林 桂
耳を病んで音のない青空続く 住宅顕信 未完成
耳聾ひて雪原と青空にあり 千代田葛彦 旅人木
七月の碧落にほふ日の出前 水原秋桜子
七夕の竹青天を乱し伐る 原 裕
芝平ら文字摺草に青空に 正田稲洋
若布負ひ歩く青空幾尋ぞ 子郷
寂しくて青空を被る寒桜 関森勝夫
手がかりのなき青空や毛糸編む 仙田洋子 橋のあなたに
手に足に青空染むとは日向ぼこ 篠原鳳作
手に足に青空染むと日向ぼこ 篠原鳳作
手に足に青空沁むと日向ぼこ 篠原鳳作 海の旅
手のとどく青空のあり草城忌 土岐錬太郎
秋の樹の万朶の小声青空へ 米山源雄
秋風は青空に雲を飛ばすかな 野村喜舟 小石川
十二月青空を見る小さき旅 今井田敬子
十二月八日青空の奈落かな 川嶋悦子
出水退くや青天日がな風鳴れる 金尾梅の門 古志の歌
春の青空瞳にひめし子を抱きとりぬ 太田鴻村 穂国
初音いま青空ひらく逢ひてのち 野澤節子 黄 炎
初花や一日青空きはまりて 中村汀女
初雪のあとの青空金閣寺 長谷川櫂 蓬莱
初任地の土佐の青空初鰹 小田道知
初髪に青天こぼす雪すこし 吉川菰丈
初氷夜も青空の衰へず 岡本 眸
初舞台踏むかに春着背に青天 香西照雄 素心
初薬師より青空を連れ帰る 小澤克己
暑き日の青空のぼる胡蝶かな 会津八一
除夜とは別に酢牡蠣の中にある青空 高野ムツオ 陽炎の家
小雪という日の青空が深すぎる ちいずか存
小鳥来る驚くほどの青空を 中田剛 珠樹以後
小鳥来る窓に青空ゆきわたり 黛まどか
少し寝てあと青空の限りなし 森田智子
松山を透く青空に蝶のぼる 阿部みどり女
焼き払ひたき青空だつた 浅沼璞
象の背に青空乾く子どもの日 鎌田洋子
寝ころべば靴青空へ卒業期 香西照雄
森林のあおぞらに杭うつひびき 小沢青柚子
真近なる山の青空十二月 松村蒼石
真直ぐに青空切れて落葉谿 松村蒼石 雪
真二つに碧空割れん菊の花 佐野青陽人 天の川
神の階青空に見え北風吹けり 柴田白葉女 花寂び 以後
身の内の青空埋め青山河 高澤晶子
身近なる山の青空十二月 松村蒼石 雁
人波の上の青空猿廻し 星野高士
須く太藺青天目指すべし 高澤良一 寒暑
厨芥車に青空は遠い凧飾る 有働亨 汐路
水仙と矢の飛ぶやうな青空と 奥坂まや
水仙と矢の翔ぶやうな青空と 奥坂まや
水打つ頃青空少しづつ消ゆる 瀧春一
水張りしごとき碧空辛夷咲く 岸原清行
水楢の芽吹く青空農具市 伊藤京子
水馬青天井をりん~と 川端茅舎
杉の実や青空はいま無一物 田部谷紫
杉二十五幹同根冬青天 伊藤いと子
雀交る地上二尺の青空に 中村明子
澄みわたる土佐の青空鷹渡る 岩川みえ女
星の出て真の青空ねこやなぎ 櫻井博道
青空があつて照る柿 ポカン ポカン 伊丹三樹彦 樹冠
青空がある寒餅をきり並べ 清水径子
青空がある寒餅を切り並べ 清水径子
青空がぐんぐんと引く凧の糸 寺山修司
青空がずり落ちて蝉転落死 高澤良一 寒暑
青空がまるごと灼けて玉砕日 高澤良一 随笑
青空がめぐりくるなりほとゝぎす 高橋馬相 秋山越
青空から汚染受ける酒臭の胸 堀葦男
青空が鴨に偏る北近江 茨木和生 木の國
青空が見えて雨降る胡麻の花 清崎敏郎
青空が見えて気抜けす春の雪 吉沢紀子
青空が昏れ三日月と野火が濃し 西村公鳳
青空が創りし朴の花白し 橋本鶏二
青空が霰をこぼす明日香村 坪内稔典
青空とせめぎ合ふなり秋の雷 宮津昭彦
青空と一つ色なり汗拭ひ 一茶
青空と荒野を愛し子を抱かず 津沢マサ子
青空と戦後のあけびしづもれる 大木あまり 火球
青空と蜜柑畑を相続す 神野祥子 銀化
青空にーすじあつし蜘蛛の糸 芥川龍之介
青空にきず一つなし玉の春 一茶
青空にきゆる雲あり鯔の海 銀漢 吉岡禅寺洞
青空にさくらはひかり喰ひをり 和田耕三郎
青空にして玄冬の鷹ひとつ 小林益枝
青空にせんだんの実と飛行雲 高澤良一 暮津
青空につんつんのぼる羽子白し 美濃部古渓
青空にふれし枝先より黄葉 岩岡中正
青空に闇が待ちゐる植田原 宮坂静生
青空に一すぢあつし蜘蛛の糸 芥川龍之介
青空に一筋の雲大根焚 川端青踏
青空に引く秋雲を旅として 阿部みどり女
青空に羽毛の月出て苗木市 桜井博道 海上
青空に雲がでてきて鰡の貌 田沼文雄
青空に雲も日もなきお茶の花 岸本尚毅 舜
青空に押されて朴の散りはじむ 宮坂静生 春の鹿
青空に音楽流れ朴の花 沢木欣一 二上挽歌
青空に花の満ちたる桃李 瀧澤伊代次
青空に絵具の色の石榴の実 大峯あきら
青空に寒気多感の雀ども 飯田龍太
青空に寒風おのれはためけり 中村草田男
青空に顔ひきしまる花辛夷 奥坂まや
青空に帰りそびれし露の玉 谷口智行
青空に亀裂なかりし桜かな 大木あまり 火球
青空に吸はれたき蝶高く舞ふ 成瀬桜桃子 風色
青空に筋通すごと一冬木 高澤良一 石鏡
青空に金鈴子とはよき名なり 森田かずを
青空に銀嶺走るだるま市 高澤良一 寒暑
青空に栗はじけたり睡る男 足立あい
青空に鍬を預けて大根蒔く 太田原綾子
青空に繋ぎとめたり父の凧 出口 善子
青空に繋ぎ止めたり父の凧 出口善子
青空に茎もろともの落穂かな 斎藤夏風
青空に杭一本の厩出し 長谷川かよ子
青空に山羊つれ来り麦を刈る 高岡伊津子
青空に指で字をかく秋の暮 一茶
青空に枝さしかはしみな冬木 古賀まり子
青空に小鳥飛ばされ初嵐 みどり女
青空に松を書きたりけふの月 服部嵐雪
青空に消ゆる頭痛や墓参 野村喜舟 小石川
青空に障子を上げて洗ひけり 山口青邨
青空に色鳥しみる眠りかな 高野ムツオ
青空に触れし枝より梅ひらく 片山由美子
青空ニ心ノ死角揚雲雀 佐藤成之
青空に辛夷ととんび大揺れに 高澤良一 随笑
青空に精神張つて冬の滝 津田清子
青空に声あらはれて雪卸す 落合水尾
青空に声にじませて植樹祭 大串 章
青空に切つ先ありぬ冬鴎 夏井いつき
青空に折返し点つばくらめ 龍神悠紀子
青空に雪の峻峰と鷲とかな 河野静雲
青空に染まらぬかもめ修司の忌 遠藤若狭男
青空に足踏み入れて梯子乗り 龍神悠紀子
青空に太陽乾草の山に人 成瀬正とし 星月夜
青空に追羽根音を残しけり 池野久美子
青空に掴まつてをり枯蟷螂 唐澤南海子
青空に天気が映る小学校 家木松郎
青空に天女花ひかりたれ 原石鼎 花影以後
青空に堂扉を開けて節分会 皆川盤水
青空に馴れて米ふむ柳かな 巣兆
青空に年木の嵩の減つてをり 青木空知
青空に白鳥帰る氷の如し 金箱戈止夫
青空に飛距離を伸す櫟の葉 高澤良一 燕音
青空に敷布干されて震災忌 田中芙紗子
青空に風船盗られてしまいけり 保川郁美
青空に並んで冷たい墓となる石 住宅顕信 未完成
青空に飽きて向日葵垂れにけり 篠原鳳作
青空に無花果奇声上げて割れ 和田耕三郎
青空に無数の傷や曼朱沙華 藤岡筑邨
青空に無数の傷や曼珠沙華 藤岡筑邨
青空に木の葉一枚吸はれゆく 高澤良一 宿好
青空に木守くわりん生らせおく 高澤良一 随笑
青空に木賊の節を継足せる 高澤良一 ももすずめ
青空に夜の凩の傷多数 能村登四郎
青空に柚子黄熟母の家 松田美千代
青空に雷気の走る花杏 大木あまり
青空に凌霄の蔓出羽の國 八木林之介 青霞集
青空に裂けて通草のがらんどう 都筑智子
青空に屁玉はじけし源五郎 中村宇町
青空に蘆の氷のさやぎかな 長谷川櫂 天球
青空に鴉また鳴く年の市 大峯あきら 宇宙塵
青空のあたたかき風山にあり 阿部みどり女
青空のあるうれしさや松手入 都谷文子
青空のいつみえそめし梅見かな 久保田万太郎
青空のかけらはすでに石である 浅沼璞
青空のきれい過たる夜寒哉 一茶
青空のこの色が好き冬支度 大峯あきら
青空のすとんと抜けて江戸切子 岩尾可見
青空のそのまま暮れて良夜かな 稲岡長
青空のそのまま夜へ籠に胡桃 宮坂静生
青空のただ一ト色に秋立ちぬ 小島政二郎
青空のたった今ごはんですよ 永末恵子
青空のちぢめられゆき雪もよひ 阿部みどり女
青空のちらちら雪や達磨市 鈴木しげを
青空のつめたき茅花流しかな 鹿野恵子
青空のどこ涯とせむ葛の花 三森鉄治
青空のなかの大きな春の月 藤本美和子
青空のなき日も見上げ桐の花 稲畑汀子「障子明り」
青空のなやらひの日の滑り臺 田中裕明 櫻姫譚
青空のはりつめてゐるお正月 深見けん二
青空のひととこ暗し虫送り 木附沢麦青
青空のひらと舞ひこむ雛祭 岩淵喜代子
青空のひらと舞ひ込む雛祭り 岩淵喜代子 硝子の仲間
青空のほんの少しを芽吹くなり 加藤かな文
青空のまだ残りゐる切子かな 岸田稚魚
青空のまだ残りをる切子かな 岸田稚魚
青空のままの一日芋嵐 加藤燕雨
青空のまま昏れ柿の蔕月夜 高澤良一 宿好
青空のまま暮れゆけり桜咲き 細見 綾子
青空のまるくなりたる袋掛 伊藤通明
青空のやうな帷きたりけり 一茶
青空の暗きところが雲雀の血 高野ムツオ
青空の一気に満ちて棗の実 藤原美規男
青空の一枚天井羽子板市 鷹羽狩行
青空の雨おほつぶに厄日来る 木津柳芽
青空の雨をこぼせり葛の花 大木あまり
青空の雨をこぼせる紅葉かな 楠目橙黄子 橙圃
青空の雲に乗りたる田螺かな 七沢実雄
青空の雲を呼ぶことなくしぐれ 粟津松彩子
青空の映れる水に針魚みゆ 長谷川櫂
青空の煙草の花に濁り来し 川崎展宏
青空の奥処は暗し魂祭 三橋敏雄(1920-2002)
青空の奥蕩揺す霜みだれ 千代田葛彦 旅人木
青空の奥處は暗し魂祭 三橋敏雄
青空の押し移りゐる紅葉かな 夏山
青空の下に檻ある辛夷かな 大木あまり
青空の下に襤ある辛夷かな 大木あまり 火球
青空の下の余寒でありにけり 星野 椿
青空の下りてくる麦二三寸 武藤紀子
青空の下馬刀の穴覗きけり 後藤立夫
青空の果ては黒ずみ夏木立 吉田成子(草苑)
青空の喝采浴びし花ミモザ 池田裕子
青空の隙よりとめどなき落花 片山由美子 天弓
青空の見ゆる霰の落ちてきし 石田郷子
青空の鯉とたわむる旅人よ 山之内夫佐子
青空の光つてゐたる秋の暮 千葉皓史
青空の向うへ茅の輪くぐりけり 篠原敏子
青空の昏れしあをぞら簗焚火 茨木和生 木の國
青空の常念岳や畳替 小澤實
青空の深きに凧や真田領 横山昌子
青空の深くて曲る雲の峰 右城暮石 声と声
青空の芯より垂れて烏瓜 岩津厚子
青空の青を信じて国栖の舞 岩淵喜代子
青空の静まりかへり茄子の苗 千葉皓史
青空の切り込んでをり濃紅梅 深見けん二 日月
青空の切抜き殖やし銀杏散る 飯塚佐恵子
青空の太陽系に羽子をつく 大峯あきら
青空の大揺れとなる稲の花 岩淵喜代子 硝子の仲間
青空の凧には凧の自由席 森田ていじ
青空の端に雲あり返り花 岩垣子鹿
青空の端に出されし福寿草 千葉皓史
青空の端の冷え来し冬紅葉 小島健 木の実
青空の端より凍てゝ滝かかる 井芹眞一郎
青空の中に風ふく薄暑かな 松瀬青々
青空の中に風吹く薄暑かな 松瀬青々
青空の天女となりて梅の散る 藤山晴代
青空の匂いに蝿の生まれたる 高野ムツオ 蟲の王
青空の日を蜻蛉は来りけり 松瀬青々
青空の濡れてゐるらし鹿の声 石嶌岳
青空の年頭会ふは空也像 宇佐美魚目
青空の白くなりたる餅配 大木あまり
青空の白雲動き春の蟻 阿部みどり女 『陽炎』
青空の風のいとまの唐辛子 天野南海子
青空の目にしむラムネ飲みにけり 茂野 六花
青空の妖しかりける落葉掻 中田剛 珠樹以後
青空の欲しと青首大根なる 武田克子
青空の流れてゐたる氷柱かな 茨木和生
青空の冷え込んでくる切山椒 岸田稚魚
青空の渕より落葉はじまれり 古屋虹村
青空の賽の河原へ枯蟷螂 松山足羽
青空はどこへも逃げぬ炭を焼く 平畑静塔
青空は雲ありてこそ西行忌 河内静魚
青空は遠夏山の上にのみ 中村草田男
青空は何も通さぬ返り花 永方裕子
青空は山国にのみ曼珠沙華 鷹羽狩行
青空は無限蓮の実つぶさなり 松村蒼石 雁
青空ヘウインクしている春竜胆 佐々木文子
青空へとんで落花の色うする 辻恵美子
青空へぬける羽音や春隣 永野佐和
青空へふくれあがりて茶山なる 富安風生
青空へもぐら顔出す二日かな 沢木欣一
青空へ一二三と飛花発ちて 高澤良一 燕音
青空へ花ぶつつけて辛夷咲く 青葉三角草
青空へ近づく山路野菊濃し 山田弘子 こぶし坂
青空へ紅濃き河津桜かな 掘井より子
青空へ祭舞合は筵がけ 太田鴻村 穂国
青空へ山からつづく花芒 関 ただお
青空へ手あげてきるや秋桜 五十崎古郷句集
青空へ深入りしたる朴の花 木村敏男
青空へ吹きたたきたる餅のかび 川崎展宏
青空へ水吹きかけて出初式 遠藤保資
青空へ大き輪を描くあめんぼう 武山節子
青空へ地へ初蝶の投げキッス 津田清子
青空へ昼寝の犀が火をこぼす 坪内稔典
青空へ土の中から蟻の塔 秋山夢
青空へ湯気にげてゆく初湯かな 本井英
青空へ突き出す晩年の拳 安藤涼二
青空へ飛び去る冬の蠅の音 高澤良一 宿好
青空へ百合の念力のぼりけり 保坂敏子「芽山椒」
青空へ氷づたひや獣みち 長谷川櫂 天球
青空へ葺替への萱放り上ぐ 国枝隆生
青空へ岬続けり春の海 松崎ナカ
青空へ柝打ち鳴らす鵜の供養 原口洋子
青空もつかの間杉にまた雪来 鈴木真砂女 夕螢
青空もみずうみのいろ枯ホップ 和知喜八 同齢
青空も胸はつてをり山ざくら 櫻井博道
青空やはるばる蝶のふたつづれ 立花北枝
青空やはるばる蝶のわたりづれ 北枝
青空やひろひろとして月一つ 月 正岡子規
青空や花は咲くことのみ思ひ 桂 信子
青空や金輪際に凧ひとつ 籏こと
青空や今日も確かな冬芽嵌む 林翔 和紙
青空や枝のつららは翔ぶなりに 河原木志津子
青空や手ざしもならず秋の水 全 九 月 月別句集「韻塞」
青空や松の花粉のたちしあと 細見綾子
青空や神も蜜柑も八百萬 山本紫黄
青空や諏訪に戸毎の一位の実 渡辺すみゑ
青空や千の花火を昨夜呑みし 塙告冬
青空や戦で死んだ鬼あざみ 駿河静男
青空や鷹の羽せゝる峰の松 鬼貫
青空や道に巻かれて山眠る 鈴木六林男 王国
青空や板戸を立てて氷る宿 宇佐美魚目 秋収冬蔵
青空や落葉終りし大銀杏 里見宜愁
青空や狼烟のやうな春の雲 星野麦人
青空ゆ下り来し顔が梅干はめり 篠原鳳作
青空ゆ辛夷の傷みたる匂ひ 大野林火
青空より枝おろされてユリ並木 高澤良一 寒暑
青空より西瓜へ世界まつぷたつ 鎌倉佐弓
青空より跳ねて来たりし桜鯛 柿畑文生
青空をかくも微塵にいぬふぐり 麻生昌子
青空をしばしこぼれぬ春の雪 原石鼎
青空をそめたシーツでの遊びかた 古田嘉
青空をどこへも逃げぬ炭を焼く 平畑静塔
青空をのせて氷柱の落ちにけり 高橋栄子
青空をはしから入るゝ夏座敷 森川光郎
青空をひとり占めして松手入 神保紀峯
青空をみんな連れきて運動会 坂部新蔵
青空をもみじひと刷毛塗りにけり 菊田琴秋
青空を或るとき汚し万国旗 林田紀音夫
青空を曳つぱつてゐる兜虫 三上程子(春燈)
青空を押じ上げてゐし櫻かな 石嶌岳
青空を海に拡げて十二月 伊藤通明
青空を鈎に引寄せ櫨ちぎり 廣瀬釣仙
青空を各自真上や鳥の恋 池田澄子 たましいの話
青空を雁が流れぬ厚氷 橋本鶏二
青空を輝きとべる柳絮かな 比叡 野村泊月
青空を見極めやうと揚雲雀 高橋沢子
青空を跨ぎて男剪定す 吉野亜紀
青空を広げて雪加鳴き渡る 馬見塚吾空(山茶花)
青空を信じて立てりつくしんぼ 浅見敏子
青空を大きく借りて大根干す 半澤桂子
青空を滝が落ちくるはるかにて 柴田白葉女 花寂び 以後
青空を濁さぬやうに秋の蛇 山尾玉藻
青空を展く雪雲渦巻きて 茨木和生 遠つ川
青空を伝ひくる冷え冬ざくら 高澤良一 石鏡
青空を透して花の盛りかな 篠崎拓郎
青空を燃えわたる日よ更衣 会津八一
青空を配し斜面(なぞえ)の桃描く 高澤良一 随笑
青空を白雲走る木の芽かな 原石鼎 花影以後
青空を八咫の鏡に雛流す 岩淵喜代子 硝子の仲間
青空を飛ぶ夢うれし木の葉髪 原子公平
青空を氷らして咲くさくらかな 松尾隆信
青空を蛭のびきつて流れけり 綾部仁喜 樸簡
青空を負いひとすじの傷舐める 林田紀音夫
青空を風の拭へり植樹祭 櫛原希伊子
青空見ゆ驟雨の中の蝉さかん 橋本美代子「石階」
青空市冬シヤツの山崩し選る 奈良文夫
青天が洩れゝ見え花の厚さかな 寺島ただし
青天と一つ色也日傘 一茶
青天と辛夷とそして真紅な嘘 三橋鷹女
青天にくれなゐ少し落葉籠 磯貝碧蹄館
青天にただよふ蔓の枯れにけり 松本たかし
青天に縁濃ゆき月萩も白し 香西照雄
青天に音を消したる雪崩かな 京極杞陽
青天に河辺の芦の枯葉かな 暁台
青天に開き切る桃ふくぶくし 高澤良一 寒暑
青天に月は大きな氷玉 高澤良一 さざなみやつこ
青天に向つてひらく牡丹かな ぶん村 四 月 月別句集「韻塞」
青天に咲きひろげゞり百日紅 百日紅 正岡子規
青天に産声上ル雀かな 一茶 ■文化八年辛未(四十九歳)
青天に飼はれて淋し木兎の耳 原石鼎
青天に松散つて誘ふ音もなし 石塚友二
青天に睡眠剤撒きサーベル投げ 阿部完市 証
青天に雪ちる戸々の飾りかな 村山葵郷
青天に昼月雪しろ山女釣る 野澤節子 黄 炎
青天に朝より凧を漂はす 大串章
青天に日はゆるぎなし山ざくら 相馬遷子
青天に乳房柱しつ冬怯ゆ 藤後左右
青天に白を増やして紙を干す 五十島典子
青天に葡萄の泳ぐ風迅しや 飛鳥田[れい]無公 湖におどろく
青天に沸騰しをる瀧がしら 石田勝彦 秋興
青天に米点打ちて公孫樹枯る 高澤良一 さざなみやつこ
青天のきしきしと鳴る火事の跡 下坂速穂
青天のざらつく花火買ひにけり 波多野爽波 『湯呑』
青天のどこかでしきり木の実落つ 源鬼彦
青天のどこか破れて鶴鳴けり 福永耕二
青天のとつぱ〔づ〕れ也汐干がた 一茶 ■文政三年庚辰(五十八歳)
青天のとつぱづれなり潮干潟 一茶
青天のとつぱづれ也汐干がた 一茶
青天の何に倦みてはげんげ摘む 鈴木六林男
青天の緩びてゐたり雪晒 若井新一
青天の銀座で柿を食べにけり 和田耕三郎
青天の蛇は縦に裂くべし車百合 仁平勝 花盗人
青天の辛夷や墓のにほひする 森澄雄
青天の落花かがやき焼葬す 内藤吐天 鳴海抄
青天の藁にまみれし野梅かな 金尾梅の門 古志の歌
青天の翳ると見えて雪崩たり 豊長みのる
青天の霹靂とはこれ蝉の尿(しと) 高澤良一 寒暑
青天の霹靂癌来て吾れを犯すかな 橋本夢道 無類の妻
青天は一枚の絹鶯に 有馬 壽子
青天は流るゝごとし冬木原 近藤楓渓
青天へ一瀑晒す木の芽かな 徳永山冬子
青天へ幹あり蝉の鳴きにけり 徳永山冬子
青天へ吹き上げらるゝ尾花かな 比叡 野村泊月
青天へ梅のつぼみがかけのぼる 新田祐久
青天へ梅の蕾がかけのぼる 新田祐久
青天へ風のぼりゆく竹の秋 上島顕司
青天へ木兎がとび出し雪崩かな 佐野良太 樫
青天へ木菟がとび出し雪崩かな 佐野良太
青天やアマリリスこそ島の芯 林 翔
青天やなほ舞ふ雪の雪の上 臼田亞浪 定本亜浪句集
青天やレモンの如くひよこ撒き 渋谷道
青天や皇帝いつも蝶臭し 攝津幸彦
青天や植ゑし苗木を聳えしむ 徳永山冬子
青天や白き五弁の梨の花 原 石鼎
青天や夜に入りつつも雪なだれ 原 石鼎
青天や夜に入りつゝも雪なだれ 石鼎
青天や落ちてみひらく花椿 斎藤玄 雁道
青天や谿深きより花見唄 草間時彦 櫻山
青天より落花ひとひら滝こだま 野澤節子 黄 炎
青天を一ト雲走る霰かな 東洋城千句
青天を吉兆とし初景色 幡宮姫佐子
青天を喪くすベトナム兵として 対馬康子 愛国
青天を戴きたりし古巣かな 大橋敦子
青天を鷹の逆落つ海あかり 豊長みのる
青天を悼みて地べた広がりぬ 津沢マサ子 風のトルソー
青天を余し翠微を織る飛燕 香西照雄 素心
青天を流るゝ霧のありにけり 比叡 野村泊月
青天井公共の場を掃初ぞ 香西照雄
青天地蛙葉と化しねむり溜む 村越化石
青田も青空も停留所までは来る 森田高司
青年に虚無の青空躰使う 鈴木六林男 桜島
石垣にすこし青空がある落葉 シヤツと雑草 栗林一石路
石仏のねむき青天返り花 野見山ひふみ
積雪の碧落藪をそめにけり 松村蒼石 雪
切通からの青空水仙花 中田剛 珠樹以後
雪とべる痕いくすぢも青空に 千代田葛彦 旅人木
雪雲に青空穴のごとくあく 高浜年尾
雪雲に青空穴の如くあく 高浜年尾
雪卸し一隅の青天はためかす 新谷ひろし
雪下し青天に腰のばしけり 金尾梅の門 古志の歌
雪解かす青空青をうしなひつ 雨宮抱星
雪渓は船出の形青空へ 矢島恵
雪達磨青空ひろくなりきたる 下村槐太 光背
雪椿青空のぞく粟ヶ岳 関口青稲
雪吊の芯は青空ゆるびなし 中村しげし
雪崩あぐ蒼穹に雲ひるがへり 石橋辰之助 山暦
雪嶺の上の青空機始め 沢木欣一
雪嶺の上の青空子は二十歳 越智千枝子
絶壁のわんわんと鳴るとき碧落 富澤赤黄男
川越えて同じ青空秋まつり 百合山羽公
栴檀の実に青空のあるばかり 田上 路子
栴檀の実を碧空に冬休 森田峡生
禅林の青空灼けて槇大樹 高澤良一 暮津
素足拭く西青空の法師蝉 中拓夫 愛鷹
素足吊る青空があり聖地とは 高橋正明
操縦士撃たれ碧空に身をもめる 細谷源二 鐵
窓からの青空地球に独り 森田高司
草の絮青天井をめざしけり 小路紫峡
蒼空に星かげの無き白夜かな 三宅蕪村
蒼空に罠はじけ居り冬の山 碧雲居句集 大谷碧雲居
蒼空の松の雪解や光悦寺 比叡 野村泊月
蒼空の切り傷となる幼児の頸 増田まさみ
蒼空や桑くゞりゆく秋の暮 渡辺水巴 白日
蒼空を引き寄せている懸大根 野際匡香
蒼穹にまなこつかれて鋲打てる 篠原鳳作
蒼穹に花桐うする看取りの窓 渡部一陽
蒼穹に心触れつつすだれ吊る 藤木清子
蒼穹に雪崩れし谿のなほひゞく 石橋辰之助
蒼穹に鷹舞ひ武蔵国分寺 川崎慶子
蒼穹に柱あるごと揚雲雀 水出与志緒
蒼穹に虹熟睡のダリの髭 仙田洋子
蒼穹に日はうちふるへ樹氷満つ 石橋辰之助 山暦
蒼穹の芯より銀杏吹雪かな 角川春樹
蒼穹へ放つ一の箭熊祭 依田秋葭
蒼穹を天井にして御柱祭 矢島 恵
卒業証書を眼鏡にし青空覗きをり 青木健作 落椎
耐えるため青空に割る鏡かな 守谷茂泰
大根の花や青空色足らぬ 爽波
大根を抱き碧空を見てゆけり 飯田龍太
大根抜き青空縋るところなし 城野苳雨
大青空 水牛が雲喰べたから 伊丹三樹彦 写俳集
大任の果てし青空あたたかし 竹之内清江
大和冬柿歩いても歩いても青空 鈴木鷹夫 風の祭
鷹の声青天おつる草紅葉 相馬遷子
鷹去つて青空に疵一つ無き 田山寒村
鷹鳩と化して青天濁りけり 松根東洋城
鷹鳩に化して青天濁りけり 松根東洋城
鷹翔り青天雪を降らしける 加藤楸邨
瀧の水青空へ蜂吹きはらひ 中田剛 珠樹以後
凧の糸青天濃くて見えわかぬ 山口誓子 炎晝
誰も往かぬ/かの碧落の/紺碧へ 酒巻英一郎
短日の碧空たたく揚花火 石原舟月
知床の蒼空滝を振り落とす 奈良文夫
地に埋没してゆく階段手すりの青空 上月章
地震すぎたる青空の尖つた建もの シヤツと雑草 栗林一石路
地吹雪の上は青空草城忌 松倉ゆずる
地平まで青空ありて槻の冬 香西照雄 対話
池涸れて尚ほ青空を映しをり 波止影夫
茶の花の青空小禽隠れねば 浅井一志
茶の花や青空すでに夕空に 嶺 治雄
昼月の透けし青天ほととぎす 西本公明
虫干や青空かけて梅小紋 平畑静塔
虫籠に昼の青空溜まりしまま 高野ムツオ 鳥柱
猪鍋を食ひ青天に疲れたり 中井満子
朝寝して買はざりし絵の青空を 宇佐美魚目
朝霧を舟ぬけて青空となる 須藤紫楼
蝶凍てゝ青空石切るこだまのみ 友岡子郷 遠方
超過時間に入った天竺の蒼穹 鈴木伸一
跳躍のあとの青空ともに渇く 久保純夫 聖樹
鳥 地を這い にんげん蒼穹へ堕ち 山村祐
鶴去る日青空に消ゆこころざし 新谷ひろし
底ぬけの大青空の油照り 村山古郷
梯子あり台風の目の青空へ 西東三鬼
梯子あり颱風の目の青空へ 西東三鬼
敵線上陸してつくつく法師の青空 佐藤榮市
鉄骨の碧空ふかく鋲をうつ 細谷源二 鐵
天竺に青空ありて鳥雲に 青木啓泰
電気毛布にも青空を見せむとす 中原道夫
電卓は青空めしべおしべかな 太田鉄雄
土砂降りのあとの青空風の盆 谷木千世子
冬だ真夜の喉にもしんと青空が 高野ムツオ 陽炎の家
冬の鳥撃たれ青空青く遺る 中島斌雄
冬の鳥射たれ青空青く遺る 中島斌男
冬雲の穴の青空移りゆく 猿橋統流子
冬山に入り青空を登り行く 松尾隆信
冬深む蒼空ばかり身延線 森 澄雄
冬青天意地はりとほす声したり 仙田洋子 橋のあなたに
冬草とかんむりほどの青空と ふじむらまり
冬苺カナリア諸島も青空か 坪内稔典
冬薔薇や青天井に蔓まげて 阿波野青畝
凍蝶に蒼空うすれさがりけり 松村蒼石
桃の枝の青空指して長短 高澤良一 随笑
透きに透く青空ねずみのこまくらに 高澤良一 石鏡
二度塗りのごとき青天寒土用 中村明子
日の暮の青天井に地虫なく 百合山羽公 故園
日もすがら碧空を恋ひ石蕗の花 飯田龍太
日暮まで椎葉青空花山葵 神尾季羊
日輪に青空敷いて山開き 坪 正己
如月や青空市のひかり物 中坪達哉
猫柳青空のまだ冷たかり 伊藤政美
年あらたなり青空を塗り替へて 蔦三郎
年の市抜けて青空そこにあり 行沢雨晴
燃ゆる日や青天翔ける雪煙 相馬遷子
馬の瞳に蒼空映る冬木風 太田鴻村 穂国
梅の蕋つよし青天衝きあげて 中島斌雄
梅もどき空は青空なるがよき 瀧澤伊代次
梅満つ曇天碧落皇子つと降りよ 柳沢一弥
梅林の青天井に飛行雲 右城暮石
白亜紀の青空を持ち乳房死ぬ 佐藤鬼房
白鷺のうなじ羽摶き青空に 納富しゅん公
白鳥の青空目がけ翔つ十字 高澤良一 寒暑
白桃や青天へ皆のびし枝 野村喜舟 小石川
薄幸に似て青空の干鰈 しかい良通
麦藁帽のふちに青空動きをり 桜井博道 海上
八月の巨雲青空抜けて信濃 松村蒼石 春霰
抜けがけのやうに青空夏つばめ 鎌倉佐弓
反則のやうな青空真夏の喪 照屋眞理子
斑雪村いま青天に包まるる 野村喜舟
疲れたる瞳に青空の綾もゆる 篠原鳳作
飛火野のこの蒼空や凧ひとつ 山内遊糸
百舌の声きりこむ青空爆心地 平井さち子 紅き栞
氷上の肩青空をもてあます 桜井博道 海上
氷水碧落に死のありしこと 友岡子郷 春隣
病棟一つ青空を鵙打診して 友岡子郷 遠方
富士が嶺や南無碧落の秋の雪 西島麦南 人音
父の忌の青空ありぬ苜蓿 中川秀司
父在さねど露青空に張る廂 友岡子郷 遠方
武蔵野に青空きまる初日記 金子登美枝
武蔵野は青空がよし十二月 細見綾子
葡萄園出て碧落に身を涵す 木村蕪城 寒泉
風おろしくる青空や一の酉 石田波郷
風花の舞ふは青空消えしより 高木晴子
風船の早や青天に見放さる 右城暮石 声と声
風知らず青空知らず水中花 木村日出子
蕗の薹青空雲の中にあり 小山京子
噴水は上り青空下りて来る 三村純也
文化祭紋章の蜂青天に 平畑静塔
塀の上冬の青空しか見えず 辻桃子
碧空に鋭声つづりてゆく鳥よ 篠原鳳作 海の旅
碧空に鋭聲つゞりてゆく鳥よ 篠原鳳作
碧空に山するどくて雛祭 飯田龍太
碧空に山充満す早川 飯田龍太(1920-)
碧空に山充満す旱川 飯田龍太
碧空に支那の子父を撃たれたり 細谷源二 鐵
碧空に消ゆる雲あり夏蕨 岡田日郎
碧空に振れども鳴らず釣鐘草 西村碧雲子
碧空に冬木しはぶくこともせず 篠原鳳作
碧空に濡れ訪ね来る荷物かな 攝津幸彦
碧空に命とりあふまたたきをせず 細谷源二 鐵
碧空のひかりを収め秋の蝉 飯田龍太
碧空の下にあり四方に落花降る 池内友次郎 結婚まで
碧空へつづく山家の白障子 角田宗実子
碧空へ花野の帯をかかげたる 川崎展宏 冬
碧空やわれに束の間てんと虫 金子皆子
碧湖より青天かけて山紅葉 香西照雄 素心
碧落に見えて鶫の群なるべし 岡本圭岳
碧落に見えで鶫の群なるべし 岡本圭岳
碧落に神雪嶺を彫りにける 福田蓼汀
碧落に聖火台嵌めスケート場 轡田 進
碧落に鷹一つ舞ふ淑気かな 宇田零雨
碧落に日の座しづまり猟期きぬ 飯田蛇笏
碧落に入りたる草の絮うれし 矢島渚男 延年
碧落に擲げて戻らぬ木の実かな 稲垣きくの
碧落の牡丹の中に山の音 古舘曹人 砂の音
碧落の主峰垂氷を砦とす 岡田日郎
碧落の蔵王に迫る結氷期 斉藤典子
碧落の凧の力を児へ渡す 佐々木蔦芳
碧落の都心へ落葉別れとは 原裕 葦牙
碧落は太初このかた雪の富士 山本歩禅
碧落へ火種のごとき音のごとき 吉田未灰
碧落へ花散る山の登りかな 太田鴻村 穂国
碧落へ色うしなへる返り花 太田鴻村 穂国
碧落へ注連張つて那智一の滝 肥田埜勝美
碧落や鶴が邪魔する雲気かな 増田まさみ
碧落や父子距たれば揚ひばり 和田悟朗
碧落をきはめてもどり夏の蝶 本井 英
碧落を支へきれずに朴葉落つ 福永耕二
碧落を写す皐月の田の面かな 橋本立雄
碧落を掃く竹の春の竹 原コウ子
辺福は青天と薔薇書買ふのみ 香西照雄
便所より青空見えて啄木忌 寺山修司
墓掘りにある青天や曼珠沙華 鈴木草二露
墓穴一つ規し青空青野原 成田千空 地霊
墓守に碧落のあり日のさくら 沼尻巳津子
豊年の雀青空より降りぬ 岸風三楼
北風や青空ながら暮れはてて 芝不器男
北辺にまれな青空なづな粥 荻原都美子
磨かれし青空揺れる榛の花 布川武男
満足の青空を見ず午后の船 九月隆世
蓑虫にこの青空の切なからむ 仙田洋子 雲は王冠以後
蓑虫の青空を引き入れてをり 神蔵 器
無風青天宝のごとし菜を漬くる 徳永夏川女
霧ながら青空の影園にさす 川島彷徨子 榛の木
鳴子引く蒼穹を引き緊めむため 山田みづえ 手甲
綿虫の青空よぎる時の白 安井行子
毛虫焼く火を青天にささげゆく 平畑静塔
毛帽子の幼子の瞳に青空あり 有働亨 汐路
木の葉髪青天玉のごとくにて 谷野予志
木屑山より青天へかぶと虫 福田甲子雄
木々の芽のしづかなるかな蒼空の青 富沢赤黄男
木々の青空炭出しの日もひとり 友岡子郷 遠方
夜も青空辛夷千手の拳開く 原子公平
野の上のまろき青空揚ひばり 阿部みどり女
野ばらの莟むしりむしりて青空欲る 金子兜太
野分去る神の手鏡ほど青空 鍵和田[ゆう]子 浮標
柳絮飛ぶ王陵出でし碧空に 西野喜美子
悠久の青空があり花菜の上 高澤良一 石鏡
誘ふ碧落墓への階も一人幅 香西照雄 素心
夕の川風の母郷は青天に 香西照雄 対話
夕べともなき青天の花火かな 増田龍雨 龍雨句集
夕蒼空椿に酔ひし眼を冷やす 石田あき子
容赦無き青空となり鵙の贄 矢島渚男 延年
揚げても揚げても青空に紙鳶がとどかない シヤツと雑草 栗林一石路
謡初へ青空うつる白障子 田川飛旅子
遥かなる青天を指しつくしんぼ 仙田洋子
裸木の碧空頼むけしきかな 臼田亜浪 旅人
落ちてより蒼穹を知る椿かな 川名将義
落葉木をふりおとして青空をはく 尾崎放哉
梨もいで青空ふやす顔の上 高橋悦男
梨出荷大き麦藁帽に青空 大野林火
梨棚の隙より窺く青天井 坂野 辰
裏山の暗い青空紅葉散る 原子公平
立冬のあとの青空松葉降る 阿部みどり女
林中や枯青空のささやきて 岸田稚魚 筍流し
瑠璃揚羽蒼空の蒼持ち去れり 木内徹
嶺の残雪ぢりぢりと青空が押す 松村蒼石
烈風の青空白足袋だけを干す 川島千枝
露の父碧空に齢いぶかしむ 飯田龍太
老漁夫へ寸志青空の寒さのまま 友岡子郷 遠方
蕨狩りの声の こだまの 青天井 伊丹三樹彦 一存在
剪定の青空拡む長梯子 後藤一朗
曼珠沙華青空われに殺到す 奥坂まや
囀りは青空に満ちすぐに退き 中田剛 珠樹以後
囀りや卒塔婆と杉の碧空に 阿部みどり女
囮鳴くや青天樹々の霜雫 碧雲居句集 大谷碧雲居
孑孑に青天井と水天井 榊原紘子(遠矢)
寐ころべば靴青空へ卒業期 香西照雄
漱石忌雲碧落に遊びをり 村山古郷
翡翠や露の青空映りそむ 石田波郷
臘八の大青空となりゐたり 綾部仁喜
萍のつひに青空閉ざしけり 鎌田 亮
藪入の碧空の凧澄めるかな 原田種茅
蜻蛉とぶや青空ながら曇りそめ 道芝 久保田万太郎
蜥蜴の目死にて青空みてをりぬ 佐野まもる
蝌蚪の池蒼空すこしうつしをり 上村占魚 鮎
蝌蚪育つ鳥除けが青空の旗 千代田葛彦 旅人木
雉子を売る眼の青空にほかならぬ 松澤雅世
雹はれて又蒼空や梅かほる 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
韃靼の方は青空梅雨の海 前田普羅
鰰や青空は風ひびきけり 花村愛子
鳰にも青空のうれしくて 石田郷子
鵙のくる一劃青空見えてをり 高澤良一 素抱
鵙も雀も血の数滴となり青空 高野ムツオ 陽炎の家
鵙を追ふ鵙や青天井に飽き 百合山羽公 寒雁
鵙鳴けば青天応へ居る如し 高濱年尾
あけすけに団栗の木と冬青空 高澤良一 燕音
かぐはかしき冬青空といふ奈落 柚木 紀子
かぐはしき冬青空といふ奈落 柚木紀子
カナリヤの籠の目すべて冬青空 中拓夫
ひとみ元消化器なりし冬青空 攝津幸彦
ひやうと発つ冬青空の裏側に 黒田杏子 花下草上
まつ毛瞭らかに冬青空はあり 千代田葛彦
わが胸に旗鳴るごとし冬青空 野沢節子
横顔を冬青空に入れてゐる 岩淵喜代子 硝子の仲間
崖の上の冬青空は壁なせり 水原秋櫻子
鎌倉の切通ゆく冬青空 大橋敦子
懸垂にたましひ鍛へ冬青空 大石悦子
黒板に挽歌と書きぬ冬青空 井上弘美
歳月は空気となりし冬青空 津沢マサ子
四人の子がきく冬青空の鐘 柴田白葉女
師と歩む初冬青空眼に尽きず 野澤節子 『鳳蝶』
思ひ残すことなき如く冬青空 遠藤永江
朱を入れて凧とびやすし冬青空 杉本寛
宿木の翔び立ちさうな冬青空 高澤良一 随笑
神殿の列柱残る冬青空 毛塚静枝
身籠りてゐて飽きるほど冬青空 折井紀衣
杉古木檜老木冬青空 津田清子
世間体一つ外せば冬青空 高澤良一 素抱
絶壁をけものの堕ちる冬青空 津沢マサ子
妥協なき冬青空とうち仰ぎ 高澤良一 随笑
滝落ちて冬青空をひきしぼる 石嶌岳
丹羽信子九十年冬青空 黒田杏子 花下草上
地の果てに海その果てに冬青空 高橋悦男
虫の眼の億と集まり冬青空 高野ムツオ 鳥柱
倒立の足を揃へぬ冬青空 井上弘美
冬青空 祖母が煙りに 風になる 松本恭子
冬青空アミメキリンの首を容れ 高澤良一 燕音
冬青空いつせいに置く銀の匙 水野真由美
冬青空このまゝ死なば安からむ 相馬遷子 山河
冬青空さえぎるもののなき別れ 上野好子
冬青空ひとの歩みの映るかな 清水径子
冬青空マッチの軸が水に浮き 桜井博道 海上
冬青空メタセコイアは祈りの樹 佐藤きらら
冬青空わが魂を吸ふごとし 相馬遷子
冬青空わたしの羽音ありにけり 吉田悦花
冬青空胸中の鈴鳴りはじむ 江中真弓
冬青空九億九光年の留守 斎藤慎爾
冬青空工夫の胃ぶくろよろこびあふ 磯貝碧蹄館 握手
冬青空秋田武家町土塀寂び 村田 脩
冬青空瑞枝さみしきときもあり 飯田龍太
冬青空双手ひろげて使徒の像 古賀まり子
冬青空灯台打ち上げて見たし 高橋とも子
冬青空噴水勢ひ取り戻す 高澤良一 暮津
冬青空歩きたくなる日を歩く 高澤良一 石鏡
冬青空母より先に逝かんとは 相馬遷子
冬青空明日をはるかとおもふとき 金田咲子
冬青空夜は万年筆の中 高野ムツオ
冬青空涙とともにパンを食べ 堀井春一郎
冬青空鈴懸の実の鳴りさうな 中村わさび
陶片拾ふ冬青空の碧拾ふ 奈良文夫
髪刈って頭の頼りなき冬青空 高澤良一 燕音
父よいま冬青空も深呼吸 酒井弘司
縫目なき冬青空へ消えし鳥 柿本多映
櫂あらば冬青空へ漕ぎ出でむ 嶋田麻紀
青空 補遺

あたゝかな青空や山を登りつめて 村山故郷
あらしがすつかり青空にしてしまつた 尾崎放哉 小豆島時代
いただきの青空の昼の月 種田山頭火 草木塔
いてふもみぢまぼしきろかも青空に 日野草城
うれしくて青空に独楽はふりあげ 加藤秋邨
かがまれば鬼灯朱し彳てば青空 野澤節子 未明音
くさめひとつで消える青空母の国 佐藤鬼房
クレヨンで塗る青空や稲の花 細見綾子
このとき青天の雷、牡丹くずるる 荻原井泉水
この夏木より青空が街に展ぶ 大野林火 冬青集 海門以後
この年のこの日青空菊の上に 日野草城
ころり寝ころべば青空 種田山頭火 草木塔
しでざくら 三日待ちたる青空に 伊丹三樹彦
ダムの人人雪ふる奥に青空出て 金子兜太
ちるさくら夕青空の嶺におよぶ 角川源義
つばめきて青空たかき軒端かな 上村占魚 鮎
どんぐりの青空さやぎ落ちにけり(唐招提寺三句) 細見綾子
ぬける青空冬の篠山刈りのぼる 松村蒼石 雪
ひどい風だ、どこ迄も青空 尾崎放哉 小豆島時代
ビル裾に青空残る暮春かな 松崎鉄之介
みのむしのみな青空にさがりけり 百合山羽公 春園
衣かへて青空の色めづらしや 正岡子規 更衣
一すじの鎖にすがり絶頂の青空へ 荻原井泉水
一教師たかが青天白月ぞ 香西照雄
一隅に青空復る桃の園 上田五千石『風景』補遺
稲孕む碧空に蛾の重き顔 飯田龍太
右手青空を左手つつじを指して平和像なり 荻原井泉水
烏と蛇を喰う信州の青空踏む 金子兜太
羽子つき居る青空よ粉雪をおとす 尾崎放哉 大正時代
雨が光り居り青空がひろがり行けり 尾崎放哉 大正時代
雲割れて青空見えし朝しぐれ 細見綾子
炎天ふかく濃き青空を見定めぬ 野澤節子 未明音
燕の恋蒼空の毬と逐ぐ 石塚友二 方寸虚実
燕の戀蒼空の毬と遂ぐ 「方寸虚実」石塚友二
燕去る唐人町の青空を 飯田龍太
塩竈の青天井へ花が飛ぶ 阿波野青畝
屋上園青空に金魚華やげり 村山故郷
花過ぎの青天一日氷のごとし 下村槐太 天涯
我が思ふ白い青空ト落葉ふる 高屋窓秋
蛾ぞうまれ夜の蒼穹をひたと這ふ 渡邊白泉
柿の朱がぽつん~と青空に 日野草城
柿の蔕ばかりに 仰ぐ 青天井 伊丹三樹彦
乾茸の香は青空へ遁げしまま 飯田龍太
機関銃青空翔ケリ黒光ル 西東三鬼
紀元二千六百年十一月十日の青空 日野草城
蟻地獄青空木々の上にあり 飯田龍太
久方の青空の夏燕かな 石塚友二 磊[カイ]集
蕎麦刈られ青空ばかり浅間山 森澄雄
屑買ひは青空仕事紺ジャケツ 香西照雄 対話
靴の膚照らひ青空うつりたり 日野草城
栗咲く香この青空に隙間欲し 鷲谷七菜子 黄炎
兄達のいろの青空柘榴垂れ 飯田龍太
月の青空寒林に昼透きとほり 鷲谷七菜子 花寂び
元日の青空ひたひより広がり 橋閒石 朱明
五月どこかに青空からたち曇れども 青水輪 昭和二十四年
紅葉岳雲と青空移り行く 右城暮石 天水
高熱の鶴青空に漂へり 日野草城
合歓は実に青空刻む八ケ岳 林翔
今生も 後生も 花の青天井 伊丹三樹彦
今白岳双峰赤天狗青天狗 福田蓼汀 秋風挽歌
妻癒えよ稲妻が見す夜の青空 香西照雄
三月の蒼穹にゐて事務とれる 渡邊白泉
山を離れて青空の落葉かな 松村蒼石 雁
山枯れて青空ばかり峠神 森澄雄
山際の雲に青空今朝の秋 右城暮石 一芸
山息吹く須叟青天の修羅落葉 石塚友二 光塵
子の足袋を干すや木の枝青空に 細見綾子
子燕に蒼穹遥か活火山 古舘曹人 能登の蛙
紫雲英打つ木曽の青天細き下 橋本多佳子
時雨せし青空急ぐ女学生 右城暮石 句集外 昭和五十六年
時雨雲には青空のついてくる 稲畑汀子
耳冷ゆとしも青空の熟蜜柑 飯田龍太
七月の碧落にほふ日の出前 水原秋櫻子 蓬壺
七夕の楽くだけつつ青空へ 飯田龍太
七夕の竹青天を乱し伐る 原裕 葦牙
若竹として青天に參じけり 相生垣瓜人 負暄
秋碧落祈りこそ二兎を追はざるもの 中村草田男
秋碧落梢をひたす杉檜 山口青邨
春風のゆく青空に子の名置く 飯田龍太
初雲雀蒼穹まかせ声まろく 中村草田男
初空の大青空は見れど飽かず 日野草城
初氷夜も青空の衰へず 岡本眸
初舞台踏むかに春着背に青天 香西照雄 素心
焦土に薔薇咲き四方の青空蝶とまる 高屋窓秋
硝子戸に青空睡り露の山 飯田龍太
植木溜りの碧空に春の山 飯田龍太
寝ころべば靴青空へ卒業期 香西照雄
真近なる山の青空十二月 松村蒼石 雁
真直ぐに青空切れて落葉谿 松村蒼石 雪
辛夷咲く黒雲の風青空へ 飯田龍太
針に糸を通しあへず青空を見る 尾崎放哉 須磨寺時代
針の穴の青空に糸を通す 尾崎放哉 小豆島時代
諏訪口に青空ありぬかたつむり 飯田龍太
水あれば田に青空が 荻原井泉水
水馬青天井をりん~と 川端茅舎
晴れすぎるほどの青空松過ぎぬ 村山故郷
正月の青空市の竿秤 亭午 星野麥丘人
青空があって照る柿 ポカン ポカン 伊丹三樹彦
青空がざらつく梨の袋掛け 鷹羽狩行
青空がふえてきたりし仏桑花 清崎敏郎
青空がみなぎりセルが白つぽい 日野草城
青空が見えて雨降る胡麻の花 清崎敏郎
青空が夜まで残る半夏生 能村登四郎
青空したしくしんかんとして 山頭火
青空ちらと見せ暮るるか 尾崎放哉 須磨寺時代
青空と枯芝生とにはさまれて臥る 篠原梵 年々去来の花 中空
青空と泥の交歓植ゑし田に 津田清子 礼拝
青空と風が出そめぬ一の酉 石田波郷
青空に 象嵌富士と 紅梅と 伊丹三樹彦
青空にそひ傾ける雲の峯 右城暮石 句集外 昭和九年
青空にひと枝咲きぬ初ざくら 日野草城
青空に伊吹も雲も眠りたり 日野草城
青空に雲の居らざる焚火かな 日野草城
青空に焔吸はるゝ焚火かな 日野草城
青空に寒気多感の雀ども 飯田龍太
青空に寒風おのれはためけり 中村草田男
青空に近づき寒を病んでをり 野澤節子 八朶集以後
青空に山容溶けて桃の花 上田五千石『風景』補遺
青空に首つっこんで 梅を撮る 伊丹三樹彦
青空に樹のこゑのぼる雪解風 飯田龍太
青空に熟柿崩るゝ天気かな 日野草城
青空に消えてしまひし冬ざくら 岸田稚魚 紅葉山
青空に障子を上げて洗ひけり 山口青邨
青空に青き山脈花の雲 三橋敏雄
青空に雪の仏陀のしづかかな 飯田龍太
青空に定石ありて凧の位置 岡本眸
青空に天女花ひかりたれ 原石鼎 花影以後
青空に燈台の筒卒業期 岡本眸
青空に梅の象嵌愚かな評 秋元不死男
青空に梅晴れて世事黄に濁る 中村草田男
青空に飛びたき風船をしかと持つ背なの子よ 荻原井泉水
青空に浮びてをとめ岩を攀づ 日野草城
青空に風花がつけし創かすか 能村登四郎
青空のあくまで青き冬休み 鷹羽狩行
青空のかう~凍てゝみなぎれる 日野草城
青空のさいかちの冬来りけり 森澄雄
青空のした木にのぼる人ありけり 種田山頭火 自画像 層雲集
青空のなき日も見上げ桐の花 稲畑汀子
青空のはりつめてゐるお正月 深見けん二
青空のまだ残りをる切子かな 岸田稚魚
青空のまま暮れゆけり桜咲き 細見綾子
青空の一枚天井羽子板市 鷹羽狩行
青空の奥處は暗し魂祭 三橋敏雄
青空の覚めつ眠りつ日短し 飯田龍太
青空の山へ入りけり松迎 星野麥丘人 2003年
青空の四月の寒さ啄木忌 村山故郷
青空の深くて曲る雲の峰 右城暮石 声と声
青空の増えて五月の土佐に著く 稲畑汀子
青空の冬芽死の眼と怨の黙 飯田龍太
青空の凍てのきらりと山襖 飯田龍太
青空の濡れて雫す秋の寺 廣瀬直人 帰路
青空の冷え込んでくる切山椒 岸田稚魚
青空の樅に巣かけて鳴く鴉 飯田龍太
青空はどこへも逃げぬ炭を焼く 平畑静塔
青空は遠夏山の上にのみ 中村草田男
青空は山国にのみ曼珠沙華 鷹羽狩行
青空は創の深みぞ夏ひばり 佐藤鬼房
青空は無限? 破れし小鳥の巣 富澤赤黄男
青空は無限蓮の実つぶさなり 松村蒼石 雁
青空へひつぱられ飛ぶ草の絮 右城暮石 散歩圏
青空へ蚕臭湧き立つ桐の相 飯田龍太
青空へ蛇が舌出す残暑光 飯田龍太
青空もつかの間杉にまた雪来 鈴木真砂女 夕螢
青空やひろひろとして月一つ 正岡子規 月
青空や花は咲くことのみ思ひ 桂信子 花影
青空や今日も確かな冬芽嵌む 林翔 和紙
青空や松の花粉のたちしあと 細見綾子
青空や雪の浅間ゆ両開き 中村草田男
青空や蚤をつぶして寂かな爪 秋元不死男
青空ゆ辛夷の傷みたる匂ひ 大野林火 青水輪 昭和二十七年
青空より何者か地に落ちしごとし 渡邊白泉
青空より降りし木の実ひろひけり 村山故郷
青空をしばしこぼれぬ春の雪 原石鼎 花影
青空をとつぜん断ちて衛戌の獄 渡邊白泉
青空を引き寄せ緋寒ざくらかな(甲山・神呪寺二句) 鷹羽狩行
青空を汚し蘆火の立ち上る 稲畑汀子
青空を張つて刈田の水勇む 秋元不死男
青空を踏むも無音に宗易忌 平畑静塔
青空を白雲走る木の芽かな 原石鼎 花影以後
青空を白木蓮がしりぞかす 鷹羽狩行
青空を抜けて来しなり鴉の子 石田勝彦 百千
青空を木の間にひらく寒あらし 上田五千石『森林』補遺
青空を夜は取り戻し花篝 鷹羽狩行
青空を蜚ぶときのありみちをしへ 日野草城
青空映す水たまり墓地の一隅に 尾崎放哉 大正時代
青天が雹とこぼしぬ四十雀 加藤秋邨
青天と辛夷とそして真紅な嘘 三橋鷹女
青天にアパートは白く冬ざるゝ 日野草城
青天にただよふ蔓の枯れにけり 松本たかし
青天に一煙サンクス・ギヴィングデイ 上田五千石『森林』補遺
青天に縁濃ゆき月萩も白し 香西照雄 素心
青天に紅梅晩年の仰ぎ癖 西東三鬼
青天に咲きひろげゞり百日紅 正岡子規 百日紅
青天に飼はれて淋し木兎の耳 原石鼎 花影
青天に触れむと山の枯れにけり 石田勝彦 百千
青天に藤かけて巌や峰はどこ 原石鼎 花影
青天に沸騰しをる瀧がしら 石田勝彦 秋興
青天に鳴くかなしびよ法師蝉 山口誓子
青天に湧く粉雪やえんぶり踊り 草間時彦 中年
青天のこぶしはじめは光りなり 細見綾子
青天のさびしさ見たる蟹の泡 藤田湘子 神楽
青天のざらつく花火買ひにけり 波多野爽波
青天のどこもいきいき冬の煙 加藤秋邨
青天のところ雨かも涼連れて 石塚友二 磊[カイ]集
青天の下に金剛峯寺の庭 右城暮石 句集外 昭和三十七年
青天の紫ふくむ梨の花(山梨、永晶院あたり二句) 細見綾子
青天の辛夷や墓のにほひする 森澄雄
青天の日は倦みやすし薔薇も吾も 岡本眸
青天の白雲日吐きぬ手套脱ぐ 中村草田男
青天の蔓にわかれし蝶々かな 原石鼎 花影
青天へ薄き八弁秋桜 右城暮石 句集外 昭和六十一年
青天やなほ舞ふ雪の雪の上 臼田亜郎 定本亜浪句集
青天や烏を友に鯉のぼり 平畑静塔
青天や芹短かしと言ひ捨つる 永田耕衣
青天や山の石蕗絮となんぬ 清崎敏郎
青天や白き五弁の梨の花 原石鼎 花影
青天や落ちてみひらく花椿 斎藤玄 雁道
青天や緑ちりばめ紅葉山 山田みづえ 手甲
青天や谿深きより花見唄 草間時彦 櫻山
青天を引張り四方秋まつり 百合山羽公 樂土以後
青天を余し翠微を織る飛燕 香西照雄 素心
青天井公共の場を掃初ぞ 香西照雄 素心
青天井飛行士の捕虜孤り仰ぎ 三橋敏雄
青天井梁のあたりに揚雲雀 鷹羽狩行
青天曲らぬを日向で父の墓 永田耕衣
青天枕に彼も宇宙飛行士のほほえみ 金子兜太
石段と青空 昭和四十四年 伊丹三樹彦
積雪の碧落藪をそめにけり 松村蒼石 雪
雪の壁つづくかぎりの青天井 鷹羽狩行
雪雲に青空穴の如くあり 高浜年尾
雪雲のやがて青空連れて来し 稲畑汀子
雪国の今日の青空疑はず 岡本眸
雪止んで青空を待つ山葵沢(長野県安曇山葵田六句) 細見綾子
雪達磨青空ひろくなりきたる 下村槐太 光背
雪崩止青空の夜がおそろしき 加藤秋邨
絶壁に蒼空切られすみれ咲く 飯田龍太
絶壁のわん~と鳴るとき碧落 富澤赤黄男
蝉が樹をはなれてちらと青天あり 右城暮石 句集外 昭和三十三年
蝉幾萬英霊幾萬青天下 三橋敏雄
川 丘 風 開業 青空洗濯屋 伊丹三樹彦
川越えて同じ青空秋まつり 百合山羽公 寒雁
戦報絶え日日の冬木と青空のみ 加藤秋邨
洗ひ髪明けて青天の下に在り 山口誓子
操縦士撃たれ碧空に身をもめる 細谷源二 鐵
蒼空となる木の間より微塵雪 右城暮石 句集外 昭和十七年
蒼空に けらけら嗤うたり 柘榴 富澤赤黄男
蒼空に太初の日あり均砂丘 津田清子
蒼空や桑くゞりゆく秋の暮 渡邊水巴 白日
蒼穹に人かき消えて滝轟く 津田清子
蒼穹の渦巻きはじむ曼珠沙華 上田五千石『風景』補遺
蒼穹を暗しとあふぐかまいたち 上田五千石 天路
蒼穹を鵙ほしいまゝ曼珠沙華 川端茅舎
太藺の花真弓と張れり青空に 山口青邨
大根の花や青空色足らぬ 波多野爽波
大根を抱き碧空を見てゆけり 飯田龍太
大釈尊青天井に寝ねたまふ 阿波野青畝
大青空 水牛が雲喰べたから 伊丹三樹彦
凧の糸青天濃くて見えわかぬ 山口誓子
地に紫陽花天に青空肉親焼く 廣瀬直人 帰路
地平まで青空ありて槻の冬 香西照雄 対話
昼寝ざめ蜻蛉のゆける蒼穹のみゆ 百合山羽公 春園
虫干や青空かけて梅小紋 平畑静塔
椿さき山雲蒼穹に吹き消ゆる 飯田蛇笏 白嶽
低青空海へ二里ゆく町清水 中村草田男
鉄の冷たさで眠れり青天に 佐藤鬼房
鉄骨の碧空ふかく鋲をうつ 細谷源二 鐵
天城峰に青空切れて春の雨 村山故郷
冬の雲割れて青空しばしあり 細見綾子
冬の尖塔「青空老人」を一人一人 古沢太穂 捲かるる鴎
冬の川風の母郷は青天に 香西照雄
冬深む蒼空ばかり身延線 森澄雄
冬田立木三本に青空晴れてあり 尾崎放哉 大正時代
冬薔薇や青天井に蔓まげて 阿波野青畝
冬鵙に青天あり浮浪の子には何 加藤秋邨
凍蝶の碧落世界極まりぬ 平井照敏
東京は風の青空 火焔瓶 伊丹三樹彦
湯豆腐に青天井が風雅らし 阿波野青畝
藤咲けばその蒼空が目に残る 右城暮石 句集外 昭和十五年
日の暮の青天井に地虫なく 百合山羽公 故園
日の霧の間に青空のいく柱 中村草田男
日もすがら碧空を恋ひ石蕗の花 飯田龍太
日暮まで青空消えず秋の旅 飯田龍太
年の暮夜の青空を見て二十歳 三橋敏雄
年深まりて青空に鳥の道 廣瀬直人
燃ゆる日や青天翔ける雪煙 相馬遷子 山国
納骨後の笑顔撮る 石段と青空 伊丹三樹彦
波は十二月青空は青空のまま 飯田龍太
梅林の青天井に飛行雲 右城暮石 上下
白亜紀の青空を持ち乳房死ぬ 佐藤鬼房
白山茶花ありてこそ 青空ありてこそ 伊丹三樹彦
飯粒をつけし裸の子に青空 細見綾子
彼岸花田舎芝居の青天井 中村草田男
尾根落葉しつくして青空の冴ゆ 村山故郷
百舌鳴けり青空湖にさしくれば 大野林火 海門 昭和十二年
富士が嶺や南無碧落の秋の雪 西島麦南 人音
布団の上青空迫る恢復期 金子兜太
父の日の青空はあり山椒の木 佐藤鬼房
葡萄園出て碧落に身を涵す 木村蕪城 寒泉
風おろしくる青空や一の酉 石田波郷
風船の早や青天に見放さる 右城暮石 声と声
風船の中にも 僕の青空ある 伊丹三樹彦
碧空に山するどくて雛祭 飯田龍太
碧空に山充満す旱川 飯田龍太
碧空に支那の子父を撃たれたり 細谷源二 鐵
碧空に命とりあふまたたきをせず 細谷源二 鐵
碧空の中なにもゐぬ大暑かな 飯田龍太
碧空を残せる朝の時雨かな 松崎鉄之介
碧空を切り一滴の夏蜜柑 平井照敏 猫町
碧湖より青天かけて山紅葉 香西照雄 素心
碧落にうかびて海を仰ぎゐる 渡邊白泉
碧落に遠近大小 ネパール帽 伊丹三樹彦
碧落に花びらの迅くながれける 伊丹三樹彦
碧落に水煙天女奏で澄む 伊丹三樹彦
碧落に日の座しづまり猟期きぬ 飯田蛇笏 春蘭
碧落に氷をさゝぐこの一野 高屋窓秋
碧落の牡丹の中に山の音 古舘曹人 砂の音
碧落の杉の青実を熱き手に 佐藤鬼房
碧落の都心へ落葉別れとは 原裕 葦牙
碧落を一掃せむと花吹雪 鷹羽狩行
碧落を切つて落とせし熱帯魚 山口青邨
辺福は青天と薔薇書買ふのみ 香西照雄 素心
朴の花白き心印青天に 川端茅舎
蜜蜂の巣に青空の垂れて静か 日野草城
矛予が青天井へ撥ねんとす 阿波野青畝
鳴子引く蒼穹を引き緊めむため 山田みづえ 手甲
毛蟲焼く火を青天にささげゆく 平畑静塔
木々の芽のしづかなるかな蒼空(そら)の音 富澤赤黄男
野ばらの莟むしりむしりて青空欲る 金子兜太
誘ふ碧落墓への階も一人幅 香西照雄 素心
夕の川風の母郷は青天に 香西照雄 対話
夕凍のどこも青空寺座敷 飯田龍太
裸木の碧空頼むけしきかな 臼田亜浪 旅人 抄
落葉木をふりおとして青空をはく 尾崎放哉 須磨寺時代
梨出荷大き麦藁帽に青空 大野林火 雪華 昭和三十四年
林檎固し厄日といへる青空に 飯田龍太
林中や枯青空のささやきて 岸田稚魚 筍流し
嶺の残雪ぢりぢりと青空が押す 松村蒼石 雁
露の父碧空に齢いぶかしむ 飯田龍太
蕨狩りの声の こだまの 青天井 伊丹三樹彦
嶽の端に忽と青空秋はじめ 飯田龍太
梛のみどりの青空のふかさ渡る鳥 種田山頭火 草木塔
楡の年輪青天にかの乞食を見ず 橋閒石
漱石忌雲碧落に遊びをり 村山故郷
翡翠や露の青空映りそむ 石田波郷
葭の穂に曉の青空果てもなく 飯田龍太
蝌蚪の池蒼空すこしうつしをり 上村占魚 鮎
鵙を追ふ鵙や青天井に飽き 百合山羽公 寒雁
かげりなき冬青空にたのみあり 中村汀女
ジャングルジム冬青空のまぶしさよ 佐藤鬼房
一位の実冬青空に触れにけり 阿波野青畝
尻振って風船逃げる冬青空 伊丹三樹彦
冬青空かへりみるべきことのみに 中村汀女
冬青空このまゝ死なば安からむ 相馬遷子 山河
冬青空ひとに誤算は常のこと 飯田龍太
冬青空わが魂を吸ふごとし 相馬遷子 山河
冬青空肝食うてゐる男たち 飯田龍太
冬青空枝々個性鮮かに 林翔
冬青空人間の恥真向より 能村登四郎
冬青空瑞枝さみしきときもあり 飯田龍太
冬青空父焼く煙ほそきかな 草間時彦 中年
冬青空母より先に逝かんとは 相馬遷子 山河
冬青空暦日よその姿かな 中村汀女
冬青空瞼にオホーツクの海 石塚友二 玉縄抄
領髪を掴まれさうな冬青空 飯島晴子
青空 続補遺

なつの月蒼空浅き光なる 寥松
蚊ひとつに青空ちかきゆふべかな 松窓乙二
塵の奥の青空あをし薫る風 田川鳳朗
青空に見うしなひけり飛胡蝶 寥松
青空に指で字をかく秋の暮 小林一茶
青空に馴て米ふむ柳かな 建部巣兆
青空の押へて居るや後の月 田川鳳朗
青空やそれにも啼て閑子鳥 蒼虬
青空やはる~蝶のふたつづれ 北枝
青空やほの~と啼杜鵑 鈴木道彦
青空や芒に寒いくせがつく 松窓乙二
青天にかもめの声の早苗哉 木導
青天にさくが望み歟うめの花 寥松
青天に鴎の声の早苗かな 〔ブン〕村
青天に向つてひらく牡丹哉 〔ブン〕村
青天に障子も青し軒の梅 木導
青天に雪の遠山見えにけり 井上士朗
青天に白熊の鑓やむめの華 木導
青天の物見の松に夏野哉 許六
以上

by 575fudemakase | 2018-02-19 17:24 | 無季 | Trackback | Comments(0)


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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