2018年 04月 12日 ( 1 )

水鏡 の俳句

水鏡 の俳句
水鏡

いちはやく秋夕焼の水鏡 東野昭子
さざれいし陰より落つる潮水鏡 夏石番矢
ワーグマン忌の水鏡にて鮟鱇顔 中戸川朝人
をだまきに水鏡侍す晶子の忌 鍵和田[ゆう]子 浮標
渦笑窪消え水鏡寡婦に冴ゆ 香西照雄 対話
下萌のこゝに佇み水鏡 高木晴子 晴居
化粧して蛇に魅入られな水鏡 筑紫磐井 婆伽梵
夏草のひとり花ゆれ水鏡 上島鬼貫
夏兆す杉の吉野の水鏡 原 裕
夏蝶の葉陰に揺るる水鏡 坂内恒郎(浮標)
夏薊に水鏡したる醜婦かな 龍胆 長谷川かな女
花筏とぎれて花を水鏡 岩田由美
海苔掻きや伊勢越の海人の水鏡 海苔 正岡子規
蛎むきや我には見えぬ水鏡 其 角
郭公にこだま白樺に水鏡 宮津昭彦
曲水に朱の小袿水鏡 須賀遊子 『保津川』
行く春や道にいくつも水鏡 河原枇杷男 蝶座 以後
山女走せをり水鏡ゆるがさず 中戸川朝人 星辰
死は重く春雪写す水鏡 河野多希女
蛇穴を出てまつさきに水鏡 鳥居真里子
若蘆や伊勢の日影の水鏡 淡々
秋風に嶽の日は金ン水鏡 石原舟月 山鵲
秋立つと知らずや人の水鏡 立秋 正岡子規
秋涼し魚木に上る水鏡 沢木欣一 往還以後
出女や水鏡見るところてん 木導 五 月 月別句集「韻塞」
春灯も吾も沈み行く水鏡 水田むつみ
神謀りゐる十月の水鏡 原裕 『新治』
水鏡かの家にいまも桐一葉 宇佐美魚目 秋収冬蔵
水鏡きさらぎはまだ森のなか 井上たま子
水鏡してあぢさゐのけふの色 上田五千石
水鏡してゐる如き鹿涼し 岩崎照子
水鏡して炎天はいづこにも 原裕 青垣
水鏡はなれて蓬原のあり 柿本多映
水鏡ゆるがず山女癇走る 中戸川朝人
水鏡鮎澄むほどに吾も澄みぬ 太田鴻村 穂国
水鏡暗し天に繁るは何ならん 河原枇杷男
水鏡割つて着水飛来鴨 石井いさお
水鏡見てやまゆ(眉)かく川柳 田捨女 (1634-1698)
水鏡見てやまゆかく川柳 田捨女
水鏡見るがごとくに藺を植うる 吉富平太翁
水鏡見るそだちなし蜆取り 千代女
水鏡拭いさりたき老いがあり 宇川啓子
水盤をめぐりて猫の水鏡 本田あふひ
睡蓮や鬢に手あてて水鏡 杉田久女
青桐の實の霜枯れて水鏡 竹田 節
青鷺の八頭身を水鏡 高澤良一 宿好
静けさは子の水鏡われ秋思 中村明子
早乙女や朝澄む小田の水鏡 瓢子
滝となるまでせせらぎの水鏡 野中亮介
達磨忌や自剃にさぐる水鏡 其角
誰がための秋天を置く水鏡 原裕 葦牙
蝶昏れて水鏡に棲む貌ひとつ 河原枇杷男 蝶座
笛方の涼しき袖を水鏡 小原芳子
美人老て疎影の痩を水鏡 椎本才麿
苗代の秋田こまちに水鏡 高澤良一 宿好
貌鳥や消えては戻る水鏡 平川雅也
無花果に水鏡して水急ぐ 百合山羽公 寒雁
涸れ残りたる水鏡暮れ残り 永田耕衣
藺を伝ひ生るる蜻蛉に水鏡 松本たかし
蠣むきや我には見えぬ水鏡 其角
蜻蛉のおのが影追ふ水鏡 星野立子
蜻蛉生れ阿蘇千枚田水鏡 小浜光吉(萩)
蝌蚪増ゆるまで紺青の水鏡 滝谷泰星
雉子鳴くや窪田にあをき水鏡 岡田 貞峰
水鏡 補遺

うそ寒の眉雪ちらつく水鏡 秋元不死男
みづら結ふ神代の春の水鏡 杉田久女
渦笑窪消え水鏡寡婦に冴ゆ 香西照雄 対話
夏兆す杉の吉野の水鏡 原裕 青垣
夏風邪かもしれぬあぎとを水鏡 伊藤白潮
海苔掻きや伊勢越の海人の水鏡 正岡子規 海苔
貝売りのこゑのかぎろふ水鏡 飯田龍太
鍬洗う屈背の終始 水鏡 伊丹三樹彦
畦塗も深山つゝじも水鏡 飴山實 次の花
広沢の水鏡なす虫月夜 阿波野青畝
座禅草 二二んが四の水鏡 伊丹三樹彦
秋の日をかへすところに水鏡 鷹羽狩行
秋の暮紅唇くろむ水鏡 上田五千石『田園』補遺
秋立つと知らずや人の水鏡 正岡子規 立秋
春浅き谷の窪みの水鏡 佐藤鬼房
小田べりの水無瀬の紅葉水鏡 阿波野青畝
水鏡あればや木の芽はや萌えて 山口青邨
水鏡してあぢさゐのけふの色 上田五千石 田園
水鏡して炎天はいづこにも 原裕 青垣
水鏡より現れし雪女郎 鷹羽狩行
水鏡好まぬ座禅草も有り 阿波野青畝
水鏡冴えたる亭は白障子 阿波野青畝
水鏡子の浴衣着の裾みだれ 飯田龍太
水鏡承知の濯ぎ 朱衣 緑衣 伊丹三樹彦
水鏡暮れてゆけどもだるま草 阿波野青畝
水芭蕉ならぬはなしや水鏡 阿波野青畝
睡蓮や鬢に手あてて水鏡 杉田久女
雛の日の水のとぼしき水鏡 鷹羽狩行
雛の日の煤をまろばす水鏡 鷹羽狩行
沢瀉や水鏡亡き妻の顔 森澄雄
誰がための秋天を置く水鏡 原裕 葦牙
鳩くぐり出て水鏡そこなはず 鷹羽狩行
忘れ寒潮女人には水鏡 鷹羽狩行
無花果に水鏡して水急ぐ 百合山羽公 寒雁
蘭を伝ひ生るる蜻蛉に水鏡 松本たかし
歴々と親子千鳥の水鏡 中村草田男
篁や田を植ゑてなほ水鏡 森澄雄
蜻蛉のおのが影追ふ水鏡 星野立子
鶺鴒の 何処へ降りても 水鏡 伊丹三樹彦
水鏡 続補遺

ほとゝぎすなき~見るや水鏡 許六
闇をかりの顔や花火の水鏡 早野巴人
夏草のひとり花ゆれ水鏡 鬼貫
蛎むきや我には見えぬ水鏡 其角
月取んといつまで猿の水鏡 桃妖
出女や水鏡見るところてん 木導
水鏡かねになしたる氷かな 尚白
水鏡見てやまゆかく川柳 田捨女
早乙女の顔の並ぶや水鏡 毛〔ガン〕
大黒に見せばや今朝の水鏡 乙訓
達磨忌や自剃にさぐる水鏡 其角
美人老て疎影の痩を水鏡 椎本才麿
弁天は見いでも今朝の水鏡 木節

以上


by 575fudemakase | 2018-04-12 06:21 | 無季 | Trackback | Comments(0)


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その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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