2018年 03月 05日 ( 23 )

絵の俳句あれこれ

絵の俳句あれこれ


スケッチ

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浮世絵 大和絵 文人画 仏画 静物画 山水画 春画 壁画

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油絵 水彩画 水彩

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墨絵 水墨 水墨画

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蒔絵 錦絵

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版画 木版 銅板 石版

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影絵

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漫画 劇画 ポンチ絵 マンガ

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挿し絵 挿画 イラスト カット 挿絵

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踏み絵 踏絵

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by 575fudemakase | 2018-03-05 14:08 | 無季 | Trackback | Comments(0)

筆記用具の俳句あれこれ

筆記用具の俳句あれこれ


鉛筆 ペンシル 赤鉛筆 青鉛筆 色鉛筆

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クレヨン パステル クレパス くれよん

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白墨 チョーク 黒板

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絵の具 絵具

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ボールペン

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ペン

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万年筆

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インク

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鉄筆

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コンテ 木炭

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by 575fudemakase | 2018-03-05 14:04 | 無季 | Trackback | Comments(0)

挿し絵 の俳句

挿し絵 の俳句
挿し絵

おぼろ濃く一挿絵めく道後の湯 高澤良一 寒暑
ギフトカードにポインセチアのカットかな 高澤良一 さざなみやつこ
シーボルト挿し絵に遺す鯨曳 高澤良一 燕音
燕くる挿し絵のごとき街に橋 高澤良一 暮津
絵葉書に貝のイラスト夏見舞 高澤良一 暮津
上段に土筆の挿し絵四月号 高澤良一 寒暑
挿絵めく赤提灯や酉の市 高澤良一 燕音
挿し絵 補遺

睡蓮や挿絵も自筆の秘冊あり 中村草田男
蚊の声や墨東綺譚青挿絵 大野林火 飛花集 昭和四十七年
以上

by 575fudemakase | 2018-03-05 13:20 | 無季 | Trackback | Comments(0)

漫画 の俳句

漫画 の俳句
漫画

くすくすして漫画に魅入る暖房車 高澤良一 石鏡
すっかり漫画の国となり夜の汽笛 五島エミ
なぐり描き劇画のやうな驟雨くる 高澤良一 寒暑
ふくれ来る餅に漫画を思ひけり 高田風人子
マスクして少年切に漫画読む 石塚友二 光塵
嬰の口へ運ぶゼリーの漫画匙 坂本たけ乃
夏バテなし漫画を糧の青年は 高澤良一 寒暑
咳の子に待合室のマンガ本 町田敏子
基督を漫画で説きぬ雲の峰 鈴木鷹夫 春の門
犬の眼に宝石入れる子の漫画 金城けい
児の毛布漫画づくしに夢育つ 奥田恵美 『再度山』
社説さて置き漫画見る暑さかな 藤井 豊
春不況マンガと日経を読む若さ 福住 茂
春服やバスの車体の漫画文字 小高沙羅
初秋風北斎漫画褌一つ 飯田晴子
長き夜やパラパラ漫画踊らせて 石田たまみ
弟は漫画が好きで春の風邪 田野岡清子
天皇家の漫画たのしき冬至の夜 長谷川かな女
読初や病む子の漫画三国志 小西藤満
漫画のように笑う猫なら飼ってもいい 中林一洋
漫画めく漢字が書かれ星祭 上野泰 春潮
漫画読む人にはさまれ暖房車 高見孝子
木に懸かるマンガ風船何処より 石井喜美子
羅匂ふ暫し漫画を繰る芸妓 鍵和田[ゆう]子 未来図
老人と漫画しずかな十二月 新保吉章
悄気るさま漫画のやうに水中り 高澤良一 素抱
珈琲屋劇画の多喜二起ち上がれ 阿部娘子
漫画 補遺

イースターエツグ彩る漫画かな 阿波野青畝
くず籠に裂かれし漫画四旬節 阿波野青畝
マスクして少年切に漫画読む 石塚友二 光塵
街路樹のマンガ落葉の夥し 高野素十
眼の大きな汗かき男の漫画終わる 金子兜太
受賞漫画愛しみひらく氷菓の卓 伊藤白潮
漫画めく漢字が書かれ星祭 上野泰 春潮
漫画出来たり一枚の梶の葉に 阿波野青畝
目がはじけさう劇画の児萌黄空 佐藤鬼房
以上

by 575fudemakase | 2018-03-05 13:18 | 無季 | Trackback | Comments(0)

影絵 の俳句

影絵 の俳句
影絵

アラジンの影絵終わりて土用波 安藤つねお
うら山の影絵のきつね雪降らす 穴井太 天籟雑唱
お法会に影絵あるよし朧かな 飯田蛇笏 山廬集
きさらぎや影絵にうつす指狐 鈴木栄子
チユーリツプ影絵のごとく風を呼ぶ 平川 苞
われもまた影絵のひとり流燈会 猿田咲子
雨ざらしの犬よ影絵になるまで少女 久保純夫
鵜飼果てすべて影絵になりました 小堤香珠
噂すれば影絵のごとく守宮くる 森川 明
雲暮色影絵のごとく子等遊び 内久根眞也
影絵から刳り貰く時間月見草 朝吹英和
影絵しばいの 鋭角の下 盲楽士 伊丹公子
影絵となる保雪夫雪の長万部 藤田湘子
影絵の吐息 ひろがる 建国日の花火 伊丹公子 アーギライト
影絵めく牛馬朝日を織る蜻蛉 中村草田男
影絵劇一団下車す月見草 山口青邨
影絵消え長崎の墓碑ひたすら灼ける 穴井太 土語
遠白雨陽ざす雄阿寒影絵なし 石原八束 空の渚
夏灯し影絵のきつね端正に 小島征子
火事の夜は狐の影絵して遊ぶ 古館曹人
貨車が 影絵のようにとまつていて ぬくい冬の夜霧 吉岡禅寺洞
楽きくと影絵の如き国にあり 篠原鳳作 海の旅
楽きくと影絵の如き國にあり 篠原鳳作
干鰈影絵のごとく透けてをり 西澤ひろこ
月へ地へ 溶けつづく 影絵芝居の王 伊丹公子
月へ地へ溶けつづく 影絵芝居の王 伊丹公子 ガルーダ
軒簾この世の人の影絵過ぐ 渡辺 恭子
原爆地影絵のごとく梅を干す 中村 和弘
呼び合ひて一人は影絵夜学生 中村草田男
湖の影絵めくられ冬木山 和知喜八 同齢
広島忌声あげてゐる影絵たち 小泉八重子
妻訪い婚の壁へ 影絵のヤクの角 伊丹公子
惨劇は昨日 影絵の男・女 森 洋彦
残雪を影絵のごとく雉子棲めり 松村蒼石 雪
子育ての胼の手夜は影絵の手 村上喜代子 『雪降れ降れ』
時鳥鳴くや影絵の筏乗 野村喜舟 小石川
手花火を影絵のごとく囲みけり 斉藤阿津子
秋の夜の影絵をうつす褥かな 芝不器男
十六夜の親子狐は影絵法師 脇本千鶴子 『てんと花』
春雪の影絵の愛撫ちちとはは 間庭とよ子
初雀影絵となりて日の障子 水原春郎
新秋や影絵に雨の光げはしる 臼田亞浪 定本亜浪句集
水仙の吾れを影絵として通す 伊豆三郷
聖母譚の村 昏れ 羊はみな影絵 伊丹公子 山珊瑚
青丹よし奈良は影絵のお山焼 貞吉直子
喪の簾影絵の人を歩ましむ 吉田みち子
草うらの影絵の世界 匂ふべき夜叉のおごりもあさつきの色 筑紫磐井 未定稿Σ
足のある影絵の魚夜の秋 二村典子
天に彗星影絵のように父歩む 藤原月彦
南部富士影絵のごとく菊枯るる 井上京子
二上山も鞍部(たわ)も影絵に寒牡丹 石原八束 『黒凍みの道』
日昏れいつも エルクの影絵 氷河の村 伊丹公子 アーギライト
波止釣の影絵となりて十三夜 壺井久子
梅咲いて影絵のやうに翌檜 鈴木鷹夫 渚通り
白浪の絶ゆるときなし鵜の影絵 横山白虹
麦秋や影絵のをどる妖女伝 谷中隆子
飛火野の月に影絵のやうな鹿 後藤比奈夫 めんない千鳥
付添って二人の影絵石蕗の花 近藤三知子
朴若葉影絵のごとく霧の小屋 河野南畦 湖の森
摩天楼影絵めくなり菜種梅雨 大高霧海
霧を来て影絵の如く鐘を撞く 星野椿
餅食べて影絵あそびに加はれり 栗林千津
蓮掘の独りとなりて影絵めく 橋本榮治 麦生
老ふたり影絵ぐらしの大暑かな 田中みどり
篝火に影絵のごとき鵜匠かな 金久白楊
繃帯の指を影絵に活かしたる 茨木和生 三輪崎
影絵 補遺

うから昼餉の影絵一枚簾の中 中村草田男
お法会に影絵あるよし朧かな 飯田蛇笏 山廬集
そのなかの城を影絵に遠花火 鷹羽狩行
一家つどひ影絵たまたま春隣り 伊丹三樹彦
影絵すとしぐさ稚なきあにいもと 伊丹三樹彦
影絵となる船渡御 沖は無尽光 伊丹三樹彦
影絵めく牛馬朝日を織る蜻蛉 中村草田男
影絵劇一団下車す月見草 山口青邨
影絵細工師いて影を売る町晩夏 楠本憲吉 孤客
奥より見れば馬の影絵や氷室の口 中村草田男
黄塵裡影絵の部隊征きに征く 日野草城
沖澄んでひとつ影絵の遠ゑまひ 佐藤鬼房
呼び合ひて一人は影絵夜学生 中村草田男
坂でキッスの影絵 艦檣の灯から暮れる 伊丹三樹彦
残雪を影絵のごとく雉子棲めり 松村蒼石 雪
春の夜の影絵狐の耳も指 上田五千石『琥珀』補遺
新秋や影絵に雨の光げはしる 臼田亜郎 定本亜浪句集
星を鏤めて 影絵の沙羅の花 伊丹三樹彦
雪解谷わが青鹿は影絵のやう 佐藤鬼房
朝の馬ついに影絵となる旅立ち 金子兜太
津の母に死が来て影絵なすみさご 佐藤鬼房
梅雨雲や影絵のごとく三つ子島 角川源義
梅雨霧の影絵となりぬ石頭 佐藤鬼房
飛火野の月に影絵のやうな鹿 後藤比奈夫
訪えば 寒い灯をつけに起つ 影絵老母 伊丹三樹彦
夕簾祷りのひとを影絵にす 大野林火 飛花集 昭和四十六年
鈴生りパパイヤ 影絵芝居は裸灯一つ 伊丹三樹彦
藁帽以下影絵のごとし塩田夫 森澄雄
以上

by 575fudemakase | 2018-03-05 13:17 | 無季 | Trackback | Comments(0)

版画 の俳句

版画 の俳句
版画

葛切や茶房を統ぶる木版画 野末絢子「未来図合同句集」
癌すすむ父や銅版画の寺院 寺山修司
極彩の版画みてよりの寒さ 柴田白葉女 花寂び 以後
鶏の眼の大き版画や子の賀状 大城芳子
広重の版画のマッチ初竃 河野頼人
江戸女涼む版画に葭雀 百合山羽公 故園
志巧版画十二枚目の古暦 阿部寒林
昔踏まれし木版マリア黴てけり 糸山由紀子
雪ちらす竹の雀や版画村 岸田稚魚
大き眼の版画の菩薩志功の忌 林 晴美
団地ぐらし賀状の版画壁に貼る 権藤匡道
凍てが鞭鳴らす銅板の湾にきて 寺田京子 日の鷹
銅板画天使 寒がる 隠れ村の 伊丹公子 陶器の天使
銅版画冬日堕ちゆき混み合う鳥 中島斌雄
日光街道の版画見せられ茹小豆 長谷川かな女 花寂び
覇王樹花咲き銅板色の海女等過ぐ 道部臥牛
版画めく初卯詣の女かな 巌谷小波
版画めく冬木桜と明治の館 瀧 春一
版画屑転がしてゐる隙間風 中条久三夫
版画彫る屑膝にためクリスマス 鈴木しげを
未草版画のやうな朝が来て 池上貴誉子
木版の賀状刷る音和室より 黒田杏子 花下草上
木版の朱を重ねたる福詣 如月真菜
木版画めけり斑雪の伊吹山 太田 嗟
柚子湯して「石版東京図絵」と決む 永井龍男
洋梨が版画のやうに置いてある 長谷川 櫂
洋梨は版画のやうに置かれけり 長谷川櫂 天球
涼しさの銅板に引く線なりし 高橋将夫
榾の火に石版摺のすゝけかな 榾 正岡子規
版画 補遺

温突に木版の軽き書を読めり 山口誓子
古き版画古き音楽雪ふる午後 野見山朱鳥 幻日
江戸女涼む版画に葭雀 百合山羽公 故園
残雪の富士は版画の富士となる 山口誓子
人日を出でて夢二の版画買ふ 松崎鉄之介
雪焼けの貌すえて版画めく酒場 橋閒石
雪焼けの面すえて版画めく酒場 橋閒石 風景
朝顔や版画の色を重ね刷る 橋閒石
銅板の刻字真夏の富士に向き 飯田龍太
日傘さす版画風景薔薇など咲き 富安風生
版画屋の前の一もと柳かな 安住敦
榾の火に石版摺のすゝけかな 正岡子規 榾
以上

by 575fudemakase | 2018-03-05 13:16 | 無季 | Trackback | Comments(0)

蒔絵 の俳句

蒔絵 の俳句
蒔絵

あの中に蒔絵書きたし宿の月 松尾芭蕉
きさらぎや紅絹もて磨く蒔絵椀 酒井智代
葵咲き紀州蒔絵の黒き艶 渡辺守夫
印籠の蒔絵の金ンや夏羽織 野村喜舟 小石川
羽子板市錦絵好みの顔廃れ 平松荻雨
花桐の蒔絵ゆかしき手箱哉 桐の花 正岡子規
花桐を蒔絵にしたる手箱哉 桐の花 正岡子規
牛の角の蒔絵うるむや花ぐもり 幸田露伴 谷中集
錦絵に残る佃や白魚舟 中火臣
錦絵の戯文くづしに郁子の花 星野紗一
錦絵の吉原の景一葉忌 下村梅子
錦絵の港にぎはひ藪椿 長谷川櫂 天球
錦絵の勝てば官軍冷まじく 徳留末雄
錦絵の深川にそひ夏はじめ 酒井和子
錦絵やお城の上に春の雲 春の雲 正岡子規
錦絵を貼りし床屋が燈籠哉 会津八一
金蒔絵春の埃を近づけず 梶山千鶴子
金色堂出づや蒔絵の散紅葉 大橋敦子
喰積の母存す頃の蒔絵重 道田芝生
桑枯れて蒔絵曇りや伊賀盆地 橋本鶏二
月さすや蒔絵の月も八日ほど 西澤 耕山
月の中に蒔絵書きたし宿の月 松尾芭蕉
高台寺蒔絵の寂ぶや蝉しぐれ 伊藤敬子
左義長の蒔絵のごとき火の粉かな 太田寛郎
蒔絵してその日暮しや光琳忌 安村章三
蒔絵師に冬の小菊を誰か挿す 黒田杏子 水の扉
蒔絵師に日展せまる海のこゑ 大島民郎
蒔絵師の金をみるたび蝶ふゆる 森好子
蒔絵師の身ほとりに置く福寿草 いちろ
蒔絵筆ぎつしり壷に小正月 井上 雪
蛇穴を出て錦絵にまぎれ込む 佐藤玉鴻
若草や蒔絵兀たる小重箱 若草 正岡子規
手をあてし春の火桶に蒔絵あり 池内たけし
手道具や蒔絵の林雛の桃 調泉 選集「板東太郎」
秋の風鈴したたかに鳴り蒔絵の笥 柴田白葉女
重陽や椀の蒔絵のこと~し かな女
初春の手炉の蒔絵の手にさはり 後藤夜半 底紅
初髪や蒔絵の櫛の青海波 三原美加
小鳥来る窓の茶筒の蒔絵かな 鈴木鷹夫 大津絵
新樹光上段の間の蒔絵琵琶 小岩浩子
人も買ふ錦絵撰るや一葉忌 近本雪枝
人日の掌にきらきらと蒔絵粉 本谷久邇彦
水仙に蒔絵はいやし硯箱 正岡子規
水面いま蒔絵となりぬ都鳥 馬場駿吉
惜春の蒔絵に顔を磨き出す 古舘曹人 能登の蛙
占魚の忌星は蒔絵のきらめきに 菊池洋子
川開の古き錦絵空ひろし 飯田岳楼
大江戸や錦絵を吹く春の風 春風 正岡子規
大和鞍鐙(あまるべ)蒔絵や競べ馬 井上綾子
炭斗を満たし蒔絵師金を刷く 今村泗水
虫干の吉野龍田を蒔絵哉 土用干 正岡子規
馬鹿貝や蒔絵の浦の花漆 言水
盃の蒔絵うららに隅田川 京極杞陽
白梅や螺鈿蒔絵の母の櫛 佐藤ます子
八重さくら蒔絵書手のなとやらん 八重桜 正岡子規
蕪村忌の蒔絵の金のくもりけり 鍵和田[ゆう]子
風花や錦絵めきて眼鏡橋 ひろし
風光る万年筆の加賀蒔絵 伊藤とう子
名月や慈照寺殿の濃蒔絵 同-景桃 俳諧撰集「藤の実」
夜なべする蒔絵の筆をならべけり 上村占魚 球磨
夜桜や蒔絵に似たる三日の月 夜桜 正岡子規
遊女なき室とて冷えつ金蒔絵 有働亨 汐路
鈴虫や手洗ひするも蒔絵物 暁台
老のはるめがねに蒔絵かかせばや 大江丸
蒔絵 補遺

花桐の蒔絵ゆかしき手箱哉 正岡子規 桐の花
花桐を蒔絵にしたる手箱哉 正岡子規 桐の花
寒紅のごとく蒔絵のうるし溶く 後藤比奈夫
寒梅に蒔絵師の根(こん)つづくかな 松本たかし
錦絵のすきますきまや鵙の冷 橋閒石
錦絵の鎌倉河岸の初荷船 清崎敏郎
錦絵やお城の上に春の雲 正岡子規 春の雲
錦絵をかなしめば丘西日せり 渡邊白泉
蒔絵師の住みなす庵の初紅葉 日野草城
若草や蒔絵兀たる小重箱 正岡子規 若草
手鏡の蓋の蒔絵の梅雨深く 山口青邨
初春の手炉の蒔絵の手にさはり 後藤夜半 底紅
飾りある馬柄杓それも金蒔絵 後藤比奈夫
雛にはわかる蒔絵のこころかな 後藤比奈夫
惜春の蒔絵に顔を磨き出す 古舘曹人 能登の蛙
大江戸や錦絵を吹く春の風 正岡子規 春風
池に散り藤撒き餌とも蒔絵とも 鷹羽狩行
虫干の吉野龍田を蒔絵哉 正岡子規 土用干
梅寒し研げば現る金蒔絵 松本たかし
八重さくら蒔絵書手のなとやらん 正岡子規 八重桜
夜なべする蒔絵の筆をならべけり 上村占魚 球磨
夜桜や蒔絵に似たる三日の月 正岡子規 夜桜
以上

by 575fudemakase | 2018-03-05 13:14 | 無季 | Trackback | Comments(0)

墨絵 の俳句

墨絵 の俳句
墨絵

うつくしき墨絵の便り紀元節 杉戸由紀子
かかりたる墨絵達磨の忌日かな 徳本映水
一ツ目の橋や墨絵のほとゝぎす 永井荷風
義仲寺の志功の墨絵春なかば 谷口淑江
枯蘆の墨絵に似たる雀哉 荊花
黒眼鏡かけ炎天の墨絵かな 上野泰 佐介
秋涼や墨絵となりぬ相模湾 落合柊子
春みぞれ墨絵の里は昼灯し 勝村茂美
春宵は墨絵のごとく尼おはす 石田雨圃子
曙の墨絵の雲や糸ざくら 泉 鏡花
松の影の墨絵ににじむ沼の秋 寺田寅彦
沼の雨墨絵の如く鷭浮けり 綾部ひで子
水墨に加ふる彩や獺祭忌 岩崎照子
水墨の牡丹の中の牡丹色 銀林晴生
水墨の山あるごとし秋の暮 長谷川櫂 虚空
水墨の槎(いかだ)に孤客冬深む 小澤實(1956-)
杉山の墨絵ぼかしに牡丹鍋 木内彰志
雪止みて墨絵の屏風伊賀連山 田中義明
冬滝の墨絵となりて山毛欅に消ゆ 松村蒼石 雁
二荒山墨絵ぼかしに霾れり 松崎鉄之介
梅雨寒や墨絵うするる一枚戸 浜田みずき 『石蕗の花』
薄氷鯉を墨絵のごとくせり 安江緑翠 『枯野の家』
半夏生墨絵の滝を吊しけり 平林孝子
文晁の墨絵の襖に青葉寺 八牧美喜子
墨絵にもほのかなる紅風光る 福島加津
墨絵へと帰る八坂の寒鴉 乙も 明隅礼子
墨絵めく霧の山河や雪舟忌 檜 紀代
簀戸ごしに浮世のさまの墨絵めく 逢坂月央子
墨絵 補遺

寒梅や墨絵ぼかしの比叡山 鷹羽狩行
靴穿きて想ふさむき殿その水墨 山口誓子
元日の竹は墨絵となりて暮れ 山口青邨
黒眼鏡かけ炎天の墨絵かな 上野泰 佐介
朝蝉や墨絵のなかの金の*し尾 角川源義
冬滝の墨絵となりて山毛欅に消ゆ 松村蒼石 雁
二荒山墨絵ぼかしに霾れり 松崎鉄之介
落款のほかはさむざむ水墨画 鷹羽狩行
以上

by 575fudemakase | 2018-03-05 13:13 | 無季 | Trackback | Comments(0)

油絵 の俳句

油絵 の俳句
油絵

稲田描く油絵の具を盛り上げて 高澤良一 寒暑
塩鮭を吊るに油絵の構図なり 山畑緑郎
桐描くには水彩に如くはなし 高澤良一 鳩信
行く春や壁にかたみの水彩画 夏目漱石 大正元年
秋の陽の差込む油絵の鰈 川崎展宏
秋空がまだ濡れてゐる水彩画 鈴木鷹夫
水彩のような出血ヒヤシンス 山本左門
水彩の水を描きし薔薇に捨つ 橋本美代子
水彩画家の秋来り雲限りなし 鈴木修一
雪晴の部屋に椿の油絵よ 京極杞陽 くくたち上巻
冬ゆつくり子の油絵の赤厚く 伊藤京子
描きかけの油絵ありぬ避暑の宿 加藤 和子
描きかけの油絵匂ふ夜長かな 矢野智司
油絵に昭和の暗さ夏館 長嶺千晶
油絵のたゞ青きのみ冬の雨 山口青邨
油絵のピエロ跳ねだす小春かな 尾崎よしゑ
油絵の遠目にくもる五月かな 五月 正岡子規
油絵の奥フランスの春ならむ 橋本竹茂
油絵の乾きて軽し柿若葉 長谷川櫂 天球
油絵の波に呑まれてゐる藪蚊 大石雄鬼
油絵を抜け出てきたりアボカドは 須川洋子
油絵を描きし如く夏終る 前田野生子
洋梨の油絵掲げ洋菓子店 高澤良一 石鏡
油絵 補遺

水彩の午時花を旅の便りかな 飴山實 句集外
油絵のただ青きのみ冬の雨 山口青邨
油絵の遠目にくもる五月かな 正岡子規 五月
以上

by 575fudemakase | 2018-03-05 13:12 | 無季 | Trackback | Comments(0)

浮世絵 の俳句

浮世絵 の俳句
浮世絵

うすれ消ゆ壁画の箔やちゝろ虫 龍胆 長谷川かな女
かの館の壁画の火事を怖れけり 山口甲村
はくれんが散り浮世絵に長煙管 梶山千鶴子
ボーナスや壁画の少女さびしい目 小長井和子
ぽつぺんを吹いて浮世絵いろの空 中尾杏子
ぽつぺんを吹けば浮世絵時代見え 猿田咲子
めつたやたらの線風邪神の壁画 栗林千津
威し銃壁画女人にひびきけり 吉田愛子
影までも描かれ壁画の馬に冬 有馬朗人 母国
横穴の狩の壁画に春惜しむ 松本澄江
黄落や壁画の天女舞ひゐたり 矢納満江
夏に入る壁画残欠鷺図かな 金田咲子 全身
夏休み校舎に虹の壁画描く 小山たけし
火を吐ける馬龍壁画に黴ひそか 野見山ひふみ
革ジャンの裏は浮世絵パリ空港 中野英歩
楽鳴らす壁画百仏地虫出づ 岡部六弥太
桐の実や古墳の壁画彩淡し 野田 武
戸袋に褪せし浮世絵鳥渡る 北見さとる
国東の富貴寺の壁画春霞 曽我賢孝
山眠る浮世絵いろの夕焼に 朝倉和江
死の町に残る壁画の身に入みて 森里秀子
蛇穴を出づ浮世絵の摺り手順 田口風子
樹が父のやうな立秋壁画展 神尾久美子 桐の木
修正会や壁画の釈迦が入れ代る 西谷剛周
秋雨や壁画あせたる堂開く 島村茂雄
春の夜や浮世絵の虚と実の間 杉 良介
春陰の壁画整すもひとりなる 北見さとる
春雨やジヨツトの壁画色褪せたり 高村光太郎
春寒や卓の上なる壁画集 阿部みどり女
松過ぎの浮世絵展が賑ひぬ 川崎展宏
人獣の相摶つ露の壁画かな 佐々木有風
刃物屋に仏画飾りて春寒し 中村初枝
瑞雲の壁画の広間名刺受 千原草之
聖母祭囚徒に壁画許されつ 伊東狩袴郎
西洋梨ごろんと一つ静物画 高澤良一 燕音
逝く春の朱唇仏画にときめくも 秋元不死男
静物画縞のオブジェの烏瓜 高澤良一 宿好
銭湯の壁画の富士に西日差す 池田和夫
大和絵に見らるゝ径の干菜かな 米沢吾亦紅 童顔
大和絵の引目鉤鼻白上布 田口一穂
大和絵の引目鉤鼻夜店の灯 山崎佳枝(波)
大和絵の宇治十帖に露けき灯 竹腰千恵子 『和景』
大和絵は美しすぎる地獄図絵 多胡比左志
断々の神の蛇ゐる壁画かな 桐野 善光
地下道の壁画の魚鳥年ゆけり 宮武寒々 朱卓
竹散るや壁画女人の衣の音か 大東晶子
笛吹いて涼し壁画の飛天仏 木暮剛平
冬乾く壁画地の船天の船 野見山ひふみ
冬晴や釈迦一生の大壁画 ふけとしこ 鎌の刃
凍つる夜のビルの壁画の未来都市 和田耕三郎
日傘さし白き壁画の中通る 中山玲子
剥落の壁画を裡に雪の塔 吉野義子
白鳳の壁画出し里柿たわわ 宮原悦子
白露に壁画の雅楽ひびきけり 大岳水一路
八月十五日春画上半の映画ビラ 中村草田男
氷る月蝕記憶に遠き空の壁画 河野多希女 彫刻の森
浮世絵に*ゆきといふ字の霏々とあり 後藤比奈夫 めんない千鳥
浮世絵に*雪といふ字の霏々とあり 後藤比奈夫
浮世絵に年酒の酔の発しけり 河野多希女 彫刻の森
浮世絵に蝿とまりゐる川料理 鈴木鷹夫 春の門
浮世絵のくろき漢の寝釈迦かな 後藤夜半
浮世絵のやうな九月の南部富士 沼宮内凌子
浮世絵の一色とんで花菖蒲 小松原みや子
浮世絵の花火とおもひくらべをり 京極杞陽
浮世絵の絹地ぬけくる朧月 泉鏡花
浮世絵の女と遊ぶ子の日草 松田ひろむ
浮世絵の女の絵馬や生姜市 加藤三七子
浮世絵の女は長き髪洗ふ 松尾静子
浮世絵の女ビードロ吹く賀状 戸倉完二
浮世絵の女もすなる懐手 田畑美穂女
浮世絵の女虫売軽げの荷 後藤夜半
浮世絵の女肌脱ぐ寝所かな 瀧澤伊代次
浮世絵の女房顔に更衣 京極杞陽
浮世絵の女涼しくふり向ける 西村和子 夏帽子
浮世絵の女蟲売軽げの荷 後藤夜半
浮世絵の色に仕上がり寒茜 斎田鳳子
浮世絵の世へいざなへる御輿かな 小宮久実
浮世絵の肌透きとおる寒卵 愛甲敬子
浮世絵の浪と立浪草の波 後藤比奈夫
浮世絵を出よ冷し酒注ぎに来よ 小澤實
浮世絵を抜けてうつつや暮春の鹿 橋石 和栲
舞ひ昇る壁画の天女秋桜 小寺良一
壁画とも天井画とも梅仰ぐ 鷹羽狩行
壁画はロココ遠い黍みな青年めく 楠本憲吉
壁画より抜けきて翁畦を塗る 倉田勝栄
壁画古り浄土曼陀羅霧のごと 野見山朱鳥
壁画古墳人馬つちふるごとくなり 野見山朱鳥
豊国忌浮世絵の世ぞなつかしき 山岸静子
北風募り魚が魚吐く陶壁画 中戸川朝人 星辰
模写進み壁画うするる秋の風 大岳水一路
羅に天女の壁画舞ひをさむ 原裕 青垣
洛中やふぐり落としの浮世絵師 永島転石
旅人に遺る壁画や春の雨 有働亨 汐路
露けしや壁画の仏たち渓彩 加藤水万
朧月春画の趾はみな屈る すゞき素宇 銀化
浮世絵 補遺

うづもるる壁画凍蝶を舞ひ立たす 山口青邨
すでに夏壁画群馬にわが一頭 金子兜太
影までも描かれ壁画の馬に冬 有馬朗人 母国
炎天の塔仏画には紅日輪 山口誓子
黄落の色納経の大和絵に 細見綾子
学の厦(が)冬の厦壁画の騎手は紅顔に 中村草田男
細密壁画塗る 気遠さの 蝉時雨 伊丹三樹彦
春画に吹く煙草のけむり黴の家 西東三鬼
春愁やミケランジェ口の壁画の手 阿波野青畝
小鳥あつまる聖者の壁画冷まじとも 金子兜太
短か夜を逢えば告発めく壁画 楠本憲吉 孤客
昼寝比丘壁画の天女まひあそぶ 川端茅舎
蝶生まれ壁画の人獣闘へり 角川源義
滴りの隨道の壁壁画なす 山口誓子
滴りや古墳の壁画火色秘め 鷹羽狩行
奈落より見て懸瀑の大壁画 鷹羽狩行
芭蕉忌に垂らす大幅山水画 山口誓子
八月十五日春画上半の映画ビラ 中村草田男
浮世絵に*ゆきといふ字の霏々とあり 後藤比奈夫
浮世絵のくろき漢の寝釈迦かな 後藤夜半 翠黛
浮世絵のみどりにほへり苔の花 山口青邨
浮世絵の蚊遣の宿の蚊にささる 山口青邨
浮世絵の景河尻の白魚漁 右城暮石 天水
浮世絵の五人男や年の暮 山口青邨
浮世絵の女人の顔を紙魚食ひし 森澄雄
浮世絵の女虫売軽げの荷 後藤夜半 底紅
浮世絵の浪と立浪草の浪 後藤比奈夫
浮世絵の腕さながら髪洗ふ 鷹羽狩行
浮世絵を抜けてうつつや暮春の鹿 橋閒石
壁画とも天井画とも梅仰ぐ 鷹羽狩行
壁画はロココ遠い黍みな青年めく 楠本憲吉 孤客
壁画は燃え詩歌の柱倒るる代か 中村草田男
壁画古り浄土曼荼羅霧のごと 野見山朱鳥 天馬
壁画古墳人馬つちふるごとくなり 野見山朱鳥 運命
壁画守の 眼光強か 体臭も 伊丹三樹彦
壁画守る 制服固めの体臭濃く 伊丹三樹彦
壁画裸婦 遮蔽の 月光空港です 伊丹三樹彦
壁画窈窕封ずる墳の夜はおぼろ 山口青邨
羅に天女の壁画舞ひをさむ 原裕 青垣
老いと観る浮世絵展この夏山中 上田五千石『田園』補遺
以上

by 575fudemakase | 2018-03-05 13:10 | 無季 | Trackback | Comments(0)


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by 575fudemakase

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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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