2018年 04月 25日 ( 1 )

麦畑 の俳句

麦畑 の俳句
麦畑

いつまでも見えてる人麦畑の畔あるいて 北原白秋
うつうつとさらさらと青麦畑 渚男
この風を聞きたくて来し穂麦畑 小川淑子
シャンソンのよく透く雨の麦畑 穴井太 土語
たまたまに鶉なくなり麦畠 麦鶉 正岡子規
つかみ合ふ子供のたけや麦畠 去 来
つかみ合子供のたけや麦畠 垂葉堂游刀
つつじ野やあらぬ所に麦畑 蕪村
つとに起きて見れば花散る麦畑 湖
のどかさや軒端の山の麦畠 長閑 正岡子規
のとかさや麦の畑の爪上り 長閑 正岡子規
雨歇間麦畑赤む向ひ島 滝井孝作 浮寝鳥
遠山もなき麦畑の菫かな 野村喜舟 小石川
黄金のこの憂鬱な麦畑 穴井太 原郷樹林
下総や冬あたたかに麦畠 正岡子規
下総や冬あたゝかに麦畠 正岡子規
家ちらほら小山つゞきの麦畑 麦 正岡子規
芽麦畑ひろがるこゝが御前崎 清崎敏郎
芽麦畠ひと送る礼こまやかに 岡井省二
角刈の如く麦畑桐咲く丘 田川飛旅子 花文字
汽車待てば汽車来る故郷麦畑 橋本美代子
愚かにも麦畑の小屋焼けにけり 尾崎迷堂 孤輪
傾ける地の雲の峯麦畑 京極杞陽 くくたち下巻
見すかせば白だつ浪や麦ばたけ 佐野まもる 海郷
元日や山ふところの麦ばたけ 久保田万太郎
元日や草の戸越の麦畠 召波
枯葭の隔つ荒磯と麦畑と 高濱年尾 年尾句集
狐火やいづこ河内の麦畠 蕪村
幸福駅の鐘を鳴らしぬ麦畑 岡野さち子
四五人にひろびろと熟れ麦畑 今井杏太郎
斜面の麦畑光がのぼるのぼる 北原白秋
修道女わが眼に触れて麦畑に 渋谷道
春近したゞ麦畑の夕日影 尾崎迷堂 孤輪
春風や白帆つらなる麦畑 春風 正岡子規
初蝶やみどり孤ならぬ麦畑 飯田龍太
初冬や青きは鳥の麦畠 野村喜舟 小石川
城跡や麦の畑の桐の花 桐の花 正岡子規
食わぬ野郎にもまばゆいばかりに熟れた麦畑 橋本夢道
人焼ける烟麦畑からからに 高澤良一 石鏡
水鳥のむかし淵瀬や麦畠 野村喜舟 小石川
正月や袂振りゆく麦畑 金尾梅の門 古志の歌
青麦の畑こまごまと灣の奥 高濱虚子
青柳のかつらぎ伊駒麦畠 椎本才麿
窓外に視線やはらぐ麦畑 桂信子 黄 瀬
草山や南をけづり麦畑 夏目漱石 明治二十九年
太陽の三時の色の麦畑 高澤良一 燕音
大いなる礎石のいくつか転りゐて太宰府址は麦畠の中 太田青丘
大旋風(つむじ)生まるることも麦畑 高澤良一 燕音
暖かや走り穂見ゆる麦畑 松藤夏山 夏山句集
昼顔の咲くや砂地の麦畑 昼顔 正岡子規
停車してホームが足らず麦畑 高澤良一 石鏡
毒へびのひそむゴッホの麦畑 穴井太 天籟雑唱
麦の芽の畑の果の遠筑波 笹目翠風
麦蒔きしあと麦畑へひとり言 福永耕二
麦畑が市の果なせり宣伝車 米沢吾亦紅 童顔
麦畑そのまま江に浸りゐる 京極杞陽
麦畑にひとり遊びの春の雲 遠藤梧逸
麦畑に鴛の啼く音や朧月 曾良
麦畑に芥子のとび咲く籬落かな 飯田蛇笏 山廬集
麦畑に風少しある淑気かな 高橋淡路女
麦畑に砲車引込む轍哉 麦 正岡子規
麦畑の起き伏し冬日わたるなり 瀧春一
麦畑の広く明るし花曇 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
麦畑の香の染みとほる朧かな 米沢吾亦紅 童顔
麦畑の南に低し朧月 朧月 正岡子規
麦畑の鳩もいつしよに刈られゆく 酒井弘司
麦畑の眩しき晴や三ヶ日 野村喜舟
麦畑や刻みあげたる春の山 春の山 正岡子規
麦畑や奈良の小鍛冶が青すだれ 飯田蛇笏 山廬集
麦畑や驢馬の耳より舞雲雀 雲雀 正岡子規
麦畑や驢馬の耳より揚雲雀 揚雲雀 正岡子規
麦畑をたひらに海へさし入るゝ 佐野まもる 海郷
麦畑をにらみゐるなり二日灸 野村喜舟 小石川
麦畑を追はれ鴉の減らず口 高澤良一 石鏡
麦畑継ぎ目なく風送るなり 高澤良一 燕音
麦畑出て堰のあまたの白水泡 中拓夫 愛鷹
麦畑歩いて愛と戦のこと 鈴木六林男 桜島
麦畠たまさか鶉啼きにけり 麦鶉 正岡子規
仏飯の湯気麦畑に日があたり 桂信子 遠い橋
塀許り残る屋敷や麦畠 麦 正岡子規
母の日のひばりのあがる麦畑 轡田進
木に縋れずこの麦畑にかくれ得ず 秋元不死男
門先や踏みしばかりの麦畑 松藤夏山 夏山句集
矢作川わたれば青き麦畑 鳥居三朗
揚雲雀下に菜畑麦畑 揚雲雀 正岡子規
猟犬の嗅ぐ香うすれし青麦畑 右城暮石 声と声
練兵のあとかたもなく麦畑 中川宋淵 命篇
蓮如輿ゆく麦畑桑畑 山内星水
麦畑 補遺

たまたまに鶉なくなり麦畠 正岡子規 麦鶉
ちさき麦畑父祖より継ぎて峡出でず 大野林火 海門 昭和十四年
テントの隙間青麦畑式始まる 右城暮石 句集外 昭和二十八年
のどかさや軒端の山の麦畠 正岡子規 長閑
のとかさや麦の畑の爪上り 正岡子規 長閑
一月五日七日と過ぎ弟らと麦畑の緑 中川一碧樓
雨空中空があかりはじめたゆらぐ穂麦の畠 中川一碧樓
鴬や金肥の強き麦畠 渡邊白泉
家ちらほら小山つゞきの麦畑 正岡子規 麦
芽麦畑ひろがるこゝが御前崎 清崎敏郎
枯山にはりつけてある麦畑 富安風生
思春期の汗あふれ出づ麦畑 飯田龍太
春の雪麦畑の主とく起きぬ 村上鬼城
春暁の飛行機低き麦畠 村山故郷
春蝉に縞目もわかぬ麦畑 飯田龍太
春風や白帆つらなる麦畑 正岡子規 春風
初蝶やみどり孤ならぬ麦畑 飯田龍太
小男のこま~と踏むや麦畑 村上鬼城
城跡や麦の畑の桐の花 正岡子規 桐の花
青麦畑偶像も無く墓もなし 津田清子
雪境越せば忽ち麦畑 山口誓子
筑波下り青麦畑の支線駅 角川源義
昼顔の咲くや砂地の麦畑 正岡子規 昼顔
闘鶏の所場の麦畑踏みの無茶 平畑静塔
日の暮の花ちりかゝる麦畑 右城暮石 句集外 昭和二年
麦畑いちまい涙乾かし刈られるよ 三橋鷹女
麦畑が藪が消え這ひまはる児よ 橋閒石 無刻
麦畑すこしあり学校のあり山深く 荻原井泉水
麦畑にわら灰打ちて長閑かな 村上鬼城
麦畑に芥子のとび咲く籬落かな 飯田蛇笏 山廬集
麦畑に淡々しきはよべの雪 山口青邨
麦畑に砲車引込む轍哉 正岡子規 麦
麦畑のあぶれ筍思春期か 平畑静塔
麦畑の蛙は月の出をかなづ 角川源義
麦畑の向ひしづかに投錨す 松崎鉄之介
麦畑の南に低し朧月 正岡子規 朧月
麦畑もあるを島人のいでて麦を刈り 荻原井泉水
麦畑や刻みあげたる春の山 正岡子規 春の山
麦畑や奈良の小鍛冶が青すだれ 飯田蛇笏 山廬集
麦畑や驢馬の耳より舞雲雀 正岡子規 雲雀
麦畑や驢馬の耳より揚雲雀 正岡子規 揚雲雀
麦畑を軽戦車来る頭を振り立て 日野草城
麦畑玉葱畑ただ青し 山口青邨
麦畑秘密なきまで吹き荒るる 山口誓子
麦畠たまさか鶉啼きにけり 正岡子規 麦鶉
塀許り残る屋敷や麦畠 正岡子規 麦
爺婆に酸い曇り日の麦畑 佐藤鬼房
揚雲雀下に菜畑麦畑 正岡子規 揚雲雀
猟犬の嗅ぐ香うすれし青麦畑 右城暮石 声と声
朧夜やピアノ鳴り出す麦ばたけ 渡邊白泉

麦畑 続補遺

すめば世に山のひくみの麦ばたけ 夏目成美
つかみあふ子供の長や麦畠 去来
つかみ合子共のたけや麦畠 游刀
ぬく~と何が寐て居ん麦の畑 林紅
はへ口を浮世にほむる麦ばたけ 卯七
元日や草の戸越の麦畠 黒柳召波
秋にあへ師走の菊も麦畠 其角
青柳のかつらぎ伊駒麦畠 椎本才麿
赤じみて胴骨強し麦畑 知足
昼顔やともに苅るゝ麦畠 桃隣
塚ばかり今も籠るか麦畠 桃隣
剃刀の跡くらべばや麦ばたけ 中川乙由
冬ざれやさぞ鎌倉の麦ばたけ 鈴木道彦
麦畑に鴛の啼音や朧月 曽良
麦畑のはしり穂わたる時鳥 釣壺
麦畑の空に雲雀の寒かな 怒風
麦畑の人見るはるの塘かな 杜国
麦畑や出ぬけても猶麦の中 野坡
蓬莱に一色多し麦ばたけ 中川乙由
夕付日ならんでまくや麦畠 半残

以上

by 575fudemakase | 2018-04-25 11:07 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)


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[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

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いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
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