カテゴリ:夏の季語( 1837 )

カヌー の俳句

カヌー の俳句
カヌー

あめんぼの親玉カヌー江をすべる 高澤良一 素抱
かかへくるカヌーの丈とすれちがふ 藤本美和子
カヌーこぐ自然学校力尽き 高田寿子
カヌーの櫂あやふしあやふし淀小春 山本松枝
カヌー下ろす水の蒼さも春浅し 星野恒彦
カヌー皆雲の峯より帰りくる 篠原鳳作
カヌー漕ぐほとりや月の波つどふ 千代田葛彦 旅人木
カヌー漕ぐ鼻の日焼けて夫の貌 伊藤いと子
もろこしの大地カヌーの目の高さ 新宮 譲
ゑのこ草分けてカヌーを担ぎ出す 鹿野佳子
鮎釣やカヌーの早瀬遠からず 瀧 春一
卯の花の匂ふ多摩川カヌー来る 笠井順一
夏の川カヌーの五色揃ひけり 大谷ひろし(屋根)
薫風やカヌーたやすく向きを替へ 山本八重子
現れて漕ぎゆくカヌー月涼し 河合いづみ
紅梅や濡れたるカヌー横抱きに 岩淵喜代子 硝子の仲間
紅葉川聞けばカヌーで下るとよ 高澤良一 石鏡
初心者のカヌー教室紅葉晴れ 高澤良一 石鏡
暑休家族の幸福同形 カヌー反る 伊丹公子 アーギライト
上流へかつぐカヌーや蔦紅葉 波多野 緑
男女画然と男女たり細きカヌー 和田悟朗
蝶々とゆきかひこげるカヌーかな 篠原鳳作
東風の瀬のカヌーもわれもさかのぼる 皆吉司
博物館で触れたカヌーの 木の温度 伊丹公子 アーギライト
蘆の角踏まれ乱れしカヌー駅 高岡 千歌
カヌー 補遺

カヌーに帆 心中になお残り焔 伊丹三樹彦
カヌー負ひし濡れ身走れり梅林 能村登四郎
渓の梅覆りてはカヌー浮く 能村登四郎
散りかつ浮く ブーゲンビリヤは 帆のカヌー 伊丹三樹彦
島の子の泳げる中をカヌー漕ぐ 清崎敏郎
以上

by 575fudemakase | 2018-08-29 08:35 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

投網 の俳句

投網 の俳句

投網

うぐひ漁千曲の投網緋にからむ 堤 圭慥
しぐるゝや絶ず網打川むかひ 成田蒼虬
たぐり寄す投網に秋の暮るる風 富田潮児
まなかひに竹生島入れ投網打つ 市川つね子(恵那)
鮎の瀬を知りつくしたる夜網打つ 松尾緑富
磯鴫や入江にひらく投網の輪 広瀬釣仙
一村に投網かけたる朝霞 高島光陽子
稲雀投網のごとく降りたちぬ 太田寛郎
夏の川投網拡がりゆきて消ゆ 辻善次郎
花火降る投網のごとき逢瀬かな 石寒太 翔
街への投網のような花火が返事です 夏石番矢
潟ちぢみ網打つなりに踊りの輪 成田千空 地霊
寒江に網打つことも無かりけり 高浜虚子
寒鴉われに網打ちかくるごと 龍男
寒鴉群われに網打ちかくるごと 永井龍男
空に網打つたる春の雪げむり 田中裕明 櫻姫譚
空林に投網捨て積み寒砂丘 加藤耕子
月の雲投網のごとくひろがれる 田川飛旅子 花文字
魂一つ月の投網にかかるらし 中里麦外
菜の花や投網を肩にして若き ふけとしこ 真鍮
鮭網打つ孤りに雪のつのりくる 文挟夫佐恵 遠い橋
殺生のかくしなやかに投網打つ 品川昌子
山なみへ網打ちかけてうろこ雲 平井さち子 鷹日和
山眠る星の投網を打つごとく 神蔵 器
七色に繰り出す投網冬隣 岡田史乃
秋川になげる投網の光かな 中勘助
初漁の公魚投網くりかへす 亀井糸游
水郷や茅花流しに投網打つ 遠藤三鈴
瀬々涼しひらく投網に鹿島槍 岡田 貞峰
西日中胸で水押し投網打つ 斉藤葉子
石に鳴く河鹿投網をかむりけり 内山 亜川
浅春の投網ゆらりと日を散す 吉橋綾子
草の花昼の投網のまたひらく 大島雄作
走りつゝ鮭の背波に網打てり 黒川龍吾
送行や投網打つ人雨の中 田中裕明
朝焼の微塵漓江へ投網打つ 白井眞貫
投網にとほきせきれいおどろける 木津柳芽 白鷺抄
投網よりこぼれし鮠の雪に跳ね 川原 道程
投網干す浜昼顔へ打ちひろげ 遠藤真砂明
投網師の悴かむ手より鮒を買ふ 河前 隆三
投網舟戻る渚も神の庭 古賀まり子 緑の野以後
投網人に遅月赤く浮びけり 五十嵐播水 播水句集
投網打ちゐしが著替へて運転す 稲畑汀子
投網打つごとくに風の川芒 友岡子郷
投網打つ沖に小さく竹生島 森田れいこ「花海桐」
投網打つ漢の背中刻を止め 武澤林子(*ろうかん)
投網打つ空に拡がる鰯雲 吉本善行
白梅の投網にかかる心地かな 中島俊二
八月や投網の渋のかれて善く 野村喜舟 小石川
風で来る佃囃子や投網舟 巌谷小波
抱卵の葭切乱す投網打 釜谷石籟
椋鳥の投網をひらく夕焼空 岡田貞峰
網打ちの見えずなり行凉かな 蕪村 夏之部 ■ 加茂の西岸に榻を下して
網打つて地味にしてゐる水の春 長谷川櫂 古志
網打のしぼりよせたる鱸かな 村上鬼城
網打の肱なげちらす月夜かな 坂本朱拙
網打やとればものいふ五月闇 雪芝
網打や花にまぶれし女客 望月宋屋
夜見ケ浜投網にかかる鱚小さし 松崎鉄之介
夜網打つ音聞えくる星の宿 木村蕪城
夕風や網打ちめぐるひびの外 臼田亞浪 定本亜浪句集
熔岩原を一網打尽鰯雲 滝 佳杖
翡翠のひらく投網をかすめけり 土方 秋湖
蘆の芽に水の綾生む投網舟 恩田 洋子

投網 補遺

秋晴の舟より投網橋よりも 松本たかし
春の禽網打ちめぐる山の墓 飯田龍太
水ぬるみ網打ち見入る郵便夫 久女
生れ来て父の投網に屈しけり 永田耕衣
雪吊りや神の投網の美しき 鷹羽狩行
川口に二百二十日の投網舟 星野麥丘人
昼顔や舟ながれ来て網打てる 岸田稚魚 負け犬
朝顔や舳みがける投網舟 水原秋櫻子 殉教
冬耕の彼方投網のしぶきたつ 飯田龍太
投網の錘ずしりと十三夜 佐藤鬼房
投網の父死ねば全く粘土かな 永田耕衣
投網や桃の葉附きの梨一つ 永田耕衣
投網打やがて花野にあがりけり 飴山實 句集外
投網飛ぶ稲置(いなぎ)の谷地と思ふとき 佐藤鬼房
白く軽くして捕虫網打ち振れり 右城暮石 句集外 昭和二十七年
網打つて淡海をひろげたる 飴山實 句集外
夜網打つ音聞えくる星の宿 木村蕪城 寒泉
夕風や網打ちめぐるひびの外 臼田亜郞 定本亜浪句集
落鮎に水摩つて行く投網かな 村上鬼城
露草に投網のものをぶちまけし 清崎敏郎
檜の板や亡父は投網を崇めていた 永田耕衣
蝙蝠や並んで打てる投網打ち 村上鬼城

以上



by 575fudemakase | 2018-08-20 05:51 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

浮輪 の俳句

浮輪 の俳句

浮輪

チヨウザメの春浮袋とり替へねば 津田清子
どこまでもひとりつきりの浮輪かな 辻桃子
にんげんの男に預け浮袋 高澤晶子
はしゃぐこと尻をぷりぷり浮輪の子 高澤良一 素抱
ポカやってもう追ひつけぬ浮輪かな 高澤良一 寒暑
むづかつて浮輪なか~馴染まざる 行方克己 無言劇
もう一度わが息足して浮ぶくろ 能村研三 騎士
奥琵琶湖浮輪吊るして鳥威 清水弓月
海を見て浮輪ふうふう膨らます 高澤良一 素抱
絵本のやう赤燈台と浮輪の子 高澤良一 寒暑
監視員浮輪に片手入れて佇つ 丸山工(梟)
急流に近づいてゆく浮輪かな 辻桃子
五能線浜に手を振る浮輪の子 高澤良一 寒暑
広島の忌や浮袋砂まぶれ 西東三鬼
広島の忌や浮袋砂まみれ 西東三鬼
砂浜の浮輪片足入れてみる 津高里永子
春風やからだのなかに浮袋 大井恒行
昼寝より覚めし浮輪を外しけり 佐々木六戈
東京に帰る浮輪を手放さず 深川正一郎
東京へ帰る浮輪を手放さず 深川正一郎
胴体にはめて浮輪を買つてくる 辻桃子
膝までの波にも浮輪はなさずに 門川秀子(藍)
夫には縋らず浮輪に縋るほど 楠節子
布袋草に浮袋あり神を讃む 田川飛旅子
浮袋ふくらます眼を海に置き 沢田きよし
浮袋よりも男はたよりなし 保坂伸秋
浮袋遠くへなげて明日のこと 荻原都美子
浮袋腰に支へて駆けり来る 行方克巳
浮袋腰に支へて駈けり来る 行方克己 無言劇
浮袋子の息に足す父の息 山崎ひさを
浮袋赤肌重ねヒロシマ忌 沢木欣一
浮袋爪先立つて波を待つ 行方克己 無言劇
浮袋二箇膨らます役はパパ 高澤良一 暮津
浮袋並べ干しある夜の庭 高澤良一 随笑
浮輪が口つきだしてゐる生家かな 大石雄鬼
浮輪たたみぬおとといの砂こぼし 白岩文美
浮輪の子おどおど臍の深さまで 高澤良一 暮津
浮輪の子くらげの拾いごっこして 高澤良一 素抱
浮輪の子嬉々と寄る波跨ぎゆく 高澤良一 暮津
末の子の泳げるつもり浮輪つけ 稲畑汀子
盲目にして浮袋なり天に浮く 攝津幸彦
晝寝より覚めて浮輪を外しけり 佐々木六戈 百韻反故 わたくし雨

浮輪 補遺

プール園浮輪に王子さまを乗せ 平畑静塔
広鳥の忌や浮袋砂まぶれ 西東三鬼
根かぎりふくらんでをる浮輪かな 清崎敏郎
子育ての一と日の母の浮袋 後藤比奈夫
神が作る浮袋の詩布袋草 山口青邨
浮輪にて立てり大人の水深に 山口誓子
流れくる片仮名の名の浮輪かな 能村登四郎

以上

by 575fudemakase | 2018-08-12 07:09 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

猪独活 の俳句

猪独活 の俳句

猪独活

ししうどに触れてゆきけり梅雨の蝶 ふけとしこ 鎌の刃
ししうどの曳きたる影や梅雨夕焼 ふけとしこ 鎌の刃
ししうどの奥は日の射す獣径 有働 亨
ししうどの花がはじめの千曲川 酒井弘司
ししうどの花とであひし子牛かな 綾部仁喜 樸簡
ししうどの花のほとりに捨て蒸気 高澤良一 石鏡
ししうどの花の傘添ふ瞽女の墓 八牧美喜子
ししうどの花を霧今閉ざすところ 高澤良一 随笑
ししうどの花横なぐり霧暗転 高澤良一 随笑
ししうどや金剛不壊の嶺のかず 成田千空
ししうどや山々の名をまた忘れ 矢島渚男 天衣
一揆の道花ししうどの盛りけり 伊藤京子
山だしのししうどの花盛りなり 高澤良一 鳩信
獅子独活に翅音ひびけるものばかり 鈴木しげを
獅子独活のすつくすつくと花咲けり 藤木倶子「栽竹」
獅子独活のたてがみしろし蝶よぎり 堀口星眠 営巣期
獅子独活の雨の山荘閉ぢにけり 鈴木しげを
獅子独活の群落白き岳月夜 福田蓼汀
獅子独活の弾け咲きして国境 大石悦子 聞香
獅子独活の藪から棒に恐山 高澤良一 随笑
聖小屋みな寝獅子独活月夜かな 岡田日郎
啄木の墓に獅子独活花かざす 金子伊昔紅
猪独活の峠ひたひた女たち 樋口こと
猪独活や海の墓みな海へ向き 加藤瑠璃子
毒の水激ち獅子独活花盛り 岡田日郎

猪独活 補遺

ししうどのシユプレヒコール千島返せ 津田清子
ししうどの花を活けたり山の宿 山口青邨
ししうどは蝦夷のえぞにう谷に咲く 山口青邨
ししうどや人の目山に遮ぎられ 廣瀬直人
獅子独活の花シエクスピア読みしこと 雨滴集 星野麥丘人
獅子独活の花シェクスピア読みしこと 星野麥丘人
獅子独活や断岸凡そ二十丈 水原秋櫻子 晩華
獅子独活や旅愁きびしき海の色 水原秋櫻子 晩華
獅子独活や祀れる神は手力男 能村登四郎
焼岳の霧に獅子独活立ちなびく 水原秋櫻子 蓬壺
上人の墓やししうど森に咲き 山口青邨
森の中ししうど咲けり夜のごと 山口青邨
燈台を真白獅子独活咲き埋む 水原秋櫻子 晩華
廃坑やししうどの花高く咲き 山口青邨

以上

by 575fudemakase | 2018-08-02 13:17 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

蝉生る の俳句

蝉生る の俳句

蝉生る

うすき羽いまだ使へず蝉生るゝ 野村久雄
けさ生れし蝉穴ふたつ去来墓 茂里正治
この雨に生まれなくとも蝉青し 水田むつみ
ともに激しさもち蝉と生れ人と生れ 玉城一香
やわらかき蝉生れきて岩つかむ 西東三鬼
一斉に蝉の生涯はじまる日 後藤一秋
横に殼有りて真白く蝉生る 波多野幸子
殻を脱ぐ蝉生誕の翅の瑠璃 小原菁々子
月明にきそひ生れて鳴く蝉か 松村蒼石
吾とわが鈍くゐる日や蝉生る 大石悦子 聞香
梧桐の被爆の幹に蝉生る 川口崇子
生まれたる蝉にみどりの橡世界 田畑美穂女
生れし蝉しばらくはその殻に添ふ 望月晴実「要滝」
生れし蝉すぐに驚く夜霧来る 殿村莵絲子 花 季
生れたる蝉おづ~と歩きけり 高橋淡路女 梶の葉
生れたる蝉にみどりの橡世界 田畑美穂女
生れたる蝉はなじろみ蠢きぬ 飯田蛇笏 霊芝
青萩の青にぞ染り生れし蝉 後藤夜半
折紙の国から赤い蝉生まる 佐田和江
蝉生まれし穴が謎めく古墳群 水野公子
蝉生るゝ狭き墓域に凡に葬る 殿村莵絲子 雨 月
蝉生るる月の光をふるはせて 加藤多美子(けごん)
蝉生る孤独の殻を脱ぎすてて 渡辺寛子
蝉生る神杉をよづ翅の透き 川瀬カョ子
蝉生る蝉の諸音につつまれて 五十嵐播水(九年母)
蝉生れこの世の色に変身す 山口博(桑海)
蝉生れつぎ大濤は無盡藏 大岳水一路
蝉生れて地軸の熱を放ちけり 岸本早苗
造成の残せし杜に蝉生まる 福川悠子
入れかはり立ちかはり水蝉生る 百瀬美津
法師品(ほっしほん)称えて蝉の生まる也 高澤良一 随笑

蝉生る 補遺

いま生れし蝉に老鴬ほととぎす 後藤比奈夫
たまもののごとき熟睡蝉生る家(丹波にて) 細見綾子
わが庭に生れ世にうとき秋の蝉 山口青邨
わが庭を蝉の生るる聖地とす 山口青邨
月明にきそひ生れて鳴く蝉か 松村蒼石 雪
口重き神の園生の法師蝉 鷹羽狩行
糠蝉を生みて小さき蝉の穴 富安風生
時かけて生れて蝉の唖蝉よ 鷹羽狩行
漆黒の眼を見ひらいて蝉生る 野見山朱鳥 運命
生れたる蝉はなじろみ蠢きぬ 飯田蛇笏 霊芝
生れたる蝉まなかひに翁堂 後藤比奈夫
蝉に生れてさんげさんげと山の蝉 森澄雄
蝉生る寸土一つの穴ありき 山口青邨
蝉生る能登の海辺をさかさまに 有馬朗人 母国
蝉生れゆづり葉句集第二成る 高野素十
法師蝉生れて上る古墳の木 廣瀬直人

以上




by 575fudemakase | 2018-08-02 13:16 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

岩桔梗の俳句

岩桔梗の俳句


とめどなき黒部の霧の岩桔梗 小野宏文

登山靴ずしりと岩場岩桔梗 長谷川久々子(青樹)

まだ登山道とはいへず岩桔梗 片山由美子 水精

夕日消え岩にまぎれし岩桔梗 岡田日郎

岩桔梗雲のへだつる人のこゑ 望月たかし

岩桔梗路傍供養の石積めり 篠田麦子

岩桔梗紫消えてなほ夕焼 福田蓼汀

岩桔梗落石雲にひゞき絶ゆ 太田蓁樹

あけぼのや草の中にも岩桔梗 中岡毅雄

火の山の霧に噎びて岩桔梗 伊東宏晃

雲中に径の消えたり岩桔梗 徳永山冬子

赤富士の日が照りいだす岩桔梗 百合山羽公 寒雁


以上

by 575fudemakase | 2018-07-28 06:28 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

蚊の俳句あれこれ

蚊の俳句あれこれ


https://fudemaka57.exblog.jp/25867608/

藪蚊

https://fudemaka57.exblog.jp/28483594/

縞蚊

https://fudemaka57.exblog.jp/28487592/

昼の蚊

https://fudemaka57.exblog.jp/28485681/

蚊の声

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蚊柱

https://fudemaka57.exblog.jp/28487589/

残り蚊

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溢れ蚊

https://fudemaka57.exblog.jp/28487575/

秋の蚊

https://fudemaka57.exblog.jp/28487581/


以上


by 575fudemakase | 2018-07-23 02:41 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

縞蚊 の俳句

縞蚊 の俳句

縞蚊
剣鋭き秋の縞蚊を憎みけり 河野静雲 閻魔
打つ前のまだら縞蚊の凄味かな 高澤良一 素抱

by 575fudemakase | 2018-07-23 02:29 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

蚊柱 の俳句

蚊柱 の俳句

蚊柱

あふがれて蚊柱ゆがむ軒端哉 蚊柱 正岡子規
いつの間に蚊柱きえし月今宵 飛鳥田[れい]無公 湖におどろく
うすうすと蚊柱動く松の月 蚊柱 正岡子規
くちなは坂酔ふわれと酔ふ蚊柱と 渋谷道
この家の蚊柱にして傾けり 佐々木六戈
わが家さへ蚊柱立ちて拒むかな 中戸川朝人 残心
鞍馬口蚊柱声を殺し合ひ 大木あまり 火のいろに
移りゆく蚊柱を蚊は出つ入りつ 長谷川櫂 虚空
一つ二つから蚊柱となりにけり 一茶
一旦緩急ありし山河よ蚊柱よ 池田澄子
芋畑に蚊柱みんな沈みけり 中戸川朝人 星辰
厩口や蚊柱うつる盥水 西山泊雲 泊雲句集
化学式諳んじおれば蚊柱照る 渋谷道
蚊はしらの川わたりゆくゆふへ哉 蚊柱 正岡子規
蚊柱がいっぽん立ちぬ党派心 高澤良一 ぱらりとせ
蚊柱が母の乳房をはこんでゆく 磯貝碧蹄館 握手
蚊柱にバット打ち込む負けの帰路 原 大祐
蚊柱にゆめのうき橋かゝる也 宝井(榎本)其角
蚊柱にわれの現身塔となれ 下村槐太
蚊柱に家長かくれて立ち揺れる 須賀典夫
蚊柱に巻かれ口中乾くなり 河野多希女 こころの鷹
蚊柱に救世軍の太鼓かな 巌谷小波
蚊柱に入堂の僧立ち止まり 森定南楽
蚊柱に猫が片手を入れにけり 鈴木鷹夫 風の祭
蚊柱に抱きとられし赤子かな 黒田杏子
蚊柱に夢の浮はしかゝる也 榎本其角
蚊柱に夢の浮橋かかるなり 井上井月
蚊柱に夕空水のごときかな 日野草城
蚊柱のあぶだかだぶら立ちにけり 後藤兼志
蚊柱のいのちあつまる音のせり 大口元通
蚊柱のごときもの立ち城の空 宇佐美魚目 天地存問
蚊柱のさまよい歩く関が原 岩下四十雀
蚊柱のどつとくづれし鶏舎の空 羽田岳水
蚊柱のふるへつつわがうしろより 大石悦子 百花
蚊柱の移動しながら太くなる 山中順子
蚊柱の一柱渡り川暮るる 正木ゆう子 悠
蚊柱の縁をうろうろしている蚊 池田澄子 たましいの話
蚊柱の下にかしまし三百人 蚊柱 正岡子規
蚊柱の近きにありて立話 稲光 すみ
蚊柱の穴から見ゆる都哉 一茶 ■文化十一年甲戊(五十二歳)
蚊柱の見事立ちけり池の上 蚊柱 正岡子規
蚊柱の向こうの家が消えておる 森下草城子
蚊柱の吹かると見えてゐずなりぬ 山口みちこ
蚊柱の折々草に沈みけり 高浜年尾
蚊柱の大小連れて目医者まで 普川 洋
蚊柱の中に相撲とる童かな 蚊柱 正岡子規
蚊柱の中より見たる青筑波 火村卓造
蚊柱の中より現れし信濃人 ながさく清江
蚊柱の柱のづれを立て直す 高澤良一 素抱
蚊柱の如き思ひを思ひけり 攝津幸彦 鹿々集
蚊柱の風のかたちに揺れてをり 水谷文美(圓)
蚊柱の傍に居させていただきぬ 池田澄子
蚊柱の立ちたる狸横丁かな 中山稲青
蚊柱へ傾く南十字星 中島畦雨
蚊柱やくづれては又くづれては 蚊柱 正岡子規
蚊柱やこげし匂ひの厨口 岡田和子
蚊柱やすかせば見えて簷明り 西山泊雲 泊雲句集
蚊柱やところ移りて現るる 長谷川櫂 虚空
蚊柱やふとしきたてゝ宮造り 蚊柱 正岡子規
蚊柱やほつれほつれてふしの山 蚊柱 正岡子規
蚊柱や一揆の傷の残る家 渡辺征子
蚊柱や蚊遣の煙のよけ具合 蚊柱 正岡子規
蚊柱や蚊遣の烟のよけ具合 正岡子規
蚊柱や漁村尽くつぶれたり 蚊柱 正岡子規
蚊柱や月を外れて一くさり 西山泊雲 泊雲
蚊柱や子の一日終ふ母の背に 稚魚
蚊柱や鉦の中から鉦の音 黒田杏子
蚊柱や城つくることここに決めし 田中裕明 櫻姫譚
蚊柱や人体に骨鳴りやまぬ 林唯夫「海程句集」
蚊柱や吹きおろされてまたあがる 村上鬼城
蚊柱や吹き浚はれて余所にあり 阿波野青畝
蚊柱や吹浚はれて余所にあり 阿波野青畝
蚊柱や青唐辛子焼く匂ひ 大谷句佛 我は我
蚊柱や千本ともる濡れ格子 老川敏彦
蚊柱や地蔵ばかりの山の裏 仙田洋子 橋のあなたに
蚊柱や蜘蛛の工のうら手より 高井几董
蚊柱や丁稚ものよむ椽の先 蚊柱 正岡子規
蚊柱や椎をめぐりて幾くさり 西山泊雲 泊雲句集
蚊柱や楠の幹にも立ならひ 蚊柱 正岡子規
蚊柱や馬売惜む頑に 露月句集 石井露月
蚊柱や八幡不知の藪の蔭 寺田寅彦
蚊柱や不幸に丈のありとせば 鷹羽狩行 平遠
蚊柱や崩れてはまた現るる 長谷川櫂 虚空
蚊柱や豊作の山川暮れて故郷の母娘不和の家 橋本夢道
蚊柱や凡五尺の菊の花 一茶 ■文化七年庚午(四十八歳)
蚊柱や夕栄広き須磨の浦 蚊柱 正岡子規
蚊柱や力抜けたるひとところ 朝倉和江
蚊柱や棗(なつめ)の花の散るあたり 加藤暁台 (きょうたい)(1732-1792)
蚊柱や棗の花の散るあたり 加藤暁台
蚊柱をかきまぜてゆく女の子 内田美紗 魚眼石
蚊柱をつい最近に払ひたり 杉野一博
蚊柱をよけ~這入乙鳥哉 一茶 ■文化十年癸酉(五十一歳)
蚊柱をよろこびの蚊と教へしが 中村明子
蚊柱を貫く意志の移動せり 浅田光喜(対岸)
蚊柱を吹いて曲げたり木曾の風 宇佐美魚目
蚊柱を吹いて乱せる遊びかな 鈴木鷹夫
蚊柱を二つに分くる生身もて 牧田章「藁塚」
蚊柱を立てて童のゐなくなる 坊城 俊樹
蚊柱を惑はせて一弔問者 鈴木節子「夏のゆくへ」
崖に出て蚊柱となる忘我かな 澁谷道
牛繋ぎ替ふればともに蚊柱も 中田みづほ
近道や蚊柱に遇ふあまたたび 会津八一
玄室に冬の短き蚊柱よ 山田弘子 螢川
手水場に蚊柱立つををみなと見き 攝津幸彦 鹿々集
招かれし蚊柱の下のままごと 渋谷道
大旱の蚊柱牛を襲ふかな 中戸川朝人 残心
知る限りいずこもこの世立つ蚊柱 池田澄子 たましいの話
筑波野に春の蚊柱たちにけり 田島早苗
入院の覚悟たやすし蚊柱に 朝倉和江
夕映の蚊柱の胴緊めがたし 渋谷道
夕映の蚊柱御殿死ねば棲む 渋谷道
夕澄みて東山あり蚊柱に 日野草城
夕日かなし春の蚊柱だけに差す 加倉井秋を 午後の窓
夕立の来て蚊柱を崩しけり 蚊柱 正岡子規
蓮の葉の上に蚊柱立つことも 岸本尚毅 鶏頭

蚊柱 補遺

あふがれて蚊柱ゆがむ軒端哉 正岡子規 蚊柱
うすうすと蚊柱動く松の月 正岡子規 蚊柱
うたかたが生れた消えたと蚊柱や 中村草田男
蚊はしらの川わたりゆくゆふへ哉 正岡子規 蚊柱
蚊柱がまだ立つてラインの館 後藤比奈夫
蚊柱にたどりつきたるわが媼 伊丹三樹彦
蚊柱に夕空水のごときかな 日野草城
蚊柱のわれを否みて傾ける 中村汀女
蚊柱の奥なほ暮れぬ高嶺あり 飯田龍太
蚊柱の下にかしまし三百人 正岡子規 蚊柱
蚊柱の見事立ちけり池の上 正岡子規 蚊柱
蚊柱の中に相撲とる童かな 正岡子規 蚊柱
蚊柱の二タ間の農家開け放ち(故郷丹波芦田村) 細見綾子
蚊柱の別れて消ゆる槻の闇 石橋秀野
蚊柱やくづれては又くづれては 正岡子規 蚊柱
蚊柱やふとしきたてゝ宮造り 正岡子規 蚊柱
蚊柱やほつれほつれてふしの山 正岡子規 蚊柱
蚊柱や蚊遣の煙のよけ具合 正岡子規 蚊柱
蚊柱や漁村尽くつぶれたり 正岡子規 蚊柱
蚊柱や子の一日終ふ母の背に 岸田稚魚 雁渡し
蚊柱や死ねばしまらく尊まれ 上田五千石『天路』補遺
蚊柱や鐘楼の方に草深し 河東碧梧桐
蚊柱や吹きおろされてまたあがる 村上鬼城
蚊柱や吹浚はれて余所にあり 阿波野青畝
蚊柱や丁稚ものよむ椽の先 正岡子規 蚊柱
蚊柱や楠の幹にも立ならひ 正岡子規 蚊柱
蚊柱や不幸に丈のありとせば 鷹羽狩行
蚊柱や夕栄広き須磨の浦 正岡子規 蚊柱
夕澄みて東山あり蚊柱に 日野草城
夕立の来て蚊柱を崩しけり 正岡子規 蚊柱

蚊柱 続補遺

蚊柱にゆめのうき橋かゝる也 宝井其角
蚊柱に秋風きくや須磨泊 田川鳳朗
蚊柱に夢の浮はしかゝる也 基角
蚊柱は夕がほ棚のひかへかな 釣壺
蚊柱もころぶ時あり夕あらし 魯九
蚊柱や蜘蛛の工のうら手より 高井几董
蚊柱や通つて見れば通らるゝ 成田蒼虬
蚊柱や鵲寐付あまの河 野坡

以上


by 575fudemakase | 2018-07-23 02:25 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)

蚊の声 の俳句

蚊の声 の俳句

蚊の声

うつらうつら蚊の声耳の根を去らず
かくし子の父や蚊の声来り去る 三鬼
蚊の声すにんどうの花の散るたびに 蕪村
蚊の声す飲食喞つ妻の方 小林康治
蚊の声す急いで何か羽織らねば 高澤良一 暮津
蚊の声す照射の留守の人もなし 照射 正岡子規
蚊の声す忍冬の花の散るたびに 蕪 村
蚊の声す飯食喞つ妻の方 小林康治 四季貧窮
蚊の声にらんぷの暗きはたごかな 蚊 正岡子規
蚊の声に雨雲かゝる小村哉 蚊 正岡子規
蚊の声に馴れて遊女の眠り哉 蚊 正岡子規
蚊の声のうろつく五臓六腑かな 金子兜太「東国抄」
蚊の声のげにげに執念なりけり 斎藤空華 空華句集
蚊の声のひそかなるとき悔いにけり 草田男
蚊の声の一隅燈す一夜庵 原裕 青垣
蚊の声の一光陰をけみしたり 斎藤空華 空華句集
蚊の声の一切経を蔵しけり 古舘曹人
蚊の声の銀の如しといきどほり 赤松[ケイ]子
蚊の声の空をめぐれり桃すする 太田鴻村 穂国
蚊の声の糸引く声が鉄壁へ 西東三鬼
蚊の声の誰尋ねてか秋の暮 横井也有 蘿葉集
蚊の声の中にいさかふ夫婦かな 李由
蚊の声の中に子の泣く伏屋哉 蚊 正岡子規
蚊の声の中に思索の糸を獲し 竹下しづの女 [はやて]
蚊の声は床のあやめに群れにけり 蚊 正岡子規
蚊の声は打も消さぬよ雨の音 炭 太祇 太祇句選後篇
蚊の声もまばらに広き坐敷かな 蝶夢「宰府紀行」
蚊の声もよわる小道の夜明哉 蚊 正岡子規
蚊の声やうつゝにあふぐ灯の一つ 西島麦南 人音
蚊の声やうつゝに叩く写し物 蚊 正岡子規
蚊の声やひと日机に縛されて 石塚友二
蚊の声やほのぼの明けし浅間山 一茶
蚊の声やをろち神楽の大道具 角川源義
蚊の声や金ン刻んで暮るゝ鎚 東洋城千句
蚊の声や酒うる舟に付いて来る 宋屋
蚊の声や太鼓櫓のくづれ口 許六
蚊の声や灯置けば動く庭の闇 金尾梅の門 古志の歌
蚊の声や夜更くる程に太りける 蚊 正岡子規
蚊の声や夜振帰りの裏戸口 赤木格堂
蚊の声や夜深くのぞく掛け鏡 飯田蛇笏 山廬集
蚊の声や徂徠先生の墓懐かし 石川桂郎 四温
蚊の声をはたけば痛し耳のたぶ 中村史邦
蚊の声を掴みたるあともの言はず 狩行
蚊の声を分て出たりひきかへる 蟇 正岡子規
顔の上蚊の声過ぎし夜明かな 加畑吉男
牛部屋に蚊の声よわし秋の風 ばせを 芭蕉庵小文庫
牛部屋に蚊の声暗き残暑かな 芭蕉
故里の蚊の声あまし酒をくむ 瀧澤伊代次
根来寺に残り蚊の声聞きにけり 浜 たま子
残り蚊の声もひそめず寄り来たる 片山由美子 天弓
残る蚊の声のまぎるる古畳 大熊輝一 土の香
秋の蚊の一つの声や傘ごもり 殿村菟絲子
秋の蚊の声ばかりするあはれ也 正岡子規
秋の蚊の声や地下鉄馬喰町 大串 章
秋の蚊の声を男ごゑと想ひけり 鈴木鷹夫 渚通り
秋の蚊の声を秘仏の声かとも 鷹羽狩行
秋の蚊の声曳く忍び返しかな 行方克己 昆虫記
竹切りて蚊の声遠き夕べかな 白雄
竹伐りて蚊の声遠き夕哉 加舎白雄
冬の蚊の声細くして人を刺す 鶴田ちしほ
灯ともすや蚊の声さわぐ石燈籠 蚊 正岡子規
独寝や夜わたる男蚊の声侘し 智月
微光かな十一月の蚊の声も 正木ゆう子 静かな水
物のけの消えて屏風に蚊の声す 蚊 正岡子規
予後いつまで見定めがたき蚊の声す 成田千空 地霊
閨の蚊の初出の声を焼れけり 一茶 ■文政二年己卯(五十七歳)

蚊の声 補遺

うつらうつら蚊の声耳の根を去らず 正岡子規 蚊
かくし子の父や蚊の声来り去る 西東三鬼
けふはひとに会はで過ぎにき蚊の声す 大野林火 早桃 太白集
蚊の声す照射の留守の人もなし 正岡子規 照射
蚊の声す飯食喞つ妻の方 小林康治 四季貧窮
蚊の声にらんぷの暗きはたごかな 正岡子規 蚊
蚊の声に雨雲かゝる小村哉 正岡子規 蚊
蚊の声に馴れて遊女の眠り哉 正岡子規 蚊
蚊の声に猫が鼠をとりに行く 飯田龍太
蚊の声のうろつく五臓六腑かな 金子兜太
蚊の声のする冷し飴すすりけり 岸田稚魚 紅葉山
蚊の声のひそかなるとき悔いにけり 中村草田男
蚊の声の一隅燈す一夜庵 原裕 青垣
蚊の声の糸引く声が鉄壁へ 西東三鬼
蚊の声の中に子の泣く伏屋哉 正岡子規 蚊
蚊の声の微塵にみやまなるこゆり 川端茅舎
蚊の声の夕焼は濃くなりまさり 大野林火 早桃 太白集
蚊の声は床のあやめに群れにけり 正岡子規 蚊
蚊の声もよわる小道の夜明哉 正岡子規 蚊
蚊の声やうつゝにあふぐ灯の一つ 西島麦南 人音
蚊の声やうつゝに叩く写し物 正岡子規 蚊
蚊の声やひと日机辺に縛されて 石塚友二 磊[カイ]集
蚊の声やをろち神楽の大道具 角川源義
蚊の声や遠流の一夜岬神と 角川源義
蚊の声や死に日にあへぬ顔いくつ 秋元不死男
蚊の声や西院の川原の業ぐるま 角川源義
蚊の声や青嶺の裾の寝棺墓 角川源義
蚊の声や墨東綺譚青挿絵 大野林火 飛花集 昭和四十七年
蚊の声や夜更くる程に太りける 正岡子規 蚊
蚊の声や夜深くのぞく掛け鏡 飯田蛇笏
蚊の声や和泉が城は青田なり 角川源義
蚊の声や徂徠先生の墓懐かし 石川桂郎 四温
蚊の声を掴みたるあともの言はず 鷹羽狩行
蚊の声を分て出たりひきかへる 正岡子規 蟇
屍のごとき素壺るいるい蚊の声す 角川源義
秋の蚊の声を秘仏の声かとも 鷹羽狩行
春の蚊の声の辺拍つて恋慕消ゆ 上田五千石『琥珀』補遺
春の蚊の天使の声を憎みけり 鷹羽狩行
朝の蚊の声泥の声水牛に 金子兜太
灯ともすや蚊の声さわぐ石燈籠 正岡子規 蚊
物のけの消えて屏風に蚊の声す 正岡子規 蚊
方違の水一握に蚊の声す 角川源義
貌暮れぬ風さはり蚊の声さはり 日野草城
露の蚊の声を憎まずして殺す 川端茅舎
縷のごとく初蚊の声のひきにけり 富安風生

蚊の声 続補遺

蚊の声す忍冬の花の散るたびに 与謝蕪村
蚊の声にかはる夜もありきり~す 露川
蚊の声にのがれすまして蚊屋ひとへ 曲翠
蚊の声にはいりかねたる湯殿哉 露川
蚊の声に秋の元日明にけり 三宅嘯山
蚊の声に猪の迯入深山哉 寂芝
蚊の声のしらむに寂し軒の雨 水間沾徳
蚊の声のむら竹洩るゝ烟りかな 高桑闌更
蚊の声の中にいさかふ夫婦かな 李由
蚊の声の鼻へ鳴入寐ざめ哉 一笑(金沢)
蚊の声の目口を過るうき世哉 黒柳召波
蚊の声の有所までくもりけり 紫白女
蚊の声は打も消さぬよ雨の音 炭太祇
蚊の声もうつ心なき四月かな 高桑闌更
蚊の声も人にそばゆる川辺哉 路通
蚊の声やもち搗内の一夜酒 土芳
蚊の声や酒うる舟に付て来る 望月宋屋
蚊の声や太皷櫓のくづれ口 許六
蚊の声や富士の天辺の明残り 許六
蚊の声や片明るきに湯殿口 雪芝
蚊の声をちらしかけたり郭公 路健
蚊の声をはたけば痛し耳のたぶ 史邦
三月に蚊の声まじる閏哉 露川
秋の蚊の声細りけり夜の風 三宅嘯山
竹切て蚊の声遠き夕かな 加舎白雄
竹伐つて蚊の声遠き夕べかな 白雄 白雄句集
独寝や夜わたる男蚊の声侘し 川合智月

以上

by 575fudemakase | 2018-07-23 02:21 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)


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《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
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全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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