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最近の嘱目句あれこれ36 2025年 (高澤良一)

最近の嘱目句あれこれ36 2025年 (高澤良一)

◼️春
蛙ガコガコやってる夜を寝付かれず
熾んなる山焼減速し始めたり
山焼の大室山の胸隆き
不埒な命名流行る世にして万愚節
春眠や我うすまぶたそっと開け
アネモネやお口の体操リハビリに
春先にふえた観葉植物との会話
蛍烏賊の竜宮ソーメン魚津にて
谷戸鶯老萊自在に囀れり
他所様の雛の節句をうらやみて
雛節句世渡り下手な男等に
函を出で横顔縦顔に直す雛
樹の根抜く工場現場や四月馬鹿
妻はもう料理を忘れ雛祭
全開のポピー打つ雨おもしろや
アネモネも目を丸くして牡丹雪
木の芽雨睡りは深くなる一方
霧荒ぶ御巣鷹山に風車
湘南散策大佛の鎌倉栄螺の江之島
煮炊きの汚れはあたたかご飯お代わりす
球春の場外ホーマー豆粒大

◼️夏
蟻の愛人間の愛ポーズは同じく(守一画の)
熊谷守一の蟻画く下手も絵のうちと
柿田川湧水おはぐろ蜻蛉の舞
真夏日のニュースに追い打ちかけらる朝
夏うぐひす啼き出す気配に箸を止め
峯雲見ておのれ励ます今朝のこと
渾身の木槿の一花空深く
泰山木の照り葉ぎらぎら真夏日に
赤道越ゆ峯雲峯雲に圧倒され
スコールは水平線を一掃す
アロハにはポケットがあり鍵しまふ
踏台に痩身を乗せ夏支度
夜も出づる雲あり夏木の隙間より
枇杷を挘ぐ館山山中雨の貌
打ち水に風鈴応ふ風のなか
パタと落つかなぶんは何処古畳
こう暑けりゃつっけんどんに受け応へ
白シャツの胸にハンカチ歯の治療
シネマ見て夜を切り上げる夏の果て
用水路に溜まり放題青みどろ
それぞれの墓に貌あり夏の暮
けふも又暑くなりさう凌霄花
一八は昔の花でも風情あり
一八は昔の花で純白で
シネマ途中で眠たくなって夜の秋
臆病ななめくじ密集鉢の底
運動不足にてこの夏も終らむと
葉緑素まみれの我が家夏迎え
うすものや人は情けに繋がりて
すってんと転びし処に何と捩花
強烈に甘き丸薬夏の朝(僧帽弁閉鎖不全症)
いちはつや沢山咲いて和紙の白
胸襟を開く夏富士雲上に
万緑やゲリラ豪雨は今や伏兵
のうぜんや黄泉への旅立ち齢の順
虹の角度サイン・コサイン・タンジェント
映像はええぞう紙魚を拡大し
筍見て遠の昔のカンボジアの地雷
炎昼をバスの冷房利いてんだか
炎天へ出歩く莫迦のその一人
澄む水を足蹴にくるくる水馬
滝行は北アルプスの雪解け水(富山)
青筋揚羽飛び込む隣家の石の庭
夕焼け大陸バオバブの木の荘厳す
高徳院に入るや夏木に取りまかれ
どさんこ野菜猛暑で不作値も高騰
西瓜の天辺そこから一気に唐竹割り
夏休み海へ行ったり山へ行ったり
山中湖ボート漕いだりジョギングしたり
妻共々昼はお茶漬け甲州小梅
鳴神のゴロよりドスンの間抜けて
蕺草に毒気無けれど何か陰鬱
白百合に何か説教されてるやうな
滴りの乾坤一擲の音聞かむ
キャベツ調理場散乱何処か修羅場に似
酷暑の中投票ぶらぶらやってきて
石塀に葉影ダチュラの三宅島
向日葵の其の影折れて大砂丘
木を登り来る胸隆き甲虫
海月殖ゆ海を上りて小さき眩暈
なめくじの何描きしか意味もなし
蛇を見しお陰でしこりなやうなもの
蛍の死後二度と出掛けぬ蛍狩
蛇の負ふ無数の傷のあると云へばある
花終へて向日葵真っ黒焦げの眸
海紅豆元気ばかりが取り柄にて
真夜に鳴る風鈴夜風の訪問者
梅酒作り愉しき夏の来たりけり
錦鯉・金魚・闘牛営む邑(山古志村)
闘牛の看板小千谷駅前に
山古志の闘牛取材せし昔
反芻するやうに闘牛思い出す山古志村(中越地震にみまわれる)
正ちゃんが鼻撫で横綱クラスの牛(火野正平 闘牛場にて)
肌宜しき鯉は女のやうなもの(小千谷にて)
夏服の色窶れたり青色申告
赤牛の顔もて余す大西日(阿蘇)
海に映るヨットの白帆揺らぎ見ゆ
取り返しつかぬ暑さを人は抱へ(地球温暖化)
時間で飲む薬けふも暑さに気圧されて
まくなぎのわんわん顔からぶつかって
真夏の夢絡め取られて夜具の中
引際のいとも簡単雨に蝉
かうもりが早う暮れよと身を酷使
浜木綿に波飛びつける外海府
親子して飛ばす七彩しゃぼん玉
駅ビルで我慢が出来ずビヤガーデン
駅ビルで飛び込む屋上ビヤガーデン
口中の種が厄介枇杷すする
口中の種が厄介枇杷食す
いつの間に老鶯山へ寝に帰る
雲の峰倒れんばかり三崎道
空蝉や逢えば愉しく別れ来て
青蓮の圧倒何處かで縊死のこゑ
梅雨まみれの我が手綺麗や傘畳む
エイリアンに襲わるシーンどっきどき(野外映画)
赤銅色のサーファーの身の云わば帆船
パタと落つかなぶんは何處何處何處
人に飽き協会に飽きだんまり蝉
炎昼の極み欠伸はひょっこり出で
一語一語区切り遺言夜の蝉
枇杷剥けば迸る汁啜り食ぶ
飲食の言葉は嫌い日の盛
カタツムリ所詮かなはぬ夢持って
生ビール生な曲にはピッタリで
なめくじり日に日に世界が悪くなる

◼️秋
墓石に大きな葉影槍鶏頭
湯に砂糖まぶし味はふ終戦日
苧殻火をあやして迎ふ盆なりき
洗顔の水拭き取ってそぞろ寒
断捨離のあれこれ進んで秋さやか
空も青すぎてカンナもどぎつき色
かんかん照りの舗道カンナもどぎつき色
朱欒むくおやゆび口許ぐぐぐぐと
朝顔の種採いつも何かの序で
野分中机上はいつもしっちゃかめっちゃか
大いなる文旦出来て大手柄
リリリリリリリリその一息の長きこと
生身魂の描く究極負の感情
いつの間にリリリの虫の秋となり
ひと知れず秋の夜中を虫交信
皆既月食菜虫は蝶と化す或る夜
竹の春竹藪越しの禅問答
何つったつてこの幸水のしゃりしゃり感
スケートのスピンとべいごまのちんちろ
掌に受けてほたほた桃の肥り肉(じし)
甲州小梅カリリと噛みて盆帰省
底紅のどん底真っ赤ああこれこれ
今は昔稲架木並木の岩村村
月の座にすすき・茄子・芋・剪定鋏
葡萄食ふ一粒一粒引っぺがし
最上川下り穂芒紅ほのか
ホ句の秋備忘のメモを怠り無く
梨のいろ二十世紀は格別にて
線香の林読経澱み無く
喫水の水身に通す道元忌
ドガの踊子傑作中の傑作にて
毎朝の木槿の白さに興じをり
珊瑚樹の実が赤赤と油照
地に沁みて精根盡きし虫のこゑ
主食なる藷赤過ぎて島田に疎開(静岡県)
身のうちの紅を晒してほっちゃれ鮭
晩夏の海罷り出でたる鰹の烏帽子
点したる灯が落ち着いて良夜なる
天河句に託すこと願うこと
朝顔の種でガサつく胸のポケット
赤とんぼあの世さみしきこと當然
法師蝉情にほだされ採る選句

◼️冬
病歴のあれこれ談義日向ぼこ
一生の先が見え来て返り花
鼻かめば血筋のまじる青木の実
些事山をなす年の暮吾は何為さん
日々落葉日記とりとめなきこと記す
雨が綺麗落葉が綺麗高山寺
日向ぼこ忘るる程に呆けてをり
生姜湯にたっぷり温みお布団へ
煤払あて無く家を飛び出して
これと云った行先無くて煤払
除雪せんと登場どでかマシーン
除雪基地三十一ヶ秋田県
どか雪にみるみる車立ち往生
ロータリー除雪車川へ雪ぶん投げ
除雪グレーダー操作に隊員てんてこ舞い
除雪グレーダー爪の操作に五、六年
日本の新たな災難どか雪暴風雪
いてふ枯れて日晒しの官幣社
焼藷の未だあたたかき内尻齧り
大岩の雪水で締め生ソーメン(富山)
指先が悴むスケッチ無著世親(色彩の洋画家 絹谷幸二 大下絵)
曇天に海鼠の如く凍つ片雲
竹馬の前傾姿勢覚えをり
潮を吹くのは鯨と鮭の塩焼
鰐園の鰐の爆睡冬日遅々
手袋は歩きつつ嵌め朝の散歩
毛糸編む夜通し雨の降り止まず
今は雪中しんと棚田の山桜
とある夜のふくろふ啼くよホーツクホー
踏み台の丸椅子ぐらぐら冬支度
底冷えの根本中堂千の燭
善男善女寒気を恃みお念仏
マッチ売りの少女街の灯点り初め(映画チャップリン)
チャップリンが其処に佇ってる街落葉
流れねばならぬ義務感無き寒水
目の衰へ耳の衰へ木菟並みに
患者等は雪の話しを窓に目を遣り

◼️新年
賀状あらかた整理し残るは親戚筋
手にいっぱい人日の日のゴミ出し
どんど火の組み伏せられさう海より風
蓮台で大川渡る絵双六
銭湯の天井高きこと若湯
鷽替のこちらが列の先頭か
賀状に記され判じ物めく人の姓名
電話切り際お辞儀してゐる初電話
左義長の餅焼三崎の海っぺり
筆圧の強弱ありて初便り
お大師の川崎方面初参
初売の蔦重のこゑ威勢よく
いつの間に松過ぎお飾り焚く左義長
以前にもこんな喜び福引二等
蔵書等すべて手放す初夢ぞ
後頭の髪突っ立って初鏡
賀状出す文句すらすらとはゆかず
寝不足の程度が判る初鏡

◼️相撲

◼️雑
てっとり早く云へば俳諧一物仕立
佛前にくゆる線香の一本立
起き抜けの喫水あたかも魚の如
くちくすいらい板塀の反り続く道
寄贈誌の主催身罷る唯涙(これまでいろいろ有難うございました)
一本の鉛筆削れば木の匂ひ
今更何を云っても無駄無駄極東裁判
徹底的に何捨つるべきかうなっては
断捨離の退路断たねば明日がない
眠ればすぐ朝来てけふのゴミ出し当番
一日一日飯炊く苦労をうん十年(山妻)
太陽が朝からギラギラ太平洋
浪人かDOUTORにて学習す
お買物ポンパドールでバゲットを
もぐもぐとジャーマンドッグを昼餉とす
焙煎業DOUTORsince1962
灼熱光かっくらきんと頭上より
杉玉は隕石の如シャンパン作り(日本酒の味も一寸して)
白昼の岡の一角墓石群
肴には富山のノドグロ酒進む
魚津に来て一献まん更てふ飲み屋
笑ひ皺一寸ご縁がございません
ホ句にするあれこれ私の一生涯
長く細くしんどく人生判じ物
海の上滑りゆくやうモノレール
政党にも賞味期限があり思慮中
政治屋が蔓延日本政治が漂流する
風呂敷の疾うに用済みタンスの中
ピザハウス誘引戦後の蒲鉾ハウス
人間は誰に似てるかそりゃ鬼畜
空白空白空白三日続けて書くこと無し
湖より数歩何の亡骸羽毛散乱
病めば櫛拭ふ大部屋患者たり
去来の墓小さし去来とのみ記し(落柿舎裏手)
去来だったか京化野に小さき墓
陸続と轟く貨車の連結音(静岡県 島田 疎開先)
現に今もケニアを引き裂くマントルプルーム(現在進行中)
リラックスとはボタン二つ三つ外す気分
鼻に当て鉛筆匂ふ書き取り練習
正ちゃんの登れば降りるぞ山古志村(自転車旅)
外出には何つったって腕時計
灼熱の地表焼かれて何処かに死
目のみどりファンファンゴッホ自画像は(印象派の画家たち)
牧草食むピサロの牛馬図薄みどり
かくれんぼに恰好お宮の欅の洞
ゴーギャンの笛吹く女トロピカル
サンラガール駅煙のやうな幻想画く(印象派モネ?)
次々に傑作生んでドガ・ルノアール
未完成モネの印象日の出かな(印象派誕生)
目一杯買い物済んでさて一人
よく見たら海の泡からヴィーナス誕生(印象派)
ミジンコもぶつくさ地球温暖化
洗顔の水後始末髪一筋
鎌倉観光此処でやめとこ高徳院
徹子も交え九重・田辺のへいへいポーラ(徹子の部屋)
雲見ながら「誰が着るんだろうウエディングドレス」
健康度体重ならぬ目方で云う
不用の用出番のダンボール廃棄
長湯してあたかも阿片吸うた気分
湯ぼてりの未だ冷め切らず灯点さず
一人為すこと積み上げて俳句データベースの完成
いつの間に歌ってゐたる軍歌(いくさうた)
ヘヤピンはカーブでなくて髪止めにて
正ちゃんが立寄り燕の洋食器
弥彦山昔銅山銅器のぐい呑(新潟の鎚起銅器の技)
銅イオンで味はまろやか銅器ぐい呑(正ちゃん購入した模様)
絹谷描く渾身の明るさ負ふ仏陀(色彩の洋画家 絹谷幸二)
伐折羅大将の唇暗くほの紅く
トレイにさら土満たして何か育てたく
小便して我は老人おならもスー
変幻自在の空間わが身を塵として
ひと日ひと日飯炊く苦労をうん十年(山妻)
滑り込みマッチ擦るよに膝擦りて(草野球)
肝っ玉据え晩年へ句作突入
燈台の空が青すぎ観音崎
貯金して顔も明るし歩も弾む
ちびた鉛筆転がし国語の解答す
あの口で歌えよ「南国土佐を後にして」(南国土佐のよさこい節を)
ヘイカモン!松村和子の「帰って来いよ」

以上
(妄言陳謝)


# by 575fudemakase | 2025-08-28 03:10 | ブログ | Trackback

最近の嘱目句あれこれ35 2025年 (高澤良一)

最近の嘱目句あれこれ35 2025年 (高澤良一)

◼️春
思いのほか湘南葉山の梅固し
切腹はかく鮮やかに梅白し
いろとりどり密植好むチューリップ
垂れ具合くちなは思わす木五倍子なる
又一本土筆ぽつんと春先の
金澤文庫裏山に入り木五倍子の芽
吉田邸桜蘂降る大磯に
蜷も亦桜蘂踏み雨の中
鮮烈をむき出し葉山のいそぎんちゃく
昨夜(きぞ)の星ことごと落下犬ふぐり
白梅を囲ふ尼寺英勝寺
紫荊家人に視らるゝことすら無く
若布干し終えたる男漁師顔
そんじょそこらの梅じゃ無い梅見たき我
波打際往き来し拾ふ桜貝
駅前の本屋で予約植木の本
私なりの苗木の買ひ方安定感
舟揚げ場に若布干しあり採りたての
犬ふぐりの脇に遠出の腰おろす
海苔篊見ゆ景色が好きで坊主山
沖合を春の船ゆく象頭山
濡れ若布ひるがへす風午前中
参道に千を数へる落椿
茹で上がり根っこの赤きほうれん草
急に声落として降下途中の雲雀
支流から小川へ分岐春の水
たんぽぽの絮吹き崩れ彼方に街
チューリップ赤が好かれてかため植え
思つても見ぬこと木五倍子咲きゐたり
鎌倉の梅の進捗電話にて
太陽の方向き開花犬ふぐり
海苔篊を垣根の畑犬ふぐり
靴ぬぎ捨て海はじめてと干潟に立ち
神に手を合わす神前蝶ひらり
はこべ摘み一人でままごとしているよ
古雛お召しは鶴、亀、吉祥文様
赤椿勝手に落ちて痣つくる
赤椿勝手に落ちて打撲傷
青空を仰いだ結果犬ふぐり
犬ふぐり政治は腐敗塗り重ね
鎮守府の落花ひらひら丘の風
鎮守府の桜横須賀港の岡
ひら仮名の舞ふ如落花一頻り
日本の土地改良の智慧げんげ田

◼️夏
掌の喜ぶ滝の水受けて
夏うぐひす朝に間のある薄闇に
風鈴が鳴りづめ潮風途切れなく
硫黄島の徹底抗戦シネマの夏
老體をひもとくやうに籐寝椅子
避暑散歩山廻りあり海廻りあり
目も耳もかっぽじっとけ末期のセミ
末期の蝉聴かんと深入り欅の森
国宝の鐘楼蝉が舞ひ込んで
鐘楼が国宝遠(をち)を蝉の飛ぶ
青銅の鐘楼遠(をち)をセミの飛ぶ
潜水艦出入りする鄙蝉しぐれ
老いぬれば杖一振りがたよりの炎天
夏休み家族と訪れご当地富士
ひまわりが夏が来たぞと咲き出した
変電所、蛍袋が咲いてゐて
息止めて蚊を打つまでの身のこなし
滅多矢鱈に手を打ち藪蚊近寄せず
旗艦三笠鉄片錆て西日のなか
雲呑のやうな海月を擦り抜け泳ぐ
先程の雨夏空を群青に
大夏木幹隆々と地を踏まへ
一貫の終はりのこゑか蓮田の奥
睡ヶの午ごろんと身体四つ折りに(昼寝)
蜘蛛の巣を打ち破らんと宙掻く指
小千谷には溜池多し錦鯉
東京湾ガスって霊峰不二望めず(海霧)
向日葵の今伸び盛り爪先立ち
軽鴨の一隊植え苗踏むまじく
真砂女さんの生国卯浪見て飽かず
火取り虫闇夜を飛んで無我夢中
ゴミ捨て場に日参鴉朝曇
北海道思はすやうな夏野かな
均勢のとれし水木の花あしらひ
夕べの日幽然として金銀花(忍冬の花)
アマリリス新刊本の包み紙
八景島蛸模す遊具にうち興じ
文字摺草の地面すれすれジェットコースター(シーパラダイス 八景島)
イスラムの朝焼け御光雲間より
蛇屋などありし昔の伊勢佐木町
杉本寺苔むす階(きざはし)著莪の花
孑孑は機械仕掛けのエクササイズ
思ひの外小回り効かぬ田植機ぞ
指で擦り胡瓜の疣々茄子の柔肌
老人の汗は淡白貌ぬぐふ
水溜り涼しく雨はあがりをり
ここも又私道や十薬はびこる路
むらさきに矢絣模様の花菖蒲
椰子柄のアロハはラフで常着に佳し
囲を張って庭の蜘蛛の巣風孕み
戸袋が己れの所領蠅虎
えいほうと木を下る蟻の飛脚便
三崎まで歩き通して昼顔の小径
堂々の欅飄々のホルトの木
蕺(どくだみ)と漢字で書けるは俳句のお蔭
ラムネ飲む昔はなべて宜しかり
炎天に灼かれ句を為す俳句の徒
炎天来て裏返る声喪黒福造(テレビ 笑ふセールスマン)
白雨来る太平洋の朝ぼらけ(ラバウル行 船上)
河口湖からも富士見え待宵草
水難事故のニュース全国あちこちより
真昼間の影のひらひら氷旗
鯉幟川を跨ぎて満艦飾
山車を引く子供少なくなる町内
一夏のあたふた過ぎて茄子しぎ焼き
港の見える丘を下りぬ薔薇見ながら
サングラス取っ替え引っ替え鏡の前
長男帰宅汗のシャツ等全とっかえ
大風にひらり病葉捲れさう
えいやっと下着取り替えスッポンポン
空蝉の近くの何處かに蝉の穴
蝉の穴松葉四、五本突き差しあり
ラムネの瓶返しに園内販売店(野毛動物園)
北極熊の前に陣取りラムネ飲む
納涼船東京湾を出た処
風鈴の音色二部屋通過して
沖合を黒潮茄子の黒光り
鯉らしき一音蓮の奥の奥
目をそらしあらと見てゐる窓の虹
卯の花に話のはづみ山古志村
山古志村卯の花散れば鯉の世話
今年竹しない具合がこれまた佳く
風に紛れ聞こえて居りぬ嵯峨の竹騒
わが耳に聞こえて居りぬ嵯峨の竹騒
パロディの一句完成昼寝せん
この夏は自己流体操編み出して
地に張りつく影のバス停日の盛り
ビール注ぐことも手馴れたもん新人
大いに青葉混んで直幹あすなろう
青柿の落ちゐて白き尻っぺた
紫蘇畑葉叢ぐったりしてゐたり
茎といふ把手あってのさくらんぼ
海苔篊を垣とし雨の紫蘇畑
雲といふシャッポを被り大夏木
苦言など云ってをられぬ暑に対す
なめくじりとは曲がった云ひ方好きじゃなし
釣好きではないがたまには夏休
励めとも力抜けともおっしゃる蝉
月下美人名前負けせぬ昨夜(きぞ)なりし
庭の枇杷西日も肥の足しにして
深梅雨の潜水艦影ゆらゆらと
人類を裁く「法」欲し竹の花
メーデーのメの字も聞かれず今の横須賀
横須賀の港湾遊覧梅雨深し
水馬小さきは先鋭急流に
逗子葉山の海見んと来て薄暑かな
雨一滴かたばみの葉を揺らし
一息に飲めや麦酒は豪傑飲み
機を外すな生ビール生の裡(うち)
後ろ手をつき仰ぎ見る峯雲
青柿のひそかに企み思ふもの
小鬼百合遁走の態外海府
楊梅のここだく落ちて石川町
昭和の御代と武張りし結果極東裁判(敗戦日)
一億火の玉煽った首謀者国民自身(敗戦日)
容赦なく制裁極め極東裁判(敗戦日)
無精髭撫で鍾馗さん男の子の節句
箒目のまだ新しく宝戒寺
痩せ土の補強工作マリーゴールド
日本は平等の國取水口
引っぱたき己が血を浴ぶ藪蚊打

◼️秋
老いぬれば杖一振りがたよりの処暑
かさかさの羽音塩辛蜻蛉かな
根釣人だべってばかり沖の岩頭
七弦琴横たへたやう懸崖菊
蓮の葉の大破はとんぼ捕る子達(おそらく)
暗闇ゆく月の裏側探索船
日本の秋晴よかろうと中山道
日ノ本の憂国談議いわし雲
高野山継ぎ方上手な法師蝉
曼珠沙華昔の墓は土まんじゅう
健康祝し老いの幸せ月見団子
料亭は一足早く柿もみぢ
広重作相撲見立ての象頭山
北斎の野分の描線キリキリと
つんのめるまゝの鶏頭野分跡
黒船の測量江戸湾いわし雲
うしろから追ひ抜いてゆく蜻蛉のチャン(鬼やんまの雌を訳わからぬがチャンと言っていた)
黄色味帯ぶ躰色鬼やんまの雌は
よその犬我が犬秋の浜駆けて
銀杏の樹劈くやうに法師蝉
秋暑し政策論争果て知らず
露草のしとど舟端よりしとど
ひん曲がって翔べるバッタの飛翔線
蔵をカフェに改造販売濁酒(会津 末廣)
蓮の実の飛び損ねたるもの二、三
海岸に寄りつく盆飾り等多々
全くの青天空気うまかりき
菊入荷花屋の前は箱だらけ(天然寺 門前)
逞しや宙掻く葛の鋼蔓
相撲草目の当たりにしホ句の秋
成るやうになれと放置す隼人瓜
アカネ蜻蛉(あかね)止め東郷さんの銅像よ
ちまちまと朱き葉連ね水引草
買ひ足せば両手に荷物秋の風
コッペパン抱いて出づればいわし雲
咲く手順下から下から木槿の莟
風は秋フウの一列渋滞路
物故者欄におのずと眼のゆく秋深み
紅葉巻き上げ一陣の風絢爛と
棒の雨バラバラ木賊の長短に
あの世とは距離幾ばかり天河
菊花展四季を尊ぶ國に生れ
小振りにて保育園の七夕竹
底紅の底が見えない硝子戸越し
破蓮の音を残して何処に失せ
赤のまま雨にぼやけてゐたりけり
貝割菜いとも簡単ひょいと抜け
親戚の誰彼の顔ふわと盆
本牧沖月下のコンビナートかな
イージス艦うす墨いろに霧のなか
政治不信深かりカンナ赤・白・黄
デッサンはフォックスフェース三つ程
意気込んで事に当たらず生身魂
葛使ふ智慧の数々葛の花(日本人の応用力)
けふ潮何処迄引くか大秋晴
梅もみぢそんな季節になってゐし
にょっぽりと秋晴れの不二地平線

◼️冬
軒氷柱命縮まる音立てゝ
炯眼の輝き忘れず鷲の剥製
落葉踏む音ついて来る坊主山
まつさらな落葉一枚拾ひ上げ
小気味好し落葉しぐれといふ言葉
ゴミ捨ての日課こなして日向ぼこ
亀達はごった寝太鼓橋袂
鴨進むべく首前傾す
鴨進むべく首前倒し
返り花思ひ出したるやうに昔日
熱燗にへべれけ死ぬの生きるのと
老人の掌を閉じ開き日向ぼこ
次に爆づ火の粉予感し炭を継ぐ
一向にスマホ上達せず越年
ママチャリの押し通る路霜降りて
温もればぽいと捨てられ竜の玉
千両の花が実になる迄の日数
中山道枯れ穂すすきに手を振られ
一冬に数日見ゆる立山連峰
雪吊りの準備整ふ兼六園
無縁佛石蕗はいよいよ黄なる機(とき)
十二月八日目立たぬやうに化粧
野佛に銀杏落葉を振り掛けぬ
時計屋は時計屋らしくクリスマス
落書に西日商店街さびれ
材木問屋材木並べ小春日に
帽押さへ大根台地の端に吹かれ
天國へ笑顔のまゝでと日向ぼこ
竜の玉蜻蛉の碧眼凌ぐ程
立像は西郷隆盛雪しんしん
煉瓦路一直線に雪を載せ
抹殺と云ふ風吹くや枯れ蓮田
畝高く植えてこそ葱埼玉県
十二月八日無風の横須賀港
珍重す家宝じゃないが竜の玉

◼️新年
紙魚が紙魚喰ふおどろきの初夢や
今朝の春水平線が見えて来て
年頭の己れに何か申したく
へそ曲げるはすねるにあらず福引等外
ペソ、ポンド、マルク、バーツと明の春
批判めいたことは言ふまじ初句会
横浜は煉瓦倉庫の初商い
初詣の広告じっくり読む車中
若人の声かけゆくや出初式
お雑煮のお代り椀の底漁り
初句会机配置の男衆
取り交わす賀状限りて何とか年越し

◼️相撲
土俵下どっかと王鵬控へをり

◼️雑
虚子一門集ふ寿福寺目の当たり
観音の温顔横向き大船駅
秋田犬賢さうなる耳立てゝ
適当な距離とり眺めよ大船観音
胴回り抱へ切れざる椨大樹
有り体に云へば季題に対峙の詩(うた)(俳諧とは)
ゴミの日の鴉何事蝟集して
表札に大野林火の文字小さく
割勘代金合点いかねば再計算
うんざりするニュースに欠伸を噛み殺す
鳶飛んで眼下にしたり天の橋立(雪舟画)
筆遣ひ豪快にして北斎画
老人は質素にカラオケ等論外
八十過ぎて見えて来るもの来迎図
離岸流を可視化鎌倉由比ヶ浜(スマホ向けに)
髑髏図の小野小町と化しにけり
玉手箱持って爺と為りゐたり
人様の影を踏むまじ焼き場待合
俳句して世事に疎かる者ばかり
大リーグ胸に手を置き歌ふ歌手
炯眼の一師恃んでホ句百年
追ひかけて来し猫坂の途中迄
旭日の交差せる様是旗日(日めくり)
五七五の俳諧帰する為人
空飛ぶ自動車に挑む時流に先立って(万博)
差し当り機嫌取っとけ我慢の秋何(とき)
それなりに傷んで守護神伐折羅大将
誰よりも鰐口強く打たんと我
その肢体しなやかにしてドーベルマン
てるてる坊主寸分違はず三躰程
オードリーに似合の空と白帽子(オードリーヘップバーン)
覗き込めば笑ひてくれし背ナのやや
ママチャリにおっかなびっくり通学路
ママチャリで運ばる児童まへうしろ
ママチャリの掠りてゆきし国道16
おいこらで男の世界完結す
名園の押し出しの佳き五葉松
忠魂碑かへすがえすも何の為
泥水の穴掘り警官今は老い(懐古)
久しぶり海も見たくて横須賀線
デモ起こす気配などなく骨抜き行進(昨今のデモは)
マストからマストへ継ぎ万国旗
篦鷺の物申したき口の反り
地球規模の困惑トランプ仕掛けたり
朝礼暮改しどろもどろの政変劇
日本の気になる未来トランプ課税
機械の域疾うに越してるタブレット(パソコン)
仏とは神とはAIにお伺い
江之島の洞打つ浪のエンドレス
小町通りの洒落たパン屋に人集り(鎌倉)
遠廻り承知の上の言葉のやりとり(日本人の以心伝心)
よろづの神宿る物には事欠かず(日本人の信仰)
日本は信心の國社と寺
日本は節約の國水力発電
師匠とす昇さん見倣ひ一日十句
洋風のケーキ頂戴誕生日
富士眺む場所此処からとモノレール
平常心転ばぬ先の杖として


以上
(妄言陳謝)


# by 575fudemakase | 2025-08-19 21:35 | ブログ | Trackback

最近の嘱目句あれこれ34 2025年 (高澤良一)

最近の嘱目句あれこれ34 2025年 (高澤良一)

◼️春
白っちゃけた若布の残骸朝の浜
看板に「ルールを守って」潮干狩
看板に稚貝の採取禁止します
看板にやんわり浅蜊の採取方
片栗の羽根打ち畳むやうな花
親指で感知干潟の此処遠浅
近海の鯛ならではの銀鱗
オホーツクの海を見ながらカフェ「流氷」
流氷は漂ふ沖と岸の間
学校は思い出作り卒業ま近か
コメバツガザクラ咲く尾根蔵王晴れ
遠刈田温泉足下に燕の巣
白子干しSNS栄えする段々畑
オオセグロカモメ岩間の雲丹漁る
忘れ潮飛び出す小海老透き通り
鉢のパンジー腹へり鳥に千切られ放題
吊り鉢にすみれ植え込み春を待つ
啄まれ嘸(さぞ)痛かろう花すみれ
検便の提出余寒の森医院
ぶちまけぬほうれん草を茹でしお湯
干潟の端上げ潮に早や犯されて
棒切れが唯浮いてゐて水温む
有難や嘘も方便万愚節
春泥を泳ぎ歩きをして渡る
茎立とは薹がたつこと「そうでしたか」
花菜ちっとも実用的な花なんかじゃない
葱坊主を「葱の擬宝」とはよう云うた
水菜とは壬生菜の類い吸物に
生醤油で甘み楽しむほうれん草
木の芽時リリとおらぶは何鳥か
ままごとのやうなやりとり雛あそび
退出を余儀なくされる受験生
木の零す雨はつめたし桜の芽
濡れそぼち河津桜は盛り過ぎ
春暁の室外機音はたと止み
浜に来て変われる天気あめふらし
彩色の手品師にして海牛
江之島の裏庭礁の春怒濤
おかめ桜は千客万来今朝のこと
雨漏りのやうな囀り朝まだき
透明になるまで待てり芹採る辺
芹を採る水を濁して芹をとる
芹を採る水を濁して谷戸の衆
春信のしなだれかかる画にうらら(鈴木春信)
野をゆけば空がすかっときんぽうげ
蕗の薹塔をおっ立て花菜に雨
おぼろ夜の時計朦朧終(しまい)の湯
鳥は啼きヒトはめげずに耕す畑
大いてふの枯枝の剪定電動鋸
老樹の剪定フォークリフトを上げ下げし
万作は向日山茱萸は屈託無く
シャボン玉触れて壊れてビルの壁
国道に堰かれて野火の立ち往生
耕人は豆粒伊豆の海の端
ちょろちょろと野火八方へ夕まぐれ
顔熱く大室山は今火中(山焼)
山焼の音のだんだん強くなる
物種蒔く地表をなめるやうに見て
丘の上柴の漁師の春田打
種物屋せちがらき世をながらへて
市民農園麗らか漁村の道登り
風船の残像ビルの壁伝ひ
春水の耀ふ小川沿ひの径
思ひきってやることのある春なれや
此処のとこ待てよと推敲春の晝
ほうほけきょいとおおらかな春が来て
ばかばかとののしる声や春の家
横道の多き鎌倉春の昼
春の雪首都圏交通ずたずたに
傘に重る三月の雪手のしばれる
春蒔きのなりものばかり市民農園
塗畦に亀裂おてんとうさまはニコニコ
堅牢な塗畦硬さはコンクリ並み
花種を序でに買へりグリーンファーム
花種を序でに買へり百貨店
種袋に記す大輪・変化の文字
竹箸で穴ぽこ作り種子蒔けり
木の芽時カメラが相棒ひとり旅
おぼろけ川小石敷き詰めうぐひ漁
外国人山菜採に山奥まで
一寸強(こは)処は捨てゝ山菜料理
重曹でアク抜き山菜鄙ぐらし
わらび等灰でアク抜き山暮らし
自生する山菜アク強き蕨
田舎料理独活のしゃぶしゃぶ等如何
古民家で山菜料理此処出雲
奈良土筆山形は独活日本の山菜
楤の芽の天麩羅ぱらりと塩まぶし
生魚、納豆、山菜日本の食材
山菜の苦味で感じる取る春なれや
Cool Japanの本日のテーマ「山菜」
日本は山国楤の芽ブランド化す
楤の芽の側芽大切触れて見ぬ
楤の芽栽培耕作放棄地生き返らせ

◼️夏
保冷剤一寸古いがアイスノン
カレンダー気味よくぶち切り七月へ
カレンダーぶち切る快音七月へ
七月一日(いっぴ)烏柄杓の生ふ日にて
はつなつの絵になる景色エッフェル塔
強力な顎もつ紙魚の兄さんでした(至近距離にて眺むれば)
風鈴の夜更けて高鳴る其の音色
逢魔時こんな時間に海水浴
蝉声の何處かと思へば松林
蝉声の切れぎれ届く磯渚
太陽は雲を破って海水浴場
風鈴の風強ければリリで了ゆ
御清水(おしょうず)の野菜洗ひ場水清く(福井)
ラジオ体操完結蝉音聴きながら
香ばしき油をアラーに夜の秋
赤塗りのやぐらライフセーバー等の
海水浴監視所兼迷子案内所
真っ昼間の海月の深度見て涼む( 滝頭 堀割り川脇 バス停にて)
朝まずめ浜木綿のはな花火咲き(「朝まずめとは」朝日が差して来るまでの時間)

日和見の海月に徹し鰹の烏帽子
主義が重荷になって海の底へ沈むより、日和見を沢山決め込んで波間に浮かんでいたほうがいい。(スタンリー・ボールドウィン)

人間は大きな海と夏痩せガンジー
人間は大きな海だ。二つ三つのしずくが汚れても、海は汚れない。(マハトマ・ガンジー)
これ見よと水を得た魚熨斗(のし)てふ泳法
至近距離よく見りあ蟹の戯けた眼
蝸牛待てば海路の日和あり
アロハ着て浪路はるかなハワイ迄
戦車今熱帯魚の漁礁ロタ島沖
鼻先にチョウチョウウオ等シュノーケリング
油壺海底見する油凪(三浦半島にて)
辺(へ)つ風に浜昼顔の吹かれづめ(海辺や海岸を吹く風)
耳掠め相撲の四股名の時つ風(ころあいよく吹く風。満潮時に吹く風)
海の辞典諸々を載せ盛る夏(海の辞典 雷鳥社 中村卓哉)
新緑のみどりに魅せられ只見線
水遣りも大変阿蘇の駅花壇
日向湖の蛸漁準備いそいそと(福井県)
ざうざうと風の強弱扇風機
白昼のひつじの綿雲とうなんしゃあぺい
軒風鈴リリと時折舌を噛み
軒風鈴ちりんと一つ谺せり
風鈴の連打痛打の響きあり
雷鳥に遠雷三度谺せり
金魚掬いねらいはブチの黒金魚
稲光りせる中北上七尾線
水中花又買うて来て沈めおく
小雨来る木槿の花と葉を打ちて
苧殻焚く焔(ほむら)はのっぺり薄むらさき
上げ潮の昔浜辺に土左衛門
木片の匙で掬って水羊羹
花火屑波打ち際に四散して
タクシーの出払ってゐる駅前炎天
土喰って蚯蚓は延命計りけり
蠅取リボン糞バエ捕っても捕ってもや
蚊遣り豚のとんちゃん夏の風物詩
蚊取り線香活躍キャンプやバーベキュー
蚊取り線香必需キャンプやバーベキュー
蚊取り線香の形、液体、個体、エアゾール
蚊取り線香渦巻き型のそもそもは
エアコンで薬剤拡散蚊を殺す(蚊取り線香の進化形)
煙出ない電気式蚊取りベープとぞ
長時間、壊はれ難き線香は渦巻き型(工夫の最終型は渦巻型)
線香の歴史辿れば除虫菊
荒地でも育つ植物除虫菊
我が水撒き蚊に刺されても屁の河童
待宵草林立京急車両基地
かんかんにかんかん夏日差しにけり(幼児語)
アウトドアレジャーで線香荒稼ぎ(キャンプ、バーベキュー等)
油蝉(あぶら)鳴く中をえっちらシネマ観に
昔ながらの電源要らずは強みの蚊取り(屋外では未だ勝負力有り)
蝉捕りの消しゴムハンコリアルである
苔紹介擬岩の出来栄えいい感じ
蛇苔の赤目四十八滝水族館
命名の仔牛の名前は何と夏丸
尾道は蝉を素通し千光寺
田鰻のTシャツナウイとディスクジョッキー
新幹線より見下ろすお濠鯉泳ぐ
生まのまゝ三原生れの蛸天丼(隠し味にワサビ)
夏の旅山陽本線・呉線と
氷菓食べ足湯し中一の女の子
蔵王据え乳を搾れば牛もうもう
向日葵見て時計廻りに日比谷公園
ゆるゆる流る小川に小蟹小さな旅
タケノフサイソガニ隙間が大好きで
切り立った巖(いわお)なめるやカシュニの滝
キツネ寄せつけぬ岩棚海猫巣食ふ
浪曲選聞いて炎暑の昼過ごす
南風文様の観光列車エトセトラ(銀次)
オペ跡の手ざはりザラと夜の秋
筏めくフライドポテトを揚げ薄暑
呼鈴押しても誰も出て来ぬ家真夏
プールの底の落葉掻くなり半ズボン
走り出し海海海と素足にて
殻抜けの蝉は軽しや青銅いろ
まひまひの手足の生める四光輪
自販機のどすんとボトル吐き出す真夏
自販機のどすんとボトル吐き出す炎昼
土中より掘り起こすもの原爆忌
黒々と影と覚しきもの被曝
そのまんま流され長躯のあめんぼう
まひまひの丸く遊べる影法師
堰切って入る湯屋根赤の菖蒲湯ぞ(亀遊館)
ある時は整然ある時は憮然の梅雨
新築の家に似合いの木香薔薇
蝉行者心身脱落説けるなり
噛み心地など楽しんできゅうりもみ
口もとのきゅっとしまるやきゅうりもみ
人力車人生汗し川越で
鴨南蛮(かもなん)と決めて分け入る夏のれん
バッサリと遣りたきドームの青芭蕉
浮草の一つ一つに日差しかな
バナナの葉閉じ込めぬくとき大温室
むし暑き夜を過ごして明日胃カメラ
明日胃カメラ呑む約束をして虫の闇
珍妙なツノゼミ見むと操る図鑑
かき氷アイスクリームはその後のこと
お椀かぶせたやうな啼き方する蝉も
突然にテレビ視るなと蝉しゃんしゃん
イオウ山火口のなかでキャンプして(アイヌ語 アトサヌプリ)
道塞ぐ這松掻き分け掻き分け登山
チングルマ雪渓渡ればお花畑
イオウ山縦走旅のクライマックス(火山活動中)
縦走路より猛々しラウス岳
麦秋や今日もあの娘は長井線
最上川舟もて下る川開き(船頭は元トラック運転手)
松川は出水で浸水七十所帯
遅き田の水入れ五月半ば過ぎ
川漁師投網えっさと瀬付き漁(最上川)
広大な海見るラウンジ湧く峯雲
船旅やサーモンサンドでアフタヌーンティー
清原のあの映像は走馬灯(清原和博)
スキーガイド案内の夏場谷川岳
蛇紋岩滑りやすきよ薄雪草
日光黄菅天神平のお花畑
ジュラシックパーク封切り期待の夏
天城山若葉輝く稜線ゆく
天ノ城の象徴山毛欅の大夏木
峠の山小屋稜線からも御来光
夏布団ふんわり雑魚寝愉しめよ
ベッド生活(ぐらし)で忘れて居った夏布団
ビッグプレイ続出夏の甲子園
代打者はコンパクトな振りの一年生(甲子園)
華麗なるユニホーム着て青森泰斗(甲子園)
高校野球目まぐるしきこそ本領ぞ
貨物船尻っ尾落とせる蜥蜴に似
送りバント再三成功甲子園
メガホンを叩き応援甲子園
甲子園バントの素顔大写し
応援の圧力掛け合い甲子園
熱戦の投守きびきび甲子園
水臭き西瓜をご馳走海の家
プレミアムモルツあほれり一息に(麦酒)
甲子園バント駄目ならヒッティング
驚きのボリューム生蟹てんこ盛り
疑打バント成功夏の甲子園
辣韮に歯の浮くライスカレー山盛り
街サウナ汗を流して水風呂へ
浦賀水道追い越し禁止の夏
中辛の辛さのスープカレーの夏
福神漬ポリポリ野菜カレーの夏
宙吹きの津軽びいどろいと涼しげ
びいどろの勾玉沈め金魚鉢
兜虫一年余りの寿命とは

◼️秋
八月も一日(いっぴ)夜の雨深更に
水撒いて残暑厳しい日が続く(庭木に水)
処暑処暑と稲田垂り穂重たげに
ひつじ雲流れゆく空はや立秋
幻の市電街ゆく八月六日(広島)
幻の市電街ゆく八月九日(長崎)
お爺さんもお婆さんもござーれござーれこの明り(鳥取見海辺のお墓参り 迎え火)
虫音甚深夜のプラットホームかな
ボーイッシュなその声爽やか裕次郎
八月は戦後に直結実向日葵
忍び足で来て一過性の雨カンナ濡らす
砂浜にその根を張って相撲草
泡沫(うたかた)の夢に高浪襲ふ日ノ本
風颱風防波堤打つ第一波
焼津港放映台風第一波
青海波連ね野分の江之島沖
百川に学んで新月渡る海(海に至るすべての川の教訓)
防波堤で根釣する人夕まずめ
蕺草の平原渡る稲光り
はだけたる女房の姿態稲つるみ
雀の他小鳥音痴の私の秋
スイッチひねれば侫武多が画面いっぱいに
入植して酪農百年馬肥ゆ秋
酪農これ餌やり、草刈り、乳搾り
藷育て蔵王麓の火山灰(よなばい)畑
喰い千切る嘴跡鵙の仕業ならむ
楊梅の添え木もとより末枯るゝ
まるっきり天使のやうにさへづる小鳥
縁起物日田の盆鱈たらふく食べ
盆料理鱈胃(たらおさ)煮る香どの家より
薄氷踏む思ひと云ってよこす処暑(暑中見舞)
一位の実黒部ダム湖の底知れず
氷頭膾すうっと汗の退く気分
じんわりと処暑の背筋に滲むもの
紅玉の光湛へて籐の笊
赤黒き紅玉童女の頬っぺのいろ
明星よりキラキラ朝の鳥威し
野分の関東すっぽり入る予報円
義経の八艘飛びを蓮(はちす)の実
滑川鯉を沈めて澄む真水
苗札に油性ペンもてヘブンリーブルーと
種袋に記す大輪・変化の文字
日課とす老いのすさびのあさがほ作り
あさがほは土を破りて芽出し雨
あさがほは土を破りて誕生す
あさがほは土を破りて双葉出す
土割ってあさがほひょっこり貌出せり
濡れ縁で育つあさがほ今双葉
朝顔のまだ咲くつもり如何にせむ
秋曇り石州瓦鈍色に
虫すだく温泉津温泉石切り場
虫すだく石見銀山手掘りの跡
ワイン片手にイクラとノルウェー産ポーチドサーモン
コスモスのゆらゆら暮れの停車場の
スナック菓子剥き栗味はふ一粒づゝ
剥き栗の自然の甘味舌覚え
熟れ桃の優しさ強さの裏返し
秋晴れのバイクで見に来た熱気球
藤袴秋の七草にして大柄
処暑てふは秋が半分残暑が半分
金柑の腹に刃を入れの助
雁来月始めて雁の飛来月
立秋の早々暦の上のこと
八月の涼風至る八日かな

◼️冬
菜の花のさきがけ福井の魦漁
魦漁春が其処まで来ているよ
深海魚ちょうちんあんかう灯を点し
深海に生きる魚のように自ら燃えねばどこにも光はない(明石海人)
鯨一匹捕れば七浦潤う熊野
直進す海の絶対王者サメ
雪しんしん絶景鉄道只見線
羆の子じゃれあふ景も知床ぞ
岩礁に鯨の死骸大ご馳走(羆漁る)
知床の王者羆は何漁る
潮引けばげっそり岩礁厳寒知床
尾の白き鷲を育てる巖(いわお)知床
尾白鷲育む階段状柱状節理
横浜市の健診久々ジャンパー脱ぎ
一寸ばかり背が縮まるのは寒波の所為
痩せ気味の五體ひゃっこし体重計(はかり)の上
健診結果は五體満足やれやれの冬
介党鱈(すけとう)の魚群探知す時化の海
父ちゃんに感謝と漁婦のどんがら汁(鱈)
ダヴィンチの活躍話し春隣(心臓オペ)
駅弁はスケトウ鱈の棒鱈よ
廃れずにハエ縄で捕るスケトウ鱈
この年も豊漁なれよと鱈祀る
からっきし楽譜は読めぬが第九聴く
鱈担ぎ村人この浦練り歩き
穴釣りやほっぺに飛雪張りつく中
老いぬればラクダの着脱まどろっこし(ラクダのシャツ)
暖房費代に万札廻しけり
暖房費代に万札消えにけり
暖房費代に万札費えけり
冬野菜の物価高には泣きまする
歯応へよきセロリかぢれり馬のやう
熱燗に洗ひざらいをぶちまけをり
油を取る花とは興醒め油菜
夕刊を配る足音日短
寒水と呑むのみ錠剤残りけり
コットンの普段着召す娘はうさぎのやう
衿立てゝ林道をゆく寒さかな
ちょっかい出し鳶に追はるゝ寒鴉
木の葉の如舞ひ下り一鳥真水のむ
藁しごと藁馬・藁沓・藁箒
ほっこりする笑顔振りまき焼藷売
寒晴や鹿の女(め)ごゑの徹る奈良
水底の巖(いわお)ありあり真冬日に
北斎の春画に遊び春まぢか
大空を渡る日輪冬たけなは
ママチャリの弾丸走行寒波の朝
手袋を落としてゆきしは自転車か
杉林立雪中の永平寺
大つごもり溜まりたまる壜の蓋
きっぱりと鬼やらふこゑ隣家より
雪はひたすら道元禅師の御寺なり
振鈴で始める一日雪の堂(永平寺)
越前の深雪雲水百五十
もう少し大きな声でと鬼やらひ
井水汲むポンプ三寒四温の音
経誦して生きとし生けるものの白息
導師入堂氷る畳に素足擦り(永平寺)
凍る背にビシと警策音炸裂
雪作務は楽しみスコップ突っ立てゝ
洗顔の水痛き程雪の朝
濡れ縁に冬物なんぞ干してあり
正臣の眼光鋭しきつね並み(近藤正臣)
横なぐり国会議事堂つつむ雪
連れ舞の青竜赤竜石見神楽
仮面ライダーよりも夜神楽大好きと
蝦夷羆親子連れらし尾根をぶらぶら
春を待つ日々天麩羅にして土筆

◼️新年
防波堤に詣でる人数朝まずめ
粛々と切り了えお飾り紙の鯛
東北のお飾り大黒・ゑびすさん
辛うじて覚えてゐたりひめ始め
下り坂下りっぱなしの夢始め
変な初夢人生下り坂の一生
初夢はバイクですってんころりの助(テレビ 男はつらいよ)
ニュージーランドラガーのエンブレムは歯朶

◼️相撲
やむを得ず封じ手使ふ阿武咲(おうのしょう)
髷掴む羽目に至れり阿武咲
大の里負けた相撲はアレレレノレ

◼️雑
おいちゃり雄ゆくぞよ声掛け登り坂(火野正平)
来客の相手一手にもふもふ猫
門番がお仕事真っ黒もふもふ猫
おーいお茶の缶から握りしめがぶ飲み
返盃やまあその内と口濁され
ブラボーバタヤン「鴎ゆくなら男の心」(田端義夫)
ボーイッシュなその声たまらぬ裕次郎
颯爽と昭和駈け抜け裕次郎
ブランデーグラス片手にタフガイ裕次郎
浮き浮きす啼くな小鳩の岡晴夫(吊り上がる歌、心)
洗ひ物東京ブギのリズムに乗り(笠置シズ子)
買ひ物ブギー笠置シズ子の鼻濁音
ラジオ体操解散人々黙礼して
サンルーム叩く雨音二階より
狂瀾(きょうらん)の時化押し寄せてゐる深夜
人類を呑み込む虎狼難(コロナ)一波及
臍の緒沿ひに聞きし轟き母なる海
夫婦して調理分担老いの坂
徒波がどどんと江之島岩屋かな
赤道直下船は帆でもつ太平洋
赤道直下船は帆でもつ印度洋
海容(かいよう)の心堀江を大海に(海洋冒険家 堀江謙一)
日航の『波路』に乗りてハワイ着(JALハワイ線)
日本の錆付く戦車ラグーンに突出(サンゴ礁)
大海原タヒチか何処かのグラビア版
乾坤一擲水際戦術効奏す
一斉に魚影旋回水族館
海牛目(かいぎうもく)生物マナティ御機嫌好う
海牛目(かいぎうもく)生物ジュゴンこんにちは
ライフセーバー沿岸流を横目に見て
トロール船往き来する沖三角波
頻波(しきなみ)をよくよく見れば潮の筋
砕け波万回漁港の防波堤
ちゃぷちゃぷで始まるひょっこりひょうたん島
ちゃぷちゃぷがザブーンに潮上げて来る
黒と赤茶の合いの子海老茶色(えびちゃ)の魚礁かな
民謡の歌詞ではないが「会津さ来い」
アルマイトのお皿に焼き蕎麦地下鉄街
浅草のメトロでレトロな占い稼業
留萌よりバッサリその先駅廃止
懸命に育てゝ仔牛わが息子
阿蘇へめぐり車窓風景楽しめと
ながらへて驛の年令九十七歳
東京駅から始まる小説「点と線」(松本清張)
推理小説時刻表置き首っ引き
鉛筆書き清張の構想メモ(松本清張)
猫鼻を掻い撫でくしゃみ十回程
猫同士の挨拶頭ごっつんこ
猫トコトコ下り来る日蔭の石畳
にゃんとも云はず猫の形の伊万里焼
ネズ公出たら退治するのが猫のお勤め
毬に髭よくよく見たら猫の顔(岩合演出)
尻尾ちょろちょろ振って白猫ご満悦
猫放し飼いにし十年猫の島
釣人のお裾分け待つ島の猫
釣り上げし魚をあらら咥へ猫
白昼の島の石段猫見下ろす
猫活写宝刀神社の境内を
アランラッド主演のシネマ「大平原」(西部劇 シェーン)
シネマスコープ歌もなかなか「黄色いリボン」
ネズ公の天井散歩朝まだき
敬意表す俳句沢山選びたし
蛇笏賞が終点なんて思ふ大莫迦
引き起こす迄は自転車倒れしまゝ
昭和百年迄の命と嘘ぶいて
しとしとと小雨辺りを打つ気配
西部劇黄色いリボンはジョン・ウエイン主演
トビケラの住居何処と学芸員
念の為にと男の子は七歳男湯へ(銭湯の注意書き)
試合の納め方レジェンドカーショーの(大リーグ)
投手戦シャーザーカーショー好投の(サイ・ヤング賞共に獲得 大リーグ)
サイ・ヤング賞受賞のレジェンド両ピッチャー(大リーグ)
獣医師になることが夢牛が好き
船賃は手渡し加算チャオプラヤ(アユタヤ)
瀬戸内海は進行方向左旅
大海原に筏の気分の宿作り(尾道)
宿作りは和製ガウディドイツ壁
お化け屋敷みたいな空家を旅宿に
正平がいつも乗る処先頭車
牛は好奇心旺盛にして臆病と
篠竹払ひ蔵王開墾入植地
齢老うても毎週蔵王に登る会(会員70余名)
その昔父が愛した山蔵王
県内に収まる川や最上川(山形県内)
飛ぶ練習何度もオオセグロカモメの子
颯爽と銀次時代を経し風合い(観光列車)
浪曲選人間国宝幸枝若(京山幸枝)
老斑の素手うち眺め温泉(ゆ)に長居
湯屋の板の間時間のかかる衣の着脱
オペ跡をなぞりてぬくし医師(くすし)の手
恰好いっしょのいっしょを強く迅(はや)く(若者言葉のイントネーション)
君知るやホワイトデーとは何の日や
目の廻る程のアイテムZOZOTOWN
詰将棋のやうな俳句の何処が好き
詰将棋のやうな俳句のスリルが好き(推敲)
詰将棋のやうな俳句の何処が好き
走り根を踏んづけ下山のわがズック
走り根を踏んづけ下山のスニーカー
嵐寛寿郎(あらかん)の鞍馬天狗に湧く映画(正月映画)
嵐寛寿郎(あらかん)の鞍馬天狗にやんやと拍手
ママチャリの声こそ出さぬが「あらよっ」と
牛若丸のヤットウ鞍馬天狗仕込み
芳年の五条橋の図色どりよく(月岡芳年)
東北の手仕事めんこき左馬
脚の甲垢の皚々ぼろぼろと(銭湯にて)
気泡湯に小股を濯ぎ上がりけり
湯上がり客お股またいでゆきにけり
温泉(ゆ)は身体によしと孔子も権助も(式亭三馬 浮世風呂)
問題や湯に三時間入る人
道元の典座佛法只管打坐
今更何を云っても極東裁判
俳句に持ち味推すならこの人大牧広(戦争詠)
通り雨に喰ってかかってペンキ塗り
こんちきしやうこんな天気に誰がした
順番の町内班長節替り
百僧の諷経かんぜおんぼうさつ(永平寺)
朝は粥典座教訓凍みる餉ぞ
目は半眼老子面壁して座禅
修行中脚気になることざらと云ふ
口すっぱく云ふのみ座禅は唯座る
回廊の掃除箒で雑巾で(永平寺)
漆喰の白とび抜けて飛鳥寺
山紫水明道元死んで七百年
神々しくお天道さまは海の端
あたたかいおしっこ躰を出てゆく朝(あした)
口語調のずんだう俳句其れが好き
風貌は志村喬にそっくり正臣は(近藤正臣)
小夏さんおはこは酒田甚句とぞ(酒田舞妓)
銭湯絵朝日に白帆沖に飛島
二人なれど酒田舞妓は未だ健在
芭蕉達に一句詠ませた大河の流れ(最上川)
あなたに貰ったものは大きくあなたに返せるものは少ない

出航やカモメのジョナサン乱舞して(ジョナサン・リヴィングストン)
船室は北欧モダンバイキングクルーズ
出航ややっぱ巨きいバイキング・スカイ(スコットランドからエディンバラへ)
自分にご褒美地球状のスコッチウィスキー
船内にサウナ流石や北欧船
世界一周船旅で編むキルトかな
大満足サラダ・クラブを前菜に
宝永火口過ぎて終点剣ヶ峰
米栂の林を抜けて大菩薩
天城山年間降水量多大(アマゴ居る)
寅さんの「男はつらいよ」マドンナは誰
寅さんの相部屋泊まり旅生活(ぐらし)(テレビ 男はつらいよ)
貨物船船長大のアニメ好き
北海道より牛乳積んで巨大船
キーンとヒット試合は十回ふり出しに
通過時刻11時30分(ひとひとさんまる)金華山沖
タイル張りサウナ室皆無音
心臓は冷や水どっぷり街サウナ
灰を使って渋み、えぐみ、を抜き料理
北海道よりの荷製薬オロナミン
生前の写真一葉辻桃子(童子2025年7月号 主催急逝のお知らせ)
日本は山国苦味は大人の味


以上
(妄言陳謝)

# by 575fudemakase | 2025-08-17 20:50 | ブログ | Trackback

尾山篤二郎 国文学者、歌人 1889 ー1963 横浜高校 校歌作詞者

尾山篤二郎 国文学者、歌人 1889 ー1963 横浜高校 校歌作詞者


# by 575fudemakase | 2025-08-14 16:00 | ブログ | Trackback

最近の嘱目句あれこれ33 2025年 (高澤良一)

最近の嘱目句あれこれ33 2025年 (高澤良一)

◼️春
今盛り散歩の途中の白木蓮
木蓮はコンパスフラワー莟みの先が必ず北
一度聞いたら記憶に残るコンパスフラワー白木蓮
馬刀の棲む小穴へ落とす波乃花(馬刀貝掘り)
潮干狩遠浅の海一望に
剥き馬刀貝積み上ぐ婆の力業
遠浅の海より出現大干潟
馬刀の棲む竪穴深く底知れず
ふりそそぐ陽光浜の大干潟
馬刀貝料理の味つけエスカルゴふう(エスカルゴのブルギニオン風)
大根台地横切る春の地平線
貝掘りの連中春光浴ぶ干潟
一帆も無き海春の水平線
躑躅全体巨きく丸く刈り込まれ
刈り込まれ毛深き葉っぱ丸躑躅
狂いなくきちんと咲いて緋の躑躅
花蘇芳黒紫で嫌な花
奈良の鹿は人なつっこくて落し角
雄鹿の角生れ変はりて新しき
角落ちて小廻りのきく奈良の鹿
春菊の高騰おすまし抜きの日々
春菊がぐったり昨夜の鍋料理
春菊のおひたし朝餉にうってつけ
おすましの具材小松菜ほうれん草
「美」の底に桜花置く生死観
生や死や情念託す桜ばな
林中にぽつんと一本桜の木
男には無縁なるもの春愁
春愁と活字にしてはトゥーマッチ
少し歩くと汗ばむようと春の畦道
干鱈に番茶ぶっかけご飯うまかりき
好文木咲く喜びを満面に
鎌倉の谷戸に深入り花見かな
残された時間が揺らぐ養花天
たまの日曜梅見と洒落て三溪園
野遊びにズックで出掛け湘南海岸
黄金週間電車は混んでぎゅうぎゅう詰め
春は毎年来るもの去るもの追はぬもの
馬鹿だなぁ春てふ好時機見逃して

◼️夏
宙吊りに昼寝の天国ハンモック
水飲んでころんと眠っちゃう浅寝のせい
夏百日朝寝して昼寝して
夏休の宿題あれをしこれをして
一日のリズムに狂い昨夜の浅寝
初夏に生え新しき角奈良の鹿
散髪をしたやうな鹿公園に(落し角)
郭公に歓きわまってハケの道
やや暑さ覚える声は阿蘇の赤牛
緑まぶしい道の正面活火山
すいれんにほろびの光博物館
睡蓮に滅びの光薄暑の候
「でかした」と爺が奮発鯉幟
鯉幟男の子は家の後継ぎと(母の云へる)
鯉幟を柱に泳がせ富士山麓
団地住まい鯉幟駄目息子よすまん(友人宅)
そら豆の内張り布団いとやはらか
そら豆は殻を褥に空想家
莢も、豆も元気いっぱい島育ち
厚い莢をぱかんと開く時快晴
そら豆のくちびるの部位捨てゝ食(お)せ
そら豆のくちびるの部位取り除け食(お)す
そら豆を莢から出す子お手伝い
莢の中のそら豆不揃いそれでバカやす
そら豆の莢の端っこみそっかす
えんどう豆塩気をきかせご飯の中
飯釜におしゃもじ突っ立て豆ご飯
枝豆にビールの中瓶飲み残す
そら豆模しブラックユーモア喪黒福造(笑ふセールスマン 藤子不二雄)
親指もてまんまる蚕豆弾き出す
そもそもは神事でありし競馬(くらべうま)
博物館絵巻に残る競馬
ハリエンジュ直訳したのが偽アカシヤ
「アカシヤ」の雨口ずさみ銀座ゆく
黴臭き西田佐知子のレコード盤
アカシアの雨が止む時針の音(茶房にて)
新茶の淹れ方だばだばは駄目適度な茶葉
スプーンで茶葉はかつて淹れよことしの新茶
銅製の新茶の茶筒重宝す
美味しく淹れる修行欠かせず新茶の候
天道虫に感謝アリマキ食べくれて
ためらひ無く空へ飛び立つ七星てんとう
指先に達すと飛翔虎斑天牛
血を吸うと体重倍に蚊の奴も(蛭も同様)
指先へ歩いていった象鼻虫
夏はやたら長く秋は間奏曲のやうに短か
青光る鯖しめさばに塩さばに
けふの釣果しめ鯖にして五人分
貰ひ魚えーいままよと鯖捌く
包丁が脂まみれに鯖捌き
鯖の目が大きくつぶら出刃ぎらぎら
明日帰省の用意万端整い就寝
酒造り家宝の黴を助っ人に
黴を飼い地酒造りも三代目
蚊の親分ががんぼ 網戸に張りついて
バッタ、イナゴ、ががんぼ 是皆脚長族
ががんぼ のふらふら飛びよ目の前を
飛び続けるががんぼ永久にと思へりき
当て処無くががんぼ去れる夕間暮れ
解剖の実習ミミズを捕りにゆく
実習のミミズの内臓ふむふむと
大蚯蚓ぺちゃんこ国道16号
夕空と同じ色して大蚯蚓
業平になったつもりで色事を(伊勢物語)
伊勢物語読む気になれず放り投げ(業平忌)
色好みの男の咄しは古今東西(業平忌)
太宰忌に読める「好色一代女」
木耳を何でこんなに買ひ込んだのか
木耳とは字体からしていい加減
木耳を使ひ残して唯懺悔
木耳使う料理を問はれへどもどす
摩訶不思議あの木耳の噛み心地
いそいそと購入するもの木耳や
海山の手招き頻り半夏生
クーラーより団扇自然の風が佳し
ぶつかって骨身を晒す団扇かな
白皙の天才棋士の団扇かな
山小屋裏夏羽の雷鳥散見す
夏場の雨サと来て雷鳥襲ひけり
夏らしい設え施し夏館
「夏館」の初源は明治あこがれ洋館
階段の手摺りの艶や夏館
傷付けて一滴一滴漆掻
辛抱する意思の塊漆掻
漆掻待たるゝ盛夏近づきて
赫々とかぶれる塗師(ぬし)とちゃぶ台と
腫れたら次腫れない不思議漆掻
コツコツと自然を相手の漆掻
谿深う分け入り水戸の漆掻
青鬼灯平九郎ゆかりの愛宕山(曲垣平九郎 出世の階段)
秋灯し東京二十三区内
風知草と云へば知人はふうんと言い
西瓜切る包丁夏のどまんなか
雨叩くオオバコ、メヒシバ、花擬宝珠
雑草もピタッと地べたに張り付く秋
親指でプシュッと開けぬ缶ビール
宿題遣る暑さに勢いのある裡に
蝉捕の毎日宿題片づかず
蚊の声や刺される前より痒くなる
暑い暑いと嘆けば減ずる暑さでなし
蝉啼くやジージー、シャーシャー、カナカナと
百貨店のショーウィンドウに岐阜提灯
岐阜提灯天上界を現出す
墓石這ふ蟻見て暫し腑抜けの態
フェンスには灸花等蔓植物
郵便受けビラ噛み続け半夏生
焼き茄子を平らげ晩酌終了す
祭提灯スマホ取り出し撮影す
裕次郎の笑顔浮上す七月某日(七月十七日は石原裕次郎の命日)
お化け屋敷終演お化け疲れの子
しっかりと夏告げをるよほーほけきょ
海猫のみゃあと妙なる声振り撒き
蟻集りアイスキャンデーの投げ捨て棒

◼️秋
鹿せんべい欲しくて押寄す奈良の鹿
鹿苑に遊んで終日奈良の鹿
平然と物思はするもの秋思
森の葉掻「秋思」に心動く日々
洗濯物取り込む夜露降りる前
西鶴の処女作「好色一代男」(西鶴忌)
へたり込みさうに朝顔烈日受け
東京でも天の川見ゆその昔
東京の実家から見ゆ天河
天の川を銀河とも云う天文学
昨今の西瓜糖度を明示して
パイナップル、西瓜糖度を明示して
けふの目玉小玉西瓜と云う新種
西瓜欲るは水欲ることに他ならず
西瓜欲るは水欲ることに相等し
ザックリと包丁で裁断大西瓜
八月も半ばの枝豆、だだ茶豆
枝豆好き朝からボリボリ塩ぱらぱら
硬茹での枝豆指の塩払ふ
口中に枝豆飛ばすこと上手
夕方になれば暑さが治まる日々
遅き朝餉生姜嫌いの山妻と
死中に活求めるごとく酢漬け生姜
立秋過ぎ暑さによそよそしさが在り
エイヤッと残暑見舞を明日書こう
難しや残暑見舞のタイミング
夏の了り告ぐ蝉つくつくぼうしとぞ
ジージーが沁み付くやうに油蝉
ミンミン蝉張り付く欅の高梢に
オーシツクツクオーシツクツクオーシ
下手上手玉石混淆絵灯籠
どこかゆったり出来てことしの墓参かな
歸郷促す墓地はいつでも空いてゐる
好物のお酒をあげに盆帰省
卒塔婆のガタと傾く墓石裏
卒塔婆のガタと傾く炎天下
ふくべともひさごとも云ひ難儀な瓢箪
ひょうたんはエッチな形ふぐりに似て
用務員のおじさん齎す隼人
煌々と月は出るもの大徳寺
決然と月を詠むべし十五夜の
お団子と穂芒備え満月下
無月、雨月、臥待月(ふしまち)、宵闇詠み放題
厠より隣家覗ける良夜かな
良夜に発つ寝台列車瀬戸内方面
良夜なる深夜放送ドキュメンタリー
群れ咲きの天國の花ヘブンリーブルー
天空へ咲き抜け朝顔ヘブンリーブルー
金網這ふ青朝顔を雨見舞ふ
朝顔小さく朝顔なんだか昼顔なんだか
西洋朝顔フライングソーサー好きで毎年
新米のおかはり茶碗ぬっと出し
案山子翁いたく悲しむ風倒田
共食いする虫の鈴虫蔑めり
生き残りの鈴虫放つ庭の奥
家計簿をつけるひととき夜長妻
口許に小粒の醪濁酒
濁酒茄子とみょうがの煮浸しで
玉羊羹に似て非なるもの水羊羹
熟柿から連想つるつる玉羊羹
ほたほたと柿熟す頃茅葺き駅舎
口衝いて「女心と秋の空」(歌詞)
黒西瓜がぶりこ断てば赤断面(鳥取県)
蟷螂の寄生虫ですハリガネムシ
蟷螂は哲人時折り首傾げ
蟷螂の歩み進める道の央(おう)
怪しげだが大丈夫だと云ふこの菌
きのこ図鑑目を見張るのは毒茸コーナー
ざうざうと白雨(しらさめ)渡り初む花野
榠櫨どすんと落としゆきたる昨夜の雨
火事場跡カンナ叩いて無体な雨

◼️冬
フランス料理のご馳走生牡蠣貝のバター焼
声も溌溂みんなで囲む鮟鱇鍋
駅に置く陶器の狸歴史有り(信楽焼)
某画家の得手の題材小夜時雨
権太坂下るや落葉に一寸スリップ
コンビニのおでんの大根味付けピリッと
大根洗う、干す、懸け、漬けて三崎人(三浦半島 盗人崎)
おにぎりのたくわん二切れ相寄りて
銀杏落葉色調いろいろ返し見る
橋桁の上で旋回冬鴎
船着場棒杭の上の冬鴎
河豚料理東京高いの大阪安いの
河豚料理てっさとてっちり訳分らん
いい年齢して羽織る冬着の一張羅
炬燵、あんか、かいろ、温石みんな死語
ストーブに鎮座まし在す黒焦げやかん
廃れつつあるもの炬燵、CD、ガラケー
半纏の裾広気分おほらかに
布団屋に頼んで半纏買うて来ぬ
コンビニおでん始める知らせ張り紙に
おでん種ちくわぶ、すじ肉、タコ、大根
好み聞けば百花繚乱おでん種
おでん種の好みの変歴歳相応
おでん食べつゝ法楽咄しガード下
水鳥のすいすい潜り又浮上
かいつむり近かさうで遠い竹生島
かいつむりゆらゆら竹生島の沖
蝋梅図くせ毛ある娘の返信に
蝋梅の艶々返信手短かに
蝋梅の褪せゆく花の最後の輝き
掻き落とすつららの音す合掌建
その長さそれこそまちまち軒氷柱
圧し折れるつららを握ればじんじんと
夏みかん落ちては減ってこの家屋
探梅行昔は馬車で今汽車で(追憶)
裏の小川半分凍って春隣
春を待つ何処かに心細さ在り
春隣パジャマの釦付け直し
持て余し居るもの師走の不燃ゴミ
お飾りをせぬ家殖えてご町内
プラスチック製の二の腕拾ふ焚火跡
火の用心鴉は策士ご用心

◼️新年
初吟行生きとし生けるもの活写
初夢は伊万里の皿に咲かす河豚
初湯殿人には云へぬお腹のたるみ
かじりつく物に火鉢や初座敷
二十八日あたりが好機輪飾りには
輪飾りのペカペカ海老に日の光
近頃の漫画歌留多にはまる子等
歌留多読む流石佳かりし声の質
福寿草の俳句拝見中三教科書
中三の國語の授業なずなのこと
横目で見てこさえし一句福寿草
初鴉利口なんだか馬鹿なんだか
缶コーヒー引っ張り出したは初鴉
初がらす鳴くよ八幡様の森
元日のおせちせっせと食べつづけ
さっぱりしたお粥の中に芹・なずな
せり・なずな・五行その他何だっけ

◼️相撲
その四股名鳰の湖てふお相撲さん
歯軋りし負けて覚ゆる相撲かな

◼️雑
鹿せんべいは米ヌカとのこと試食せり
年食って益々厚き面の皮
奥床し鼻紙一つ持つ嗜み
人間の贅沢三昧罰しに津波
水道水の進化目に見ゆ東京横浜
テントウムシダマシは草食それがどうした
クーラーボックス抱え弁天丸下船
天井の鼠に聞かす夫婦の会話
工務店に相談の件鼠退治
格好よくフィールドワークと云う仕事
海草実習序でに人手も拾ひ来て(臨界実験所)

好奇心満々岡本綺堂読む(半七捕物帳)
役者取っ替え引っ替え半七捕物帳(テレビ)
「柳橋新誌」読み終えシャキッとする自分(成島柳北)
半七の目通し描く江戸総体(岡本綺堂半七捕物帳)
土砂降り雨お江戸も今の東京並み(ゲリラ豪雨)
髪の毛の先迄カレーの匂ひしぬ
どの家もボットン便所昭和の御世
風呂敷の唐津模様も生みどり
似非イングリッシュガーデン猫の額程
執拗に纏り付くもの蔓植物
西部劇「許されざる者」再上映
何と言ってもジョンウエインの西部劇
コロッケ等時折り所望油物
ご飯、麺類、時折りパスタ我が昼餉
米食って太る体質日本人
出産で彼の細君里帰り
楊枝もてつつけば爆ぜぬ玉羊羹
箸置き等薄くて丈夫な磁器の人気
衝動買ひわが好物の黄身しぐれ
あめつちと話し大きく天文学
町内に殖ゆる人けの無い平屋
沢庵説く本心一途の道ゆけと(沢庵禅師)
手品師が脇から取り出すやうにカモメ
しみほくろどんどん年を食って来て
ウォークマン時勢遅れの私に
病院内リハビリ階段下りたり昇ったり
ゴミ捨て場辺りにかあかあ鳴くやつら
駅名全部そらんず子のゐて子供会
そらんじる歴代天皇昭和っ子

以上
(妄言陳謝)

【参考】わたしの好きな季語 川上弘美 NHK出版

# by 575fudemakase | 2025-07-28 18:41 | ブログ | Trackback


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

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▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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