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トンネル の俳句

トンネル の俳句

トンネル

おぼろ夜の汽笛トンネルが国境 野澤節子 黄 炎
この下にトンネルのある野菊かな 池田澄子
トンネルがとても長くて蜜柑むく 千原草之
トンネルが奪う日本海上の星一粒 林田紀音夫
トンネルに耳のつまりし帰省かな 森川光郎
トンネルに入りて秋暑の肌冷やす 青木重行
トンネルのかなたに針穴ほどの夏 土肥あき子
トンネルのブーゲンビレアや鉄の柵 石川真紀乃
トンネルの奥が明るい耳咲く秋 穴井太 土語
トンネルの口ある山の夏蜜柑 和知喜八 同齢
トンネルの工事現場の鯉幟 日比野和子
トンネルの車内家めく燈下涼し 香西照雄
トンネルの出口かつと日の照青芒 北原白秋
トンネルの真上の部落麦の秋 川村紫陽
トンネルの壁濡れていた ひと言二言 沙羅冬笛
トンネルの両端の十三夜かな 正木ゆう子
トンネルをいでゝ遽かに秋の暮 久保田万太郎 流寓抄
トンネルをぬけて吹雪の闇に入る 林 照江
トンネルを出し汽車雉子を飛び立たす 右城暮石 上下
トンネルを出づればたちまち雪の国 田中冬二 俳句拾遺
トンネルを出てしろがねの蝉時雨 五島高資
トンネルを出て信濃町梅雨霽るる 永井龍男
トンネルを出るたびに溪春浅し 八木林之助
トンネルを出れば今庄柿の秋 小松越幽子
トンネルを出れば芒や秋の山 岡本綺堂 独吟
トンネルを抜けてトンネル冬の山 名島恵子
トンネルを抜けて終点紅葉駅 松村昌弘
トンネルを抜けて即ち螢の夜 秋山 万里
トンネルを抜け十月の箒売 黒田杏子
トンネル見え雪のみどりの波頭 中拓夫
トンネル出たての道やはらかし霧甘し 平井さち子 完流
もてなしにトンネル内の氷柱見す 右城暮石 上下
わがくらき腑をつらぬける隧道よゆきゆきて冬の海に出会ひき 喜多弘樹
わが立つ丘の下はトンネル万愚節 中村明子
下り簗つぎつぎ車窓又トンネル 高浜年尾
葛の花トンネル口は風に満ち 鷹羽狩行
干柿を噛みつつ長きトンネルよ 岸本尚毅 舜
啓蟄やトンネルを出て海明るし 田畑牛歩
孤児園は長き隧道冴え返る 鍵和田[ゆう]子 未来図
五月闇天城隧道ランプ点く 岡田有峰
更待の月の隧道ひびきけり 辰野利彦
妻はばたく花のトンネル潜り来て 益田清
三年間トンネルといふ答辞かな 辻田克巳
山桜トンネル一つ横抱きに(小高) 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
若萩トンネル快気先生通したり 石川桂郎 高蘆
秋には癒えよ螻蛄がせつせと隧道掘る 磯貝碧蹄館 握手
吹雲立ちトンネル口の燈をうばふ 石橋辰之助 山暦
吹雪く戸のくらくトンネル煌々たり 石橋辰之助 山暦
雪中の隧道の口黒くあり 秋山未踏
息つめて萩のトンネルくぐりけり 戸田富美子
潮浴びや隧道ぬけて荻の路 楠目橙黄子 橙圃
軟着感トンネルの中じゆう続く 金子兜太 蜿蜿
梅見にゆく小トンネルの闇を抜け 津田清子
萩のトンネル月光の透く黒い籠 文挟夫佐恵 黄 瀬
萩のトンネル誰かれの忌を思ひをり 鍵和田[ゆう]子 飛鳥
萩のトンネル白足袋の母に蹤きゆきぬ 杉本寛
発酵のつづく根雪もトンネルも 櫂未知子 貴族
豊年や明治トンネル口すすけ 平畑静塔
嵐の日内側は耐へ桜トンネル 田川飛旅子
立春のこだま隧道抜けてくる 田山諷子
薔薇のトンネルかく馨(かぐは)しき日のありし 鍵和田[ゆう]子 未来図
隧道なか坐席疾走しぼくら青春 上月章
隧道にうしろから吹く風すずし 正岡子規
隧道に空つ風抜け新任地 岡島鈴子
隧道に風鈴売の入りにけり 菅原鬨也
隧道のはるかに人の影すゞし 涼し 正岡子規
隧道のはるかに人の声すゞし 涼し 正岡子規
隧道の果が海見す五月の蒼 河野南畦 『焼灼後』
隧道の口に大なる氷柱かな 夏目漱石 明治三十二年
隧道の口のつよしや更衣 宮坂静生 春の鹿
隧道の上に一字春祭 茨木和生 倭
隧道の中も勾配雪国は 茨木和生
隧道の筒風と来て初燕 中戸川朝人
隧道の南下りや梅匂ふ 中戸川朝人 星辰
隧道の夜涼髪の毛痛きまで 榎本冬一郎 眼光
隧道や氷柱の下り石佛 寺田寅彦
隧道より蝶が出てくる親不知ゆくえもしらぬ夏の末方 岡部桂一郎
隧道を出でていきなり威銃 五十嵐直子
隧道を出でゝ十里の青田哉 斜汀
隧道を出て豊年の無限大 清水昇子
隧道を抜けてあらたの蝉時雨 甲斐誠夫
隧道を浜辺へ出づる月夜哉 寺田寅彦
隧道五里帰る岩魚の唇をして 八木三日女
隧道出づ一面ヨット畑かな にいざ蚯蚓

トンネル 補遺

「トンネルを出れば雪国」の水の青 加藤秋邨
ごんごんと梅雨のトンネル闇屋の唄 西東三鬼
トンネルか将又続く狐火か 阿波野青畝
トンネルに眼つむる伊賀は万緑にて 橋本多佳子
トンネルに風びようびようと鳴り込む旅 金子兜太
トンネルに風冷ゆ春は行かんとし 右城暮石 句集外 昭和十四年
トンネルのあるところまた氷柱垂る 右城暮石 一芸
トンネルの口ありそこに豆畑 高野素十
トンネルの口に茶畠畝を垂れ 山口誓子
トンネルの口や孤独の曼珠沙華 渡邊白泉
トンネルの口近づきて青嵐 右城暮石 句集外 昭和四十一年
トンネルの口滴るや空の音 渡邊白泉
トンネルの車内家めく燈下涼し 香西照雄 素心
トンネルの出口一面黄落す 右城暮石 句集外 平成二年
トンネルの出口白きは霞なり 山口誓子
トンネルの数だけ青嶺潜り抜け 山口誓子
トンネルの西入口の日脚伸ぶ 右城暮石 句集外 昭和二十七年
トンネルの先から汽笛*かりんの実 岡井省二 明野
トンネルの裡も雪敷く雪国は 山口誓子
トンネルの涼し煙艸も忘れをり 右城暮石 句集外 昭和十六年
トンネルは一車通行紅葉渓 右城暮石 天水
トンネルまた 給湯少女の笑顔また 伊丹三樹彦
トンネルをぬけてトンネル葛の雨 右城暮石 句集外 昭和五十六年
トンネルをぬけても枯野には逢はず 阿波野青畝
トンネルをぬけて越路の雪なりけり 鈴木真砂女 夏帯
トンネルを出しが春夜の闇つゞく 右城暮石 句集外 昭和二十八年
トンネルを出し汽車雉子を飛び立たす 右城暮石 上下
トンネルを出て紅梅の呱々の声 鷹羽狩行
トンネルを出て霧深しすぐトンネル 右城暮石 句集外 昭和三十六年
トンネルを出れば雪国雪降れり 清崎敏郎
トンネルを出れば長滝別天地 山口誓子
トンネルを出れば北見の国の秋 星野立子
トンネルを登山電車のひた下る 阿波野青畝
トンネルを抜けて越後や稲の秋 石塚友二 磊[カイ]集
トンネルを百も越え来ぬ土用波 山口青邨
まず藤がのぞく隧道穴明り 赤尾兜子 歳華集
もてなしにトンネル内の氷柱見す 右城暮石 上下
暗きものトンネルの口芒原 鷹羽狩行
炎天のトンネルに入りては出づる 右城暮石 句集外 昭和五十年
花蜜柑匂ふトンネルまたトンネル 右城暮石 句集外 昭和三十七年
葛の花トンネル口は風に満ち 鷹羽狩行
汽車を吐く笹子トンネル葡萄園 山口青邨
丘に見る遠き隧道冬西日 大野林火 青水輪 昭和二十六年
月明り射せりトンネル口曲る 右城暮石 虻峠
山枯るる隧道に灯を溢れしめ 岡本眸
時鳥トンネルばかり掘る国よ 百合山羽公 樂土以後
実に直線寒山のトンネルは 西東三鬼
若萩トンネル快気先生通したり 石川桂郎 高蘆
青葛の山隧道の口が開く 山口誓子
青嵐素掘トンネル曲り出て 右城暮石 一芸
大寒に入る隧道に扉なく 上田五千石『田園』補遺
大寒のトンネル老の眼をつむる 西東三鬼
長きトンネル出て雪山の夕かな 古郷
長トンネル二つくぐりて出し紅葉 右城暮石 句集外 平成四年
桃の村からトンネルに突込む塩気 金子兜太
軟着感トンネルの中じゆう続く 金子兜太
廃礦にのこるトンネル桜咲き 右城暮石 虻峠
梅見にゆく小トンネルの闇を抜け 津田清子 礼拝
豊年や明治トンネル口すすけ 平畑静塔
防雪林がつなぐトンネル空も覚め 古沢太穂 捲かるる鴎
煌々と新トンネルの淑気かな 百合山羽公 樂土以後
隧道が部落の北窓落葉降る 佐藤鬼房
隧道にうしろから吹く風すゝし 正岡子規 涼し
隧道に暮色待たせて螢火は 鷹羽狩行
隧道のはるかに人の影すゞし 正岡子規 涼し
隧道のはるかに人の声すゞし 正岡子規 涼し
隧道の乳鋲と見しは蝸牛 岡本眸
隧道の入口が見ゆ初蛙 右城暮石 句集外 昭和四十五年
隧道の飯場石焚く雪籠り 河東碧梧桐
隧道の涼感にゐて旅馴れず 鷹羽狩行
隧道を遠足の声出始むる 上田五千石『田園』補遺
隧道を出きらぬうちに*まくなぎ来る 鷹羽狩行

以上



by 575fudemakase | 2018-08-12 07:10 | 無季 | Trackback | Comments(0)

相模 の俳句

相模 の俳句

相模

いなづまや浪のよるよる伊豆相模 蕪村
きりぎりす相模厚木は夜の雨 田中冬二 俳句拾遺
さくら紅葉相模の泥に下駄穿つ 『定本 石橋秀野句文集』
さねさし相模の蜜柑酸く甘く 加藤三七子
しぐるゝや油曇りの相模灘 石塚友二 光塵
たたき鰺甘し相模の秋霞 中拓夫
安房へ行き相模へ帰り小夜千鳥 正岡子規
安房へ行き相模へ歸り小夜千鳥 千鳥 正岡子規
伊豆相模わかつ岬に笹鳴ける 有働 亨
伊豆相模境もわかず花すゝき 薄 正岡子規
雲払ふさねさし相模山眠り 高良満智子
音なしの幾夜の冬の相模灘 原石鼎 花影以後
夏はきぬ相模の海の南風にわが瞳燃ゆわがこころ燃ゆ 吉井勇
夏は来ぬ相模の海の南風にわが瞳燃ゆわがこころ燃ゆ 吉井勇
夏網の相模の海の鱸かな 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
蚊相模のいま勝負どき風吹けり 原裕 『王城句帖』
割干は紐に跨り相模灘 高澤良一 鳩信
関八州相模の方へ蟻走る 多々良敬子
眼の下に相模灘あり花みかん 田中冬二 俳句拾遺
鬼やらふとき大闇の相模灘 原裕 新治
桐の花かげろひやすき相模の野 文挟夫佐恵 黄 瀬
近浦も相模も雨の虚蟹 佐藤鬼房 何處ヘ
桑の瘤葉を噴いてをる相模かな 大木あまり 火球
恵方道相模はうしほ満つる国 田中鬼骨
見放つやをばなが末の甲斐相模 会津八一
枯野より高く入日の相模湾 阿部藍子
枯葉とぶ音もひかりもわが相模 藤田湘子 てんてん
左義長の炎のちぎれとぶ相模灘 原裕
傘さして相模の恋をつらぬけり 攝津幸彦
獅子頭担ぎ相模の虫送り 西本才子
秋燕の翼返すや伊豆相模 高澤良一 石鏡
秋涼や墨絵となりぬ相模湾 落合柊子
春の海隔てゝ安房と相模かな 篠崎霞山
春暁の星をうつさず相模灘 長谷川かな女 雨 月
初空や下より明くる相模灘 初空 正岡子規
初汐や旭の中に伊豆相模 蕪村
初潮や旭の中に伊豆相模 蕪 村
初凪やさねさし相模しらねども 有澤[かりん]
初日さす相模田圃へ出て父は 湘子
初富士や浪の穂赤き伊豆相模 格堂
小春よき相模の国や年の市 原石鼎 花影以後
鉦太鼓もて相模野に凧をあぐ 中戸川朝人 星辰
真帆浮ぶ相模の海や実朝忌 宮下秀昌
青女放つ鶴舞ひ渡る相模灘 原石鼎 花影以後
青梅へ胸衿ひらく相模灘 本庄登志彦
石蕗の花潮目きらめく相模灘 井水貞子
相模なるさざれさざ波桜蝦 藤村瑞子
相模より武蔵にかけて山蒼し 遠山 陽子
相模より風吹きわたる心太 大橋富士子
相模伊豆鳥居こわれるほど晴れたり 佃悦夫
相模堰みづ満々と太宰の忌 金子さちこ
相模乙女の髪の逆立つ大試験 星野石雀
相模行く夕日の国の妻なりけり 折笠美秋 死出の衣は
相模国分寺落花に礎石目覚めしよ 河野南畦
相模灘しづまる闇に時鳥 原石鼎 花影以後
相模灘砥の如き日や松の蕊 石塚友二
相模灘不二立錐のいたみかな 豊口陽子
相模野に雲厚き日や牛蒡引く 佐野美智
相模野に春を奏でて酒匂川 高澤良一 素抱
相模野に端午の大凧あがりたり 滝沢伊代次
相模野の春暮になじむとりけもの 桂 信子
相模野の青き踏み来て手ぶらかな 高澤良一 宿好
相模野も足柄寄りや麦の秋 尾崎迷堂 孤輪
相模嶺はわが蓬莱ぞ風に立つ 鈴木康久
草原の国に生れて初相模 長谷川櫂 虚空
其角忌や西相模野の紅梅花 石原八束
太穂忌の相模寒月梅真白 澤柳たか子
凧の尾に相模の海の波荒ぶ 市川東子房
蜘蛛消えて只大空の相模灘 原 石鼎
朝曇相模野は畑黒く延ぶ 宮津昭彦
椿林展け正面相模灘 高澤良一 鳩信
吊し雛相模の湖の透けて見ゆ 小林清子
弟よ相模は海と著莪の雨 高柳重信
冬桜相模の湾を一望に 山本 幸代
破芭蕉夜は白波の相模灘 大嶽青児
梅の上に聳ゆ富嶽も相模ぶり 高澤良一 素抱
白妙の富嶽相模の風表 高澤良一 さざなみやつこ
麦の芽を風が起こしぬ相模灘 原 裕
麦の芽を風が起しぬ相模灘 原裕 『王城句帖』
病む姉の肩に萩ちる相模かな 鈴木としを
武蔵より相模へ通ふ猫の恋 有馬朗人 耳順
風花や武蔵相模に着倒れて 桑原三郎 春亂
粉を噴く柿よどの相模嶺に父坐すや 磯貝碧蹄館 握手
万緑や相模・武蔵の境なく 松尾隆信
蜜柑ちぎり相模の海のあをきにくだる 川島彷徨子
名月や晝より廣き相模灘 名月 正岡子規
餅腹に相模の海のにほふかな 高澤良一 ぱらりとせ
湧きたちて羽蟻まぎるる相模灘 飯田龍太
遊行忌の道一本や相模晴 高澤良一 ねずみのこまくら
夕波のさねさし相模初つばめ 鍵和田[ゆう]子
揚雲雀寒き相模を見て帰る 攝津幸彦 鹿々集
雷の一太刀浴びぬ相模灘 高澤良一 寒暑
雷の楔を入るゝ相模灘 高澤良一 暮津
鈴虫や土手の向ふは相模灘 鈴虫 正岡子規
鈴虫を相模ヶ原にきゝて住む 素十
腕にきし相模の山の太き蚊よ 瀧澤伊代次
戛々と夏戛々と燈の相模 宮坂静生 樹下
蟆子がくる相模の山を見てあれば 中村草田男
鵯鳴いて相模は晴れぬ粥柱 原 石鼎

相模 補遺

さがみ野の果てなる花も日に酔へり 臼田亜浪 旅人 抄
さがみ野の路傍のものを年の花 藤田湘子 神楽
さくら紅葉相模の泥に下駄穿つ 石橋秀野
しぐるゝや油曇りの相模灘 石塚友二 光塵
へろへろと相模冬至の夕日かな 山田みづえ まるめろ
むさしさがみ梅がもう咲く野のひかり 中川一碧樓
阿波に平家・相模に源氏螢見き 松崎鉄之介
安房へ行き相模へ歸り小夜千鳥 正岡子規 千鳥
伊豆相模境もわかず花すゝき 正岡子規 薄
音なしの幾夜の冬の相模灘 原石鼎 花影以後
襟たてて相模の市の風に蹤く 角川源義
近浦も相模も雨の虚蟹 佐藤鬼房
枯葉とぶ音もひかりもわが相模 藤田湘子 てんてん
七月や相模大山の神の札 細見綾子
春雷のしふねきこだま相模湾 阿波野青畝
初空や下より明くる相模灘 正岡子規 初空
小春よき相模の国や年の市 原石鼎 花影以後
青女放つ鶴舞ひ渡る相模灘 原石鼎 花影以後
石笛に相模の小野の野焼かな 林翔
雪の根の相模野に延ぶ藷を焼く 角川源義
相模国原枯れけり山も川もなみ 大野林火 冬青集 雨夜抄
相模灘しづまる闇に時鳥 原石鼎 花影以後
相模灘舐の如き日や松の蕊 石塚友二 曠日
相模野に月おきて雷さかりゆく 角川源義
相模野の空かるくなる松手入 鷹羽狩行
相模野の春暮になじむとりけもの 桂信子 初夏
氷頭噛むや簾越しに秋の相模灘 飯田龍太
武蔵より相模へ通ふ猫の恋 有馬朗人 耳順
名月や晝より廣き相模灘 正岡子規 名月
野の果の灘も相模や渡り鳥 三橋敏雄
湧きたちて羽蟻まぎるる相模灘 飯田龍太
鈴虫や土手の向ふは相模灘 正岡子規 鈴虫
暈の日やさねさし相模めかり時 藤田湘子 神楽
蟆子がくる相模の山を見てあれば 中村草田男
鴉の子生れて相模一の宮 藤田湘子

相模 続補遺
初潮や旭の中に伊豆相模 与謝蕪村
川べりはまだ相模なり枯尾花 田川鳳朗

以上

by 575fudemakase | 2018-08-08 09:07 | 無季 | Trackback | Comments(0)

文房具の俳句あれこれ

文房具の俳句あれこれ


鉛筆

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色鉛筆

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ボールペン

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サインペン

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ペン 新

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万年筆

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鉄筆

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消しゴム

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コンパス

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文鎮

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クリップ

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ホチキス

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アルバム

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インク インキ

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黒板

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チョーク 白墨

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以上



by 575fudemakase | 2018-07-23 10:16 | 無季 | Trackback | Comments(0)

サインペン の俳句

サインペン の俳句

サインペン
春の雲 やわらに使うサインペン 三田村弘子

以上

by 575fudemakase | 2018-07-23 09:51 | 無季 | Trackback | Comments(0)

クリップ の俳句

クリップ の俳句

クリップ
クリップに止めてしまへばすべて恋 妹尾 健
クリップで閉ぢられてゐる紅葉かな 島田牙城

クリップ 補遺
机辺冬抽出に錆クリップ溜り 安住敦

以上

by 575fudemakase | 2018-07-23 09:50 | 無季 | Trackback | Comments(0)

アルバム の俳句

アルバム の俳句

アルバム

アルバムから咲きたつ泊夫藍と挙手礼 渋谷道
アルバムに泡とぢこめて四月来る 大石雄鬼
アルバムに亡き子と猫と菫野と 柴田白葉女 『月の笛』
アルバムに優曇華の丈揃ひけり 大木あまり 火球
アルバムのぎらぎらの父秋の蛇 関田誓炎
アルバムの生家に残してきた月夜 対馬康子 純情
アルバムの父と目が合う沖縄忌 玉城幸子
アルバムの友みな十代弥生尽 林昌華
火燵してアルバムを見る女哉 寺田寅彦
花桐や若き母ゐる写真帖 木附沢麦青
春の夜のアルバムに有る幾山河 渕沢信子
青柿やアルバムに見る幼な顔 阿部寿雄
卒業のアルバムどれも空青く 徳永茂代
卒業のアルバム未来見つむ瞳よ 山田弘子 螢川
黴のアルバム母の若さの恐ろしや 中尾寿美子

アルバム 補遺

アルバムに残れる若さ家の春 阿波野青畝
アルバムの昔の我や海霧ながる 加藤秋邨
アルバムの中の誰彼月今宵 高野素十
身に外套已がアルバム卓上に 中村草田男
茶の花や妻に乙女の写真帳 森澄雄
波郷アルバム繰るや手花火明滅す 石塚友二 磊[カイ]集
緑蔭にアルバムを見て人等老ゆ 山口青邨

以上

by 575fudemakase | 2018-07-23 09:47 | 無季 | Trackback | Comments(0)

ホチキス の俳句

ホチキス の俳句

ホチキス
六月のホチキスをよく使うなる 永末恵子 発色
ホチキスの針一列や神無月 清水ミヨ
何でも綴ず孫のホチキス音長閑 高澤良一 素抱
値札みなホチキス留めや植木市 瀬原田純子

以上


by 575fudemakase | 2018-07-23 09:45 | 無季 | Trackback | Comments(0)

ボールペン の俳句

ボールペン の俳句

ボールペン

はがき書く皐月の水性ボールペン 高澤良一 石鏡
ボールペンと一杯の水三鬼の忌 原田喬
ボールペン嫌ひを通し鴎外忌 片山由美子「水精」
ボールペン蛇の尻尾に近づきぬ 相原左義長
ボールペン走らせすぎて枇杷灯る 井上淑子
ボールペン売も出てをり苗木市 加倉井秋を 午後の窓
ボールペン落として気づく冬すみれ 三田村弘子
寒の日に透けて水性ボールペン 高澤良一 暮津
菜種梅雨雲間におとすボールペン 平田 薫
蚕疲れや睡魔に放るボールペン 五十嵐春男

ボールペン 補遺

冬灯ちりばめK氏遺愛のボールペン 楠本憲吉 方壺集
ボールペン出先で買ひて夏本番 岡本眸
ボールペン始に句箋複写して 上田五千石『琥珀』補遺

以上

by 575fudemakase | 2018-07-23 09:41 | 無季 | Trackback | Comments(0)

コンパス の俳句

コンパス の俳句

コンパス

コンパスが描きちらしたる曼珠沙華 三嶋 隆英
コンパスの一肢がおどり冬雲刺す 小暮洗葦
コンパスの脚きりきりと冬に入る 熊坂てつを
コンパスの針あと深き図に西日 長倉閑山
春満月天もコンパス使ひけり 吉田勢津子
燈台をコンパスとして海涼し 下村梅子

コンパス 補遺

オーロラ半円拡ぐるコンパス無限大ヘ 中村草田男
コンパスの描ける円も春ごころ 橋閒石 微光
コンパスを措きでで虫に目を見張る 阿波野青畝
消燈喇叭聴くコンパスの脚を研ぐ 伊丹三樹彦

以上

by 575fudemakase | 2018-07-23 09:40 | 無季 | Trackback | Comments(0)

鉄筆 の俳句

鉄筆 の俳句
鉄筆

しぐるるや鉄筆捨てし黙ふたつ(川島四天居にて筆耕) 細川加賀 『傷痕』
逝きてのこせし鉄筆と耳袋 菅原鬨也
鉄筆に名ある庵主や桐の花 内田百間
鉄筆をしびれて放す冬の暮 能村登四郎
鉄筆を握れば遠し鳴く乙鳥 会津八一
鉄筆擱く冬夜の大き柿に直ぐ 下村槐太 天涯
鉄筆 補遺

謄写版の鉄筆出づる煤払 松崎鉄之介
鉄筆擱く冬夜の大き柿に直ぐ 下村槐太 天涯
鉄筆をしびれて放す冬の暮 能村登四郎
以上

by 575fudemakase | 2018-07-23 09:37 | 無季 | Trackback | Comments(0)


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
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